GWは重荷を背負って槍ヶ岳

日程 | 2019年04月27日(土) 〜 2019年04月29日(月) |
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メンバー | |
天候 | 初日:薄日も差すものの雪がチラつく午前中 午後からは風雪強まる。この日は悲しい気象遭難が相次ぎました。。。 2日目:概ね晴れ 午後は雲が多い天候に。幻日と環水平アークも。 3日目:日の出直前にガスが取れたものの、稜線上は前日夜から続く強風で雪煙舞い上がる。昼前から雲が増えて雨が時折パラつく。 |
アクセス |
利用交通機関
往復ともにさわやか信州号
バス
往路:バスタ新宿発22:25 上高地着5:20 復路:上高地発16:15 バスタ新宿着21:02
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|
地図/標高グラフ

表示切替:
コースタイム [注]
- 1日目
- 山行
- 6時間0分
- 休憩
- 1時間15分
- 合計
- 7時間15分
- 2日目
- 山行
- 8時間41分
- 休憩
- 26分
- 合計
- 9時間7分
- 3日目
- 山行
- 5時間58分
- 休憩
- 44分
- 合計
- 6時間42分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
上高地スタートですが、小梨平でログ取り忘れに気づいて、慌ててスタート。
槍の肩でもログ取り忘れて、山頂からログ取りスタートしました。
槍の肩でもログ取り忘れて、山頂からログ取りスタートしました。
コース状況/ 危険箇所等 | ・横尾〜ババ平 気温が上がると踏み抜き地獄に。沢沿いでは踏み抜いてドボンしないように、足の置き場に細心の注意を。 ・ババ平〜槍の肩 ほぼ旗に沿って進む。日照で雪が緩むと左右の沢からの雪崩発生リスクが高まる。 雪がまだ多く、気温が低い日が多かったせいか、クレバスは見つけられなかった。表層雪崩が相次いだザイテングラードや北穂沢と違い、この日の槍沢は自分が登っている間に表層雪崩は見られなかった。 ・槍の肩〜山頂 登りルートは、山頂直下の二段ハシゴ出前の下山ルートと重なる箇所以外は難しいところはなかった。 下山ルートは日照等により雪が緩むとアイゼンもピッケルも効かなくなるため、登りルートで下山する方が良さそう。 |
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過去天気図(気象庁) |
2019年04月の天気図 [pdf] |
写真
感想/記録
GWの山行を数ヶ月前からendooooさんと話し合って、とりあえず上高地にはGW初日に入ろうということで決まりました。
蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳〜燕岳の縦走がメインだったのですが、雪山テント泊での縦走に不安もあり、最終的に彼は涸沢から北穂・奥穂へ、自分は槍ヶ岳に向かうことで決まりました。天気と体力次第では、徳沢まで下山して1泊し、その後蝶ヶ岳に上がろうかという話もありましたが、お互い帰還する頃には帰宅モード。もちろん天候不順が最大の理由でしたが、天気予報が良かったとしても、恐らく帰宅モードだったかと。。。
上高地から一緒に歩き始めたものの、徳沢までの道のりが記憶にないくらい遠く感じる。縦走時の食料や予備の着替えを少し多めに持ったのが仇となり、またザックのセッティングがイマイチで肩に重量が掛かってしまったせいか、この時点ですでにバテバテモード。最後まで体に合わせる事が出来なかったのは大きな反省点です。同じザックでの白馬乗鞍の山行では気にならなかったのは、単に重量がそこまでなかったからでしょうか。。。
2日目のババ平から槍の肩までの道程は、今までの山行の中でダントツでNo.1となるほどの辛さでした。噂には聞いていましたが、ここまで苛烈とは。。。
殺生ヒュッテ直前ではとうとう斜面にザックを置いてうたた寝する始末。前夜の暴風雪の影響で寝不足状態のせいもあるものの、体力不足を露呈してしまいました。
それでも、稜線にたどり着いてテントを設営し、一休みした頃には何とか回復し、その日のうちに槍の穂に登頂する事ができました!
心配していた通り、下りの雪面コンディションは緩くて難儀しましたが、自分を含めて事故もなく、無事に肩まで下山できたようで良かったです。
稜線のテン場は吹き溜まりと氷化した雪が混じり合い、テントの固定にちょっと難儀しましたが、稜線上の強風にも何とか耐える事ができました。
残雪期とはいえ、やはり雪上のテント連泊は無雪期よりも多くの準備と体力・気力が必要なことを実感しました。次回がいつになるかはわかりませんが、連休中の天気次第ではもう一泊どこかで雪上テント泊に行こうと思案中です。
蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳〜燕岳の縦走がメインだったのですが、雪山テント泊での縦走に不安もあり、最終的に彼は涸沢から北穂・奥穂へ、自分は槍ヶ岳に向かうことで決まりました。天気と体力次第では、徳沢まで下山して1泊し、その後蝶ヶ岳に上がろうかという話もありましたが、お互い帰還する頃には帰宅モード。もちろん天候不順が最大の理由でしたが、天気予報が良かったとしても、恐らく帰宅モードだったかと。。。
上高地から一緒に歩き始めたものの、徳沢までの道のりが記憶にないくらい遠く感じる。縦走時の食料や予備の着替えを少し多めに持ったのが仇となり、またザックのセッティングがイマイチで肩に重量が掛かってしまったせいか、この時点ですでにバテバテモード。最後まで体に合わせる事が出来なかったのは大きな反省点です。同じザックでの白馬乗鞍の山行では気にならなかったのは、単に重量がそこまでなかったからでしょうか。。。
2日目のババ平から槍の肩までの道程は、今までの山行の中でダントツでNo.1となるほどの辛さでした。噂には聞いていましたが、ここまで苛烈とは。。。
殺生ヒュッテ直前ではとうとう斜面にザックを置いてうたた寝する始末。前夜の暴風雪の影響で寝不足状態のせいもあるものの、体力不足を露呈してしまいました。
それでも、稜線にたどり着いてテントを設営し、一休みした頃には何とか回復し、その日のうちに槍の穂に登頂する事ができました!
心配していた通り、下りの雪面コンディションは緩くて難儀しましたが、自分を含めて事故もなく、無事に肩まで下山できたようで良かったです。
稜線のテン場は吹き溜まりと氷化した雪が混じり合い、テントの固定にちょっと難儀しましたが、稜線上の強風にも何とか耐える事ができました。
残雪期とはいえ、やはり雪上のテント連泊は無雪期よりも多くの準備と体力・気力が必要なことを実感しました。次回がいつになるかはわかりませんが、連休中の天気次第ではもう一泊どこかで雪上テント泊に行こうと思案中です。
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この記録へのコメント
投稿数: 55
先日の上高地ではお世話になりました!涸沢+北穂行った後に常念山脈縦走なんて言うバカな計画を立てていた自分をぶん殴ってやりたいです(笑)
それにしても、槍ヶ岳すごいですね!
行程的にも技術的にも、私には難しそうだなあと思いながらレコ拝見させて頂きました。(挑む時は来るのかしらん?)
令和もよろしくお願いします!
投稿数: 61
槍の肩のテント内で、翌日は2人とも下山するだろうと思ってたらやっぱりでしたね。
居酒屋「蝶ヶ岳」はまたの楽しみにしておきます。
今回は涸沢ヒュッテのリベンジ頑張って👍(笑)
積雪期の槍に行く際は、U氏呼んでビレイしてもらいましょう!