風雨の北アルプス縦走(室堂〜薬師岳〜黒部五郎岳〜三俣蓮華岳〜新穂高温泉)
- GPS
- 32:34
- 距離
- 44.3km
- 登り
- 3,306m
- 下り
- 3,564m
コースタイム
8:00室堂-9:15浄土山-9:55龍王岳-11:30獅子岳-12:15ザラ峠-13:10五色ヶ原(テント泊)
8/18:
5:45五色ヶ原-7:00鳶山-8:25越中沢岳-10:50スゴ乗越-12:50スゴ乗越小屋(小屋泊)
8/19:
6:05スゴ乗越小屋-7:15間山-8:35北薬師岳-9:30薬師岳(10:00出発)-10:30薬師岳山荘-11:15薬師峠キャンプ場(テント泊)
8/20:
5:20薬師峠キャンプ場-7:20北ノ俣岳(上ノ岳)-10:25黒部五郎岳(10:45出発)-12:40黒部五郎小屋-14:35三俣蓮華岳-16:00中道ルート分岐-16:15双六小屋(小屋泊)
8/21:
6:55双六小屋-7:55弓折乗越-8:20鏡平山荘-10:10登山口-10:35わさび小屋-11:25新穂高温泉(入浴)-中崎山荘奥飛騨の湯(食事)
天候 | 8/17雨のち曇り(夜雨) 8/18曇のち晴れ(夜雨) 8/19雨のち晴れ(夜雨) 8/20雨(夜雨) 8/21雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路(8/21):13:30新穂高温泉バス停(松本新穂高温泉線,2800円)-15:30松本駅(16:30発あずさ,6910円)-19:20新宿駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
8/17(室堂-五色ヶ原) ルート:危険箇所は特に無し。鬼岳付近の残雪も少ない。浄土山山頂付近とザラ峠は風強し。 五色ヶ原キャンプ場:五色ヶ原山荘から遠い(15分程度)。水は煮沸必要。トイレは綺麗でない。 8/18(五色ヶ原-スゴ乗越小屋) ルート:越中沢岳までの登りは緩やか。越中沢岳からスゴ乗越小屋まではアップダウンが大きく体力必要。 スゴ乗越小屋:小屋は小さめ。煮沸の不要な水が豊富。朝食は普通(ちょっと貧しい?)。トイレは和式のみ。寝床は二段ベッドで大部屋のみ。 8/19(スゴ乗越小屋-薬師峠キャンプ場) ルート:岩場少なく危険箇所は無し。薬師峠への下りで薬師平以降は大雨の影響で少し沢と化していた。 薬師峠キャンプ場:テント場は広いが、南東(雲の平方面)に向かって全体的に傾斜している。太郎平小屋からは遠い(15分程度)。水は煮沸不必要。トイレは簡易水洗。13時〜17時くらいは管理人小屋が開いており、そこでテント料金支払い、ビール等が販売されている。水晶岳方面の景観が良い。 太郎平小屋:昼食だけ頂いた。生ビール販売(1000円)。ネパールカレーというものを去年提供していたが、今年はなくなっていた。黒部五郎岳から水晶岳の景観が良い。 8/20(薬師峠キャンプ場-双六小屋) ルート:黒部五郎岳の取り付きまでが遠い。ピークへの急登は長いが危険箇所は無し。雨天で濃霧だったので下りは稜線ルートにしたが、初めは岩場の連続で後はだらだらとした道で長い。黒部五郎小屋からは、初めは樹林帯の急登。三俣蓮華岳への登りは危険箇所なし。ピークには風除けがなく、雨天強風時は非常に寒い。双六小屋への下りには中道ルートを採用したが危険箇所は無し。 双六小屋:4,5人の個室と大部屋がある。2階建てで大きく、従業員も小屋番というよりサービス業のバイトのようだった。炊事場は寒い。食べてないが夕食には天ぷららしきものが出ていて豪勢。朝食を頂いたが普通。トイレは和式と洋式があり水洗でトイレットペーパーも流せる。生ビールあり。乾燥室も大きく24時間稼働しているがレインウェアやザック、靴は干せない。 8/21(双六小屋-新穂高温泉) ずっと沢筋を下っていく下りルート。危険箇所はないが、連日雨天だったので泥濘や増水に注意。舗装路に入ってからは川沿いの単調な緩やかな下り。舗装路のゲートにある入浴施設は500円(施設名を失念)で、食事は取れないが、雨天時には新穂高温泉のバス停まで送迎してくれる。バス停近くの中崎山荘奥飛騨の湯は入浴料800円で、800-2000円くらいの食事ができる。 |
写真
感想
1.感想
2.ウェア情報
3.食料情報
1.感想
テン泊2日+小屋泊2日で、小屋には二日目と四日目に泊まった。
ルート設定は、薬師にしろ黒部にしろ、登りのきつい、長い方から入っていったので大変だった。
足は両足とも靴擦れしてイタイイタイ
靴下だが、足指ソックス+厚手ソックスにしている。
原因で思い当たる点としては、
・足指ソックスが踝までしかないから踵が擦れやすくて具合が悪いのかもしれない。
・上記組み合わせだと少し踵が緩い気がする。どちらかもしくは両方とも厚さを増した方がいいのかもしれない
・登りの歩き方が力を入れすぎかもしれない。もうちょい小股でスタスタ歩いた方がいいかもしれない。
などです。
靴もレインウェアもは3-5日はべちょべちょで、防水ソックスを忘れたのが痛いが、毎日降ると防水もゴアもくそも無い。
靴もレインウェアも満遍なく浸透してきた感じだが、初めはちょっと足裏ぬれてきたかなーと思ったので、ソールと皮との縫い目からかも知れない。
縫い目にもテントのシールを打ってみるかなw(皮だと打てないか)
カッパは新しいマーモットのゴア(Pro Shell)。普段使ってない合羽なので新品同然なのだが、腕(たぶんザックとの接触点あたり)やポケット周りからぬれ始めた。圧力がかかるところや縫い目、ファスナー部は当然弱いようです。
合羽は浸水しなくても、どうせ汗でベトベトになるので、合羽の性能より下に着ているものの衣類が重要だなと感じた。
下からFTのスキンメッシュ半袖、化繊の半そでTシャツ、化繊の長袖Tシャツ、合羽、というレイヤリングだったが、これはこれでまあまあよかった。
試してみたいのが、CWXやskinzの上半身に着る長袖サポートタイツ。タイツが分厚い皮膚のような感じになってくれるので、べとつきが感じにくいんじゃないかと思う。
テントはブラックダイヤモンドのハイライトを投入。
前室無くてもなんとかなるが、雨の日の炊事がチョイ面倒で、室内で細々やった。
五色ヶ原のテン場で横殴りの風雨に遭い、雨が入るのでベンチレーションを閉めたら、結構結露した。シングルウォールだとシェラフカバー必須だ。
2日目にスゴ乗越小屋で小屋泊まりを入れたので、衣類とテントを干せたんで良かった。あと4日目も土砂降りだったためと、双六に着いた時間が16時過ぎていたので、小屋どまりに変更。
4日目が一番雨が降ったため、低体温症にはならないように気をつけて行動。
食事や行動食を取って行動している間は、ずぶ濡れ合羽でも体から熱を出すので問題ない。三俣蓮華に上がる前に黒部五郎小屋でラーメンを頂いた。時間に追われてたんで食事をとるかどうか迷ったが、飯食っとけば遅くなっても大丈夫だろうという判断。
水も体内に熱量があれば摂取しても寒くはならない。
問題はピークで行動を停止したときで、今回のように2800m以上だと寒い寒い。
黒部五郎岳と三俣蓮華岳のピークには、眺望も良くなかったし、それぞれ10分くらいしか滞在しなかった。
今回初めての4泊山行&5日連続風雨という状況で、ちゃんと準備すれば良かったものを以下に記載。
シェラフカバーやシーツ、防水ソックス、レインウェアを着る時用のパンツ、寝るときのパンツ、テルモス、胡椒などの香辛料(寒いんで暖かくなれる薬味が欲しかった。)、防水カメラ(5日目に液晶が一時死んだが帰宅したら復活したw)
2.ウェア情報
・下半身:サポートタイツ(CWX)、ロングパンツ(Mammut)
・上半身:化繊ベースレイヤー(FineTrack)、化繊半袖Tシャツx2(mont-bell/Marmot)、化繊長袖Tシャツ(mont-bell)、フリース(Mammut)
・合羽:Marmot上下(Gore-Tex Pro Shell)
・足回り:Goro S8、5本指ソックスx2、厚手靴下x2
3.食料情報
以下の食料をほぼ完食。
・アルファ米(2食)x2、ラーメンx4、ドライカレー、カレー(フリーズドライ)
・チョコバーx12、粉末アミノ酸x12(4日間x3の計算)、チョコレートx10ケ
1日目:朝食(コンビニパン)、昼食(行動食)、夕食(ラーメン+ライス)
2日目:朝食(ラーメン+ライス)、昼食(カレーライス)、夕食(カレーライス+ラーメン)
3日目:朝食(小屋)、昼食(小屋)、夕食(失念。。。)
4日目:朝食(ラーメン+ライス)、昼食(行動食)、夕食(ドライカレー)
5日目:朝食(小屋)、昼食(下山後温泉で)
北アの大縦走お疲れ様でした。
雨が多い中大変でしたね。
濡れモノが増える中、衣類や靴の乾燥が重要になるのが良くわかりました。
雨の中、双六からの出発は気が重かったことでしょう。
デジカメもレンズが曇り気味で山行の大変さが良く伝わってきました。
ちなみに、防水カメラはソニーのTX-10がお勧めです。
コメント有難うございます。
天気がよければ最高だったのですが、3日目の薬師でちょっと晴れただけでも十分報われた気分です。
ずっとリコーユーザーだったので、TX10は初耳です。近々Nikonからも防水デジカメが出るそうなので、そろそろ防水カメラを検討してみたいと思います。
私も、19日に薬師峠にテント泊しました。
天気が良かった?のは、この日ぐらいでその他は、小屋泊してしまいました。
「ちゃんと準備すれば良かった物」シリーズはごもっともと納得してしまいました。私自身、相棒に靴下・ズボン・パンツまで貸す羽目になってしまい、ずーっと同じスタイルで山行する事になってしまいました。
今回の、雨登山は雨・川の様な登山道と修行の様になってしまいましたね。
私のカメラも、撮影中は昭和のテレビの様に、四隅が曇ってアウトドア様のカメラの購入を考えさせられました。
ありがとうございます。
確かに19日だけは天気よくて良いテント泊でした。
僕のカメラも曇っただけでなく、液晶の色がおかしくなったりしてしまいました。防水デジカメ欲しいですね。
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