記録ID: 1942925
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
やっと行けた 東鎌尾根・表銀座縦走 槍ヶ岳へ(リハビリ中の本番)
2019年07月24日(水) 〜
2019年07月27日(土)
tirotan
その他3人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 39:58
- 距離
- 56.2km
- 登り
- 3,727m
- 下り
- 3,691m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 3:11
- 合計
- 8:41
16:37
2日目
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 9:46
3日目
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 9:37
4日目
- 山行
- 8:29
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 10:41
17:07
ゴール地点
本番のこの4日間の縦走のために、リハビリやトレーニング登山、ずっと歩き続けてきたけど しばらくヤマップもお休みし、そのレポは後回しで。
写真が多くて選ぶのに大変時間がかかった。
槍ヶ岳は2011年の夏に新穂高側から雨と雷の中、登っているが、東鎌尾根を通る表銀座コースは初めて。
2年前、交通事故で左足骨折した為実現せず、去年もまだ足底腱膜炎が回復せず、今年に3度目の挑戦となった。
7月に入ってもまだ、リハビリ中で、足底やアキレス腱、膝周辺、鵞足炎などいろんな不具合は残っていた。トレーニングに登った4日連続の山歩きの末の有馬三山では膝の痛みがひどくなったりして、4日間の東鎌尾根のコース、最後の長い下山コースを歩ききれるか、不安ももたげる。マイペースで歩けば行けると治療院のI先生に言われ、こんな足の私をYも連れて行くと言ってくれたので、迷いに迷ったが、60代も最後の今年、ベテランのYや仲間を信じて、やっと行く決意を固めた。
当初の出発予定日は、例年より遅れた梅雨明けのせいで、晴れマークがなく行けるかどうか・・・。結局直前に天気予報が好転して晴れマークが現れたので、最後のチャンスの日23日に踊って出発決定♪
曇天なら行かないと言っていたSも説得して予定通り4人で。
行きは18切符で、帰りは夜行バスで28日朝帰阪。全行程、予定通りで、ひょっとしたらのエスケープや宿泊を増やすことなく帰ってこれた。
山1日目 24日
中房温泉(前泊)〜合戦小屋(昼食)〜燕山荘〜燕岳往復〜燕山荘
燕岳3度目の今回も花いっぱいで、楽しめた〜♪ チシマギキョウが嬉しかった。
上りが弱いのと高山病になりやすい私は、ガンガン登る初日を心配したが、結構元気に登れて良かった。
日本アルプス三大急登と言われる道も、そして燕山荘もそうだが、梅雨の遅れで中学生など大団体が多く、騒がしく大混雑。二度とも高山病にかかったこの山小屋、やはり翌朝食は、頭痛、吐き気で無理やり半分くらい食べた。
2日目 25日
燕山荘〜切通岩〜大天井岳分岐(ここからが長い)〜赤岩岳〜ヒュッテ西岳
(前回、このルートの続きで常念岳まで歩いているので、大天井岳分岐までは2度目。槍を見ながらの稜線のアップダウンは素晴らしい。しかし、今回は暑く、長く感じた。喜作レリーフから大天井ヒュッテまでのスリリングな岩場や鎖場は面白かった。その後の喜作新道、赤岩岳までが長く、更にそこからヒュッテ西岳までが 陽射しが暑くてとっても長かった。常念岳への分岐から私達以外、誰もいなくなった。)
3日目 26日
ヒュッテ西岳〜水俣乗越〜ヒュッテ大槍(昼)〜東鎌尾根〜槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳登頂〜槍ヶ岳山荘
核心部のこの日が一番緊張の日だったが、一番面白く、一番元気に歩けたと感じた日だった♪
下りは急な岩場、ザレや梯子などが続き、慎重なスタート。ストックもしまい、撮影もほぼなしとYに言われてのスタート。 リーダーのYを先頭に、直後を続く。まさかの時の為に、Yは、重いロープ一式を持ってきてくれていたが、幸い出番はなかった。(しかし、ロープを持ってくれていると思うだけでとても安心できた。感謝!)
水俣乗越までの激下りを済ませたら、初のおやつ休憩、ホッと一息ついた写真はとてもリラックスしている。
その後は、上にある大槍ヒュッテまで、岩場を登って登って。雷鳥にも出逢えた。
やっと小屋が見えた。チェックインを少しでも早くして槍に登ろうとラストスパート。
なんと、体力脚力ワースト1の私が一番先着でチェックイン!
前回の槍ヶ岳登頂時は、山頂直下の鉄梯子から下に下りるまで急な雷雨だったので、当然山頂は眺望なし。今回に期待したが、今回はガスが覆い、これまた、眺望はなし>< しかし、前回は、2泊3日とも全て大雨だった。今回は、雨が降っていないから前回のような落雷死の恐怖がないのが大違い^^
4日目
槍ヶ岳山荘〜槍沢〜横尾山荘〜上高地BT 4日間で一番長い距離を歩く。
台風が来るという日だったが、朝はお天気。
10時過ぎから小雨が降ったり止んだり、横尾からはかなり降って最後は濡れた。
膝が痛むかもと山友からも言われていたが、大丈夫だった。なつかしの徳澤園で泊ったらもっと楽だっただろうけど。
<全体を振り返って>
やはり、いつもの高山病と、不眠、頭痛、朝の食欲不振などにはやられ、膝痛やらちょっとした筋肉痛の山小屋の布団の中では、こんなんでは明日は無理だな・・と不安になってますます眠れないという4日間だった。どうせ寝れないからと後の方は 睡眠薬も飲まなかった。
朝食は高山病のせいで、いつも、食欲がなかったが何とかお茶漬けなどをして少しでも食べた。
しかし、朝いざ出発すると、みんなも、自分も驚くほど、元気に歩けた。ほんと、不思議!
思い切って行って良かった、60代のうちに約束を果たせて良かった♪
帰宅後、筋肉痛も膝痛もほとんどなく、足の浮腫みだけだったのは、意外だった。
メンバーの心身の支えのおかげ。感謝感謝!
今回、槍の穂先からの眺望がガスで全く見れなかったのは、残念至極だが、アルプスの夏の花にいっぱい出逢えたし、心配した天気も、梅雨明け前にしては、上出来だったと神さまに感謝している♪
足はまだ完治せずで、リハビリはまだ続く。
*おまけ 帰宅後
お風呂で、両足がボーンと浮腫んで、大根みたいな象足になってる!虫刺されかと思っていたが瞼も少し浮腫んでいた。
一時的に体重が3kgも増えたり・・・夜中のトイレが6回とかで、やっと3日後、体重は38kg台に戻った。体の特質から女性に多いそうだけど、ふくらはぎの筋肉が限界を超えたのかなと、アルプス登山の後にもっとひどく浮腫んだ女性のレポや分析を読んで思った。きついサポートギアだの、トイレを気にして水分摂取を減らす、男性に比べて筋肉量が少ない事・・・だのと。
しかし、後で、メンバーのガッチリ体格のYも生まれて初めて、足が3日間浮腫んだと聞いて、これは、帰りの夜行バスのせいで、エコノミー症候群になったのだろうと思う。
*皆さん、そんな足のむくみの経験やら予防策やら、してらっしゃったら教えて下さい。
写真は載せられなかったので、下のページでご覧下さい。
https://yamap.com/activities/4193532
写真が多くて選ぶのに大変時間がかかった。
槍ヶ岳は2011年の夏に新穂高側から雨と雷の中、登っているが、東鎌尾根を通る表銀座コースは初めて。
2年前、交通事故で左足骨折した為実現せず、去年もまだ足底腱膜炎が回復せず、今年に3度目の挑戦となった。
7月に入ってもまだ、リハビリ中で、足底やアキレス腱、膝周辺、鵞足炎などいろんな不具合は残っていた。トレーニングに登った4日連続の山歩きの末の有馬三山では膝の痛みがひどくなったりして、4日間の東鎌尾根のコース、最後の長い下山コースを歩ききれるか、不安ももたげる。マイペースで歩けば行けると治療院のI先生に言われ、こんな足の私をYも連れて行くと言ってくれたので、迷いに迷ったが、60代も最後の今年、ベテランのYや仲間を信じて、やっと行く決意を固めた。
当初の出発予定日は、例年より遅れた梅雨明けのせいで、晴れマークがなく行けるかどうか・・・。結局直前に天気予報が好転して晴れマークが現れたので、最後のチャンスの日23日に踊って出発決定♪
曇天なら行かないと言っていたSも説得して予定通り4人で。
行きは18切符で、帰りは夜行バスで28日朝帰阪。全行程、予定通りで、ひょっとしたらのエスケープや宿泊を増やすことなく帰ってこれた。
山1日目 24日
中房温泉(前泊)〜合戦小屋(昼食)〜燕山荘〜燕岳往復〜燕山荘
燕岳3度目の今回も花いっぱいで、楽しめた〜♪ チシマギキョウが嬉しかった。
上りが弱いのと高山病になりやすい私は、ガンガン登る初日を心配したが、結構元気に登れて良かった。
日本アルプス三大急登と言われる道も、そして燕山荘もそうだが、梅雨の遅れで中学生など大団体が多く、騒がしく大混雑。二度とも高山病にかかったこの山小屋、やはり翌朝食は、頭痛、吐き気で無理やり半分くらい食べた。
2日目 25日
燕山荘〜切通岩〜大天井岳分岐(ここからが長い)〜赤岩岳〜ヒュッテ西岳
(前回、このルートの続きで常念岳まで歩いているので、大天井岳分岐までは2度目。槍を見ながらの稜線のアップダウンは素晴らしい。しかし、今回は暑く、長く感じた。喜作レリーフから大天井ヒュッテまでのスリリングな岩場や鎖場は面白かった。その後の喜作新道、赤岩岳までが長く、更にそこからヒュッテ西岳までが 陽射しが暑くてとっても長かった。常念岳への分岐から私達以外、誰もいなくなった。)
3日目 26日
ヒュッテ西岳〜水俣乗越〜ヒュッテ大槍(昼)〜東鎌尾根〜槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳登頂〜槍ヶ岳山荘
核心部のこの日が一番緊張の日だったが、一番面白く、一番元気に歩けたと感じた日だった♪
下りは急な岩場、ザレや梯子などが続き、慎重なスタート。ストックもしまい、撮影もほぼなしとYに言われてのスタート。 リーダーのYを先頭に、直後を続く。まさかの時の為に、Yは、重いロープ一式を持ってきてくれていたが、幸い出番はなかった。(しかし、ロープを持ってくれていると思うだけでとても安心できた。感謝!)
水俣乗越までの激下りを済ませたら、初のおやつ休憩、ホッと一息ついた写真はとてもリラックスしている。
その後は、上にある大槍ヒュッテまで、岩場を登って登って。雷鳥にも出逢えた。
やっと小屋が見えた。チェックインを少しでも早くして槍に登ろうとラストスパート。
なんと、体力脚力ワースト1の私が一番先着でチェックイン!
前回の槍ヶ岳登頂時は、山頂直下の鉄梯子から下に下りるまで急な雷雨だったので、当然山頂は眺望なし。今回に期待したが、今回はガスが覆い、これまた、眺望はなし>< しかし、前回は、2泊3日とも全て大雨だった。今回は、雨が降っていないから前回のような落雷死の恐怖がないのが大違い^^
4日目
槍ヶ岳山荘〜槍沢〜横尾山荘〜上高地BT 4日間で一番長い距離を歩く。
台風が来るという日だったが、朝はお天気。
10時過ぎから小雨が降ったり止んだり、横尾からはかなり降って最後は濡れた。
膝が痛むかもと山友からも言われていたが、大丈夫だった。なつかしの徳澤園で泊ったらもっと楽だっただろうけど。
<全体を振り返って>
やはり、いつもの高山病と、不眠、頭痛、朝の食欲不振などにはやられ、膝痛やらちょっとした筋肉痛の山小屋の布団の中では、こんなんでは明日は無理だな・・と不安になってますます眠れないという4日間だった。どうせ寝れないからと後の方は 睡眠薬も飲まなかった。
朝食は高山病のせいで、いつも、食欲がなかったが何とかお茶漬けなどをして少しでも食べた。
しかし、朝いざ出発すると、みんなも、自分も驚くほど、元気に歩けた。ほんと、不思議!
思い切って行って良かった、60代のうちに約束を果たせて良かった♪
帰宅後、筋肉痛も膝痛もほとんどなく、足の浮腫みだけだったのは、意外だった。
メンバーの心身の支えのおかげ。感謝感謝!
今回、槍の穂先からの眺望がガスで全く見れなかったのは、残念至極だが、アルプスの夏の花にいっぱい出逢えたし、心配した天気も、梅雨明け前にしては、上出来だったと神さまに感謝している♪
足はまだ完治せずで、リハビリはまだ続く。
*おまけ 帰宅後
お風呂で、両足がボーンと浮腫んで、大根みたいな象足になってる!虫刺されかと思っていたが瞼も少し浮腫んでいた。
一時的に体重が3kgも増えたり・・・夜中のトイレが6回とかで、やっと3日後、体重は38kg台に戻った。体の特質から女性に多いそうだけど、ふくらはぎの筋肉が限界を超えたのかなと、アルプス登山の後にもっとひどく浮腫んだ女性のレポや分析を読んで思った。きついサポートギアだの、トイレを気にして水分摂取を減らす、男性に比べて筋肉量が少ない事・・・だのと。
しかし、後で、メンバーのガッチリ体格のYも生まれて初めて、足が3日間浮腫んだと聞いて、これは、帰りの夜行バスのせいで、エコノミー症候群になったのだろうと思う。
*皆さん、そんな足のむくみの経験やら予防策やら、してらっしゃったら教えて下さい。
写真は載せられなかったので、下のページでご覧下さい。
https://yamap.com/activities/4193532
天候 | 24日〜26日は晴天 27は昼前から雨が降ったりやんだり、午後は雨 |
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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