北鎌尾根
- GPS
- 18:14
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 3,816m
- 下り
- 3,837m
コースタイム
- 山行
- 17:06
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 18:11
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水俣乗越から北鎌沢出合 踏み跡多数。出合には大きなケルンが置いてある 北鎌沢出合から北鎌コル 上部まで水有り。マーカーも随所にあり 北鎌コルから槍ヶ岳 踏み跡多数。北鎌尾根に来るレベルの登山者なら地図を照らし合わせて問題無く登れる。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
(北鎌尾根から)登るは初だが槍に立つ
#逃げるは恥だが役に立つみたいに言う#登山#北アルプス#槍ヶ岳#北鎌尾根#日帰り#ファストハイク#トレラン#トレイルランニング
憧れの北鎌尾根からの槍ヶ岳登頂を日帰りで‼︎
相方が奇跡の月曜休み。天気も良い。これは行くしかないだろうと言うことで長き説得の末なんとか同行してもらえることに。
前日のうちに新穂高温泉へアプローチ…のばすが7km手前で落石のため車両夜間通行止め。仕方なく手前の路肩に車を停め約1時間のランニング。通ってみればわずか100mちょいの通行止め。しかも警備のオッさんはスマホいじっとる。なんか釈然としないが、新穂高温泉へ。
右俣林道を寝ながら走ったり歩いたり。あまりペースは上がらないが焦っても仕方ないのでのんびり進む。あまりの眠気で滝谷でエナジードリンクを投入するが意味なし。ひたすら耐えに耐え登り続ける。正直この区間はあまり記憶にない。
槍ヶ岳は多くの人で賑わっていた。平日とはいえさすが8月。稜線は風が強くウインドシェルを着用する。昨日TVでイモトが槍ヶ岳にいたらしく山荘にいるのではと思い一応探してはみたがそんな雰囲気もなく寒いので補給だけしてすぐに出発。
水俣乗越までは多くの登山客とすれ違う。この時期は学生も多く、とりあえず大学名を聞いて激励しながら進む。水俣乗越までは1時間で着く予定が15分オーバー。まぁこの時期は仕方ない。
水俣乗越からは人に会うことは稀だろう。ほぼ登山道と言える踏み跡を下り北鎌沢出合を目指す。左手には北鎌尾根がはっきり見える。必ずここを通り槍ヶ岳に登頂するのだ。上部は急で落石に注意しながら慎重に歩く。河原に出ても急がない。3週間後に信越五岳100mileが控えている。ここで捻挫でもしてしてしまえば今までのトレーニングもパーだ。
北鎌沢右俣への入り口はケルンが置いてある。マーカーもありほぼ登山道。踏み跡も多数でルーファイは問題ない。豊富な水もあり補給もし放題だ。黙々と登るが、クライマーズホイホイにだけは注意する。
コルに出た時点では陽は出ていた。独標も綺麗で大天井や常念、鷲羽や水晶もはっきり見える。しかし目指す槍ヶ岳方面だけガスがかかっている。やがてそのガスは風を引き連れて我々を覆い視界を遮る。独標を巻く時には辺りは真っ白。慎重に読図する。
気づけば独標のピークに立っていた。事前の調査ではもっとトラバースの予定。しかし、視界が悪い中トラバースすることを本能が拒んだみたいに自然と途中から稜線を行く。下調べはしたが、先人たちのログはさほど見ていない。やはり山はテメェの目で見て判断することが1番大事だ。
この先も地図と地形を交互に見ながら慎重に進む。しばらくすると太陽が見え隠れ。ここぞという時を狙って写真を撮る。あぁこうやって晴れの山行は作られるのだろうな。しかし、見たかった北鎌平からの槍ヶ岳は次回に持ち越し。仕方ないので代わりに相方に槍ポーズをお願い。
途中3パーティを抜いて、槍の穂先もどんどんと近づく。慰霊のプレートも増えていき合掌を繰り返す。あぁようやく北鎌尾根からの槍ヶ岳登頂か。感慨深く最後の登りを楽しむ。
槍ヶ岳山頂は多くの人で賑わっていた。北鎌尾根からの登頂を祝福され、早々に下山。しかし、名物の渋滞、と言うより停滞。早く帰らなければまた通行止めになってしまう。しかしどうしようもないのでのんびり下る。
あとは消化試合。新穂高温泉まで走りと歩きの間のペースで下る。ゴールに着くもタクシーなしのバスも運行終了。ジ・エンドかと思ったらタクシーを呼んでいる登山客がおり、厚かましく乗せてもらう。
新穂高温泉からの槍ヶ岳は上高地からより当然キツい。いい体力づくりにはなったが、アプローチを考えるといろんな意味でやはり辛い。次は上高地スタートか貧乏沢経由でまったり行きたい。
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