八ヶ岳（美濃戸口から 阿弥陀岳→赤岳→横岳→硫黄岳）

2017年10月08日(日) 〜 2017年10月09日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 21.2km
• 登り: 1,857m
• 下り: 1,858m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 1:00
• 合計: 7:00

8:10 美濃戸口
8:50 8:50 やまのこ村
8:55 9:10 赤岳山荘
9:10 9:10 美濃戸山荘
11:10 11:30 行者小屋
12:00 12:00 阿弥陀岳分岐
12:30 12:30 中岳のコル
12:50 13:00 阿弥陀岳
13:20 13:20 中岳のコル
13:25 13:25 中岳
13:55 13:55 文三郎尾根分岐
14:25 14:40 赤岳
14:45 14:45 赤岳頂上山荘
15:10 赤岳天望荘

2日目

• 山行: 4:55
• 休憩: 0:50
• 合計: 5:45

6:15 赤岳天望荘
6:25 6:25 地蔵の頭
7:10 7:10 横岳（三叉峰）
7:25 7:30 横岳（奥ノ院）
8:05 8:15 硫黄岳山荘
8:30 8:35 硫黄岳
8:50 8:50 赤岩の頭
9:40 10:00 赤岳鉱泉
11:10 11:20 美濃戸山荘
11:25 11:25 赤岳山荘
12:00 美濃戸口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸口

その他周辺情報

美濃戸口の”J&N”というお店で、入浴と食事、および駐車。

写真

10/8 8:10

美濃戸口に車を止め、登山届けも出して準備OK、お天気も上々。予定より早い時間の出発となった。

10/8 8:10

美濃戸口から歩きだしてすぐの道標。
まずは赤岳山荘、美濃戸山荘をめざす。道標の 左手の方向へ。

10/8 8:27

林道脇の道標。

10/8 8:52

約40分ほど歩いて、赤岳山荘の前を通過。

10/8 9:07

美濃戸山荘へ到着。お手洗いと小休止。
沢山の登山者が休憩中。
ここからは、南側ルートの南沢を通って、行者小屋をめざす。

10/8 11:08

約2時間歩いて行者小屋へ。
南沢は、始めは急な所も多くあって息も切れ気味だったが、小屋に近づくと広いなだらかな道となる。高度を上げてきて苦しいところで、ちょうど順応させてくれるようで助かった。
行者小屋の前で昼食 & この後の行程を相談。

10/8 11:33

いい感じで来ているので、文三郎尾根に行く途中からは南西へとって、阿弥陀岳を先にめざすことにする。この道標でいうところの中岳道へ進む。

10/8 12:20

中岳道を上がってきた。背後に横岳、それに続く硫黄岳。

10/8 12:30

中岳のコルという稜線上に出て、荷物をデポ。
阿弥陀岳へ空荷で向かう。
コルから阿弥陀岳へ上がり始めたところ。振り返って、この後に行く中岳、赤岳。

10/8 12:43

空荷でよかった。阿弥陀岳への登りもかなり険しい。
鎖、はしごの難所もいくつかあった。

10/8 12:57

かなり消耗しながら（僕だけ）、阿弥陀岳へとうちゃこ。
2805m。

10/8 12:58

時間的にちょっと押しているので、記念撮影を済ませると早々に阿弥陀岳、下山。下りていく先に、このあと進んでいく稜線。
手前の小高いのが「中岳」、その奥に圧倒的な「赤岳」。

10/8 13:25

阿弥陀岳を終わって、ザックを背負い中岳、赤岳へ。
振り返って、今行って来た阿弥陀岳。

10/8 13:33

ほどなく「中岳」通過。小さなピークといったところ。

10/8 13:41

中岳を下って来たところ。

10/8 13:54

文三郎尾根との合流点。ガスが出だしている。
午後2時が近づき、小屋に着く時間が少し気になりかけていた頃。

10/8 14:20

赤岳に迫る。ここも、鎖、はしご があってなかなか気が抜けない。

10/8 14:25

ようやく頂上らしきものを発見。

10/8 14:28

中岳を出て、1時間弱で赤岳山頂へとうちゃこ。
今回の八ヶ岳の中の主峰、2899m。
少し青空があるものの、ガスが出て眺望は全くなかった。多くの人でにぎわっていて、記念撮影も順番待ち。

10/8 14:29

赤岳山頂の三角点。

10/8 14:40

赤岳山頂近くの道標。

10/8 14:43

山頂の目と鼻の先に小屋がある、赤岳頂上山荘。

10/8 14:45

眺望が見えなかったのを惜しみながら、北側へ下って、今日の終着点、赤岳天望荘へ。その途中の道標。

10/8 15:00

赤岳天望荘が見えた。

10/8 15:12

15時過ぎ、無事に赤岳天望荘に。いつもより遅めの到着。
予定通りの大混雑で、寝る場所も大部屋の中のぎっしり詰まった中。食事も5回目の回となる。五右衛門風呂も一時は大行列で、残念ながら風呂は断念。

10/8 16:26

夕方が近づくにつれ、ガスが抜けて視界がよくなる。
今、赤岳の頂上ならば・・・と残念だったが、ここから40分以上かけてもう一度上がる気力は出なかった。
赤岳の頂上と、頂上山荘がくっきり見えてくる。

10/8 16:27

そして、その赤岳の左側、南南東の方角に富士山が遠望できるようになる。

10/8 16:30

明日向かう横岳、硫黄岳方向も、夕日に照らされて美しい。

10/8 16:41

食事までの時間、周囲の景色を見て過ごす。あふれかえった談話室から出て外で過ごすも、風はほとんど吹いていなかったが、気温は10℃ちょい。防寒していてもすぐに寒くなってくるので、そこそこで一旦室内へ。温かいコーヒー、お茶が無料なのがありがたかった。

10/8 17:19

夕闇せまると、富士山がより大きく、くっきりと見えた。

10/8 17:23

日没ショーは阿弥陀岳の右側。雲が出ていてそこに沈みこんでいく感じとなった。黄色とオレンジ色が美しい。

10/9 5:23

深夜2時ごろはガスと強風で星空は見えなかったとのこと。（満員の寝床から出ていくのも困難）楽しみにしていた星空は早朝に起きてから少し見れたが、この時も風が強くて寒かったため、長い時間見ていられなかった。
朝食前のam5時半ごろから、今度は東側にて御来光が見れる。

10/9 5:59

日がのぼると急激に明るくなってきた。
赤岳の東側斜面が照らされて美しい。もう歩きだしている人も。

10/9 6:00

これから向かう、横岳 も日に照らされて。すでに多くの登山者が行動開始。

10/9 6:23

am6時15分、赤岳天望荘を出発。ほどなく地蔵尾根から上がってきて合流する「地蔵の頭」を通過。

10/9 6:31

振り返って、泊まった赤岳天望荘とその背後に「赤岳」、
その左手の雲海には今日も富士山が見えた。

10/9 6:36

横岳へ向かう途中は、気の抜けない岩峰をいくつも通過していく。

10/9 6:44

ここを登りきると頂上か、という期待を何度も裏切られながら、
険しい岩山を通っていく。

10/9 6:46

振り返って、今朝から進んできた稜線。なるほどかなりギザギザしている。「赤岳」が美しい。そのさらに後方は南アルプスの山なみ。

10/9 6:58

横岳へ行く途中、南の方角。
昨日行ってきた「阿弥陀岳」(右)と「赤岳」(左)がくっきり。この角度では、両者の間の「中岳」もよくわかる。

10/9 7:10

歩きだして1時間弱で、三又峰(さんじゃほう)を通過。
東側から杣添(そまぞえ)尾根が合流してくる場所。横岳 頂上はあともう少し。

10/9 7:18

行く手の左側に、遠く北アルプスの山なみもよく見える。
早朝の雲が少し減って、槍ヶ岳以外の山もはっきりとわかるようになってきた。

10/9 7:25

後方は、昨日行ってきた、阿弥陀岳や赤岳、その間に今度は権現岳も。さらに遠くは南アルプス。

10/9 7:25

横岳 山頂から西側を見おろすと、なんか船の先端みたいな形の岩が2つ飛び出ていた。あとで地図をみたら、おそらく「大同心」(右)、「小同心」(左)に相当するものと推定。先端の方まで人が歩いた跡の道がついているような感じ。

10/9 7:29

横岳 山頂にとうちゃこ。赤岳天望荘から1時間15分くらいで来た、コースタイムはややキビシイ目か。。。 一息入れる。
2829m。

10/9 7:29

横岳 山頂の道標。後方は「赤岳」。

10/9 7:29

こちらは北側。左手 奥に、これから行く「硫黄岳」が見える。

10/9 7:38

横岳をあとに硫黄岳をめざす。
横岳の山頂で他の登山者が言っていた ”カニの横ばい” とはここのことかな？

10/9 7:38

登り同様、下りも気を抜けない難所が数々。

10/9 7:41

硫黄岳がくっきり見えてきた。
その左後方、雲の上に頭をのぞかせているのが 北八ヶ岳の「蓼科山」と思われる。

10/9 8:01

硫黄岳の西側斜面。

10/9 8:01

硫黄岳山荘が見えてくる。
山荘の前にある駒草神社と書かれた祠(ほこら)のそばで小休止。

10/9 8:18

硫黄岳山荘から硫黄岳へ上がって行く途中、こんな感じの表示がついたケルンが沢山ある。霧に包まれて進路がわかりにくくなる時の大事な”みちしるべ”とのこと。

10/9 8:30

硫黄岳山頂にとうちゃこ、と言ってもだだっ広くて、こちらの道標でも山頂とあるが、奥のほうに立派な標識が立っている。
硫黄岳で今回の八ヶ岳の高い山は終了、あとは降りるだけとなる。

10/9 8:33

硫黄岳 山頂。2760m。
横岳 山頂から約1時間。

10/9 8:38

休憩後、下山へ。「赤岩の頭」を経て、赤岳鉱泉をめざす。

10/9 8:48

10分ほど下って「赤岩の頭」が見えてくる。
後方に、左から、赤岳、中岳、阿弥陀岳もよく見えた。

10/9 8:51

赤岩の頭 から硫黄岳を仰ぎみる。

10/9 9:31

赤岩の頭→赤岳鉱泉 間。ひたすら下る。

10/9 9:39

約1時間で、赤岳鉱泉へ。小休止。

10/9 10:00

赤岳鉱泉の背後に、横岳の岩峰がせまるかたち。
飛び出しているのが多分、大同心、小同心 では。

10/9 10:24

赤岳鉱泉から、北沢を通り、美濃戸山荘へ。
沢沿いに下る快適な道。水はきれいだが、名前の通り、ところどころ岩が赤くなっている。

10/9 10:38

いいお天気。紅葉がきれいなところもあり、秋を感じさせてくれた。

10/9 11:09

美濃戸山荘まで下山。北沢と南沢が合わさる所。

10/9 11:27

美濃戸山荘からは車も通れる林道を下る。
途中の林道沿い、オレンジ色が鮮やかな木。

今回のルート。美濃戸口にあった案内表示にて。

撮影機器：

COOLPIX A10 ニコン

装備

個人装備

雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 タオル ストック

感想

20150430Take

晴天に恵まれた2日間の山行。
10/8(日)の1日目は予定より早く登山口に着く。心配していた駐車場が満車で入れない事態も回避できて、am8時過ぎには歩き出す。秋の日差しで寒くもなく、登山道は連休中で多くの人出があった。時間的余裕のおかげで、阿弥陀岳も行くことができたが、唯一惜しかったのが赤岳山頂に着くのが少し遅れて午後2時半過ぎとなり、ガスが一番多い時間帯に当たってしまった。夕方、赤岳天望荘から見上げるころにはガスも晴れて赤岳がきれいに見えたことを思うと残念。食事までの時間は、周囲の眺望を満喫、富士山も見えたし、阿弥陀岳の右手に沈む夕日を見ることもできた。

10/9(月・祝)の2日目、ぎゅうぎゅう詰めの山小屋で寝苦しい一夜を過ごし、朝は少々風が強かったものの御来光が見れることに、ただ、朝食の時間帯に当たってしまってじっくりと見れなかったのが、これまた残念。
この日も好天で、赤岳から硫黄岳の稜線を楽しむことができたが、気の抜けない難所も数々あって、昨日の阿弥陀岳に上がる時から硫黄岳山荘が見えてくるあたりまでの区間は要所要所で気を張っていないと危険な箇所が多かったと思う。
順調に歩くことができて、お昼には美濃戸口まで無事下山。
お風呂と食事を済ませて、早々に中央高速に乗るまではよかったが、最後は連休最終日の大渋滞に巻き込まれ、東京に着いたのは午後7時ころ。運転はすべてishiくんがやってくれたので今回も楽をさせてもらった。

コメント

coco0216

八ヶ岳満喫ですね♬
ishiさん、takeさん、お疲れ様でした
お天気が良くて素晴らしい山行きでしたね

ガスや混雑した山小屋などちょっぴり残念なこともあったらしいですが、なんのなんの、そんなことなど吹き飛ぶような素晴らしい風景の写真ばかりで食い入るように見せていただきました

私もすっと行きたかったコースですので　また次回ガスのリベンジも兼ねておつきあいくださいね！
結構厳しいコースのようですね。トレーニングしておきます

それと、J&Nもずーーーーーーっと前から行きたいお店なんです。
男子２人に先を越されてしまいました〜

ishi0478

お疲れ様でした
　お天気に恵まれて、最高の山行となりました。最初は、行者小屋から地蔵尾根を登って赤岳展望荘へ行く予定でしたが、takeさんの一言「折角やから阿弥陀から登ろう」で、コースを変更しました。阿弥陀岳の登下りには、空身でもコースタイム以上の時間がかかり、かなりあせりました。が、その後の赤岳までの登りは、結構早いペースで登ることができました。初めての南八ヶ岳でしたが、岩登りや鎖場・梯子の箇所があり、満喫できました。また登りに行きたいです。
　Ｊ＆Ｎ様、駐車させていただき、ありがとうございました。
　また、下山後の昼食、おいしかったです！