南八ケ岳縦走
- GPS
- 50:15
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,146m
- 下り
- 2,091m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岳から権現岳への下りは岩場やざれ場も多く、落石を起こさないように注意が必要。 |
その他周辺情報 | 今回はメンバーの知り合いが富士見高原リゾートに働いていたため、下山後をそちらでゆっくりしました。 |
写真
感想
チーム甲斐駒レポート
1日目
7/23-26、毎年恒例になった夏山登山で、八ヶ岳に登ってきました。
八ヶ岳は、夏沢峠を境に北八ヶ岳と南八ヶ岳とよばれているそうです。
今回は百名山「赤岳」を主峰とする南八ヶ岳を、美濃戸口から、赤岳鉱泉(泊)、赤岩の頭、硫黄岳、横岳、赤岳(泊)、旭岳、権現岳、観音平のルートで縦走しました。
7/23
AM5:30 自宅発で高槻の隊長宅へ。
AM6:45 大津SAで神戸組と合流。
実は、今回は夏山登山の目標である南八ヶ岳縦走に加え、先輩の元上司様が社長をしておられる、富士見高原リゾートにお邪魔してゆった〜りと癒されるとゆうオマケもあったんです😁💕登るぞ〜〜❣️飲むぞ〜‼️みたいな。
AM11:45 富士見高原リゾート着
昼食後、美濃戸口へ移動。
PM0:45 登山開始
美濃戸口からわりと平坦な道を歩きました。蜂なんだか、虻なんだかがブンブン飛んでいて、やだ〜とかいいながら和やかな雰囲気。
この日は3時間程度の山歩きで到着する赤岳鉱泉泊だったので、のんびりでした。て、ゆうてもなかなかしんどかったです。
PM3:15頃 赤岳鉱泉着
着いた!着いた!赤岳鉱泉はお料理も定評あるし、お風呂もある。お布団も綺麗。お風呂に入りさっぱりしたら、旅の疲れを癒すかのように、とーぜんビール🍻
ちょうど、山小屋の中庭のテーブルから、大同心が姿を現していて、隊長さんが、しょーもないHな話をなさるものだから大笑い。
夕食は、ステーキにポトフ、デザートはスイカ。ご飯、ポトフはお代わり自由(こんなご飯いっぱいやのに、誰がお代わりしはるんやろて思ってたら、結構みんなお代わりしてはった。びっくりポン)。
食後は、することないし明日からの山行きに備えて、夕方7時にはお布団に(笑)「眠れませんよ。こんな時間に。外まだ明るいし。」とか、言いながら意外にみんな早々とイビキ。
皆、明日からの山行きに、期待と不安に心を躍らせながら、浅い眠りについたのです。
2日目
7/24
AM6:30 赤岳鉱泉を出発
AM7:50 赤岩の頭
AM8:30 硫黄岳
AM10:00 横岳
AM11:20 地蔵の頭
AM11:50 赤岳展望荘 昼食
PM0:50 赤岳頂上山荘 チェックイン
PM1:10 赤岳山頂着
PM1:40 赤岳頂上山荘着
夏山登山第2日目の朝は晴れて清々しい。
しかし、私の中には大きな不安があったのです。今回赤岳アタックが決まってから自分なりにwebや書籍などで難所を調べていました。
横岳手前から地蔵の頭までの鎖場・梯子場、赤岳頂上直下の鎖場。翌日25日の赤岳頂上からキレット小屋までの鎖場、梯子場、ザレ場、ガレ場、ルンゼ状岩場。そして旭岳から権現岳への61段のゲンジー梯子登り。
果たして、私に持ちこたえられるのだろうか。もしも、足を踏み外して赤岳頂上直下で滑落したら…。鎖が切れたら…。などなど。
一人じゃない。仲間がいる。そう信じて赤岳鉱泉を出発したのです。
硫黄岳まではごく普通の山道で、景色を楽しみながらの山行きでした。が、硫黄岳をすぎ、コマクサやハナニガナの花を楽しみながら進んでいると、台座の頭を越えたあたりで突然鎖場や梯子場が現れました。
心の中で、「絶対に赤岳登る」と繰り返しながら、…鎖場へ。
え?全然大したことないやん。
うっそ‼️え、こんなんでいいわけ⁉️
実は遺書的なこと言ってきたんやけど…
カニの横這い。剱岳が怒らはる。こんなんに「カニの横這い」つかったらあかん。と、拍子抜けしつつクリア。
しかし、赤岳頂上直下の登りの鎖場には、やられました。
ストックはマメに片付けないと危険なことを再確認!
登山靴のソールは大切やってこと再確認!
それでも、なんとかクリア。
焦らず、ていねいに、一歩ずつ。
小さな一歩でも着実に目標に近づいて行くこと再確認!
そして、無事に赤岳頂上に立つことができました。
頂上に立つ前に赤岳頂上山荘にチェックインし、荷物を置いて、いつもならビール❣️のはずが、この日ばかりは疲れていたのか、氷結酎ハイ レモン。
これがまた、美味しかったんです!缶酎ハイ持参で山頂へ。罰当たるかもって思ったけど、嬉しすぎたんです。
小屋に戻ったのがPM2時前。食堂であーだ、こーだ、お喋りしながら夕食まで時間をつぶし、心は既に次の山行きに。
明日の下山が登りよりキツイかもって。すこしは思ってたんですが、その時は、それよりも登頂できた喜びが上回っていたのです。
夕食をいただき、またまた7時前に布団にはいり、明日の4:40のご来光を楽しみに、浅い眠りにつきました。浅い浅い眠りです。
明日は下山です。ある意味一番キツイ一日となるのでした。
3日目
昨日、アップしようとしていたら眠ってしまい、何故かすべて消えてしまいました。いいねしてくださった方ごめんなさい。長文になりましたが読んでいただけると嬉しいです😀
7/25
AM4:40 赤岳頂上山荘前 御来光
AM6:00 赤岳頂上山荘発
AM7:50 キレット小屋・旭岳
AM10:00 ゲンジー梯子
AM10:15 権現岳
AM11:45 青年小屋(昼食)
PM2:00 雲海展望台
PM2:50 観音平
富士見高原リゾート送迎バスにてホテルへ
夏山登山第3日目
誰かの目覚ましが4時に鳴り、みんなは待っていたかのように起き上がりました。フリースを引っ掛けて小屋の前に出た時の衝撃。これは見た者でなければわからない感動です。
時間と風向きで変わる空の色。
雲海の向こうに昇る太陽の気高さ。
時折、雲が風に飛ばされて浮かび上がる北アルプスの山々。
雲海のずっとさきに頭だけ出している神々しい富士山。
何と自然は素晴らしいのか。カメラでは捉えきれない美しさを私は感じることができました。有難いとはこのことでした。
余韻を胸に大変な岩場を下ります。
上りなら無理やったん違うかなぁ⁉️滑る‼️落石するかも。などなど、本当に長く厳しいガレ場を何とか通り過ぎキレット小屋にたどり着いた私はこれで終わり〜。かな?って思いました。
な、わけないでしょ。
これから、旭岳と権現岳の岩場、61段のゲンジー梯子が待っているのです。垂直に近い61段の梯子は思ったほどは怖くなかったけれど、何故か腕がプルップルになりました。途中で、まだぁ?って言うぐらい、長かったです。
権現岳からギボシの迂回ルートは今回の縦走で一番厳しい鎖場でした。一歩一歩慎重に進みました。
その後は、只々「ホテルに着いたら温泉入って、生ビール飲むぞ!」と自分を鼓舞し、ひたすら下りました。
地図のコースタイムよりは少し遅めだったけれど、予定よりはかなり早めに下山できました。
おかげさまで、雨にも遭わず、全ての行程を終えることができました。
あー❣️本当に充実した山行きでした。ホテルに着いて温泉につかったときの満足感、達成感。去年とはまた違う充実感を感じることができました。本当に何かが違っていました。
きっと、このメンバーなら、私をどんな山にも連れて行ってくれる。私はもっともっと山を好きになれる。そう、思える山行きでした。
隊長さんをはじめ、仲間の皆様方のおかげです。本当にありがとうございました。
山っていいですね。仲間っていいですね❤️
【番外編】
ホテルでは、温泉につかり、美味しいお料理やワイン、ビールをいただきました。
二次会は、カラオケ♪これもまた楽しめました。
ありがとうございました‼️
チーム甲斐駒レポーター Masako.Y
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