奥秩父24時間耐久走? 雲取から甲武信へ
- GPS
- 18:31
- 距離
- 57.2km
- 登り
- 5,458m
- 下り
- 4,640m
コースタイム
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 11:37
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 6:59
天候 | 8日 曇り 9日 晴 下界は二日とも35度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:西沢渓谷入口より山梨市へバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。 |
写真
感想
GW以来今年2回目の一泊山行。前回(丹沢)、前々回(奥秩父)の経験から装備を見直した。山と道の15S+パット、モンベルの夏用シェラフ#5、風に弱い固形燃料用のチタン製風防を投入。快適性、軽量化を金で買った。装備は飲み物2.5リットルを含めて8キロ位。
今回は計画性が無く、山に行くのを決めたのは当日朝起きてから。(一週間丸々働いた後、翌朝早く起きて山に行くのはつらい。)家を出たのは9時前。登山口は飯能からバスと決めて家を出たもののコースはその時点で未定。西武線に乗ってから、乗っている電車はバスへの接続が悪く、秩父への接続が良いと分かったため、登山口は秩父鉄道三峰口駅に変更した。
11時半に三峰口に到着。電車の中で奥秩父を甲武信ヶ岳方面に行けるところまで縦走することに決めた。翌日午前中には下山したいので24時間で甲武信ヶ岳まで行けるかチャレンジ。
国道は車が多いので旧三峰街道を歩く。途中にある手掘りのトンネルは壁が凸凹でなかなか見ごたえがある。三峰神社表参道の入り口である大輪の集落には一時間で到着。昔栄えていただろう面影が残っているが、今は人が殆どいない不思議な空間。鳥居をくぐって山道を登り始める。途中、滝があるところで一休みしてパンを食べる。標高差800mを登り稜線上の三峰神社に出るまでに出会った人は7、8人だったが、三峰神社に到着すると車で来た多くの観光客。ジュースも160円で販売中。
三峰神社から稜線を歩いて雲取山を目指す。途中の霧藻ヶ峰休憩所は管理人もいて小さいがきれいで立派。ジュースも400円で販売していた。途中一回休んだがまだまだ足は元気。廃墟になった白岩小屋を過ぎると時折鹿を見かけるようになる。
雲取山荘には5時に到着。ここまで5時間半。小屋の前のベンチは多くの人で賑わっているが、スペースを見つけて食事の準備。水が豊富に出ていてベンチが広いこの山荘前のスペースは快適でいつ来ても気持ちが良い。(まだ2回目だが)大休止を兼ねて明るいうちにご飯を食べることにする。日が落ちてからだと荷物を広げて食事を作るのもおっくうになる。いつもと同じα米のおかゆとカップヌードルリフィル。40分で食事を終えて出発。
6時に雲取山を超えて縦走路に入る。アップダウンが少なくて走れるところが多く楽しいが、陽が落ちてからは走ると足元が危ないので歩く。暗くなり始めは闇に対する漠然とした不安があるが、暗くなってしまうと逆に落ち着く。
9時頃将監小屋の明りがちらほら見え出して峠に到着。疲れが出始めたのでここで泊りたいが、明日甲武信ヶ岳まで行ってから午前中に下山を考えると、もう少し頑張る必要がある。
山の神土から巻き道を行こうと思ったが、土砂崩れ崩壊で通行止めの案内。唐松尾岳超えの稜線を進むが、登りで足が止まってしまった。何とか山を越えてビバーク候補地に考えていた雁峠にたどり着いた。
ベンチの横の草地にツェルトを張る。靴と靴下が夜露でビチョビチョ。全てを着替えて新しいシェラフに潜り込む。途中何度か目が覚める。あまり落ち着いて寝られていないようだ。四時間ほど寝て3時半起床。ツェルトの中が結露でビチョビチョ。湿気がすごい。カロリーメイトを口に入れて全く乾いていない靴下を再度履いて4時に出発。今日はコースタイム12時間を7時間半で歩かないとバスに間に合わない。
夜明けが近く、ライトはもういらない。朝一番は元気。ガンガン登る。がしかし最初の一時間だけだった。その後はスピードが上がらない。雁坂小屋で水を補給。ついでにコーラも購入。(360ml300円)スピードは出ないが、出ないなりのペースで進む。順調に進んで雁坂小屋から3時間弱で甲武信小屋に到着。荷物を置いて甲武信岳をピストン。空身なのに途中で朝一番で下から上がってきたトレランの方にぶち抜かれた。全く追いつけない。登頂後は一休みしてパンを食べる。
だがバスの時間が気になりだす。小屋のある峠に戻って荷物を持ち、すぐに木賊山を越えて下山にかかる。標高差1300mのものすごい下り。足場も悪い。しかし下りの前半をコースタイムの半分で下ったようで気持ちに余裕が出てきた。そこで一休み。さらに後半は急坂だが足場も良くなり歩きやすくなった。最後はバスの発車時刻の30分程前に西沢渓谷入口に到着した。
下界は二日とも35度となる暑い日だったが山の上は快適。無事に24時間弱で下山でき楽しい山行となった。
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