扇沢から蓮華岳、七倉岳、烏帽子岳、高瀬ダムまで
- GPS
- 16:15
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 3,496m
- 下り
- 3,744m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:07
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:59
天候 | 初日 晴れ間もあるが曇り 2日目 快晴後、昼から雲多くなる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス | 七倉山荘に駐車して自転車で犬の窪のバス停まで、そこからバスで扇沢へ。高瀬ダムから七倉山荘まではタクシー |
コース状況/ 危険箇所等 |
七倉岳から不動岳の間は地盤がもろくすべりやすいし、ロープがあるが少し危険な所が多い |
写真
感想
七倉山荘から扇沢まで自転車とバスで行けることが分かったが、アップダウンが少しあるのでやめようと思ったが、在る人がたいしたアップダウンではないのでと書いていたので行く事に。
今回もっと悩ませられたのがこの自転車作戦で、テント場近くの水場が崖の危険な所にあるというので、船窪のテント場に遅くとも日没までに到着しないといけない。絶対に9時19分のバスに間に合うように、いかにして行くか?フィールドアクセスで高度差を調べ、どの道が少ない高度差でいけるか?問題はバス亭近くの上原と言われる一帯で、うまくいけばほとんど高度差なしでバス亭まで行けることがわかった。
前日仕事が終わり、夜の11時に大阪を出発。駒ヶ根SAで3時間ほど仮眠するもあまり寝付けず。まず上原辺りを、車で実際に地図にのってた道が自転車で通れるのかを確認。なんとか行けそうなので七倉へ。七倉山荘に8時半頃に到着。そこから自転車で行く。思ったより登りが多いがきつい登りはなく。なんとか降りて押さなくてもいける登り。時間に遅れるとまずいので、早めにこいで行くうちにバス亭に20分前に到着。予定通りの道で行け大成功。タクシーで高い金を払うことを考えればこれくらいのアップダウンはなんでもない。
ほっとして扇沢を出発。3時間弱で針の木小屋に到着。軽い風邪気味で体調が悪かったが、登りだすとどうもなかったので、いつものペースで登ったが急に疲れが出てきた。いつもは、こんなくらいでは何ともないのだが、体が重くはないが少しだるい、疲れたときの症状が出てきた。2日間ずーっとこんな調子が続いたが、たいしたことはなかった。体調を考えてもう少しゆっくり登ったほうが良かった。針の木小屋に着く前から雲があがってきて視界はあるが、所々は雲の中。
蓮華岳から七倉岳までは、一人にあっただけで静かな所。この間は思ったより高度差もあるし、もっと楽だと思っていただけに最後はバテ気味でテント場へ。テント場は狭くこじんまりした所だが、視界もちょっとあり西側に素晴らしい山々が見える。しかしテント場から小屋はとても遠く往復30分くらいかかる。缶ビールの空き缶は、進行方向と逆方向の小屋へ持っていかずに、自分で持って帰った。こんな事は初めてだった。水場は往復15分くらいだが、とても危険な所にある。小屋の奥さんが毎日汲みにいってたそうだが80歳かくらいなのに、たいへんだったろうと感心する。引退されたようでご苦労様でした。
2日目は快晴スタート。七倉岳から不動岳くらいまでは、ぼろぼろの花崗岩が多くすべりやすく、崩壊地が多い。侵食に弱い地質でぼろぼろ下に落ち崩れてる様だ。その土砂が高瀬ダムの手前で堆積してトラックで運びおろさなければならないことになっているようだ。侵食に弱い地質の為か、アップダウンが結構あり、しかもすべりやすい。舟窪岳の第2ピークの手前の崖のような登りはテントを担いで登るにはとても疲れる。そこが一番きついところだった。
不動岳は展望が素晴らしく、北アルプスのオールスター達がせいぞろい。その後、烏帽子岳の手前に四十八池というところがあり、広々とした平な所で池がいくつか点在して、それまで険しいところが多かっただけに、なんとも落ち着きを感じさせ、紅葉も進み楽しめた。
その後烏帽子岳に登った。高低差は少しだが、なかなかの岩場で面白かった。眺望もよかったが、その前で観た不動岳での絶景とほぼ同じなので感動は薄かった。
その後は、ぶな立尾根を下り濁沢に着く。名前どおり、土砂が混じり濁っていた。最後にとてもびっくりさせられたのは辺り一帯、崩壊した土砂が堆積して、その下流の高瀬ダムの横でトラックが何台もひっきりなしに行き来して、土砂を積んでいた。その土砂の量はすごかった。永遠に続けなければいけないのでは。ネットで調べると予想の1,7倍のスピードで土砂が落ちてくるようで一部再利用もしているが処分に困っているようだ。
その後は、歩いて七倉まで行こうかと思ったが、ダムで待ってたタクシーが、乗られますかと尋ねたときに思わずハイといってしまい、タクシーであっという間に七倉へ。
自転車作戦がうまくいったので、2日間でまだ行ってなかった所に行けて、満足できた。近隣の山行ではよく使う自転車だが、遠征でもこれからどしどし使ってみるつもりだ。山行の幅が広がりそうだ。
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