裏銀座周回(高瀬ダム〜烏帽子〜野口五郎〜水晶〜湯俣〜高瀬ダム)

2017年08月17日(木) 〜 2017年08月19日(土)

• GPS: 29:09
• 距離: 49.3km
• 登り: 3,874m
• 下り: 3,857m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:27
• 休憩: 1:32
• 合計: 7:59

5:53 高瀬ダム濁沢登山口
6:23 6:34 ブナ立尾根取付
7:08 7:17 権太落し
8:51 9:20 三角点
10:53 11:19 烏帽子小屋
12:18 12:19 烏帽子岳山頂分岐
12:31 12:47 烏帽子岳
13:12 13:12 烏帽子岳山頂分岐
13:52 烏帽子小屋

2日目

• 山行: 8:11
• 休憩: 1:08
• 合計: 9:19

6:22 烏帽子小屋
6:30 6:32 烏帽子ひょうたん池
9:21 9:30 野口五郎小屋
10:10 10:10 野口五郎岳
10:45 10:46 真砂岳
10:50 10:50 真砂岳分岐
12:39 12:39 東沢乗越
13:26 14:21 水晶小屋
14:59 15:00 水晶岳
15:41 水晶小屋

3日目

• 山行: 10:43
• 休憩: 1:17
• 合計: 12:00

5:43 水晶小屋
6:21 6:21 東沢乗越
7:29 7:39 真砂岳分岐
8:35 8:53 南真砂岳
10:48 10:48 湯俣岳
13:51 14:31 湯俣温泉晴嵐荘
14:33 14:33 湯俣山荘
14:46 14:54 湯俣(噴湯丘)
15:05 15:05 湯俣山荘
15:10 15:11 湯俣温泉晴嵐荘
16:07 16:07 名無避難小屋
17:43 高瀬ダム湯俣登山口

天候

1日目：晴れのち曇り
2日目：朝若干雨〜13時から雨 降ったり止んだり 夜雨
3日目：朝9時頃まで雨 以降晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー

葛温泉 高瀬館さんで宿泊。タクシーで七倉経由高瀬ダムへ。
帰りも同じく高瀬ダムからタクシー。
この時期だとゲートが閉まるのは19時なので18時くらいまでに
タクシー会社に電話して欲しいとのこと。18時半がデッドライン。
17時くらいならダムで待機している車があるとのこと。

電話はダムの管理棟横に公衆電話があります。10円玉等の用意を忘れずに。
携帯はほぼ入らないので注意。

コース状況／危険箇所等

ブナ立尾根：道は綺麗ですが、延々登りです。危険なところはほぼ無いです。森林限界まで上がる為見晴らしはあまりよく無いですが、たまに船窪、針ノ木、蓮華が見えます
烏帽子小屋〜烏帽子岳：烏帽子岳山頂までは40分くらいですが、烏帽子岳の登りは鎖場があるので注意。また山頂も狭い上切り立っているので転倒等に注意
烏帽子小屋〜真砂岳：なだらかな場所なので危険なところはほとんどないです。
東沢乗越〜水晶小屋：打って変わって岩場が続きます。東沢乗越から水晶小屋まではかなりの登りになります。頑張りましょう。
水晶小屋〜水晶岳：40分くらい。後半岩場が続きますがそこまで大変なところはないです。
真砂岳南の分岐〜湯俣：南真砂岳、湯俣岳を登り返しながら下ります。道は正直よく無く、ところどころ崩れているところがあります。南真砂岳から先は木の根も多く、滑らないよう注意。
湯俣岳への登りから先は基本森の中をあるくことになりますが、たまに崩れた箇所から三俣や双六、槍、燕、常念などを眺めることができます。
湯俣〜高瀬ダム：コースタイム2時間半です。頑張りましょう。

その他周辺情報

七倉に行かれる方が多いのではないでしょうか？
高瀬館さんも日帰り入浴はやってました。
水は無味無臭ですごく美味しいです。

写真

8/17 5:35

一日目。なんでも久しぶりの青空なんだとか。晴れてよかった。

8/17 5:59

高瀬ダムから対岸に渡ったところ。燕方面が綺麗に見える。

8/17 6:15

さてここからが問題のブナ立尾根。行ってきます。

8/17 6:21

基本こんな木立の中を登ります。急登。

8/17 7:21

たまに出てくる案内。どうも小屋から順に100mごとに置いてあるみたいで、0-12まであります。

8/17 8:16

こんな登りを延々と。

8/17 9:27

8/17 9:31

ようやく見えた船窪、針の木方面。

8/17 9:34

南沢岳方面かな。

8/17 9:52

烏帽子と偽烏帽子

8/17 9:53

燕

8/17 10:50

針の木。けっこうとげとげしてて良いですね。

8/17 10:51

ようやく尾根に到着。小屋まではすぐそこ。

8/17 10:51

偽烏帽子、かな

8/17 11:16

到着。目の前に見えるのは偽烏帽子。
はじめはこんなに近いのに片道40分？と思いました。

8/17 11:17

これが途中にあった目印の案内図。

8/17 11:24

明日向かう三ツ岳方面。なんとなく五竜を思い出す。

8/17 11:24

明日目指す水晶岳。遠い・・・

8/17 11:24

とりあえず烏帽子岳を目指します。

8/17 11:37

偽烏帽子から見える烏帽子岳。ここからの眺めが一番良いのだとか。

8/17 11:57

劔が見えました

8/17 11:57

広角で

8/17 12:30

偽烏帽子から15分くらいで取り付きへ。
ここから鎖場が2回あり、結構怖い道でした。

8/17 12:30

下から見上げるとホント壁ですな。

8/17 12:32

取り付きに向かう道。途中まで木立の中を進みます。

8/17 12:36

立山は見えず

8/17 12:40

山頂

8/17 12:51

南沢岳方面。池は面倒なので行かなかったです。

8/17 12:53

この道結構怖かったなぁ

8/17 12:53

8/17 13:01

離れて見た烏帽子岳。岩登りは面白そうですな。

8/17 13:11

分岐のアナウンス

8/17 13:25

やっぱりここから見た景色が一番です。

8/17 13:27

ようやく見えた薬師岳のカール

8/17 13:29

水晶岳もきれいに見えます。
にしても遠くからでもよく分かる山だなぁ。

8/17 13:32

さて小屋に戻ります。

8/17 13:32

パノラマで

8/17 17:00

晩飯。
まさかシチューが出てくるとは思いませんでした。

8/18 5:33

朝飯。すっきり。

8/18 6:36

2日目。朝はあまり天気よくなく。
キャンプ場すぐ近くの池。

8/18 6:38

高瀬湖と餓鬼岳方面。明日はここの下を通って帰るのか・・・

8/18 7:21

イワヒバリ。今回はあちこちで見かけました。

8/18 7:34

三ツ岳の圏谷。これはこれで。

8/18 8:06

8/18 8:07

この花好きなんですが、名前しらない・・・

8/18 8:13

8/18 8:13

チングルマ。最近はこの姿しか見たこと無い・・・

8/18 8:24

けっこう遠い道のりでした。2時間ちょい？

8/18 9:19

野口五郎小屋。到着した瞬間すごい雨が降ってきたので少し雨宿りさせてもらいました。

8/18 9:57

野口五郎小屋。

8/18 10:13

山頂。まったく見えず。

8/18 10:23

こんな感じの歩きやすい道です。

8/18 10:48

野口五郎は雲で何も見えなかったので分岐まで一気に。
明日はここを右に通って帰ります。

8/18 10:52

お花畑。

8/18 11:07

8/18 11:27

野口五郎、真砂岳方面。良い山でした。

8/18 11:42

分岐から先は岩場が続きます。

8/18 11:59

ようやく見えた水晶小屋。ここの登りはホント疲れます。

8/18 12:00

全容。

8/18 12:08

真砂岳方面

8/18 12:21

大天井と東大天井、かな

8/18 12:21

かなり雲が厚くかかっててあまり見えず。

8/18 12:28

水晶岳への道

8/18 12:28

水晶岳アップ

8/18 12:29

水晶と赤牛。これが見えただけでよしとしよう。

8/18 12:31

あいぽんで撮影

8/18 12:46

8/18 14:28

水晶小屋から水晶岳への道。はじめ15分くらいはゆったりとした道です。ちなみに直前まで雨降ってたので小屋の写真は後回し。

8/18 14:31

残りは岩場が続きます。

8/18 14:50

水晶岳到着！長かったー。

8/18 14:59

また見たイワヒバリ。

8/18 15:11

祖父岳と雲ノ平。これが見たかったんだよなぁ。

8/18 15:12

祖父岳

8/18 17:07

晩飯。カレーは甘め薄めでしたが、おいしかったです。
いわくらげがヨカッタ。

8/18 17:28

先ほど歩いてきた山々。烏帽子岳もよく見えます。

8/18 17:31

水晶岳と赤牛岳。赤牛は遠い。

8/18 17:32

水晶岳アップで。こう見ると近いんだけどなぁ。

8/18 17:35

烏帽子岳アップで。やっぱり偽烏帽子から見るのが一番。

8/18 17:36

水晶小屋への登り道。こうみるとかなり大変なのが分かる。

8/18 17:38

8/19 4:48

水晶小屋のなか。談話室兼食堂。

8/19 5:01

朝飯。しっかり食って頑張りましょう。

8/19 5:31

売店と炊事場。
携帯の充電もやってくれます。
8時まで100円。

8/19 5:37

3日目。やっぱり雨。
小屋は狭いですが綺麗でよかったです。
トイレが最新設備で快適でした。

8/19 5:45

さらば水晶小屋。

8/19 6:21

東沢乗越

8/19 7:31

分岐まで戻ってきました

8/19 8:02

下山道。

8/19 8:04

なんだろ？

8/19 8:33

南真砂岳山頂付近にある分岐。
本当に長くて大変です。

8/19 9:43

少し見えてきたが、どこだろ？双六なんかなぁ。

8/19 10:11

竹村新道。南真砂岳を下ると基本木の中です。
特に湯俣岳の登りはうっそうとしてて疲れます。

8/19 10:32

そんな中でたまに見えるポイント。
左が南真砂岳、右の方が真砂岳〜野口五郎

8/19 10:37

綺麗に見えました

8/19 10:37

結局どこだか分からずじまいの山。

8/19 10:44

真砂岳〜野口五郎

8/19 12:36

下山道後半は延々こんな感じで、細い山道を下る感じです。
足疲れる。

8/19 13:03

途中のザレ場から見えた湯俣川。

8/19 13:06

やっと見えた槍ヶ岳。

8/19 13:09

たぶん双六。たぶん。

8/19 13:13

8/19 13:13

燕方面。

8/19 13:18

パノラマで

8/19 13:20

湯俣のキャンプ場。あと少し。

8/19 13:44

湯俣のダム

8/19 13:48

やっと到着。本当にお疲れ様でした。

8/19 13:53

晴嵐荘さん。癒されます。
今度はキャンプで来たいですな。

8/19 14:07

昼飯に釜玉うどん頂きました。
青唐辛子を沈めたしょうゆが大変おいしかったです。

8/19 14:35

せっかくなのでドームを見に行くことに。
橋、歪んでます。

8/19 14:38

これ、川沿いのルートが分からなかったので川上部の崖を上ったのですが、今までで一番大変なルートでした。

8/19 14:40

実はこっちを通ればよかったという・・・

8/19 14:41

ところどころ湯が沸いてる箇所が。硫黄が強いのか黒ずんでます。ちなみにめちゃくちゃ熱いです。

8/19 14:41

川沿いを登ること10分。

8/19 14:47

ようやくドームが見えました。
ただ近づくには渡渉する必要があり、増水してることや装備、時間を考えて近づくのは諦めました。
何人か渡渉されてたみたいです。

8/19 14:56

また来たいですな。

8/19 15:23

さてここから2時間半の歩き。
正直竹村新道降りてきてこの2時間半は本当に地獄でした。

8/19 15:26

さらば湯俣。

8/19 16:45

歩くこと1時間半くらいでようやく高瀬ダムのはじっこに。
こうやってダム湖が始まるのだなぁと感動。

8/19 16:49

じょじょに水が増えてきます。

8/19 17:40

最後1.5kmくらいは延々トンネルを歩きます。
最後の光が見えた時は感動でした。

撮影機器：

PENTAX K-50 ペンタックス

感想

monopoler

始めての裏銀座。
天気のせいか、思ったより人が通ってない感じでした。
とりあえずそんなに雨に降られず助かったなーと。

1日目
ブナ立尾根はうわさどおりの急登。ただ道は整備されてるのでペースを守ればそれほど大変ではなかったです。むしろ竹村新道の登りの方がよっぽどきついのでは？
途中針ノ木や蓮華、餓鬼岳や燕を見ると元気が出ます。
烏帽子岳は偽烏帽子から見た姿が一番良いですね。
見かけどおり登るときは結構気を使いました。鎖場の下りがねー。
なお烏帽子小屋は電波は入りませんが、少し高いところやヘリポートにいけば電波は入ります。

2日目
長い道のりですが、目標の水晶へ。
三ツ岳の登りは五竜を思い出しましたが、それほど大変な山ではないです。
後は登ったり下ったりで2時間くらいで野口五郎小屋へ。
これ晴れてると写真撮るのに忙しくて進まなかっただろなーw
野口五郎から真砂岳まではのんべんだらりとした道で困るところはなかったです。
真砂岳の下ったあとから水晶小屋までの道がとにかく大変で、岩場を渡った後の
水晶小屋までの登りは本当に心折れそうになります。道もそんなによくないですし。
ただ野口五郎方面や赤牛岳を見ながら頑張りましょう。
水晶小屋はうわさどおりのかなり小さな小屋で、しかも人気の小屋なので
とかくパンパンでした。はじめは布団1枚に対し2名でした。(途中で1.5名くらいに)
また水が無く、すべて雨水でまかなってる為、一人1Lまで、500ml 100円。
追加の場合はミネラルウォーター500ml 300円 でした。
天気悪くてヨカッタ。
水晶岳までの道は小屋から40分くらい。後半延々岩場なので注意。
水晶岳から見た雲ノ平、祖父岳は圧巻。遠く三俣蓮華まで眺めることができました。
が、天気が悪く遠鳴りがしだしたので急いで小屋へ。
結局その後夕方に少し晴れただけであとは雨orガスの中。
小屋の食事はカレーでしたが、これも水がないから洗物を減らす工夫なんですかね？

3日目
朝から雨でげんなり。小屋付近では何も見えず。
まぁしょうがないのでさっさと下山。
おかげで分岐まで順調にこれ、こっから地獄の竹村新道。
南真砂岳までは普通の稜線でしたが、そっから先は基本木立の中の下山。
たまに見える野口五郎や双六、三俣の景色に癒されます。
湯俣川が見える頃、槍見平にてようやく槍の穂先を堪能。
これでほぼ見えたことになります。(立山が見えずじまい)
長い下り(5時間くらい？)を終えてようやく湯俣川へ。
せっかくなのでドームを見て高瀬ダムへ。
予想はしてましたが、足の裏が痛く、この2時間半は本当に辛かった。
最後のトンネルの出口が見えたときは、光ってありがたいなー　とか思いました。
トンネルでたところにある公衆電話からタクシーをよんで宿へ。

昔のメインルートの1つと聞いてましたが、思ったより人がおらず
まったりとした山行になったかなーと思います。
天気もよくない割に見たいところは全て押さえれたかな、と。
まぁもう当分行くことはないかと思いますが、思い出深い山行になりました。