雲取山 石尾根を登って鴨沢へ(自作トレッキングポールのテストを兼ねて)


- GPS
- 09:48
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 2,599m
- 下り
- 2,403m
コースタイム
8:33 六ツ石山分岐
9:56 鷹ノ巣山
11:44 七ツ石山
13:01 雲取山
(避難小屋で20分休憩)
13:20 雲取山
15:40 鴨沢バス停
15:59 深山橋バス停
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三ノ木戸山、六ツ石山の北面の道は雪が残っています。 4本爪とチェーンスパイクを持っていきましたが、結局使わず。 でも、下りではアイゼン使ったほうがいいかもしれません。 東日原〜鷹ノ巣山で熊の目撃情報アリ。 高度1300m付近だそうです。 |
写真
最大のポイントは、軽量化と強度のバランス。
カーボンは、接合部から内部破断を起こしやすいので、アルミで二重構造に。
ストラップをつけると重くなるので、インナーコードでループを作ってストラップがわりとしました。
軽量化のため、三分割ではなく二分割です。
折りたたみ、展開、いずれも5秒以内で可能です。
1本あたりの重さは、100g切りました。
感想
年末はいろんな用事が重なったり、風邪ひいたりで、一ヶ月ちょっと山に登れず。
ストレスも溜まる一方。
なのでこの一ヶ月、空いた時間を活用してトレッキングポールを自作してみました。
まずは、ゴルフ用のカーボンシャフトを入手。
某ネットショップで1本980円でした。
ゴルフのインパクトにも耐えるだけの強度があるため、トレッキングポールとして使うには充分な素材です。
カーボンの切断がネックでしたが、専用の工具(2000円程度で買えます)を使ったらあっさりと。
一番大変だったのは、アルミを削り出して部品を作る工程。
現物あわせなので、ひたすらヤスリがけです。
インナーコードはダイニーマ(なぜか派手な色しか売っていない)。
グリップは、ロードバイク用のコルクバーテープを利用。
完成。
量ったら98g(バスケットを除く)と、100g切りました。
あとは実践投入あるのみ。
というわけで、長距離をひたすら登れる石尾根を行くことにしました。
始発で奥多摩駅到着。
朝6時の段階では真っ暗です。
トイレを済ませて、6:13に出発。
林道を歩いているだけで、けっこう汗をかきます。
暑がりなもので。
結局、ダウンとフリースを脱いで、Tシャツ一枚になりました。
自作トレッキングポールは、なかなか快調。
落ち葉の多い登りも、雪道も、急登りでもしっかりと地面を捉えてくれます。
今のところ、強度も問題なさそう。
水根山にさしかかるあたりから、下山してくる人たちとすれ違います。
時計を見ると9:30頃。
この時間だと、奥多摩小屋テン泊組でしょうか。
ふと横を見ると、落葉した木々の間から、富士山がとてもキレイに。
木が邪魔なので写真は鷹ノ巣山で撮ろう、と思ったのですが。
9:56、鷹ノ巣山到着。
ふと見ると、富士山は雲に隠れてしまいました。
さっき撮っておけば、と後悔。
ここで、東日原から登ってきた方としばし談笑。
高度1300m付近で、熊を目撃したとのこと。
冬眠しない熊がうろついているようですね。
これも温暖化の影響でしょうか。
日陰名栗山を経て高丸山へ。
ここの登りがキツイ。
シャリバテ気味になったので、ゼリー飲料を補給。
なんとか登りきりました。
七ツ石山を越えて、ようやく雲取山到着。
予定時刻を15分オーバー。
凍結個所もあったし、まあ順調なペースでしょう。
しかし、立ち止まると異様に寒い。
ここまで、Tシャツ一枚で通したので。
周囲から変な目で見られていたような。気のせいかな。
あまりの寒さに避難小屋に逃げ込み、昼食をとります。
おにぎりだと凍る可能性があるので、パン中心です。
20分ほど休憩して下山。
石尾根ピストンの予定でしたが。
ふと見ると、石尾根縦走路には分厚い雲が。
なんだかイヤな予感。
まあ、雨が降ることはないだろうと思いましたが、ピストンは断念します。
無難に、鴨沢に下りることに。
七ツ石小屋の近く。
ちょっと雪が残っていて、凍結していました。
アイゼンなしでも大丈夫かな。
慎重に通ったつもりが。
土をかぶった、ステルス凍結を踏みました。
見事に転倒。
下りでは横着しないほうがよさそうです。
鴨沢到着は15:40。
次のバスまで1時間以上あります。
なので、深山橋まで歩いて、16:04発のバスに乗ることにしました。
もえぎの湯には17:00頃到着。
思いっきりすいてました。
待ち時間ナシで入れるなんて、奇跡です。
自作トレッキングポール。
強度は確認できました。
でも、改善点もいくつか見えてきました。
自作してみて感じたこと。
市販されてるポールって、細かいところまで本当によく考えて作られているんだなぁ、と。
試行錯誤とテストを何度も繰り返した結果が、製品に反映されているわけで。
うーん、自作道は奥が深いです。
westmalleさん、
いやはや最近音沙汰無いな〜と思ってたら、今度はポールを自作ですか
GOLF用のシャフトを流用するとは思いつきませんでしたがいいアイデアですね。何と言ってもツナギとチップの接続部分、よくがんばりましたねー!
私は同じ日に鷹ノ巣山に1210〜1300まで居たのですが、熊が出たと騒いでる人はいなかったので、その時間は誰も遭遇しなくてラッキーでした。
それにしても、もえぎの湯は大接近遭遇でしたね。そのうちどこかでお会いできるかもしれませんね。
Have a wonderful and prosperous New Year
トレッキングポール作り、苦労はしたけど楽しかったですよ。
2本あわせて約200g、ゼリー飲料1個分くらいの重さに仕上げました。
軽いと、腕の疲労具合が違います。
山行計画のタイトルで、ShuMaeさんが24日に鷹ノ巣山を予定しているというのは分かっていたのですが。
多分、時間帯が違うだろうなぁ、と思っていたんです。
もえぎの湯が同時刻になるとは盲点でした。
来年はどこかの山でお会いしましょう。
では、よいお年を。
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