北方稜線カンバック
- GPS
- 17:34
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 3,288m
- 下り
- 3,284m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:30
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 10:44
特に、昨年は長次郎のコルと頂上直下から下るというミスをしたが、視界があれば、有り得ないミスだと分かる。天候が難易度の8割を占めるんだと思った次第である。
天候 | 快晴順風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所多数、本場のザレ場多数 |
その他周辺情報 | 雷鳥荘の温泉は良いです。(日帰り入浴可) |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
ガイド地図(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ・ウエットタオル(1)
バンドエイド(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(1)
雨具(1)
ストック(1)
時計(1)
非常食(1)
薬(1)
歯ブラシ(1)
着替え(1)
チェーンスパイク(1)
|
---|
感想
あくまで、私見ですが、コース上の留意点(池ノ平小屋から剱岳)を記してみたい。
池の平小屋から雪渓取り付きまで(旧鉱山道):結構、草が生い茂っているが、道迷いの心配はまずない。左手が切れ落ちている箇所(草で見えにくい)が多数あるので、慎重に行かれるべし。特に雨上がりは滑ります。
小窓雪渓(9月中旬以降?):チェーンスパイクでサクサク登れます。途中に多少クラックがありましたが、問題なし。
小窓雪渓取り付き部から小窓王のコル:雪渓から上がり、岩ゴロ道(ガレ場)を適当に登ると小窓のコルの踏み跡道に出ます。これに沿って上がって行くと、左手に分かれ道が出るので、これを左に行きましょう!(昨年そのまま真直ぐ行って引き返しました:真直ぐ行くと小窓の頭に出るかも?いずれにせよ、強者道です)岩沿いを右の這松を摑んで頑張って登り、どんずまりを左手にぐるりと回って乗越すと、小窓雪渓を見下ろすところに出ます。そのまま、暫く尾根沿いに小窓の頭に向かって草付の岩場を上がって行くと、トラバース道と小窓の頭への不安げな分岐が現れるので、左に歩を進めます(迷いやすいポイントかもしれません)。後は、有名な雪渓ポイントが出てきますが、今は雪がないので、サクサク通れます。その後、暫く行くと、岩に赤く右上の→が出るので、これを見落とさなければ、小窓王のコルにつきます。(昨年は見落として、ザレ場に到達し、ザレ場をぐいぐい登って、体力と筋力を存分に使いました。正道は断然楽です)
小窓王のコルから池ノ谷乗越:通称「発射台」の下りはザレているので、出来れば、間隔を空けて下りた方がいいと思います。結構、岩を落としがちです。三の窓のコルは晴れていると絶景です。是非お立ち寄りください。(昨年は霧のため通過)
池ノ谷ガリーは見た目ほど急ではありませんが、完全にザレています。結構大きな石も軟弱で、平気で落ちます。この道を石(岩)を落とさずに進めれば、相当な足の持ち主でしょう。ですので、間隔をある程度おいて、登った方がいいと思います。それと、基本は向かって左側の岩に沿って登った方が断然登りやすいです。最後の方は、右でも左でも、とにかく、判別も難しいのですが、ざれている箇所を避けた方が身のためです。
池ノ谷乗越から長次郎のコル:池ノ谷乗越の壁は、まん中の溝を途中まで登り、右手に回って登ると簡単なように思います。(去年は、濡れていて、滑りやすくて怖かったです。同じく、まん中の溝を登りましたが、最期まで行こうとしたので、どんずまって、オーバーハング気味に右に切り返すところに出て苦労しました。早めに容易に右に回れる箇所で切り返した方が楽でした。)池ノ谷尾根の頭からは、基本、稜線上を行くのが怖いですが、最短ルートだと思います。巻く場合も原則、長次郎谷側を巻いた方が楽です。有名なピッケルが岩に突き出しているポイントが出たら、それを、乗越すのが最短のような気がしますが、自分はビビッて、下に降りて巻きました。すると、早晩、またも有名な、お助けロープのポイントが出てきますので、これを回り込んでクリアすると、大きなクラック(ゴルジュ?)が出現します。(確か、バンドが上下、2本見えるはずです)これを、古い放置ロープ付近(左手の岩場に放置)から少し下まで更に下りて向かって右手に進むと、バンドに降りられます。上下、どちらのバンドでも行けるかもしれませんが、自分は今回、下のバンドを進み、どんずまったところ(懸垂下降用のロープが残置されている)を上に登って、上のバンドに出ると、後は簡単に長次郎のコルに降りられます。
長次郎のコルから剱岳本峰:ここからは、晴れていれば、踏み跡を頼りに登って行けば、迷うことはないと思います。一度、長次郎の谷と反対側に出ますが、すぐに長次郎の谷側に戻って、岩をつかみながら登ります。最後に黄色のxが出たら、頂上直下です。(昨年は、頂上直下のxから何と引き返し、下って行って身体極まりました。視界があれば、有り得ないミスです、頂上が目の前に見えているのですから)
今回、池ノ平小屋で、北方稜線17回走破のベテランの方の貴重なアドバイスをいただき、特に、小窓王の登りの起点と、長次郎の頭のバンドの見つけ方について、事前に教えていただいたので、道迷いなく縦走できました。ここに感謝の意を述べさせていただきます。北方稜線は、道に迷わなければ、そして、晴れていれば、絶景のオンパレードを楽しめます。そのための、参考になれば、幸いです。そして、天気の重要性を改めて思い知った山旅でした。皆さんに感謝!
リベンジやりましたね〜〜
すごいです❗
景色も最高〜素晴らしい〜
私もいつか行きたいです❗
ありがとうございます。視界があったので、前回よりも大分容易に感じました。
晴れていれば、そして、容易(安全)なルートを行ければ、スリリングな絶景がそこにあります。是非、ご賞味ください!
一日中快晴で、滅多にない好天気に恵まれ、とても良かったです。
今日は誰にも会わないだろうなぁと思っていたところでお会いしたので、ビックリしました。
ビッグなお山に挑戦されているのですね。劔の次は、源治郎尾根あたりが面白い思います。
小屋でお話しさせていただいた物です(^^)リベンジおめでとうございます✨ 私たちは小窓王のコルまでの矢印を見落としてガレ場に行ってしまいました(≧∇≦)発射台より池ノ谷ガリーよりここが一番いやらしかったです
お疲れ様でした。バスの時間制限があって多少急いでいたので、ご一緒出来ずにすみませんでした。お気持ち良く分かります。私も去年は小窓王のガレ場地獄の洗礼を受けました。ので、17回走破のベテランの方に正道をしつこく伝授頂いた次第です。大分違います。長次郎の頭の方は、問題なかったですか?天気は、最高だったので、スリリングな絶景を楽しめたとは思いますが。次は前穂高岳の北尾根に挑戦したいと思います。
いえいえ 本当に健脚であっという間に見えなくなってしまいましたね笑 みんなで今頃もう下山してるかな?とか噂してました(^^)
長次郎の頭は 頭から右と左に降りる所があり降りやすい左のルートをとったらお助けロープがあったのでそちらからクライムダウンしました!コルにおりて見上げると右ルートはすこしオーバーハングしててこちらに行ったら懸垂でした(^^) 持っていったロープとギア類は出番なしでした(≧∇≦) 私たちが北尾根行った時はガスガスで核心の3峰より4峰のルーファイが大変でした。3峰はボルトがあったりするので迷うことがなかったからですがロープはだしました!2峰は懸垂しましたがクライムダウンする方もいるようです
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