新穂高温泉〜鷲羽岳〜雲ノ平ピストン


- GPS
- 28:47
- 距離
- 57.0km
- 登り
- 3,828m
- 下り
- 3,833m
コースタイム
- 山行
- 10:14
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 11:21
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:50
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 2:56
- 合計
- 9:00
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 9:34
天候 | 1日目:晴れのち曇り/2日目:曇りのち晴れ(日没後、少し雨)/3日目:曇りのち晴れ/4日目:快晴のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
急登と渡渉が多いコース。 |
その他周辺情報 | 下山後は、中崎山荘、奥飛騨の湯。温泉はPaypay支払い対応で今年から一人千円。食事はラストオーダーも17時とギリギリまでやってくれて優しい。現金オンリー。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
今年の夏休みは3泊4日で憧れの地、日本最後の秘境、雲ノ平へテント泊。
【1日目】新穂高〜三俣山荘
初日。山の日の三連休で流れてしまった秩父沢の橋が復旧されるかハラハラでしたが、13日に復旧。ほんと、ありがたや。
曇り予報だったので、油断していたら秩父沢の仮橋あたりから好天に恵まれ、汗だく。鏡平に到着する頃にはすっかりばててしまい、両太もも、ふくらはぎを攣るというここ4、5年のダメダメパターン。
芍薬甘草湯とポカリで攣りながらも重い足取りで歩みを進めるものの、双六小屋に着いた頃にはすっかりCT+1hオーバー。いつものことだからと、一緒に登る長男はとにかく休ませてくれない笑
双六分岐からの巻道に入る頃には曇って風が出てきたことで気温が下がってきて今度は長男がペースダウン。キャンプ地である三俣山荘に到着したのは、16時過ぎと休憩込み11時間と疲労困憊での到着でした。
そんな中、三俣山荘の小屋番さんたちがほんと感動。遅い時間の到着でテントの空きスペースなどまともに無いのに、複数名でキャンプ地を走り回って、空いているスペースを探してくれて、すでに貼ってあるテントの移動も含めて、なんとかテントのスペース確保してくれました。周りの皆さんも「いいよ、いいよ。お互いさま」ととても親切で、とても助かりました。
(雲ノ平で読売新道から上がってきた強者のにいちゃんに聞いた話では昨年張り方の問題で客同士のトラブルがあって、今年から山荘も積極的に関わるようになったんだそう)
【2日目】三俣山荘〜鷲羽岳〜ワリモ岳〜水晶岳〜黒部源流〜三俣山荘
2日目。晴れ予報だったのに、朝から曇天。鷲羽岳や水晶岳に厚めの低い雲がついているなか、スタート。
ワリモ岳を超え、ワリモ分岐に着く頃に鷲羽岳とワリモ岳の雲が抜ける。水晶岳も水晶小屋に降りてきたら雲が抜けると登山あるあるでしたが、おかげで水晶小屋直前の10分の急登のところで雷鳥ファミリーに遭遇。すっかり癒されました。
さて、三俣小屋への戻りです。初日のトラウマを引きづり、つい鷲羽とワリモを巻こうとしたのが失敗。まさか岩苔乗越から黒部源流の下りが下るのなんのって、、、。黒部五郎からの黒部五郎小舎へのカールの下りを彷彿させる長ーい下りを思い出しました。さすが水が豊富で何度も渡渉箇所があり、その点も黒部五郎のカールと似ていました。
反面、黒部源流から三俣山荘への登りも急登となっていましたが、それほどでもなく、この道を3日目、4日目と何度も通りましたが、比較的優しい登りでした。
【3日目】三俣山荘〜雲ノ平
前日20時過ぎに1時間ほど弱い雨が降ったせいもあり、朝濡れたテントをたたみ雲ノ平へスタート。
黒部源流から水量がかなりある川をサポートのロープを使って、渡渉。雲ノ平への激急登を登りきると、広く平らな台地に。祖父岳分岐に着く頃には残っていた雲も全て抜け切って憧れの雲ノ平山荘が見えてくる。でも見えてからもまあまあ遠かったです笑
濡れたテントを乾かすために早めにテントを設営。
テント場が地味に下ったところにあったのと、広い割に平らなところがなく、遅い時間に着くとかなり皆さん設営場所に困っていた。
さて、雲ノ平。景色の素晴らしさはもちろんですが、最も感動したがのが、雲ノ平山荘でした。宿泊費は現金オンリーなのですが、こんな秘境なのに物販や食事にクレカとPaypayが使えるという驚き。おかげで名物の雲ノ平バーガーが3500円しようとも笑、かっこいい手ぬぐいやTシャツもみなさんカードで飛ぶように購入していく。素晴らしい。こんな秘境であんなに豪華なカフェ飯食べられるとは思いませんでした。今回の山行で一番美味しい時間でした。
お昼ご飯も10時半には食べ終えていたので、談話室で3時間ぐらいゆっくり読書。ナウシカを最終巻まで読破。長男も日本現代史の辞書を1冊読み終えていました。
【4日目】雲ノ平〜新穂高
長ーい下りの1日。4日間で一番良い天気。
祖父岳分岐のところで一羽の雷鳥さんが木道を先導してくれるご褒美。1分以上一緒に木道を歩いてくれました。
初日のトラウマもあり、とにかく急登箇所でのタイムを意識したこともあり、双六小屋到着時点ではCT通りで到着。双六小屋と鏡平小屋でゆっくり休憩できたこともあり、そこからの下りも暑かっただけで特に苦もなく降りることができました。
ただ、なんで毎回忘れてしまうのか、自分の記憶力に絶望ですが、わさび平から新穂高までの林道が地味に辛く、右俣も槍平からの下りそうですが、新穂高への下りは辛いですね笑
新穂高温泉ターミナルに到着。毎年恒例の奥飛騨の湯で4日間の汗を洗い流し、ほうば味噌定食もいただいて今年の夏の山旅も終了。
【総括】
とにかく急登、急坂が多いコースでした。三俣山荘から鷲羽岳の急登や双六から鏡平への下りに何も感じなくなるぐらいには精神が鍛えられました笑
今回のベスト3
1位 岩苔乗越から黒部源流への下り
2位 黒部源流から雲ノ平への登り
3位 三俣山荘から三俣峠への登り・下り
あと、三俣山荘のテント場が最高でした。あそこは連泊が一番ですね。水が豊富で平らで、電波もあって、周りの山々へのアプローチも容易。また泊まりに行きたいと思います。
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