ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 158019
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

雲取山 石尾根を登って鴨沢へ(自作トレッキングポールのテストを兼ねて)

2011年12月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
09:48
距離
34.3km
登り
2,599m
下り
2,403m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:13 奥多摩駅
8:33 六ツ石山分岐
9:56 鷹ノ巣山
11:44 七ツ石山
13:01 雲取山
(避難小屋で20分休憩)
13:20 雲取山
15:40 鴨沢バス停
15:59 深山橋バス停
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
三ノ木戸山、六ツ石山の北面の道は雪が残っています。
4本爪とチェーンスパイクを持っていきましたが、結局使わず。
でも、下りではアイゼン使ったほうがいいかもしれません。

東日原〜鷹ノ巣山で熊の目撃情報アリ。
高度1300m付近だそうです。
ゴルフ用のカーボンシャフトを流用して制作しました。
最大のポイントは、軽量化と強度のバランス。
カーボンは、接合部から内部破断を起こしやすいので、アルミで二重構造に。
ストラップをつけると重くなるので、インナーコードでループを作ってストラップがわりとしました。
2011年12月25日 15:27撮影 by  PX , RICOH
8
12/25 15:27
ゴルフ用のカーボンシャフトを流用して制作しました。
最大のポイントは、軽量化と強度のバランス。
カーボンは、接合部から内部破断を起こしやすいので、アルミで二重構造に。
ストラップをつけると重くなるので、インナーコードでループを作ってストラップがわりとしました。
Zポールやトレランポールと同じ、分割折りたたみインナーコード固定方式。
軽量化のため、三分割ではなく二分割です。
折りたたみ、展開、いずれも5秒以内で可能です。
1本あたりの重さは、100g切りました。
2011年12月25日 15:25撮影 by  PX , RICOH
13
12/25 15:25
Zポールやトレランポールと同じ、分割折りたたみインナーコード固定方式。
軽量化のため、三分割ではなく二分割です。
折りたたみ、展開、いずれも5秒以内で可能です。
1本あたりの重さは、100g切りました。
奥多摩駅では真っ暗でしたが、石尾根縦走路の入り口に着く頃には日が昇っていました。
ここで自作トレッキングポール投入。

(以降、デジカメの時間設定が思いっきりズレてます)
2011年12月24日 07:45撮影 by  PX , RICOH
12/24 7:45
奥多摩駅では真っ暗でしたが、石尾根縦走路の入り口に着く頃には日が昇っていました。
ここで自作トレッキングポール投入。

(以降、デジカメの時間設定が思いっきりズレてます)
最初のうちはふかふかの落ち葉。
けっこう滑ります。
2011年12月24日 08:09撮影 by  PX , RICOH
12/24 8:09
最初のうちはふかふかの落ち葉。
けっこう滑ります。
霜柱を踏みつけて歩くのが楽しい。ザクザクと。
2011年12月24日 08:11撮影 by  PX , RICOH
12/24 8:11
霜柱を踏みつけて歩くのが楽しい。ザクザクと。
高度が上がるつれ、霜柱も長くなっているような。
2011年12月24日 08:18撮影 by  PX , RICOH
12/24 8:18
高度が上がるつれ、霜柱も長くなっているような。
六ツ石山の分岐に到着。
予定よりも若干遅れ気味なので、ここからペースアップです。
2011年12月24日 09:30撮影 by  PX , RICOH
12/24 9:30
六ツ石山の分岐に到着。
予定よりも若干遅れ気味なので、ここからペースアップです。
北面はかなり雪が残っています。
とりあえず、アイゼンつけなくても大丈夫かな。
2011年12月24日 09:33撮影 by  PX , RICOH
12/24 9:33
北面はかなり雪が残っています。
とりあえず、アイゼンつけなくても大丈夫かな。
水根山に向かう尾根道。
開けていて気持ちがいい。
2011年12月24日 10:22撮影 by  PX , RICOH
1
12/24 10:22
水根山に向かう尾根道。
開けていて気持ちがいい。
水根山到着。
眺望はあまりよくありません。
2011年12月24日 10:35撮影 by  PX , RICOH
12/24 10:35
水根山到着。
眺望はあまりよくありません。
鷹ノ巣山到着。
ここは絶景、のはずが写真撮り忘れた。
2011年12月24日 10:53撮影 by  PX , RICOH
1
12/24 10:53
鷹ノ巣山到着。
ここは絶景、のはずが写真撮り忘れた。
鷹ノ巣山避難小屋到着。
2011年12月24日 11:06撮影 by  PX , RICOH
12/24 11:06
鷹ノ巣山避難小屋到着。
中はキレイです。
2011年12月24日 11:06撮影 by  PX , RICOH
12/24 11:06
中はキレイです。
温度計ありました。
小屋の中は0度。
2011年12月24日 11:06撮影 by  PX , RICOH
12/24 11:06
温度計ありました。
小屋の中は0度。
日陰名栗山到着。
2011年12月24日 11:30撮影 by  PX , RICOH
12/24 11:30
日陰名栗山到着。
高丸山到着。
ここの登りキツかった。
2011年12月24日 11:56撮影 by  PX , RICOH
12/24 11:56
高丸山到着。
ここの登りキツかった。
この先の縦走路が見渡せます。
2011年12月24日 11:57撮影 by  PX , RICOH
12/24 11:57
この先の縦走路が見渡せます。
で、七ツ石山到着。
2011年12月24日 12:40撮影 by  PX , RICOH
12/24 12:40
で、七ツ石山到着。
ここからの眺め、けっこう好きなんです。
2011年12月24日 12:40撮影 by  PX , RICOH
3
12/24 12:40
ここからの眺め、けっこう好きなんです。
奥多摩小屋通過。
2011年12月24日 13:12撮影 by  PX , RICOH
12/24 13:12
奥多摩小屋通過。
ようやく雲取山到着。
山梨百名山の標識。
2011年12月24日 13:55撮影 by  PX , RICOH
12/24 13:55
ようやく雲取山到着。
山梨百名山の標識。
こっちは東京都のやつ。
2011年12月24日 13:59撮影 by  PX , RICOH
12/24 13:59
こっちは東京都のやつ。
埼玉県のやつ。
一番立派です。
2011年12月24日 13:59撮影 by  PX , RICOH
12/24 13:59
埼玉県のやつ。
一番立派です。
寒いので、かなり適当に撮ってます。
2011年12月24日 13:59撮影 by  PX , RICOH
12/24 13:59
寒いので、かなり適当に撮ってます。
景色を楽しむ余裕もなく。
2011年12月24日 13:59撮影 by  PX , RICOH
12/24 13:59
景色を楽しむ余裕もなく。
避難小屋に逃げ込みました。
2011年12月24日 14:12撮影 by  PX , RICOH
12/24 14:12
避難小屋に逃げ込みました。
小屋の中は1度。外は氷点下。
2011年12月24日 14:12撮影 by  PX , RICOH
12/24 14:12
小屋の中は1度。外は氷点下。
奥多摩小屋の前。
この時点で、テント5張ほど。
2011年12月24日 14:42撮影 by  PX , RICOH
1
12/24 14:42
奥多摩小屋の前。
この時点で、テント5張ほど。
石尾根縦走路を、分厚い雲が覆っています。
2011年12月24日 14:43撮影 by  PX , RICOH
1
12/24 14:43
石尾根縦走路を、分厚い雲が覆っています。
なんかヤな感じの雲なので、石尾根ピストンはあきらめて、鴨沢に下りることに。
2011年12月24日 15:13撮影 by  PX , RICOH
1
12/24 15:13
なんかヤな感じの雲なので、石尾根ピストンはあきらめて、鴨沢に下りることに。
七ツ石小屋下の分岐。
このちょっと手前でコケました。
2011年12月24日 15:21撮影 by  PX , RICOH
12/24 15:21
七ツ石小屋下の分岐。
このちょっと手前でコケました。
鴨沢まで110分だそうです。
2011年12月24日 15:21撮影 by  PX , RICOH
12/24 15:21
鴨沢まで110分だそうです。
2011年12月24日 15:37撮影 by  PX , RICOH
12/24 15:37
とっても親切丁寧な案内板があります。
2011年12月24日 15:46撮影 by  PX , RICOH
12/24 15:46
とっても親切丁寧な案内板があります。
堂所近くの水場。
枯れてはいないようです。
2011年12月24日 15:47撮影 by  PX , RICOH
12/24 15:47
堂所近くの水場。
枯れてはいないようです。
鴨沢まで下りて来ました。
タバスキーが出迎えてくれます。
この辺りは丹波山村なんですね。
2011年12月24日 16:34撮影 by  PX , RICOH
5
12/24 16:34
鴨沢まで下りて来ました。
タバスキーが出迎えてくれます。
この辺りは丹波山村なんですね。
深山橋まで約20分の車道歩き。
2011年12月24日 16:38撮影 by  PX , RICOH
12/24 16:38
深山橋まで約20分の車道歩き。
撮影機器:

感想

年末はいろんな用事が重なったり、風邪ひいたりで、一ヶ月ちょっと山に登れず。
ストレスも溜まる一方。
なのでこの一ヶ月、空いた時間を活用してトレッキングポールを自作してみました。

まずは、ゴルフ用のカーボンシャフトを入手。
某ネットショップで1本980円でした。
ゴルフのインパクトにも耐えるだけの強度があるため、トレッキングポールとして使うには充分な素材です。

カーボンの切断がネックでしたが、専用の工具(2000円程度で買えます)を使ったらあっさりと。
一番大変だったのは、アルミを削り出して部品を作る工程。
現物あわせなので、ひたすらヤスリがけです。
インナーコードはダイニーマ(なぜか派手な色しか売っていない)。
グリップは、ロードバイク用のコルクバーテープを利用。
完成。
量ったら98g(バスケットを除く)と、100g切りました。
あとは実践投入あるのみ。
というわけで、長距離をひたすら登れる石尾根を行くことにしました。

始発で奥多摩駅到着。
朝6時の段階では真っ暗です。
トイレを済ませて、6:13に出発。
林道を歩いているだけで、けっこう汗をかきます。
暑がりなもので。
結局、ダウンとフリースを脱いで、Tシャツ一枚になりました。

自作トレッキングポールは、なかなか快調。
落ち葉の多い登りも、雪道も、急登りでもしっかりと地面を捉えてくれます。
今のところ、強度も問題なさそう。

水根山にさしかかるあたりから、下山してくる人たちとすれ違います。
時計を見ると9:30頃。
この時間だと、奥多摩小屋テン泊組でしょうか。
ふと横を見ると、落葉した木々の間から、富士山がとてもキレイに。
木が邪魔なので写真は鷹ノ巣山で撮ろう、と思ったのですが。

9:56、鷹ノ巣山到着。
ふと見ると、富士山は雲に隠れてしまいました。
さっき撮っておけば、と後悔。

ここで、東日原から登ってきた方としばし談笑。
高度1300m付近で、熊を目撃したとのこと。
冬眠しない熊がうろついているようですね。
これも温暖化の影響でしょうか。

日陰名栗山を経て高丸山へ。
ここの登りがキツイ。
シャリバテ気味になったので、ゼリー飲料を補給。
なんとか登りきりました。

七ツ石山を越えて、ようやく雲取山到着。
予定時刻を15分オーバー。
凍結個所もあったし、まあ順調なペースでしょう。
しかし、立ち止まると異様に寒い。
ここまで、Tシャツ一枚で通したので。
周囲から変な目で見られていたような。気のせいかな。

あまりの寒さに避難小屋に逃げ込み、昼食をとります。
おにぎりだと凍る可能性があるので、パン中心です。

20分ほど休憩して下山。
石尾根ピストンの予定でしたが。
ふと見ると、石尾根縦走路には分厚い雲が。
なんだかイヤな予感。
まあ、雨が降ることはないだろうと思いましたが、ピストンは断念します。
無難に、鴨沢に下りることに。

七ツ石小屋の近く。
ちょっと雪が残っていて、凍結していました。
アイゼンなしでも大丈夫かな。
慎重に通ったつもりが。
土をかぶった、ステルス凍結を踏みました。
見事に転倒。
下りでは横着しないほうがよさそうです。

鴨沢到着は15:40。
次のバスまで1時間以上あります。
なので、深山橋まで歩いて、16:04発のバスに乗ることにしました。

もえぎの湯には17:00頃到着。
思いっきりすいてました。
待ち時間ナシで入れるなんて、奇跡です。


自作トレッキングポール。
強度は確認できました。
でも、改善点もいくつか見えてきました。
自作してみて感じたこと。
市販されてるポールって、細かいところまで本当によく考えて作られているんだなぁ、と。
試行錯誤とテストを何度も繰り返した結果が、製品に反映されているわけで。
うーん、自作道は奥が深いです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2379人

コメント

石尾根で雲取へ日帰り、それも自作ポールで!
westmalleさん、

いやはや最近音沙汰無いな〜と思ってたら、今度はポールを自作ですか 凄い いつもながら凄すぎです! 
GOLF用のシャフトを流用するとは思いつきませんでしたがいいアイデアですね。何と言ってもツナギとチップの接続部分、よくがんばりましたねー! 相当な苦労が容易に想像できます。1本100g未満とはうまくできましたね。

私は同じ日に鷹ノ巣山に1210〜1300まで居たのですが、熊が出たと騒いでる人はいなかったので、その時間は誰も遭遇しなくてラッキーでした。

それにしても、もえぎの湯は大接近遭遇でしたね。そのうちどこかでお会いできるかもしれませんね。
Have a wonderful and prosperous New Year
2011/12/26 21:19
ShuMaeさん、こんにちは。
トレッキングポール作り、苦労はしたけど楽しかったですよ。
2本あわせて約200g、ゼリー飲料1個分くらいの重さに仕上げました。
軽いと、腕の疲労具合が違います。

山行計画のタイトルで、ShuMaeさんが24日に鷹ノ巣山を予定しているというのは分かっていたのですが。
多分、時間帯が違うだろうなぁ、と思っていたんです。
もえぎの湯が同時刻になるとは盲点でした。

来年はどこかの山でお会いしましょう。
では、よいお年を。
2011/12/27 0:54
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 奥多摩・高尾 [日帰り]
小袖乗越〜ブナ坂(石尾根)〜雲取山山頂
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥多摩・高尾 [2日]
雲取山  三峰神社ー鴨沢
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
トレイルラン 奥多摩・高尾 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら