宝剣岳〜空木岳 紅葉を訪ねる山旅

2017年09月29日(金) 〜 2017年09月30日(土)

• GPS: 28:18
• 距離: 21.5km
• 登り: 1,347m
• 下り: 3,133m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:44
• 休憩: 0:40
• 合計: 8:24

距離 9.7km 登り 887m 下り 1,028m

7:39 千畳敷駅
8:15 8:22 極楽平
8:28 サギダルの頭
8:32 三ノ沢分岐
8:54 9:04 宝剣岳
9:23 三ノ沢分岐
9:26 9:27 サギダルの頭
9:33 9:34 極楽平
9:43 島田娘
10:40 10:59 濁沢大峰
12:17 12:18 檜尾岳
14:06 14:07 熊沢岳
15:41 東川岳
16:03 木曽殿山荘

2日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 0:54
• 合計: 7:14

距離 11.8km 登り 460m 下り 2,106m

4:21 木曽殿山荘
6:02 6:38 空木岳
6:47 駒峰ヒュッテ
7:09 駒石(駒石山)
7:36 空木平カール分岐点
8:12 8:13 ヨナ沢ノ頭
8:30 小地獄
8:36 大地獄
9:18 9:29 マセナギ
9:35 9:36 尻無
9:54 9:56 池山尾根水場
10:23 タカウチ場(池山分岐)
10:43 10:45 空木岳登山口駐車スペース
10:58 空木岳登山道入口(第二取付点)
11:02 11:03 空木岳登山道取付地点
11:35 菅ノ台バスセンター・駐車場

天候

29日　快晴（3時以降ガス）
30日　曇り（下山後晴れ）

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

菅の台バスセンター（駐車場代600円）に車を駐めました。
金曜日午前6時時点で駐車場の空きは僅かにありました。
　行き：駒ヶ岳ロープウェー（バス＋ロープウェー　2,030円）
　帰り：菅の台バスセンター

土曜日のロープウェーは3時間待ちだったようで、登山される場合は早朝出発必須です。

コース状況／危険箇所等

◆極楽平〜宝剣岳
終始岩場が続き岩好き人間向きのルートです。
クサリ等でしっかり整備されていますので、慎重に登れば危険はないと思います。（もちろん油断は禁物です）

◆極楽平〜空木岳
アップダウンが続きます。
偽ピークが多く、体力的にも気分的にもしんどいルートです。
登山者が多く通ってる割には踏み跡が薄く、マーキングも少なく、ハイマツ地帯やガレ場では一瞬、先が判らなくなることもありました。
その際は周りを観察することで直ぐに道が見つかりました。
岩場ではクサリもマーキングもなかったりで、宝剣岳よりはワイルドな岩登りが出来ます。

木曽殿山荘から空木岳は最初は急登、その後は岩稜を歩きます。
ここも偽ピークが2つぐらいあって、本当の山頂に着いたときホッとしました。

◆空木岳〜管の台バスセンター
空木岳山頂からは2000m超の長〜い下りです。
整備されており道幅も広く、道が判らなくなることはありません。
が、マセナギまではアップダウンがあり、なかなか標高が下がりません。
途中の大地獄はあまり足場が良くない岩場でクサリがあります。
マセナギからは下り一方で、標高で木の種類が変化する快適な道となります。

林道終点から日帰り登山の方も多くおられるようですが、高度差が1500mもあり結構キツイのではと思われます。

◆紅葉情報
1800mぐらいから色づき始め、空木平など2500m付近では紅葉・黄葉が盛りを迎えていました。ここ一週間がピークでしょうか。
千畳敷ではイマイチ色づきが悪かった（くすんだ色）ナナカマドも、空木岳では鮮やかな紅葉を見ることが出来ました。

その他周辺情報

下山後の温泉は「こまくさの湯」610円。モンベル割引50円
管の台バスセンター近くにソースとんかつ有名店「明治亭」あり。待っておられる方が20グループ程もあり、待ち時間は相当長いようです。

写真

9/29 5:58

菅の台バスセンター。始発のバスが出る6時前には長〜い行列が出来ていました。（別途、チケット購入の行列もあり）

9/29 7:37

始発2台目のバスに乗り、7時頃に千畳敷駅到着

9/29 7:10

出口広場の水たまりには薄氷が張っていました

9/29 7:32

天気はピーカン！

9/29 7:26

少し千畳敷を散歩してから、

9/29 7:41

駒ヶ岳神社にお参りし、登山開始

9/29 7:45

紅葉の道を進み、

9/29 8:20

極楽平に到着

9/29 8:32

極楽平にザックをデポし、空身で宝剣岳を目指します

9/29 8:34

クサリ場現れる

9/29 8:41

宝剣岳、カッコイイ！

9/29 8:43

クサリ場が続きます

9/29 8:52

岩穴を潜ります

9/29 8:54

過保護とも思えるクサリだらけの登山路です

9/29 8:55

南アルプス・富士山、眼下にホテル千畳敷

9/29 8:56

空木岳と南駒ヶ岳

9/29 8:59

宝剣岳に到着しました

9/29 9:01

山頂からのパノラマ写真

9/29 9:12

その後、来た道を下って、

9/29 9:30

デポ地点に戻ってきました

9/29 9:47

再びザックを担ぎ縦走路を行きます

9/29 9:46

縦走路の右には三ノ沢岳

9/29 9:47

氷河期の名残？

9/29 9:47

左には八ヶ岳連峰

9/29 9:49

空木岳は遙か遠い

9/29 10:07

気持ち良い稜線を闊歩します

9/29 10:19

目標の濁沢大峰。下って登ります

9/29 10:25

稜線の紅葉と三ノ沢岳

9/29 10:47

濁沢大峰に近づきました

9/29 10:52

道は岩峰を巻きます

9/29 11:01

痩せ尾根を行く先行パーティ

9/29 11:14

濁沢大峰先の小ピークで昼休憩。南アルプスが一望

9/29 11:12

望遠レンズを取り出し、先ずは富士山

9/29 11:13

次は白根三山

9/29 11:13

甲斐駒ヶ岳

9/29 11:13

仙丈ヶ岳

9/29 11:13

塩見岳

9/29 11:15

振り返って見る濁沢大峰。左奥は島田娘

9/29 11:41

次の目標となる檜尾岳への登り

9/29 12:00

あと直ぐで檜尾岳頂上と思いきや、

9/29 12:09

その地点まで来ると、頂上はその奥に...

9/29 12:20

10分ほどで檜尾岳に到着

9/29 12:21

三等三角点（点名：梯子樽 2727.98m） タッチ

9/29 12:20

檜尾避難小屋と奥に南アルプス

9/29 12:21

次の目標は熊沢岳2778m。山頂の尖り岩が目立つ山です

9/29 12:21

まだまだ遠い空木岳

9/29 12:32

熊沢岳への登り

9/29 12:44

木曽駒ヶ岳と宝剣岳

9/29 12:47

振り返って檜尾岳。右は避難小屋

9/29 12:52

空木岳。少しは近づいたかな

9/29 12:59

熊沢岳、なかなか近づきません

9/29 13:05

結構ワイルドな道

9/29 13:14

道がハイマツで覆われて判りにくい

9/29 13:17

前方にはこのコース核心の岩場

9/29 13:24

ここを登ります

9/29 13:25

その上部

9/29 13:26

このステップで岩の頂上へ

9/29 13:28

下を見下ろすとこんな感じ

9/29 13:47

熊沢岳、もう直ぐか？

9/29 14:01

オブジェ

9/29 14:02

熊沢岳に到着？　が、岩には「←熊沢岳」と書かれています

9/29 14:03

そして←方向を見ると、あっちの方が高いではないか。ガックシ！

9/29 14:08

その5分後、あと少しでピーク

9/29 14:13

さらに5分後、道はピークを踏まず巻いています。苦労したのに報われず少々ガッカリ

9/29 14:13

ここからは下りで東川岳へ・・・

9/29 14:17

岩場も現れます

9/29 14:39

と、ここまでなかったガスが出て来ました

9/29 15:18

踏み跡も頼りないですが、迷うほどではありません

9/29 15:30

相変わらず岩がゴロゴロ。そしてアップダウンあり

9/29 15:40

この日、最後の登り

9/29 15:45

ようやく東川岳2671mに到着。熊沢岳から長かった

9/29 15:56

東川岳の東側は切れ落ちています

9/29 16:02

眼下に木曽殿小屋が見えてきました

9/29 16:07

午後4時過ぎ、小屋に到着しました

9/30 4:26

（二日目）
4時26分に出発。日の出までに山頂に出たいけど...

9/30 5:28

出発して1時間。東の空が赤くなって来ました。日の出までに山頂に着くのは難しいか

9/30 5:38

クサリ場を越え、

9/30 5:40

岩梯子も越えますが、

9/30 5:40

稜線はまだ先...

9/30 5:47

そして5時47分。仙丈ヶ岳と北岳の間から太陽が出て来ました

9/30 5:49

山頂には辿り着きませんでしたが、ご来光を見ることが出来ました

9/30 5:54

さらに岩場を登り、

9/30 6:01

積み重なる岩を越えると、

9/30 6:05

山頂に出ました

9/30 6:06

二等三角点（点名：駒ケ岳　2863.98m）タッチ
因みに木曽駒ヶ岳の点名は「信駒ヶ岳 」です

9/30 6:25

この岩群を通ってきました

9/30 6:06

南駒ヶ岳

9/30 6:27

木曽駒ヶ岳・宝剣岳

9/30 6:20

乗鞍岳

9/30 6:21

富士山は塩見岳と重なっています

9/30 6:21

御嶽山

9/30 6:22

八ヶ岳

9/30 6:28

槍穂連峰

9/30 6:29

南アルプスとスポットライトを浴びる伊那路

9/30 6:39

思い出して温度計を見ると0.9℃でした。夜明け前は氷点下だったかも

9/30 6:42

さぁ下りましょう

9/30 6:48

駒峰ヒュッテ

9/30 6:50

駒峰ヒュッテテラスからの眺め

9/30 6:54

空木平の紅葉。晴れておればキレイでしょうね

9/30 7:11

空木岳を振り返る

9/30 7:13

駒石。ロッククライミングが楽しめそう

9/30 7:17

このあたり紅葉真っ盛り

9/30 7:34

少し晴れ間が出てきました。奥に宝剣岳

9/30 7:36

空木岳と駒石

9/30 7:38

・・・

9/30 7:47

撮影を終え、樹林帯まで下ってきました

9/30 8:19

整備されたいい道を下ります

9/30 8:21

階段も。この辺りが小地獄でしょうか？

9/30 8:36

トリカブト

9/30 8:44

岩と木の根が絡まる大地獄

9/30 9:00

その後も痩せ尾根を通って、

9/30 9:15

樹林帯を通り

9/30 9:34

マセナギで小休憩。腹ごしらえします

9/30 9:38

道もすっかり良くなります

9/30 10:00

この日、朝早くから多くの方に出会いました

9/30 10:01

池山の水場

9/30 10:12

枝に羽衣のようなものがぶら下がっていました

9/30 10:33

篭ヶ沢の岩窟には立ち寄らず

9/30 10:40

爽やかなブナ林？を下って行き、

9/30 10:48

林道終点の駐車場。日帰りの方はここから登られているようです。バスセンターへはここから1時間弱

9/30 11:28

歩行者用道路を通って、菅ノ台登山口に出ました

9/30 11:29

あれっ、空山岳？

9/30 11:40

菅ノ台バスセンターに帰着。ロープウェーは3時間待ちとなっていました

9/30 12:14

こまくさの湯で汗を流しました。この後明治亭に寄りますが待ち人多くソースカツ丼は断念

撮影機器：

E-PL6 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 7 Apple

感想

Ham⭐

一足早く紅葉を求め、千畳敷から空木岳の縦走に行ってきました。
天候に恵まれ（特に一日目）、紅葉もピークを迎えており素晴らしい山旅となりました。

ただ千畳敷から空木岳、高度差250mのルートを楽ちんコースと思っていた考えは甘かったです。
アップダウンが多くて道もあまり良くなく山頂が遠かった...
もっとしっかり事前調査しておく必要がありましたね。
いや、体力が落ちてるのが最大の原因かも...どうなんだろ？

空木岳からの下山途中では朝早くから大勢の登山者とすれ違いました。
菅の台方面からの登山は決して楽ではないのにこの人出。
千畳敷にも負けない紅葉が人気の理由でしょうか？

予定どおりのコースを歩くことが出来、紅葉も見たし、南アルプスを始めとして多くの山の展望、楽しい岩稜歩きと、空木岳の魅力を知ることが出来た山旅でした。ありがとうございます。