出会いと急登の初めての北岳
- GPS
- 52:05
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,943m
- 下り
- 1,956m
コースタイム
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:49
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 7:30
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:25
天候 | 24日晴れのち曇り 25日晴れ 26日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
結構、急登でした。 |
その他周辺情報 | 広河原駐車場近くの温泉は午後5時までだたので、入れませんでした。車で、韮崎の白山温泉に。 |
写真
感想
今年の5月に雪多い蝶ケ岳に登って以来、4か月ぶりの登山。
本当は8月に行きたかったけど、天候不順で機会がなく、やっと念願の北岳に初挑戦できた〜。芦安駐車場は、連休最後の日曜日のせいか、満杯でかなり下の臨時第4駐車場へ導かれ、そこから乗合バスで広河原へ。
広河原のつり橋をわたってしばらくすると、急登続き。白根御池小屋まで樹林帯を楽しみながら、古傷ある右ひざをかばいながらの、のんびり登山。連休で下ってくる人が多いので、途中から数えたら、なんと180人くらいとすれ違いました。連休中は、きっとどこも小屋はいっぱいだったんだろうなー。
白根三池小屋は、ピッカピカのきれいな山小屋。米ぬかで床を磨いているそうです。ごはんも美味しいし、小屋の人たちも愛想がよくて、楽しかった。
2日目、朝からお天気でルンルン気分。北岳肩の小屋まで草すべりコース。またまた結構な急登でした。でもだんだん鳳凰三山とか視界が開けて来てテンションアップ!途中に咲いている花に癒されてたら、下ってきたかたに、お昼すぎるとガスるから、早く頂上目指した方がいいよと声をかけられて、ちょっとペースアップ。
北岳肩の小屋で、カップラーメンの昼食。普段は何ともないカップめん、山で食べると、まるで別物。腹ごしらえをして、少し休んでいざ北岳へ!
北岳頂上では見晴らし最高、以前登った仙丈ヶ岳やこの次登りたい甲斐駒や鳳凰、間ノ岳への稜線が見えてました。記念写真を撮り合っていると、額に入れた写真を持っている人が。聞くと、「山が好きだった親父の散骨に来ました。80代で最後に登ったのが北岳だったんです」とのこと。こんな出会いがあるんだなあ。80代で北岳とは、本当にすごい。しみじみとした気持ちになりました。
午後になると、少しづつガスが上がってきて、富士山にも雲が…やっぱり出会った方の言うとおりだなあと、名残惜しい山頂を後にして、北岳山荘目指しました。
途中、岩ごろで、山登りらしい気分を味わっていると、間もなく北岳山荘が見えてきたました。3000m級の稜線も見えてあと少し!と思いきや、見えていてもなかなか近づかない。常念小屋に下る時もそうだったなあ…見えてからが結構遠かった。
北岳山荘では、談話室で、農鳥小屋のおやじさんとツーショットを撮ったという元気な女性の話を聞いて、興味津々。ものすごく大きな荷物で、カメラ一式を持って神戸からかたというお兄さんと山小屋では同室で、神戸の六甲山では人になついたイノシシがいるとか、いろんな話を聞いて楽しい山小屋でした。
3日目は、朝4時半に起きて、富士山と朝焼けを見ながらのコーヒータイム。こんな贅沢な気分になれる山はサイコー。
帰りは、トラーバース道が落石注意で通行禁止になっていたため、また登りかえして釣り尾根まで。遠くから声が聞こえたと思ったら、バットレスでロッククライミングをしている人が見えた〜。初めてみたけど、すごい光景。八本歯のコルを過ぎるとしばらくして、これでもか、これでもかと丸太のはしごの連続。コツがわかるまでは、恐る恐る…まるで遊園地?
はしごが終わり、花がいっぱいの道をテクテク。途中、花の写真を撮りながらのんびりムードで歩いて、沢の水で、お昼ご飯のカップめん。
二股分岐を過ぎたあと、立ち往生しているおじ様が。声をかけたら、登山靴の底が両足とも剥がれていて、足も痛めたとのこと。夫が、持っていた細縄でくくり、テープを貼って応急処置をしました。聞くと、81歳で、これまでいろんな山に登ったけど、北岳だけは未踏だったのでで、人生最後の登山として登ったが、けっこうきつかった…と。すごいなあ。私がその年になったとき、登山できるかなあ。
気になったけど、大丈夫とおっしゃるので、先を越していきましたが、ずっと気になってて、追い越されていく方に会うたびに、その方がどうしているのかたずねたら、そのような方が、ゆっくり歩いていましたよと聞いてほっと。かなり下ったところで、すごい速さで身軽な恰好で登ってくる若者2人、きっと山小屋の人だろうと、この方たちに会ったら、何かあれば助けてくれるだろうと思いながら下りました。
あれこれあって、予定より少し遅くなったけど、無事到着。
いつもは痛くなる右ひざも、軽くすんで、ほっとしながら温泉に入って帰りました。
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