赤岳・横岳・硫黄岳〜八ヶ岳冬の鉄板ルートへ
- GPS
- 29:25
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,560m
- 下り
- 1,553m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 6:08
- 山行
- 3:22
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 4:49
天候 | 20日・21日共に快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車料金1日1,000円。土曜日朝6時半頃はガラガラでしたが、日曜日昼頃に戻るとほぼ満車でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に積雪は少なめです。 但し、この時期なりの積雪は有りますので美濃戸からずっと土の上を歩くことは有りませんでした。 トレースは完璧でラッセルは一切有りませんでした。 今後積雪が増えることが予想されますので、出かける前に最新状況を確認ください。 【美濃戸〜南沢〜行者小屋】 途中の林道含め全てツルツルのスケートリンク状態です。 チェーンスパイク等が最適ですが、持って無い方は迷わずアイゼンを履いた方が良いと思います。 ある意味稜線上より「危険」です。 【行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳】 文三郎尾根の階段はほぼ雪で埋まっています。鎖は一部出ています。 中岳の稜線上から赤岳までは積雪が少なく岩場が露出しています。 氷と岩のミックスした急斜面となりますので注意して3点支持で登ってください。 【赤岳〜赤岳天望荘】 赤岳北峰から稜線上をほぼ夏道通り進みます。 この日は適度な積雪でアイゼンがよく効き歩きやすい道でした。 かなりの傾斜が有りますので、スリップすると非常に危険ですのでアイゼンを引っかけたりしない様注意が必要です。 通常、このルートは強風が吹いていますので強風への備えも必要です。 【赤岳天望荘〜硫黄岳】 今回のルートの核心部です。 自分への覚えを含め今回は写真を多用し詳細に説明しました。 初めて行く方や直近の状態を知りたい方は是非写真をご覧ください。 今回は積雪は少なめでトレースがしっかり有りましたので全体に容易でした。 【硫黄岳〜赤岳鉱泉】 硫黄岳山頂は強風が吹き荒れていますが、少し下ると一気に風が無くなります。 山頂直下のトラバースを終えると後は赤岩の頭に続く広々した稜線です。 赤岳鉱泉に下る冬期ルートは赤岩の頭の手前から左に一直線に樹林帯に下っています。 基本的に夏道通りですので、トレースが無い場合は樹林の伐採の後などを見つけるかGPSを頼ることになります。 目印の赤布などは殆ど有りませんでした。 尚、このコースの稜線直下は雪崩危険地帯ですので積雪直後などは十分な警戒が必要です。 【赤岳鉱泉〜北沢〜美濃戸】 アイスキャンディーの脇を通り北沢沿いに緩やかな道を進みます。 登山道は最初は圧雪で歩きやすいのですが、下るに従ってツルツルのアイスバーンになります。 特に堰堤広場から下の林道はスケートリンクの様になっていますので、つぼ足では危険です。 チェーンスパイク等が最適ですが、無い場合は赤岳鉱泉からそのままアイゼンを履いて降りることをお勧めします。 |
その他周辺情報 | いつもの樅の湯に入りました |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
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感想
私の冬の大定番、赤岳・横岳・硫黄岳の縦走に行ってきました。
赤岳天望荘に泊まってこのコースを歩かないと冬が来た気がしません(ちょっと大げさですが)
このコースは過去に何度となく歩いていますが、変化に富んだ面白いコースで展望も良くちょっとスリルも有って、本当に毎回楽しめます。
今回は積雪は少なめで一部岩が出ていたりしましたが、トラバースやナイフリッジにしっかりしたトレースが有り全体に難易度は低めでした。
また、いつも強風が吹き荒れて厳しい大ダルミから硫黄岳の登りも風が弱かったので非常に楽でした。
初日の夜ガスが出てしまい星空が見えなかったのは残念でしたが、その他は2日間とも好天に恵まれ、ご来光を拝んだり遠くの景色を眺めたり、文字通りの八ヶ岳ブルーを満喫したりと、最高の2日間となりました。
赤岳天望荘は毎年この時期の宿泊を楽しみにしているのですが、今年も期待通りの素晴らしい小屋でした。
小屋の方の対応は良いし、食事はおいしいし、コーヒーやお茶お湯は全て無料、ウエルカムドリンクのお汁粉も有ります。
厳冬期で有りながら隅々まで暖房されていて、寒い思いをすることも有りません。(もちろん山小屋ですのでダウンウエアー等それなりの服装していることが前提になりますが)
外は寒風吹きすさぶ厳冬期の3,000m近い稜線で有りながら中はぬくぬくの別世界、正に「非日常」がここには有ります。
いつもながらこの時期の営業は大変なご苦労だと思いますが、是非これからも続けて頂きたいと思います。
今年は2月20日まで厳冬期営業しておりますので皆さんも是非泊まりに行って「非日常」を楽しんで見てください。
定番のこのコースが終わると次は何処に行こうかと色々迷って、またそれも楽しい時間です。
今年は南八ヶ岳は全て登りましたので、やはり北八も行かなければ片手落ちになるし、天気の良さそうなときに上越方面も行ってみたいし、行ったことの無い西日本の山にも足を伸ばしたいし・・・。行きたい山ばかりで困ってしまいます。
さてどこに行きましょうか?
yamayaさん、おはようございます。
今冬も定番の赤岳・横岳・硫黄岳周回されたんですね、お疲れさまでした
今回も快晴の天気(風も弱かったのかな)で、楽しい2日間だったことが伺えます。
なによりyamayaさんのコース状況と写真による登山道解説がとても参考になります、でもやっぱり今年は八ヶ岳でも積雪が少ないようですね。
私も2月半ばに赤岳を予定しておりますが、積雪量が変わらないようであれば横岳・硫黄岳を周回で歩ければと考えております でも毎年2月半ばは天候が荒れるので中止なってしまうことがここ最近のパターンです
それにしても昨日からの雪は大変でしたね、yamayaさんは帰りの電車は大変だったのではないでしょうか?
家の近所ではアイゼンはつけて歩くことも出来ないので、ここ数日は足もとが危ないので気をつけましょう
opiroさん、こんばんは。
毎度おなじみの八ヶ岳にまた行ってきました
多分冬にこのコースを登るのは10回以上だと思うのですが、毎回楽しめますね。
何度も登っている割には横岳の細かなピークの名前を今ひとつはっきり覚えていないため、今回はルートガイドを参考にしながら写真の説明を書いてみました。
でも次に登るときは多分またピークの名前を忘れていると思います
まあまとめて「横岳」ですから。
opiroさんは2月の予定ですか?冬の八ヶ岳は風は強くても比較的晴れることが多いので、今度は好天に期待したいですね
昨日の雪には参りましたね
帰りは早じまいで3時過ぎに会社を出たので良かったのですが、今朝は大変でした。
今夜の帰りも都内はすっかり乾いていたのに、埼玉に戻ってくると雪は残っているし道路は凍っているしで、本当にピッケルやアイゼンがほしい様でした。
ある意味山より危ないですね
いつもコメントありがとうございます。
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