北岳（広河原〜肩ノ小屋〜北岳〜間ノ岳〜八本歯のコル〜広河原）

2016年07月30日(土) 〜 2016年07月31日(日)

• GPS: 19:30
• 距離: 24.5km
• 登り: 2,972m
• 下り: 2,925m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 1:56
• 合計: 8:56

6:28 広河原インフォメーションセンター
6:33 6:33 広河原・吊り橋分岐
6:52 6:52 白根御池分岐
8:57 8:58 大樺沢二俣
11:08 11:09 草すべり分岐
11:50 12:18 小太郎尾根分岐
12:39 13:20 北岳肩ノ小屋
13:44 13:50 両俣分岐
14:05 14:41 北岳
15:02 15:05 両俣分岐
15:24 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 8:11
• 休憩: 2:22
• 合計: 10:33

5:24 北岳肩ノ小屋
5:37 5:38 両俣分岐
6:08 6:30 北岳
6:50 6:51 吊尾根分岐
7:03 7:16 トラバースルート分岐
7:37 7:54 北岳山荘
8:28 8:35 中白根山
9:33 9:45 間ノ岳
10:35 10:36 中白根山
11:02 11:27 北岳山荘
11:53 11:54 トラバースルート分岐
12:18 12:31 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
12:46 12:55 八本歯のコル
14:10 14:25 大樺沢二俣
15:40 15:41 白根御池分岐
15:47 15:47 広河原山荘
15:49 15:50 広河原・吊り橋分岐
15:54 15:57 広河原インフォメーションセンター
15:57 ゴール地点

1日目：広河原〜大樺沢二俣〜小太郎尾根分岐〜肩ノ小屋〜北岳山頂〜肩の小屋
水平移動距離=6.5km 上り累積標高＝1779m 下り累積標高=286m CT=420分 休憩=116分
✳️1日目の記録は写真撮影時刻を基に書き起こしたもので推定値も入っている(GPSログ開始忘れ)。

2日目：肩ノ小屋〜北岳山頂〜間ノ岳〜北岳山荘〜トラバースルート〜八本歯のコル〜広河原
水平移動距離=12.7km 上り累積標高=955m 下り累積標高=2448m CT=500分 休憩=140分
✳️2日目の記録はGPSログ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

行き：前日夜に芦安温泉駐車場着（車中泊）、乗合タクシーで広河原へ。
タクシー乗り場には午前3時頃から列が出来る。4時過ぎから先着順で乗車が始まり、5時前には全車発車した。最後のタクシーに一人分の空きがあり運良く乗れた。
帰り：乗合タクシーで広河原から芦安温泉駐車場へ
帰りのタクシーも一人分の空きが有り、広河原に到着して程なく乗車出来た。

写真

7/30 6:29

6時頃、乗り合いタクシーで広河原到着。北沢峠行きのバスを待つ人や登山準備する人で混雑気味。所用を済ませ6時30分頃出発。

7/30 6:31

吊り橋へ向かう途中で北岳が見えた。

7/30 6:33

吊り橋はこんな感じで渡る。

7/30 6:34

吊り橋を渡った先に建つ広河原山荘。この場所で出発準備する人もいる。

7/30 6:35

広河原山荘横を左に折れて登山道に入る。

7/30 6:59

大樺沢を目指し、白根御池分岐を左方向に進む。

7/30 8:58

大樺沢二俣に到着。鳳凰三山の観音岳山頂は辛うじて見えるが地蔵岳山頂は雲が掛かって見えない。

7/30 8:59

大樺沢二俣からの北岳。こちらも山頂に雲が掛かっている。

7/30 9:27

北岳肩ノ小屋を目指し右俣コースに進む。少し標高を上げると雲がとれて北岳山頂が顔を出した。

7/30 10:06

お花畑到着。良く見かける花だがシモツケソウ？

7/30 10:06

お花畑には所々タカネナデシコ？が咲いていた。

7/30 10:16

差緑色の花が特徴のミヤマバイケイソウ。

7/30 10:42

ダケカンバの林の中にマルバダテブキ。写真では平地の様に見えるが、実際は緩斜面だ。

7/30 10:56

サンリンソウ？

7/30 11:08

白根御池小屋分岐の道標。標高は約2744mで大樺沢二俣から標高差を520m登った。

7/30 11:08

白根御池小屋分岐からの登山道（上り）

7/30 11:08

白根御池小屋分岐点から登ってきた登山道を振り返る。

7/30 11:21

肩ノ小屋への最後の急登に差し掛かった。キツイ。

7/30 11:59

標高2843mの小太郎尾根分岐に到着。大樺沢二俣との累積標高差は約630m、急登はココまでだ。休憩&軽い食事。

7/30 11:59

北岳方向。ガスが掛かっていなけりゃ写真の左端に山頂が見えるはずだったが・・・。

7/30 12:15

小太郎尾根分岐から先は花の稜線。まずは登山道脇にトウヤクリンドウ。

7/30 12:17

トウヤクリンドウを撮ったついでに、登山道を振り返る。ガスが掛かって甲斐駒ケ岳は見えない。

7/30 12:24

更に進んで、キンロウバイ。

7/30 12:24

同じ場所でタカネツメグサ。

7/30 12:28

ウラジオキンバイ？

7/30 12:30

ヒメコゴメグサ。

7/30 12:31

シコタンソウ？。タカネツメグサとは違うようだ。

7/30 12:41

肩ノ小屋に到着。ガスが晴れてきた。宿泊手続き・昼食・休憩の後、空荷で北岳山頂に向かう（13:20）。

7/30 13:28

イワオウギ。肩ノ小屋から8分程上った所に咲いていた。

7/30 13:35

ミヤマシシウド

7/30 13:42

両俣分岐（3100m）に到着。北側の展望が利いてきたので肩の小屋も確認出来る。

7/30 13:42

両俣分岐の様子。写真に写っているのは韓国からのグループ。

7/30 14:09

14時5分に山頂到着。賑わっている。30分以上粘るもガスが晴れず下山。

7/30 14:38

下山は花々を見て回る。

7/30 14:48

拡大すると花弁に毛が見えるのでチシマギキョウのようだ。

7/30 14:55

イワベンケイ

7/30 14:56

ハハコヨモギ

7/30 14:57

イブキジャコウソウ

7/30 15:00

ヨツバシオガマとハハコヨモギ

7/30 15:20

イワツメクサ

7/30 15:26

15時25分:肩の小屋に戻ってきた。

7/30 17:07

夕方のテン場。1日目の行動はこれにて終了。

7/31 3:55

二日目の午前4時前。ライトダウンと雨具で防寒し日の出前の甲府盆地＆富士山の景色を楽しむ。

7/31 4:15

4時過ぎの光景。肩の小屋前は人で一杯。

7/31 4:26

日の出前。少し前まで見えていた甲府盆地は霧？の中。

7/31 4:43

富士山をズームアップ

7/31 4:51

日の出は4時50分頃ころ。鳳凰三山の観音岳山頂あたりから太陽が昇ってきた。

7/31 4:55

4時55分。太陽が完全に顔を出した。手前のシルエットのピークは鳳凰三山の観音岳の山頂。

7/31 5:21

5時20分、北岳山頂に向かう。肩の小屋からは山頂は見えない

7/31 5:38

甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳連峰。

7/31 5:48

仙丈ヶ岳

7/31 5:54

甲斐駒ヶ岳のズームアップ

7/31 5:55

山頂手前。穂高〜槍ヶ岳の峰々を写した。山座同定して気づいたが、前穂が奥穂の右側に見えるんだ。

7/31 5:56

山頂手前からの間ノ岳と塩見岳

7/31 5:56

山頂手前から塩見岳をズームアップ。中央下側に人が見えるが、そこは中白峰山の山頂。

7/31 6:02

北岳山頂には沢山の登山者が見える。

7/31 6:08

6時8分、北岳山頂到着。北岳山頂からの八ヶ岳連峰を望む。ピークは赤岳。阿弥陀岳の横奥には浅間山が見える。

7/31 6:08

登山道の横に仙丈ケ岳と大仙丈ケ岳、大仙丈ケ岳の奥には乗鞍岳が見える。

7/31 6:08

北岳山頂から乗鞍岳（3026m）をズームアップ。

7/31 6:08

北岳山頂から木曽駒ヶ岳（2956m）をズームアップ

7/31 6:15

富士山をバックに記念撮影。

7/31 6:17

山頂標識にて記念撮影。

7/31 6:34

北岳山頂からの間ノ岳。

7/31 6:53

白根御池小屋分岐点の道標。標高は約2744mで大樺沢二俣分岐から標高差520m登った。

7/31 6:53

吊尾根分岐から富士山を望む。

7/31 8:03

中白峰山側から北岳方向を望む。赤い屋根の建物は北岳山荘。

7/31 8:03

北岳山荘付近から中白峰山側を望む。右のピークが中白峰山（3055m）、ここからは間ノ岳は見えない。

7/31 8:27

中白峰山から北岳方向を望む。

7/31 8:32

中白峰山から甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳を望む

7/31 8:33

中白峰山で記念撮影。バックは仙丈ケ岳。

7/31 8:34

中白峰山側から間ノ岳（中央のピーク）を写す。下は雷鳥を見つけて喜ぶ登山者。

7/31 8:49

中白峰山側から八本歯のコル、地蔵岳を望む。

7/31 8:52

間ノ岳（右のピーク）へと続く登山道の様子

7/31 9:32

間ノ岳から北岳方向を望む。北岳の右後方には八ヶ岳連峰の赤岳、左後方には甲斐駒ケ岳、甲斐駒ケ岳と尾根続きの鋸岳がくっきり見える。

7/31 9:38

間ノ岳からの南南西側展望。百名山の悪沢岳（3141m）・赤石岳（3120m）・塩見岳（3052m）がくっきり見える。

7/31 9:38

間ノ岳の南東側。ケルンと富士山のバランスが絶妙だ！

7/31 9:38

間ノ岳からの南側展望。西濃鳥岳（3051m）から濃鳥岳（3026m）への稜線は今後のお楽しみ。

7/31 9:38

間ノ岳からの西側展望。中央アルプスの山並みが一望できる。

7/31 9:41

間ノ岳山頂で記念撮影

7/31 9:46

間ノ岳山頂付近からの鳳凰三山

7/31 10:05

間ノ岳山頂付近からの仙丈ケ岳（左のピーク）と中白峰山（右のピーク）をズームアップ。

7/31 10:33

タカネツメクサ

7/31 10:57

これは、チシマギキョウのようだ。

7/31 11:46

タカネナデシコ？

7/31 11:50

ミネウスユキソウ？

7/31 12:13

ミヤマキンバイの群生

7/31 12:20

吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐から鳳凰三山を写す。

7/31 12:20

同分岐から間ノ岳方向を写す。

7/31 12:20

同分岐から下りの登山道を写す。右上のピークは八本歯の頭でその先に池山吊尾根が続いている。

7/31 12:37

更に下って、ゴロゴロした大岩が積み重なっている登山道を振り返る。左側稜線のV字箇所が山頂に至る吊尾根分岐。

7/31 12:38

同じところから、大樺沢方向を写す。

7/31 12:38

同じところからバットレスを写す。斜度は約45°

7/31 12:44

八本歯のコル手前の梯子の上。ここから北岳山頂を臨む。バットレスの左端に登山道が見える。

7/31 12:50

この梯子を下りて八本歯のコルに到着。この先、大樺沢へは連続する梯子を下りるので休憩。

7/31 12:50

八本歯のコルから八本歯の頭を見上げる。時間が無いのでここには寄らない。

7/31 12:55

12時55分、八本歯のコル出発。広河原までCTは3時間10分、到着は16時5分予定だ。最終バス、16時40分に間に合う。

撮影機器：

EOS M2 CANON

感想

choukaisan

駐車位置が乗り合いタクシー乗り場付近の芦安温泉駐車場で車中泊。午前3時頃からタクシーの順番取りでざわつき予定より早く目覚めた。結果、4時間睡眠で登山する事になってしまい、一日目の登山は非常に疲れた。

稜線に出ると花の種類、量とも豊富となり、度々、休憩がてら花を撮った。
特に、北岳山荘からのトラバースルートは、斜面は花で覆われ登山道脇も花・花・花。流石、花の百名山だ。時間に余裕があればじっくり見れたなぁ〜、と少し後悔。

北岳から間ノ岳までの縦走は東西南北の絶景を見ながら進む。北側は「北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山」、東側は富士山。南側は「間ノ岳とその奥に塩見岳、悪沢岳、赤石岳などの南アルプスの高峰」、西側は中央アルプスだ。
同じ様な景色を見ながらの縦走なのだが、見る角度や高度の違いで山々の様子が変わり飽きることは無い。天空の稜線歩きを満喫した登山だった。