奥穂高岳・涸沢岳・前穂高岳 ☆360°快晴☆

2017年09月04日(月) 〜 2017年09月05日(火)

• GPS: 16:02
• 距離: 27.3km
• 登り: 2,274m
• 下り: 2,246m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:02
• 休憩: 2:05
• 合計: 9:07

5:15 上高地バスターミナル
5:20 5:20 無料トイレ
5:28 5:28 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
5:56 5:56 明神館
6:00 6:00 徳本口(徳本峠分岐)
6:33 6:33 徳沢公衆トイレ
6:46 6:46 新村橋(パノラマ分岐)
7:23 7:30 横尾 (横尾山荘)
7:45 7:46 横尾岩小屋跡
8:25 8:26 本谷橋
9:10 9:10 Sガレ
9:39 9:44 涸沢
9:49 10:13 涸沢小屋
10:41 10:45 パノラマ分岐
11:08 11:09 ザイテングラート
12:09 13:03 穂高岳山荘
13:37 14:05 涸沢岳
14:22 穂高岳山荘

2日目

• 山行: 5:19
• 休憩: 1:31
• 合計: 6:50

6:19 穂高岳山荘
6:56 7:22 穂高岳
7:31 7:31 南稜の頭
8:32 8:33 紀美子平
9:02 9:24 前穂高岳
9:52 9:55 紀美子平
11:16 11:51 岳沢小屋
12:34 12:35 7番標識
12:54 12:55 岳沢湿原・岳沢登山口
13:00 13:01 日本山岳会上高地山岳研究所
13:05 13:06 無料トイレ
13:09 ゴール地点

Sガレと涸沢の間、GPSが全然違う位置を拾ったので該当箇所の位置情報を手作業で消去しました。
もともと登山道が直線に近いところだったので、見た目にはほぼ影響はないと思います。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

沢渡のバスターミナル近く、足湯公園脇の第二駐車場に車を駐め、相乗りしてくれる方を探し、5人でタクシーに乗って上高地に向かいました。
バスの始発は5:45、タクシーは5時前に出発、上高地に至る釜トンネルが5時頃に開くのを待って、5:10頃には上高地バスターミナルに着くことができました。
帰りはシャトルバスに乗って駐車場に戻りました。
朝のタクシーは1台4,200円の割り勘、帰りのバスは1,250円です。

コース状況／危険箇所等

穂高岳山荘〜奥穂高岳　落石の連鎖を目撃
紀美子平〜前穂高岳　自分の上から大きな落石、一瞬緊張
前日ザイテングラードで一人滑落死されています。
涸沢から上、下りは岳沢小屋から上はすべて危険だと思ったほうが良いです。
滑落や落石の危険が伴うので慎重に歩きましょう。
ヘルメットをかぶることを強くお勧めします。
感想の末尾に落石の経過を記しました。

写真

9/4 5:23

上高地からスタート
河童橋の上から焼岳を望んでいます。

9/4 5:23

こちらも河童橋の上から梓川上流の穂高岳方面を眺めてテンションをアップさせているところです。

9/4 6:29

河童橋から1時間ほど
徳沢から明神岳、前穂高岳です。

9/4 6:36

徳沢キャンプ場
草地のキャンプサイトは気持ちよさそうです。

9/4 7:05

猿の親子です。
逃げません・・
さっさと通り過ぎます。
人に慣れた猿はやだね！

9/4 7:31

横尾山荘に到着！
河童橋から2時間です。

9/4 7:33

大きな吊り橋で梓川を渡ります。

9/4 8:06

センジュガンビ
他にもいろんな花が沢山咲いていますがまだ道中長いので先に進みます。

9/4 8:16

凄く見事な岩山が登山道の左手に！
屏風岩だそうです。
別の登山者さんのグループで話しているのが聞こえました。
後で「山と高原地図」を見ると「国内最大級の岩場」と書かれています。納得です。

9/4 8:17

左に屏風岩ですが進行方向にかっこいい山が見えます。
北穂高岳なのかなあ〜？

9/4 8:21

ソバナも清々しくきれいです。

9/4 8:27

ゴマナとミヤマアキノキリンソウです。
どちらもたくさん咲いていてとてもきれいですね。

9/4 8:58

これから向かう涸沢カールや前穂高岳、明神岳の姿が見えてきました。
登山道はよく整備されていて一服したくなる場所ですが足元の板に「落石多発！ここで休むと危険」と書かれています。
お言葉に従います。

9/4 9:17

ナナカマドの赤い実と葉の緑がとても美しいです！

9/4 9:40

涸沢カールに到着
大分足が疲れてきましたよ。
河童橋から4時間少々です。
涸沢ヒュッテへは寄らず涸沢小屋に直接至る道を登っています。

9/4 9:40

涸沢カールに到着
大分足が疲れてきましたよ。
河童橋から4時間少々です。
涸沢ヒュッテへは寄らず涸沢小屋に直接至る道を登っています。
カールの写真をパノラマにしてみました。
左に前穂高岳、吊尾根挟んで奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、キレット挟んで南岳等に続いて槍ヶ岳が見えます。
涸沢小屋の背後にそびえる山は名前がわかりません。

9/4 9:54

涸沢小屋に到着しました。
ここでカップラーメンでお昼にします。

9/4 10:17

涸沢小屋から涸沢ヒュッテ方面を望んでいます。
テントはまばらです。

9/4 10:20

トリカブトの仲間

9/4 10:20

キオン

9/4 10:35

イワギキョウ

9/4 11:00

ミヤマオトギリ

9/4 11:03

前穂高岳

9/4 11:03

振り返ると左奥に常念岳、ひとつピークを越えて右に蝶槍、蝶ヶ岳と続きます。
蝶ヶ岳はまったりした山ですね。
一番右は明神岳かな。

9/4 11:13

クロトウヒレン

9/4 11:31

ザイテングラード
厳しい岩場の登山道です。

9/4 12:04

穂高岳山荘目前ですが、足がよれよれなのでなかなか進みません(笑)

9/4 12:09

穂高岳山荘にトウチャコ〜!(^^)!

9/4 12:11

涸沢岳方面です。
予定より随分早く到着したので一服してから登ります。

9/4 12:11

穂高岳山荘から望む常念岳、蝶ヶ岳や涸沢カールです。
絶景ですね！

9/4 13:35

涸沢岳山頂直下から望む奥穂高岳や前穂高岳、明日はあっちゃに行きます。
眼下には穂高岳山荘の赤い屋根です。
朝のうちは雲が上空に広がっていましたが、青空が見えて来ました!(^^)!

9/4 13:44

涸沢岳山頂

9/4 13:40

涸沢岳山頂から望む槍ヶ岳
左奥に立山連峰、右の稜線上に先週登った針ノ木岳と蓮華岳、その奥に旭岳と白馬岳が見えます。

9/4 13:41

槍ヶ岳のすぐ左に立山連峰が見えています。
その左に龍王岳、赤牛岳、そして少し高い水晶岳、鷲羽岳と続き、一番左のまったりした大きな山は薬師岳です。
涸沢岳山頂を北に過ぎて登山者さんたちの姿の見える小ピークに向かっています。

9/4 13:41

右が薬師岳で中央に双六岳、左の頂が少し尖っているのが黒部五郎岳です。

9/4 13:43

槍ヶ岳と北穂高岳

9/4 13:55

涸沢岳から少し北に稜線を歩いて、涸沢岳と奥穂高岳のツーショットを撮ってみました。

9/4 13:55

手前右に涸沢岳の稜線とその向こうに前穂高岳です。

9/4 18:37

夕方6時半頃
穂高岳山荘の前でテン泊の方々が楽しそうに宴会されていました。寒そうですが羨ましいです!(^^)!

9/4 18:46

pm6:46
西の空のグラデーション

9/5 4:47

朝のグラデーション
am4:47　穂高岳山荘の前でご来光を待っています。
御来光はam5:24の予定です。

9/5 4:49

御来光を奥穂高岳の山頂や上のピークで迎えようという登山者さんが登山道を登っていくヘッデンの明かりが見えます。

9/5 4:57

日の出前の雲海に八ヶ岳が浮かんでいます。

9/5 4:59

雲海に浮かぶ浅間山です。
御来光はこの場所に現れます。

9/5 5:22

御来光！
手前の黒いシルエットは常念岳や蝶ヶ岳の稜線です。

9/5 5:24

ダイヤモンド浅間山
手前右の小さなピークは蝶槍です。

9/5 6:18

am6:18
奥穂高岳に向けて出発です。
御来光を見ていたらam5:30の第1回目の朝食組に間に合わず、指をくわえて並んでいました。
いきなり厳しい急登から始まります。
クサリや梯子があります。
昨日はこの場所で落石が連鎖して落ち続けるのを目撃しました。
幸い人には当たりませんでした。
落石を落とさない細心の注意で登る必要があります。

9/5 6:42

登山道はガレています。
20分ほど歩いてようやく山頂が見えてきました。

9/5 6:47

登山道はこんなすごい岩の道です。

9/5 6:52

ジャンダルムです。
まだ行ったことがありませんが凄いです！

9/5 7:07

奥穂高岳の山頂に到着しました！
穂高岳山荘から35分くらいでした。
撮影は順番待ちです(笑)

9/5 6:56

北の槍ヶ岳方面

9/5 6:56

笠ヶ岳が美しいです！

9/5 6:56

笠ヶ岳の左上に白山です。

9/5 6:58

手前の稜線中央右に大天井岳
奥に左から焼山、火打山、妙高山です。

9/5 6:59

手前左が霞沢岳、その右に焼岳、その間奥に乗鞍岳、御嶽山です。

9/5 7:00

富士山と南アルプス
富士山の右に甲斐駒ケ岳と鋸岳が重なっています。その右は北岳です。No1とNo2ですね。

9/5 7:12

北に針ノ木岳と蓮華岳
その奥に旭岳、白馬岳、鹿島槍ヶ岳が見えます。

9/5 7:12

槍ヶ岳と立山連峰

9/5 7:13

左から鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳

9/5 7:13

薬師岳

9/5 7:17

この後向かう前穂高岳と吊尾根

9/5 7:18

中央が奥穂高岳山頂
左にジャンダルム、右に笠ヶ岳です。

9/5 7:30

南陵の頭です。

9/5 7:57

トウヤクリンドウが岩場に咲いていました。

9/5 8:13

今来た道を振り返っています。
相変わらず凄い岩場です。

9/5 8:25

ウサギギク

9/5 8:35

紀美子平に着きましたが、登山者がいっぱいなのでザックをデポしてさっさと前穂高岳の山頂に向かいます。
登り始めて素敵な岩のオブジェを見つけたのでパシャリ！

9/5 9:16

紀美子平から30分で前穂高平山頂に着きました。
今日はザックをデポしたので身軽です。
1か月前に来たときはガスガスだったので今日は最高です！
奥に奥穂高岳や槍ケ岳が見えます。

9/5 9:04

正面に奥穂高岳、右に涸沢岳。
その間に穂高岳山荘の赤い屋根が見えます。

9/5 9:06

左から大天井岳、東天井岳、横道岳、常念岳

9/5 9:06

針ノ木岳やその奥の白馬岳

9/5 9:06

大天井岳とその右に燕岳
手前の稜線は大天井岳に続く西岳や赤岩岳

9/5 9:07

西穂高岳とその奥にうっすらと白山のシルエット。

9/5 9:13

富士山

9/5 9:15

梓川をはさんで対岸にそびえる常念岳や蝶ヶ岳です。
蝶ヶ岳の右は大滝山と思われます。

9/5 9:17

槍ヶ岳
手前の稜線に槍ヶ岳山荘、右下に殺生ヒュッテが見えます。
槍ヶ岳の右は・・立山連峰と手前に野口五郎岳？？

9/5 9:21

明神岳の先に霞沢岳
焼岳や乗鞍岳、御嶽山、右下にこれから下る岳沢が見えています。

9/5 10:24

岳沢パノラマまで下って来ました。
パノラマ写真にしてみました。

9/5 10:44

カモシカの立場
途中何カ所か展望台がるのですが、登りの登山者さんが大勢休憩されているのでスルーしてきました。

9/5 11:07

トリカブト

9/5 11:09

ヤマハハコ

9/5 11:12

ハクサンフウロとミヤマアキノキリンソウ

9/5 11:15

岳沢小屋まであとわずかです。
名残を惜しんでパシャリ！

9/5 12:08

フジバカマかな？！

9/5 12:24

ノコンギク
前日の登山開始直後から登山道脇に沢山咲いていて、とてもきれいだったのです。

9/5 12:33

天然クーラー
今日はちょっと効きが悪いような・・・

9/5 12:42

ゴゼンタチバナ

9/5 12:56

岳沢登山口を過ぎ岳沢湿原です。

9/5 13:06

河童橋まで戻って来ました。
これからバスターミナルでかき氷食べます!(^^)!

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ70 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

感想

Q_B

30年ぶりの奥穂高岳、涸沢岳でした。
このときに膝痛が始まり、次の白馬岳で決定的に膝が使い物にならなくなって、30年近く登山から離れていました。
そんな経過があったので、膝を直して改めて登ることが出来たことは私にとって大きな意味がありました。

さらに30年前は荒天の中で奥穂高岳山頂だったので、ただ登ったというだけのこと。
今回快晴の中で素晴らしい景色を見られたことは自分にとって素晴らしい出来事でした。

前穂高岳にはちょうど1か月前の8月2日に登っていますが、このときはガスで眺望なしでした。

いろんな意味でよいリベンジとなった今回の山行でした。

細かい感想は写真の中に書き込んだので省略します。

今回、人の過失と思われる落石を二度目撃しました。
一度目は穂高岳山荘から奥穂高岳への登り口から少し上。
落石は登山道の梯子などよりやや西側の急斜面を落ちながら連鎖してしばらく落ち続けました。
涸沢岳の登山道から見ていたのですが驚きました。
登山者のいない方に落ちて行ったので本当によかったです。

二度目は紀美子平から前穂高岳に登る急斜面で発生しました。
このとき私はその真下にいました。
左右どちらによけるべきか考えているうちに岩の方が左方向に落ちてくれたので事なきを得ました。
ヘルメットはかぶっていましたが当たれば首の骨が軽く折れる大きさの岩でした。
岩は落下しながら砕け散っていきました。
私より下にも多くの登山者さんがいましたが、落下方向がそれたので、幸いにけが人が出なくて本当によかったです。

自分自身が落石を起こすこともあり得ます。
自身が加害者や被害者にならない細心の注意が必要と強く感じたところです。