木曽駒ヶ岳（北御所登山口から自分の足で登る！）
MonsieurKudo
体力度について
- GPS
- 11:34
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,538m
- 下り
- 734m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 11:34
| 天候 | 晴れ（山頂付近はガスったり晴れたりの繰り返し） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
＜菅の台バスセンター駐車場＞ ・24時間利用可能な駐車場です。 ・駐車料金は600円です。 ・機械式の駐車場で、入場時に駐車券を受け取り、出場時に料金を支払います。 ・トイレあり ＜黒川平駐車場＞ ・菅の台バスセンター駐車場が満車の場合の臨時駐車場です。 ・駐車料金は600円です。 ・夜間は利用できません。 ・トイレあり ■交通機関 ＜路線バス＞ 菅の台バスセンター〜しらび平駅は所要時間30分、運賃は820円です。 その他区間の所要時間、運賃については、下記URL参照。 ＜駒ヶ岳ロープウェイ＞ 千畳敷駅までは片道1,210円、往復で買うと少し安くなり、2,260円です。 所要時間は7分30秒です。 URL https://www.chuo-alps.com/fare/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは、菅の台バスセンター敷地内のコミュニティーショップ山の子、またはロープウェイの千畳敷駅構内にあったと思います。 ＜菅の台バスセンター〜北御所登山口＞ 北御所登山口までの車道を8km弱歩きます。 標高差は540mほどあります。 バスの運行時間帯に歩くのは危険なので、やめた方がいいと思います。（車道の道幅はバス1台がやっと通れるくらいしかありません。） ＜北御所登山口〜小屋場＞ 道は明瞭で、危険個所はありません。 うどんや峠を過ぎると、しだいに登山道上の残雪が多くなってきます。 ＜小屋場〜七合目＞ 雪道と夏道の境が曖昧になっている箇所があり、道を外しやすいので、慎重に歩く必要があります。 ＜七合目〜乗越浄土＞ 残雪はほぼありません。道も明瞭です。 ＜中岳の巻き道＞ 険しい岩場を進むため、道標には危険と記されていて、冬季は閉鎖されます。 中岳のピークを越えていく方が安全ではあります。 ＜宝剣岳＞ 乗越浄土側から登る場合、鎖場を経験したことのある方であれば、特に問題なく登れると思います。頂上の岩に登るのは、下りる方が難しいので、自信がなければやめておく方が無難です。 ＜乗越浄土〜千畳敷駅＞ 八丁坂は雪の斜面となっており、傾斜がキツいです。ノーアイゼンでも下れますが、万全を期すなら、12本爪アイゼンを付けた方がいいと思います。 |
| その他周辺情報 | ＜信州駒ヶ根高原 早太郎温泉 こまくさの湯＞ ■入浴料金 大人（中学生以上）：610円 小人（小学生） ：300円 小学生未満 ：無料 ※モンベルカード、またはJAF会員証提示で50円引き。 ■休館日 第2、第4水曜日（祝祭日の場合は翌日に振替） URL http://www.komakusanoyu.com/onsen.htm |
写真
まだ夜中の菅の台バスセンター駐車場。実は一旦3時過ぎに出発したのですが、財布を車に忘れて（←結局ザックに入っていて、勘違いだったのですが）戻ってきました。そしたらルームランプが点きっぱなしになっているのを発見。結果的に戻ってきてよかった〜。
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実は一旦3時過ぎに出発したのですが、財布を車に忘れて（←結局ザックに入っていて、勘違いだったのですが）戻ってきました。そしたらルームランプが点きっぱなしになっているのを発見。結果的に戻ってきてよかった〜。
あそこまで、自分の足だけで到達しなくてはなりません。
山腹に見える明かりはホテル千畳敷？
夜間も利用できるなら、ここに停めたかったのですが・・・。
この先は一般車両（自転車も含め）通行禁止です。
ほんとはもっと暗いです。
（もちろん、ヘッデンは付けていましたけど。）
だいぶ空が明るくなってきました。
この時点でコレだと、今日の展望は期待できないかな・・・。
咲き始めが白で、ピンク→紫と色が変化するみたいです。
ここから赤沢ノ頭を経て檜尾尾根を進み、檜尾岳に至るルートです。標準CTで6時間35分かかります。
路線バスが通るトンネルにしては幅が狭すぎなような・・・。
しかも中でカーブしています。
モルゲンロートが美しい！
方角からすると、あれは将棊頭山かな？
葉の先についた水滴の玉もいい感じに撮れました。
クマが怖いので、ここからは熊鈴を装備します。
目立った急登も危険箇所もありません。
オオチャワンダケといいます。
確かに茶碗みたいですね。
食毒は不明です。
左奥が空木岳、手前中央が檜尾岳、その右に濁沢大峰。
右のピークが山頂です。
中央に何か小さな建物が見えます。
山頂直下300mの地点にあります。
グミみたいで美味しそう（？）ですが、食毒は不明です。
ピンクテープを目安に登っていたのですが、途中で不明瞭になり、こんな斜面に出てしまいました。実はこの斜面の右側10mほどのところに夏道があります。
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実はこの斜面の右側10mほどのところに夏道があります。
この角度、ヤバいです。加えて雪質はザラメ。
チェーンスパイク程度では、あまり滑り止めにならず・・・。
とにかく、1歩1歩きちんと足場を作りながら慎重に登りました。
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加えて雪質はザラメ。
チェーンスパイク程度では、あまり滑り止めにならず・・・。
とにかく、1歩1歩きちんと足場を作りながら慎重に登りました。
疲れた・・・。
ここで30分くらいロスしちゃいました。
向かいには将棊頭山（標高2,730m）が見えます。
その右奥の鋭角なピークが伊那前岳です。
地図に記載のあった舟窪は、何処なのかわかりませんでした。
もうここからがキツいのなんの・・・。
腰を下ろすのに丁度いい岩が多く、座って休憩しまくりでした。
営業は7月第2土曜日からだそうです。
ほとんどは蕾でしたが、咲きかけのものを見つけました。
千畳敷駅は、ここから見ると小さく見えますね。千畳敷駅の左上のピークは、島田娘と呼ばれています。
駒ヶ根側の斜面に、島田髷をゆった着物姿の娘の雪形があることがその名の由来だそうです。
右の宝剣岳はガスの中。
千畳敷駅の左上のピークは、島田娘と呼ばれています。
駒ヶ根側の斜面に、島田髷をゆった着物姿の娘の雪形があることがその名の由来だそうです。
右の宝剣岳はガスの中。
もっと人がいるかと思いましたが、それほどでもないですね。
まずはこの雪の斜面を登ります。
雪は柔らかめで傾斜も緩いので、アイゼンなしでOKです。
雪斜面をずっと登るかと思いきや、途中で左に入り、その後はガレ場を登っていきます。※この写真以降数枚の右上・左下に黒い影が映りこんでしまいました。
※この写真以降数枚の右上・左下に黒い影が映りこんでしまいました。
丁度下りのロープウェイが発車したところでした。ロープウェイは平常時、毎時00分と30分の運行なので、あれは11時30発の便ですね。
ロープウェイは平常時、毎時00分と30分の運行なので、あれは11時30発の便ですね。
あとちょっと登れば伊那前岳山頂です。ここで下ってくる年配の男性登山者に会いました。
自分とは逆で、ロープウェイで上がり、北御所登山口に下りるのだそう。
雑談＆情報交換をして別れました。
ここで下ってくる年配の男性登山者に会いました。
自分とは逆で、ロープウェイで上がり、北御所登山口に下りるのだそう。
雑談＆情報交換をして別れました。
伊那前岳の山頂に到着しました。先着していた、乗越浄土から登ってきたというご夫婦としばし雑談。
自分が北御所登山口から来たことを伝えると、驚かれていました。
奥様からドライフルーツの梅干しをいただきました。
ちょうど酸っぱいものが食べたかったので、助かりました。
ありがとうございます。
先着していた、乗越浄土から登ってきたというご夫婦としばし雑談。
自分が北御所登山口から来たことを伝えると、驚かれていました。
奥様からドライフルーツの梅干しをいただきました。
ちょうど酸っぱいものが食べたかったので、助かりました。
ありがとうございます。
途中、2911峰と呼ばれるピークの脇を抜けます。
積雪期であればピークを踏むことができるみたいです。
この裏側に坂本天山の詠んだ四言古詩が刻まれているのですが、撮るのを忘れました。
溜息が出るほど素晴らしい景色です。
目まぐるしく状況が変化していました。
青い屋根は宝剣山荘、赤い屋根は天狗荘です。
中岳方面はガスってます。
駒ヶ岳山頂から下りてきてから登る予定ですが、そのときもこのくらいの状態だったらいいなあ。
右の道標の「前岳」は伊那前岳のことですね。
千畳敷カールを見下ろします。今の時期はちょっと微妙かもしれませんね。
夏だったらお花畑が、秋だったら紅葉が、冬だったら見事な雪景色が見られるはずですから・・・。
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今の時期はちょっと微妙かもしれませんね。
夏だったらお花畑が、秋だったら紅葉が、冬だったら見事な雪景色が見られるはずですから・・・。
標高2,925m、宝剣岳より6m、駒ヶ岳より31m低いです。
営業は7月上旬から。
木曽駒ヶ岳、標高2,956.1mです。百名山24座目です。
いや〜、長かったー。菅の台バスセンター駐車場から歩き始めて、9時間半くらいかかっちゃいました。
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百名山24座目です。
いや〜、長かったー。菅の台バスセンター駐車場から歩き始めて、9時間半くらいかかっちゃいました。
自分のすぐ後ろを登ってきていた男性と撮りあいっこしました。その男性は4年前にもここに来たとのことで、その時と同じポーズで撮ったのだそうです。
しばらくその男性と山談義で盛り上がりました。
※写真の色合いがおかしいですね。設定を間違えたかな？
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その男性は4年前にもここに来たとのことで、その時と同じポーズで撮ったのだそうです。
しばらくその男性と山談義で盛り上がりました。
※写真の色合いがおかしいですね。設定を間違えたかな？
少し下った先に、頂上木曽小屋が見えます。こちら側の遠くに御嶽山が見えるはずなのですが、この通りガスって木曽前岳すら見えず・・・。
右の麦草岳は辛うじて見えました。
途中の岩場は崩壊が進み、通行はかなり危険らしいです。
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こちら側の遠くに御嶽山が見えるはずなのですが、この通りガスって木曽前岳すら見えず・・・。
右の麦草岳は辛うじて見えました。
途中の岩場は崩壊が進み、通行はかなり危険らしいです。
そのままキープでお願いします。
ここから見ると立派な山容です。
あの上を通って歩いてきたんだよなー。
すれ違うのは韓国と中国の方ばかり。
でも、挨拶はちゃんと返してくれました。
巻き道なのに危険とはこれ如何に？
危険という巻き道にも興味があります。
いいよいいよー、そのままそのまま。
頂上直下に人の姿が見えます。
下がガスっているので、余計にそう感じます。
この3メートルほどの高さがある岩の頂上に立つのが、宝剣岳の核心ですね。
宝剣岳の頂上に立ちました。ここが標高2,931mです。
この時間は人もいなく、ガスってなくてラッキーでした。
宝剣岳頂上からの展望��
乗越浄土と伊那前岳方面。
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ここが標高2,931mです。
この時間は人もいなく、ガスってなくてラッキーでした。
宝剣岳頂上からの展望��
乗越浄土と伊那前岳方面。
檜尾岳へと続く稜線。
奥の空木岳はすっかりガスに包まれてしまいました。
韓国の団体さんの後ろから日本の団体さんが続いています。総勢30名弱。
そして、今山頂には10名程度がいたはず。
・・・大丈夫かな？
（韓国の方の中には、トレッキングポールを持って登っている方もいました。注意しようにも、日本語は通じないし・・・。）
総勢30名弱。
そして、今山頂には10名程度がいたはず。
・・・大丈夫かな？
（韓国の方の中には、トレッキングポールを持って登っている方もいました。注意しようにも、日本語は通じないし・・・。）
ここからは雪の斜面を下ります。
八丁坂。急ですがクッキリとしたトレースがあり、踵から置く感じで下れば問題ありません。
アイゼンはあった方がいいかと思いますが、自分はノーアイゼンで下りました。
コースを外れたところであれば、尻セードしてもいいかもしれません。
急ですがクッキリとしたトレースがあり、踵から置く感じで下れば問題ありません。
アイゼンはあった方がいいかと思いますが、自分はノーアイゼンで下りました。
コースを外れたところであれば、尻セードしてもいいかもしれません。
実際に下ってみて、その急さがわかりました。
登りはキツそうですねー。
夏のわずかな期間だけ水が溜まって池になるそうです。
せめて青空が見えていればなー。
この時期の八丁坂はまだ雪が多く残っているため、直登するルートとなっています。
しらび平からの路線バス分もまとめて購入できます。
混雑時は10分間隔になるみたいです。
只今15時07分。写真を撮ったりしているうちに時間が経ち、15時ちょうどの便には乗れませんでした。
ですが、これによりこの後、嬉しい出会いがありました。
→詳しくは感想で。
写真を撮ったりしているうちに時間が経ち、15時ちょうどの便には乗れませんでした。
ですが、これによりこの後、嬉しい出会いがありました。
→詳しくは感想で。
区間CTは山と高原地図に記載のものと一緒でした。
この便の乗車率は80％くらいかな。
ここから歩いて約100分かかった北御所登山口までの道のりが、バスだとたったの22分です。
菅の台バスセンター駐車場から500mと離れていない場所にあります。
こまくさの湯で購入� �
装備
| 個人装備 |
ソフトシェル
長袖Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
帽子
サングラス
靴
ザック
チェーンスパイク
トレッキングポール
飲料
水筒（保温性）
地図（地形図）
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
カメラ
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感想
今回も百名山。
山を始めた当初から行きたいと思っていた木曽駒ヶ岳。
ただ、千葉の自宅からだと高速を使っても3時間半かかるし、何となく後回しにしていたら、2年近く経っちゃいました。
名古屋からだと2時間くらいで行けるし、梅雨に入る前に登ってみようということで山行を計画しました。
中央アルプスは恵那山に続き、2座目です。
木曽駒ヶ岳といえば、ロープウェイで千畳敷まで上がり、そこから登り始めるのが一般的ですが、それではつまらないということで、バスもロープウェイも使わずに自分の足だけで登ることにチャレンジしてみました。
ロープウェイを使わないコースはいくつかありますが、今回は菅の台バスセンター駐車場から北御所登山口まで車道を歩き、そこから伊那前岳を経由して乗越浄土へ至るコースを選択しました。
菅の台バスセンター駐車場の標高は860m、木曽駒ヶ岳の標高は2,956.1m。
その標高差、約2,100m。
甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根の標高差2,200mに匹敵します。
菅の台バスセンター駐車場に着いたのは3時前。
こんな時間だというのに、駐車場には結構な台数の車が停められていました。
さすが屈指の人気を誇る山です。
3時過ぎに一旦歩き始めたのですが、200mほど歩いたところで財布を車に忘れたことに気が付き（結局は勘違いしていただけだったのですが・・・。）車に戻ると、ルームランプが点きっぱなしになっているのを見つけました。
危ない危ない・・・。勘違いでも戻ってきて良かった〜。
（まあ、LEDライトなので、1日やそこら点けっぱなしにしたところで、バッテリー上がりを起こすことはないと思いますが。）
ちょっとバタバタしましたが、3時半前に改めて出発。
まずは北御所登山口まで、車道を7.8kmほど歩きます。
駒ヶ根橋を越えた先からは街灯がなくなるので、ヘッデンを点けて進みます。
最初は真っ暗だった空も、歩いているうちに徐々に明るくなり、北御所登山口に着く頃にはすっかり明るくなりました。
クマが怖いので、熊鈴をザックに付けて出発。
ここからは北御所谷沿いの林道をkmほど歩き、蛇腹沢登山口を目指します。
林道歩き自体は眺望もなくつまらないのですが、花を探しながら歩くことで退屈せずに済みました。
蛇腹沢登山口からはやっと登山道らしくなりました。
やはり展望はないのですが、たくさんのイワカガミやギンリョウソウなどを見ることができました。
うどんや峠に着くと、やっと（片側だけですが）展望が開けました。
ガスも雲もなく、空木岳も綺麗に見えました。
この時点では、今日はもらった！と思ったのですが・・・。
標高を上げるにしたがって登山道の残雪も増えていき、夏道と雪道の境目が曖昧になっていきました。
小屋場から舟窪までの稜線で少しルートを外してしまい、ハイマツ帯を藪漕ぎして夏道に復帰するというアクシデントはありましたが、そこからの道は明瞭で特に問題ありませんでした。
ただ、早朝はあんなに晴れていたのに、いつの間にかガスが沸いてきて、伊那前岳や将棊頭山の方面を覆い隠してしまいました。
標高のせいなのかすぐに疲れてしまい、なかなかペースが上がりません。
何とか伊那前岳の直下まで来たとき、下ってくる年配の男性登山者に会いました。
自分とは逆で、ロープウェイで上がり、北御所登山口に下りるそうです。
伊那前岳を越えるまで、他の登山者に会うとは思っていなかったので、嬉しくてつい長話しちゃいました。道の状態などの情報交換もして別れました。
伊那前岳の山頂に着くと、千畳敷方面から登りに来たというご夫婦が休憩中でした。
挨拶すると、どこから来たのか聞かれたので、菅の台バスセンターから歩いて北御所コースを登ってきたことを伝えると、驚かれていました。
（まあ、普通の人は歩かないと思いますけど。）
乗越浄土までは25分ほどで到着しました。
残念ながら、宝剣岳も中岳・駒ヶ岳方面もガスった状態でした。
ガスが晴れることを祈りつつ、中岳に向かって歩を進めました。
中岳の山頂に着いても駒ヶ岳方面のガスは晴れず・・・。
駒ヶ岳への登りはちょっとキツかったですが、12時半すぎ、ついに山頂に到着しました。
菅の台バスセンター駐車場から歩き始めて9時間半弱、自分の足だけで登頂を果たせて、感無量でした。・・・疲れましたけど。
駒ヶ岳の山頂で、自分の後から登ってきた男性と写真の撮りあいっこをした後、長話。
山だと誰とでも話せてしまいます。不思議ですよね。
韓国人ツアー客と思われる団体さんが到着したため、ささっと昼ご飯を食べて下ることにしました。
中岳には登らず巻き道を通り、30分弱で宝剣山荘に到着。
バッジを購入してから、裏手にザックをデポして宝剣岳へ。
運良く、誰もいない時間帯に宝剣岳の頂上に立つことできました。
乗越浄土側から登るのであれば、金峰山の五丈岩よりもずっと簡単に登れるかと思います。
さて、さすがにピストンで戻る気にはなれず、下りは文明の利器に頼ります。
乗越浄土から、まだ雪が多く残る急斜面の八丁坂を下りロープウェイの千畳敷駅に着くと、やっぱりそれほど混んではいませんでした。
今の時期はこんな感じなのでしょうね。
千畳敷駅の周りを散策していたら、15時ちょうどのロープウェイに乗り遅れました（笑)。
次の便は30分後なので、チケットを購入後、駅前のベンチに座ってゆっくりしました。
千畳敷カールの景色を眺めたり、写真を撮ったりしていると30分はあっという間でした。
千畳敷駅から、しらび平駅までのロープウェイの客車内からの景色を動画に撮ってみました。
定員61名に対し、乗車人数は20人くらいで、かなり余裕がありました。
7分半の空中散歩を楽しみ、しらび平駅に到着。
15:50発のバスがすぐにやってきて、ほとんど待つことなく乗れました。
しらび平駅から次の停留所である北御所登山口バス停に近づくと、1人の男性が佇んでいるのが見えました。
・・・すぐにピンときました。
伊那前岳の山頂直下で会ってお話しした方ではないかと。
自分はバスの入口ドア正面の席に座っていたので、乗ってくる男性と目が合い、お互いすぐに気付きました。
男性は自分の隣りの席に座り、それから菅の台バスセンターに着くまでの間、ずっと山談義しました。
男性は百名山を完登したすごい人でした。
もし、15時ちょうどのロープウェイに間に合っていたら、この男性に再会することもなかったでしょう。
男性との会話はとても楽しく、思いがけない偶然に感謝しました。
菅の台バスセンターに着き、男性とはまたいつか会いましょうと挨拶して別れました。
山での出逢いって、ほんとに素晴らしいと改めて思ったのでした。
山行後の温泉は、菅の台バスセンターからすぐ近くにある、こまくさの湯へ。
混んでいて車が停められるか心配でしたが、何とか駐車できました。
温泉内は少し混雑していましたけど、露天風呂からの景色も良くて、疲れも取れました。
（温泉内に刺青をした、その道の方と思われる人がいて、ちょっとビビりました。きちんとマナーを守って入浴されていたので、それほど気にはなりませんでしたけど。）
こっそり拍手
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MonsieurKudoさん、
おはようございます。
新田次郎の小説『聖職の碑』を読んで、いつか木曽駒ヶ岳に登ってみたいと思いました。私の憧れの山の一つです。
体力があるうちにチャレンジできればと思っています。もちろん山小屋泊ですが。聖職の碑ルートで。
写真が本当に良く撮れていますね。特に、花の写真が抜群に綺麗です。
Kudoさんの高性能エンジンは、ますます絶好調ですね！これからもビシビシ山に登って下さい。楽しみにしています。
私はコツコツ登りますので。それではまた😊
fgacktyさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
『聖職の碑』、ちょっと調べてみました。
昔、木曽駒ヶ岳で起きた痛ましい遭難事故なんですね。
自分もちょっと興味が湧いてきました。
次に登るときは、桂小場登山口からの聖職の碑ルートで登ってみようかな？
そういえば、今回歩いた北御所コースも、地元の学校登山で使われているコースだそうです。
MonsieurKudoさん
こんばんは。
それにしても、ロープウェイを使用しないと凄まじい標高差になりますね。
ルートは違いますが、以前ロープウェイで千畳敷まで行って、空木岳まで縦走して菅の台まで周遊したことがありますが、似たような標高差の空木岳〜菅の台への下りは悶絶気絶しそうでした（08:30→23:30）。
あれを思うと、空木岳にもう一回行くのは躊躇してしまいます...。
温泉入浴施設だと通常は「刺青の方NG」と案内されていますが、山後に温泉施設がなくて代替で銭湯に行くと...、Max4人の方に囲まれて入浴したことがあります。
怖かった...（笑）。
shibawannkoさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
＞それにしても、ロープウェイを使用しないと凄まじい標高差になりますね。
それでも、甲斐駒の黒戸尾根の標高差に及ばないんですよね。
しかもあちらは、ほぼ最初から登山道だし。
我ながら、よくあんなところをピストンしたもんです。
＞空木岳〜菅の台への下りは悶絶気絶しそうでした（08:30→23:30）
15時間山行ですか〜。凄いですね！
あ、自分も谷川連峰馬蹄型縦走で19時間山行を経験しているんだった、あはは・・・。
登りでロープウェイ使わないのはさすがですねw
そのルートだと、テント泊１泊にするとのんびり楽しめそうですね。
・・・雪も残ってるし、まだ寒いかw
それにしても、最近のEIKOバッヂは立体型になっていて恰好良すぎですよねw
あの高級バッヂがショーケースにずら〜〜〜〜〜っと並んでるのが見てみたいなw
yzzさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
＞登りでロープウェイ使わないのはさすがですねw
ロープウェイを使うと、なんかド定番で面白くないし、静かな山行を楽しみたいというのもあって、チャレンジしてみました。
これで、下りも自分の足でおりられたらカッコよかったのですけどね〜。
たぶん、無理をすれば17時〜18時くらいには下りられたかもしれませんけど・・・。
＞最近のEIKOバッヂは立体型になっていて恰好良すぎですよねw
値段の高さもダントツですけどね（笑）。
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