記録ID: 1279752
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
南八ヶ岳・赤岳
2017年10月08日(日) 〜
2017年10月09日(月)


- GPS
- 192:25
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,295m
- 下り
- 2,291m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 9:10
2日目
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 3:25
- 合計
- 10:25
4:15
55分
行者小屋
5:10
10分
地蔵の頭
5:20
5:50
25分
赤岳展望荘
6:15
7:00
10分
赤岳頂上山荘
7:10
5分
赤岳展望荘
7:15
40分
地蔵の頭
7:55
10分
三叉峰
8:05
8:10
30分
横岳
8:40
8:50
15分
硫黄岳山荘
9:05
9:15
10分
硫黄岳
9:25
30分
赤岩の頭
9:55
10:00
20分
赤岳鉱泉
10:20
5分
中山乗越
10:25
11:35
100分
行者小屋
13:15
13:45
55分
美濃戸山荘
14:40
美濃戸口
南八ヶ岳・赤岳
行者小屋:テント1張り|1日 1,000円
行者小屋:単三乾電池|1本 100円
美濃戸山荘:コーラ 200円・冷トマト 100円・バッジ 600円
合計:2,000円
交通費(マイカー)
給油代:2,760円|ハイオク・20L・@138|平均燃費:15km /L|往復 400km
行き高速代:3,570円|帰り高速代:1,260円
八ヶ岳山荘駐車場代|2日間 1,000円
合計:8,590円
総額:10,590円
行者小屋:テント1張り|1日 1,000円
行者小屋:単三乾電池|1本 100円
美濃戸山荘:コーラ 200円・冷トマト 100円・バッジ 600円
合計:2,000円
交通費(マイカー)
給油代:2,760円|ハイオク・20L・@138|平均燃費:15km /L|往復 400km
行き高速代:3,570円|帰り高速代:1,260円
八ヶ岳山荘駐車場代|2日間 1,000円
合計:8,590円
総額:10,590円
天候 | 晴れ 最高気温:13℃ 最低気温:4℃ 最高風速:5m/s |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・帰り・中央自動車道|小淵沢〜一宮御坂 ※渋滞のため一般道におりる 料金:1,260円|所要時間 5時間40分 ・八ヶ岳山荘|美濃戸口に駐車場有り 受付は5時〜 1日:500円 マイカー利用の場合は、赤岳山荘までの道は凹凸の多い未舗装の悪路であるため、車高の低い車での乗り入れはやめておきましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岳鉱泉〜ピークの赤岩の頭は本コース1番の登り。硫黄岳山荘〜赤岳〜文三郎尾根〜阿弥陀岳の区間は鎖場や岩場があるので注意が必要。小石がもろく蹴りやすい。稜線上は素晴らしい展望が楽しめる半面、雨風をしのぐ場所がありません。緊張が続く道だけに、寒さで緊張感が途切れないよう、夏でも防寒着は忘れないようにすること。 |
その他周辺情報 | 結果的に、予習より復習に時間を費やす事となった今回の山行。 「急がば回れ」という事でしょうか。 極論、ゴールに立てばそれまでの経緯など無駄、という考えに既に関心はなく、個人的には「楽しむための手段」として時間を利用したいのが現段階の考えです。 こうして記録を更新する労力の中で(特に急いでいない)、都度得られる山行からの情報が、自身の行為に一層の深さをもたらしてくれるのを期待しております。 八ヶ岳散策も趣味の一つになりました。 尖石縄文考古館 http://www.city.chino.lg.jp/www/togariishi/index.html |
写真
八ヶ岳山荘。自宅を土曜の夜出発。同日の夜中0時頃に到着。テン泊の寝袋を利用し駐車場にて前夜泊。例年の「日の出時刻」では5時半が目安だったが出発は6時頃。この頃、駐車場には続々と登山客がやってきて賑わいを始めていました。料金は2日間で1,000円です。
美濃戸山荘。標高1,720m、南八ヶ岳の玄関口ですね。ちなみに八ヶ岳は大きく北と南に分かれます。今回の山行は「南」です。目指すテント場は行者小屋、標高2,220m。その差は500m
「沢」は水流が削ってできた地形です。北も南も、沢沿いに歩いていきます。ここでの注意点は、水流による危険と水流による消失を避けるという2点。しかし、ここでは登山道の整備も進んでおり、悪天候でない限り意識をするだけで深刻になる必要もないと思います。
その上にドーン!テント張りもだいぶ慣れてきました。しかしアクシデントが。地中の石がテントのペグ打ちを許してくれません。辺りのテントを見渡しながらその対策を真似てやり過ごします。新たなテクをゲット!!
深夜、マイナス5度まで気温が下がるのを想定して装備を充実させました。実際は5度で暖かい夜でしたが、こうしたデモンストレーションは無駄ではないと信じます。写真はテントのインナーマット。その他は装備品でも確認できます。
阿弥陀岳を見上げます。この山は名前が示す通り信仰があり、山頂には石碑や石仏が祀(まつ)られている様です。八ヶ岳では他にも旧石器時代、縄文時代からの国宝級の遺跡、土器、土偶石器などが発掘されています。長大な歴史を感じさせます。
阿弥陀岳からの展望。中岳の稜線に、先は「赤岳」です。ここで九州からのパーティーと一緒になりました。連休を使って遠征ですって。私もいつか九州に挑戦しに行きますよ!とお約束しました。
野菜炒めに目玉焼き。この後ウィンナーも。コンパクトなサイズで16から。しかし私が購入したのは売れ残りの18です。それでも炒め物は大きい方が調理し易いし!って、相手もなく自己援護(笑)
食後の一服を行者小屋の広場で楽しんでいたときの一コマ。山を眺め、自分を見つめ直します。と、この瞬間は一時的な現象なのだと後で気付くのです。日が暮れる、その赤い夕陽が山のお色直しなのだと。
行者小屋に到着した際、情報収集から出発時刻を4時頃に設定。3時半起床、朝食。ヘッドライトを装着して出発します。夜空の星も良かったです。地蔵尾根を登るのですが階段は直立。途中、崖をカニ渡りするシーンもあり注意が必要です。ちなみにヘッドライトの電池を行者小屋で購入。単3電池100円です。
赤岳からの展望。昨日の阿弥陀岳を望みます。360度見渡せる天候で、北アルプスの山々もハッキリ見えました!そして赤岳の山頂にも信仰を想わせる赤嶽神社があります。ほか赤岳頂上山荘があったり、天文台での観測も楽しかったです。
横岳の主峰「奥ノ院」2829m
ここで登山地図を開き、コンパスで位置を確認します。
重要なのは地図を見ること。
そして方向性を持つものがあるときに、コンパスを使用してその方向を地図上と現実で一致するかを確認します。
ここで登山地図を開き、コンパスで位置を確認します。
重要なのは地図を見ること。
そして方向性を持つものがあるときに、コンパスを使用してその方向を地図上と現実で一致するかを確認します。
赤岳から手前に映る2人組の方とご一緒してました。名古屋から来られたそうです。楽しかったです。
さて、写真は岩稜の東側を、鎖を便りに「カニ渡り」するシーンです。風は穏やかでしたので大丈夫でしたが、こういったシーンでは前後の方との安全を考慮して、慎重に渡る必要があります。
さて、写真は岩稜の東側を、鎖を便りに「カニ渡り」するシーンです。風は穏やかでしたので大丈夫でしたが、こういったシーンでは前後の方との安全を考慮して、慎重に渡る必要があります。
硫黄岳山荘です。トイレ休憩を挟みます。山荘のイメージとしては過ごしやすそうで、表にもくつろげるテーブルなどが設置してありました。トイレは山荘の中にあり、綺麗でした。
また、駒草神社があり、付近では7月〜8月にはケシ科のコマクサ群落が楽しめるそうです。
また、駒草神社があり、付近では7月〜8月にはケシ科のコマクサ群落が楽しめるそうです。
道中を共にした方々と別れて「硫黄岳」へ向かいます。
山頂までは7つのケルンに導かれて進みます。天候は晴れですので見通しも良く歩きやすかったです。
ケルンとは人によって石を積み重ねたもの。作成する目的は様々であるが、ルートや山頂を示すための道標として、または埋葬場所・慰霊などの目的でも作られます。
山頂までは7つのケルンに導かれて進みます。天候は晴れですので見通しも良く歩きやすかったです。
ケルンとは人によって石を積み重ねたもの。作成する目的は様々であるが、ルートや山頂を示すための道標として、または埋葬場所・慰霊などの目的でも作られます。
圧巻は写真の「爆裂火口」で、ふもとの本沢温泉まで標高差600mの絶壁だそうです。崩落が激しいようで現場には立ち入り禁止のロープが引いてありました。過去、ここから噴火が起きたのですね。
「赤岩の頭」2656m
名称には独特の言い回しがあり、そこから地形を判断することが出来ます。これまでにも出てきた「峰」や、この「頭」という表現にはピークを意味します。ピークとは山頂を意味します。
名称には独特の言い回しがあり、そこから地形を判断することが出来ます。これまでにも出てきた「峰」や、この「頭」という表現にはピークを意味します。ピークとは山頂を意味します。
「赤岳鉱泉」標高2,220m
お風呂にも浸かれて、さらに夕飯にはステーキなどの豪華な食事が頂けると評判の山小屋。水場あり・テント場あり。付近には救助隊ヘリポートも見ることが出来ました。
お風呂にも浸かれて、さらに夕飯にはステーキなどの豪華な食事が頂けると評判の山小屋。水場あり・テント場あり。付近には救助隊ヘリポートも見ることが出来ました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
メリノウールTシャツ
ドライメッシュ上下
タイツ
ズボン
ヒートテック
靴下
グローブ
ストック
ヘルメット
雨具
ゲイター
日よけ帽子
マウスピース
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
小物入れ
熊ベル
昼ご飯
夜ご飯
朝ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ソイヤー
ガスカートリッジ
コンロ
フライパン18
ライター
地図(地形図)
マップケース
コンパス
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
テント
インナーマット
寝袋
寝袋のインナーマット
寝袋のインナーシュラフ
バラクラバ
ダウンフットウォーマー
|
---|---|
備考 | 一眼レフカメラは次回持っていっても大丈夫かと思いました。重量はかかりますが、登山口からテント場までの辛抱ですので、個人的には我慢できる範囲かと。ヘルメットは持っていって良かったです。着用してない方もいましたが、万全に期する必要のある十分な山だと思います。赤岳の登頂の際、ダウンとフリースをザックに積めていきましたが正解でした。日の出を待つ間は極寒です。稜線歩きでも脱ぎ着して体温調節に努めました。また、北海道でのテン泊が装備不十分で就寝の際、極寒に苦慮した経験を反省し、今回は十分な装備で挑んだことは良かったと思います。結果、暖かく過ごせました。 |
感想
八ヶ岳の主峰・赤岳。
南北30kmに渡って2000m級の峰が連なります。
八ヶ岳は、夏沢峠を境として北を北八ヶ岳、南を南八ヶ岳と呼び、今回の山行は南八ヶ岳を歩きました。南八ヶ岳は明るくアルペン的山容で、稜線には花畑が広がり岸壁にはクライマーが喜びそうな雰囲気のある山でした。天候に恵まれ、高度感ある稜線からの展望も素晴らしく、緊張と感激に疲れを忘れるような山行でした。聞くところ、悪天候時には夏でも凍死者が出る事もあることから、今後も引き続き装備を見直し、体調のコンディションを整えることを忘れずに山行を楽しみたいと思います。
そして、北八ヶ岳に関しては過去に経験はあるが「自立した登山者として」とは言えず、こうした経験を踏まえた上で改めて自身でも挑戦したいと思いました。
また、南と北で経験をし、一方で八ヶ岳という舞台の長大な歴史なども想いながら「ロング縦走」も視野に今後調整を進めていきたいと思います。
おまけ
詳しくは、3:01ら辺から。
八ヶ岳山荘・前夜泊に向けて運転してたとき、思い浮かんだ映像 ↓
The Weeknd Feat, Daft Punk - Starboy
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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