薬師沢〜雲ノ平〜三俣蓮華岳【台風接近直前の3日間】
- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 2,364m
- 下り
- 2,587m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 7:58
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:40
天候 | 5日曇り時々晴れ、6日曇り時々晴れ、7日快晴の後小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
※1名は毎日アルペン号(夜行バス)で有峰口経由で折立 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山届 太郎平小屋 ■要注意箇所 ・薬師沢〜雲ノ平の間は降雨または降雨後は滑りやすい ・黒部源流渡渉点 特に増水時は注意 |
その他周辺情報 | ■富山駅 おすすめ寿司店 「とやま鮨」050-5571-6675 ※1階 回転寿司カウンター席 2階 座敷、カウンター席 ■新穂高温泉立ち寄り入浴 「中崎山荘」 800円 |
写真
感想
■4日午後、北陸新幹線で富山入りし駅近のビジネスホテルへチェックイン。夕方からは食料買い出しへ出かけ、帰りに寿司屋へ直行してエネルギーをしっかり補給した。
■5日 富山駅前から折立へ向かうバスの車窓からは立山連峰、剣岳が出迎えてくれた。登山口で夜行バス経由で先着していた1名と無事合流し身支度を整え太郎平へと向かう。予定より30分ほど早く多くの登山者で賑わう太郎平に到着。我々も小屋前のベンチで、雲ノ平方面の展望を楽しみながら長めの休憩をとった。太郎平から薬師沢への下りは、木道の敷設が徹底され30年ほど前に歩いた時とは比較にならないほど歩き易くなっていた。途中に現れる水場や休憩ポイント、さらに開放感のあるカベッケヶ原も含めて気持ちが良かった。沢音が大きくなると、コバルトブルーの黒部本流が右下に現れ、ゴールの薬師沢小屋に到着。台風が接近しつつあるが、多くの登山者で小さな小屋内はごった返していた。
■6日 いきなり黒部本流を対岸へ渡る吊り橋の渋滞で一日が始まる。一度川床に降り立ち、いよいよ2時間余の急登が始まる。前夜の雨で一層滑りやすくなっていて、下ってくる登山者のウェアーの汚れが目立つ。針葉樹林帯を抜けてようやく雲ノ平の末端の木道に到着。アラスカ庭園を越えると祖母岳、さらにその奥に祖父岳の大きな山容が迫ってくる。お洒落な雲ノ平山荘前のベンチで昼食休憩とした。トイレ借用で小屋内に入ったが、室内は木をふんだんに使い清潔感にあふれ、おまけにBGMまで流れており人気の高さが伺えた。ここからスイス庭園付近までは水晶岳をバックに雲ノ平の核心部と思えるロケーションの中を緩やかに登り続ける。祖父岳トラバースでは第二雪田で、冷たい雪解け水の補給と果物で喉をうるおす。第一雪田を越えハイ松のトンネルを越えると眼下に黒部源流が光り輝き存在感を示している。源流をロープ頼りに対岸へ渡り、小沢沿いに高度を上げるとひょっこり三俣山荘のテント場に出た。小屋では台風接近に伴い衛星放送の進路予想と天気予報を確認。明日「午前中は晴れ」の予想にひと安心して眠りについた。深夜、目が覚めて外に出ると満天の星空となっていた。
■7日 目を覚ますと窓の向こうに北鎌尾根を従えた槍ケ岳がくっきり。3日目にして快晴の朝を迎えテンションも上がる。このまま新穂高へ下るとピークを踏まないことになるので、4名は巻道分岐から三俣蓮華岳山頂をめざす。2年前に山頂に立った時は雲が多く、槍ケ岳も一瞬にして雲隠れしてしまったが、この日は台風が近づいているとは思えないほどクリアな視界が広がり逆光とは言え、槍・穂高連峰の素晴らしさが際立っていた。さらに前日、前々日には山頂を見せなかった薬師岳、黒部五郎岳も山容の大きさを競っている。しばし台風接近直前の贅沢な展望を楽しんだ。双六小屋では、小屋の従業員が台風に備えてベンチが飛ばされないよう固定する作業を始めていた。鏡平山荘のベンチで昼食を摂り、新穂高温泉発のバス時刻を確認してから先を急いだ。わさび平小屋に着く頃から小雨模様となり、傘の出番となったが新穂高温泉に着く頃には雨はあがった。
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