南アルプス夢破れ(甲斐駒ヶ岳~赤石岳)


- GPS
- --:--
- 距離
- 75.5km
- 登り
- 8,324m
- 下り
- 7,796m
コースタイム
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 11:25
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:40
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:35
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 12:05
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:05
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 10:55
天候 | 5日 くもり 6日 晴れ→夕方雨 7日 晴れ→昼前から雨 8日 雨(台風通過) 9日 晴れ→くもり 10日 くもり 11日 雨→くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 椹島→畑薙ダム 東海フォレストバス1時間 畑薙ダム→井川駅 あいのり40分 井川駅→金谷駅(大井川鐵道) 3時間弱 3130円 とおい! |
コース状況/ 危険箇所等 |
駒ヶ岳神社の駐車場に登山ポスト 台風5号の影響で二軒小屋~椹島や易老渡までの道が2日ほど通行止めだった模様 |
その他周辺情報 | 接岨峡温泉会館 @400円 接岨峡温泉駅からの徒歩5分 ※大井川鐵道は途中下車可 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
備考 | 初日は水なしで17キロ 食料、ウェア類で2キロは落とせそう |
---|
感想
南アルプスは甲斐駒しか行ったことがない。車を持っていないと登山口も限られるし、1週間休みがとれそうだったので、一気にドカンと繋げたくなり、ここ数か月ルートをあれこれ考えた。
南下の場合、光岳から引き返して易老渡か畑薙ダムに下りるのが定番だが、縦走路は美しくないとやる気がでない。黒戸尾根から入って深南部の大無間山から接岨峡温泉に下山することにした。7日間+予備日2日。今までで1番長い山ごもりだ。
小淵沢への終電に乗り、道の駅で仮眠するつもりでスタート。甲州街道まで下り坂で歩きやすいが、ライトは必須。途中のセブンでアイスを食べつつ、道の駅に着くも寝転がる雰囲気じゃなかったので、そのまま駒ヶ岳神社から黒戸尾根に入る。ザックの重さに慣れず、鎖場やハシゴの垂直部分で身体を持ち上げるのが本当に辛い。そして休憩ごとに居眠り。初日は北沢峠までの計画も七丈小屋でギブアップした。
2日目、しばらくこんなに辛いことがなかったので、甲斐駒ヶ岳に着いたときは嬉しくて半泣きだった。同じ山でもULで登った前回と印象が全然違う。重さにも慣れてきたが、天気も不安定なのでなるべく進もうと2日目は仙丈小屋に小屋泊まり。
3日目は昼まで天気がもつ予報だったので、熊ノ平小屋を目指すも途中で雨風強まってきた。こんな時ライチョウが癒してくれれば…!と見渡したり鳴いてみるが全然出てこなかった。この夏はライチョウ不足だ。
4日目はのろのろ台風通過により小屋で延泊。前日から2人減って停滞は5人、うち2人は1ヶ月かけて親不知〜大浜海岸を抜けるとのこと。うち1人は3回目らしい。そんな人も珍しいので装備軽量化への執念やトレーニングの話を聞きながら、山で何にもしなくていい贅沢に幸せを感じた。
5日目、しっかり休んで足取りも軽く、快晴の仙塩尾根は急登でも嬉しくてニヤニヤしてしまう。高山裏避難小屋の水場は往復30分とあるが、ただの沢なので髪も洗えて少しスッキリした。既に2日遅れなので、光岳から先をどうしようかと小屋番さんに相談したところ、山と高原地図で池口岳から下る破線ルートが追加されたとのこと。加加森山に1泊すればバス停について、途中にお風呂もあるそうだ。
6日目、百間洞まで行くつもりで出発し、中岳避難小屋にデポさせてもらって悪沢岳へ向かう。ガスも山頂だけ晴れ、山頂でのんびり週末の天気予報をチェックしたところ、この先4日間続く終日小雨予報になっていた。気持ち的に展望なしで3日間頑張れる気がせず、赤石小屋まで行って次の日に下りることにした。荒川小屋に向かう途中のお花畑が一番きれいだった。まっしろな赤石岳を最後のピークにして、赤石小屋で1人お疲れさん会を開く。居合わせた人たちも翌日下山なので、椹島から帰る方法を聞き込む中で、車で来ていたSさんに井川駅まで乗せてくださいと頼むと快諾してもらえた。翌日7:45のバスに乗れるように椹島集合を約束し、解散。
7日目、下山の東尾根も標高差が大きく、膝がきしむ。登山口でSさんと合流し、井川駅で降ろしてもらい、駅への階段を上がりきると、小さな駅舎のガラス戸がしまっている。覗き込んでいると駅員さんが出てきて、台風の影響で井川〜閑蔵が運休中だと告げられた。道路も土砂崩れで通行止めだし、バスも15時半までないそう。がっかりしながらテントを干し、駅前の露店で時間をつぶしていると、14時半に復旧するとのお知らせが。旅のハイライトで大井川鉄道に乗るのをとても楽しみにしていたので、最後は予定通り接阻峡温泉に寄り、下山17時間後に帰宅した。南アルプスはやっぱり遠い。
今回の反省点
・1食1合なんて毎日は食べれない。
・1週間2食自炊でもガス缶の消費は半分。予備はいらない
・予備日は3日あれば理想的。長期の場合は計画にゆとりを意識
・荷物を軽くして、スピードを磨いて、赤石岳以南に再トライしたい
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