新穂高⇔赤牛岳(双六・三俣蓮華・鷲羽・水晶)


- GPS
- --:--
- 距離
- 53.4km
- 登り
- 4,017m
- 下り
- 4,012m
コースタイム
- 山行
- 17:55
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 20:40
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○新穂高〜小池新道入口 約6kmの林道。行きはそうでもないが帰りはものすごく長く感じる。苦痛の一言。 ○小池新道 石が階段状になっているところが多く登りやすいが下りは足腰にひびく。 ○鏡平山荘〜双六小屋 通る時間によっては槍〜穂高の展望がすばらしいことでしょう。 ○双六岳〜三俣蓮華岳 稜線コースはすばらしい絶景。 ○三俣山荘〜鷲羽岳 三俣山荘は水が無料でした。鷲羽岳の登りはまだ前半だったので余裕。 ○鷲羽岳〜水晶岳 鷲羽〜ワリモ間、水晶の登り下りは岩岩。 ○水晶岳〜赤牛岳 見た目以上に遠くてアップダウンがきついが、人が少なくすばらしい稜線。 ○岩苔乗越〜三俣山荘 黒部源流に沿って下るが道が沢みたいになっていて靴が濡れる。三俣山荘への登りは長くてきつい。 |
その他周辺情報 | 登山前日にあんき屋(平湯IC手前)で味噌カツ定食(1250円)朴葉味噌がうまい。 ひらゆの森で入浴(500円)…駐車場はほぼ満車でしたが風呂は余裕。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
先週、七倉から赤牛を目指しましたが体調不良のため水晶まで。
翌週にさっそくリベンジ。
新穂高からのルートを調べてみるとCTは約30h。
七倉からより少し長く、去年やった中房〜槍、鳥倉〜赤石と同じくらい。
だったらやれるんじゃねえ?と挑戦してみた。
でも超人(鳥人?)alsoさんでも20hかかっているので大いに不安。
頭痛の原因は寝不足かなと考え、昼過ぎに自宅を出発。
夕飯(あんき屋)と風呂(ひらゆの森)をすませて7時前に駐車場到着して車中泊。
0:10に新穂高センタースタート。
新穂高〜鷲羽、新穂高〜水晶は1回ずつやっているのでコースは熟知。
初めはスピードを抑えめに登りました。
鏡平山荘までは計画どおり(CTの60%)頭痛もなく足も軽い。
稜線にでるとやや強めの冷たい風。
双六岳からの稜線は少しガスってはいるが素晴らしい展望。
水晶岳到着は約1時間遅れだが、休憩時間も多めだし体調もいいので、
いつもどおり後半に挽回できるだろう、と考えていました。
赤牛を前方に見ながらすばらしい稜線を歩いていきますが、
全然近づかないし、アップダウンにもやられ…
やっぱり遠くから眺めるのとは違いますね。
案の定手前のピークは巻いていき、その次のその奥かな。
と思ったら、その次に標識がありました。
赤牛岳と知らなければ「赤牛岳」と読めないような代物でしたが…。
展望はすばらしいのですがガスが少し多めでちょっと残念。
ここで1時間半遅れ。まだ半分です。
今日中に新穂高に戻れるか、と超不安になりました。
疲れからか食欲はなかったのですが赤牛〜水晶の中間あたりで昼食。
ここから登りは牛歩。温泉沢の頭でこの稜線で初めて人に会いました。
高天原山荘の小屋番の人かな?と思いましたが、
一言二言交わしただけですぐに自分から走り去ってしまいました。
あとでもっと話せばよかったと後悔。(いつものことですが)
水晶への登りは地獄。もうタイムなんかどうでもいいや、と投げやり。
でも平坦、下りは少し走れます。
三俣山荘への登りでまた牛歩。
三俣山荘で長めに休憩したら、遅れは2時間半に拡大。
双六小屋では少しハンガーノック状態だったので
なにか口に入れなければと残っていたカロリーメイト的なもの
(ゼリー的なものはすべて消費)を無理やり水で流し込み、
歩き始めるとオエッーと吐き気。
我慢して歩いていても治まらず、オエッオエッーと歩いていると
前方からきた人に変な目で見られました。
くろゆりベンチで我慢しきれず、胃薬飲んで休憩。
少し治まったので鏡平山荘に向かいます。
吐き気はおさまったので小池新道に入り最初は飛ばしましたが、
硬い石畳のような道に足ががくがく。
やっとの思いで林道に入りますが、ここからも地獄。
少し走っては歩くの繰り返しでものすごく長〜く、
精神も錯乱状態?で「もう二度と来るか!!」とか
タヌキか何かの光る目に「お〜い。新穂高はまだか。」とか
叫びながら歩きました。
結局20時間以上かかりましたがやりきった感は相当。
でもこんなにきついのはもういいや。と思いましたが、
最近物忘れが激しいのでまたすぐ忘れてきついのをやってしまいそうな自分が怖い。
コメント
この記録に関連する登山ルート

smさんこんにちは😃😃😃
きましたね。北ア日帰り最難関赤牛レコ(^_^)
この手のレコは限られた人しか出来ない世界なので(^_^;)
僕には出来ても1日で収まらないですね(^_^;)
後半の精神力は驚愕です((((;゚Д゚)))))))僕だとダラダラモードですね(^_^;)お疲れさまでしたヽ(^o^)
shinさん、コメントありがとうございます。
北鎌日帰りの方がすごいですよ。
このルートは急登も危険箇所もないのでひたすら耐えて歩くだけです。
それにしても最後の林道は発狂寸前でした
三週連続北ア最深部でしたが、やっと今週は休めそうです
こんばんは smさん
これはもう究極のどM。これなら100名山日帰り達成も視野に入っているのではないでしょうか?私も水晶までは行けないかと思っていましたが二日がかりならどうにかなるか。それはそれぞれですね。天候もまあまあ。この景色、私も見たい。
これからも貴方のレポは見逃せません。お疲れ様でした。
sireotokoさん、こんばんは。
鳥倉〜赤石の方が累積標高とか数字的には厳しいはずですが今回はきつかったです。標準CTはあてにならないですね。もちろん当日の体調とかにもよるんでしょうけど。
水晶〜赤牛の稜線はやっぱりすばらしかったです。
「100名山日帰り」やってみたい気持ちはあるのですが金と暇がないですね。
定年になってからぼちぼち行きますか
smさん、こんばんは!
新穂高〜赤牛岳ピストンお疲れさまでした
僕も幻覚が見えた事があるので、終盤のそのお気持ちは良く分かります
僕も新穂高から薬師岳という山行が予定に入っているのですが、今年は日程的にも身体的にも厳しそうです
ロング山行愛好家は皆さん物忘れが激しいようですね
kaiさん、ありがとうございます。
できればもう少し楽したいのですが、行きたいところが遠くにあるので仕方なくって感じですね。でも行くとなると相当な覚悟は確かに必要です。
新穂高から薬師日帰りですか? 最短距離でも70km近いですよ
まあkaiさんなら驚けませんけどね
縮小地図で見たときは、完全なピストンに見えたのですが、復路は、鷲羽岳と双六岳を巻くコースをとってたんですね。
ワンウェイで歩けば、50km越えなので、黒部のほうまで行けてしまいますよ!!
高天原山荘閉まる前に行かねば。
qwgさん、こんばんは。
このルート、復路は普通巻きますよ。巻かない人はqさんか、kさんぐらいでしょ(笑)
ピストンよりも周回の方が別の景色が見れるのでお得だとは思うんですが、
駐車場所まで戻るのが大変です。
室堂〜折立の時みたいにちょうどいい周回方法があればいいんですけどね
お疲れ様でございます!!
ちょうど一年前、行程同じですね、時間も似たような感じで(*´Д`)
全てが新鮮で今でも鮮明に覚えてる山行です(*‘∀‘)
最後の林道は僕もああああああああああああって感じでした。
毎週ハードな山行で本当凄いですね、本当に頭が下がります。
自分もそちら方面また行きたくなってきました!!
alsoさん、コメントありがとうございます。
そうです。あの一年前の山行は衝撃でした
一週前の七倉〜水晶のときに赤牛への稜線を目の前にしながら断念したのがくやしくてリベンジしてやる、と思い調べてみるとCTは新穂高の方が少し長いくらいだったので挑戦してみましたが、厳しかったですね〜
今年は7月8月が一回ずつしか山に行けてなかったのでその反動です。
日本アルプスももう1カ月もしないうちに雪だよりですので
なんとも末恐ろしい方だ、、、
赤牛岳、北ア最奥部のため、安心仕切っていたところ、
smさんのターゲットに選ばれてしまったからには逃れられない運命、
まさかの狙撃、そしてターゲットダウン。
ワタクシも同じコースを計画済みで、
山行計画に永らく保管され温められておりますが、いつになることやら。。。
smさんのレコ読んだら止めたくなりました
お疲れ様でした!
messiahさん、コメントありがとうございます
鳥倉〜赤石よりも楽なはずなのに疲れましたね〜。
こちらがダウン寸前でした
でも水晶日帰りやれる人だったらなんとかやれると思います。
50kmオーバーですけど林道が往復で10km以上ありますし…。
messiahさんなら18時間切りできるんじゃないですか?
また、凄いレコ待ってます
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