もう秋か、唐松岳から五竜岳へ縦走(北ア)
- GPS
- 26:15
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 2,005m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:12
天候 | 1日目 一瞬晴れ〜曇り〜ガス 2日目 晴れ〜ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
テレキャビンは片道1,000円です。エスカルプラザから大糸線神城駅行きの無料バスが運行されていますが、大糸線は便数が少ないのが残念。途中の白馬五竜バス停には、長野からの路線バスが停まりますが、降車のみで乗車できません。エスカルプラザからは白馬コルチナ行き特急バス、アルペンライナーが11:16と15:56の1日2便運行されています。運行は10月9日までの土日祝のみです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
第1ケルン〜唐松岳 一般登山道なので特に危険箇所は無し。 唐松岳〜五竜岳 最初の牛首付近から鎖のある岩場が続きます。足場はしっかりしていますが、遠くは見通せないため、反対側からくる登山者を確認できません。ここではすれ違いを避けたいけど、すれ違いを避けるのは困難です。五竜岳直下の岩場は3点支持で登れば問題ありません。遠見尾根には鎖付きの岩場がありますが、斜度が緩やかなので鎖は必要ないくらいでした。しかし、登山道が狭く片側がすっぱり切れ落ちたところもあり、すれ違いには注意が必要です。 |
写真
感想
【感想/記録】
今週末の土日は台風11号が接近してお天気が悪い予報でしたが、ドンドン好天の予報に変わりこれならどこかへ行けそう。先週はちょっとハードでしたので、ゴンドラとリフトでサクッと行ける唐松岳〜五竜岳へ一泊で行くことに。
八方第5駐車場には6時半頃に到着し、朝食を食べて出発。7時過ぎに八方尾根ゴンドラリフトのチケット売り場に到着すると、休日だけあってすでに100人近くの列。片道の切符を購入しゴンドラとリフトを乗り継いで、八方池山荘に到着し8時15分頃に出発。整備された登山道は登りやすくドンドン標高を上げていけます。
朝は快晴だったお天気は残念ながら曇りになり、標高が高くなると、ガスの中に入って真っ白、何も見えません。お天気が良い予報だったので沢山の方々が頂上を目指していますが、今日はザックが軽めなので、ドンドン追い越していきます。途中に給水と行動食を食べる休息をちょっとして、10時40分頃には頂上に到着。ちょうど唐松岳ピストン組の職場関係の方々に追いつき、一緒に昼食を食べる事に。日帰り装備だと早くて途中で追いつけなかった。頂上からは晴れていれば立山〜剱岳が見えるはずが、真っ白でほとんど何も見えない。
11時35分くらいに頂上から下山し、唐松岳頂上山荘で下山組とお別れ、五竜山荘へ向かいます。沢山の登山者で賑わっていた唐松岳とは違い、一気に登山者は少なくなりました。ここからは初めての登山道ですが、すぐに牛首付近の鎖のある岩場に突入すると、足場はしっかりとしており、危なげなく順調に進めました。少しザレた登山道を進むと、登山道が崩壊気味の場所もあり、重いザックを背負っているので振られないように、慎重に進みます。一旦下って少し登ると大黒岳に到着。ここからまた樹林帯を下って標高2340mくらいの最低鞍部からまた登り返し、13時半過ぎに五竜山荘に到着。ここまでガスって真っ白で眺望はありませんでした。風が吹いて暑く無く良かったのが、涼しくなってきました。
ちょっと風が吹いてテントの設営に気を遣いましたが、張り綱はテン場の杭を利用して無事設営し完了。ガスって眺望は全く無いので、五竜岳へ行くのは諦めました。歩いている時は半袖でも汗をかくくらいでしたが、風が吹いて寒いので、フリースとジャケットを着込んで取り敢えずビール。到着した頃には少なかったテントも、16時を過ぎてもテント泊の方々がやって来て混み合ってきました。遅く到着した方は登山道の脇にも幕営されており、早く到着して良かった。夜はする事もなく19時過ぎには寝ました。
2日目は寝ている途中で寒くて目がさめましたが、うつらうつらしているとカラカラと言う音が。後でわかりましたが、結露した水滴が凍ってテントから落ちた音でした。ご来光を見るために3時半に起床予定が、寒くてシュラフから出られない。なんとか這い出して、お湯を沸かしコーヒーと軽い食事を食べてから、4時20分頃に五竜岳を目指して出発。暗い中ヘッデンの灯りを頼りに登山道を登ります。最初は富山県側を巻いて進みます。標高を上げていくと次第に岩場が出てきますので、初見なので少しゆっくりと進みます。鎖がある箇所では斜度が急になってきますので、三点支持を心がけて登ると、八峰キレットとの分岐点に到着。五竜岳山頂を目指します。ちょっとした痩せ尾根を進むと5時くらい山頂に到着。
ジャケットの上にゴアテックスのレインウェアを着てきましたが、山頂では風が吹いて気温が低いため、じっとしていると寒い。お天気は快晴で、低い稜線上には富山県側からやってきた雲が滝の様に流れる滝雲が見られます。徐々に明るくなって5時20分頃に東の空が明るくなってご来光を迎えることができました。北アルプスの山々、八ヶ岳と南アルプスの間には富士山も見えます。日が高くなると朝日が当たった剱岳や立山などの山々も少し赤く染まりました。
いつまでもこの素晴らしい眺望を見ていたかったのですが、寒いしお腹も空いたので、5時50分くらいに下山開始。もう明るいし上からは登山道が見えるので、サクッとテン場までと思ったら意外にも沢山の方が登ってきて、すれ違うために待ち時間が発生。ようやく6時20分頃にテン場に到着。朝ご飯を食べながら撤収の準備をして、ようやく8時過ぎにテン場を出発。風が強くてジャケット着ていても寒い。
遠見尾根を下るために一旦標高を上げると、ますます風が強く寒くなります。でも少し標高を下げると風は弱くなり、晴れて日差しもあるので暑くなりそう。結局直ぐにジャケットは脱いで半袖になっても、汗をかきました。この後は大遠見山から一旦登り返し中遠見で給水し行動食を食べて、歩きやすいフラットな道になると小走りで下山。途中からはガスって眺望は無くなりましたが、日差しが無くなって涼しくなり良かった。小遠見山からアルプス平までは階段が整備されたトレッキング道となり、すっ飛ばしていくとリフト乗り場へ到着。ガスって白い白馬五竜高山植物園を横目に見ながら遊歩道を走って、アルプス平駅には10時半過ぎに到着。2時間半ほどで下山できました。
1日目はまずまずのお天気のはずが、ほぼガスって真っ白でしたが、2日目は寒い中なんとかご来光前に頂上へ立てて、素晴らしい眺望を見られました。穏やかな八方尾根を登って、アップダウンもあり距離も長い遠見尾根下りに使うのが良さそうです。どちらもゴンドラとリフトで標高を稼げるのが良いですね。2日目は今年初の冬型になるとの事でしたが、その通り寒かったです。これからのテント泊では寒さ対策が必要ですね。
今回は登山口と下山口が離れているため、下山してから八方に戻ろうとしても便数の少ない大糸線は2時間待ち。路線バスは近くの白馬五竜バス停にでは乗車できない。高つくけどタクシーか、と思っていたらなんと八方へも行くバス、アルペンライナーがありました。1日2便しかない発車時刻も良い頃合いの11:16発。このバスはエスカルプラザの方も存じていないようでした。高いタクシーを使わず散財を避けられて、めでたしめでたし。
【注意点や反省点】
ザックの重さは水分を1リットル含んで12kg、他に500mlの水分の入れたウエストポーチとカメラ、カメラバックで1.5kgほどでした。
五竜山荘野営場は一泊千円。ビールやおつまみ、パンなどが販売されていました。水は1リットル100円です。トイレは男女共用で少し気まずくなるタイプ。手洗い場はタンクの水です。個室はポットン方式の和式が2部屋。
五竜山荘野営場ではドコモの4Gが通じましたが、ソフトバンクはダメでした。五竜岳頂上ではソフトバンクが4Gで繋がりました。
テン場では風があって寒くてビーニーや防寒グローブが欲しくなりました。
五竜岳の岩場にもトレッキングポールを持って登る方々が多数あり。ここはトレッキングポールが無い方が荷物にならず良いと思うのですがねぇ。また特にトレッキングポールを杖代わりに使ってるご高齢の方は、見ている方が怖くなるほど足元がおぼつかない。もう少しウォーキングをして足腰を鍛えた方が良いのではと感じました。
【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
750
730
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
76
52
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
14
15
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
249
131
ウォーキングの距離(km)
17.3
18.2
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
24,826
24,235
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
48〜126
59〜122
体重
60.7 -> 60.0
五竜山荘のある稜線を流れ落ちる滝雲
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する