中ノ岳（暑さ厳しく、ず〜っと急登！ 越後三山の最高峰は花の山！）
MonsieurKudo
体力度について
- GPS
- 11:52
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,896m
- 下り
- 1,879m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 11:44
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
10台ほど駐車可能な、無料の駐車場です。 駐車場に十字峡登山センターがあり、トイレが利用できます。 売店は現在営業はしていないようです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
目立った危険箇所はありませんが、全体の80％以上が急登です。 下りでは、足が疲れている状態で急坂を延々と下る必要があるので、より慎重な足運びが必要となります。トレッキングポールがあると負荷軽減に役立つかもしれません。 ルート上に水場は1箇所しかなく、それは二合目手前にあるみたいですが、使えるかどうかはわかりません。当てにするのは危険だと思います。 中ノ岳避難小屋の外に天水が貯められたポリタンクがありますが、そのまま飲み水に使うことはできず、煮沸が必要です。 下に付いている蛇口を捻ると水が出ます。（ぬるいかと思いましたが、意外にもひんやりとしていました。） |
| その他周辺情報 | ＜しゃくなげ湖観光センター＞ 六日町側から十字峡に向かう途中、三国川ダムの湖畔にある、食事処やお土産コーナーを備えた観光センターです。 営業時間は、おみやげ売店が9時〜17時、食堂が10時〜17時です。 URL http://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/kanko/kanko_museum/eat/1456124864635.html |
写真
駐車場にある、十字峡登山センター。売店と書かれていますが、営業はしていないようです。
自販機にもブルーシートが巻かれていました。
トイレは利用できます。
売店と書かれていますが、営業はしていないようです。
自販機にもブルーシートが巻かれていました。
トイレは利用できます。
登山センターの壁に掲げられていた唄。中ノ岳を表現した、いい唄だと思います。
下に描かれたマツムシソウも、山頂近くまで登らなければ見ることはできません。
中ノ岳を表現した、いい唄だと思います。
下に描かれたマツムシソウも、山頂近くまで登らなければ見ることはできません。
駐車場には、自分のを含めて車が9台。避難小屋泊し、今日下りてくる人の車もあるので、この時間（5時過ぎ）でこの台数です。
自分がこの辺りの写真を撮っている間に、自分の隣に停めてあった黒い車の男性が出発していきました。
※この男性とは後々会うことになるので、便宜上「お隣さん」とお呼びすることにします。
避難小屋泊し、今日下りてくる人の車もあるので、この時間（5時過ぎ）でこの台数です。
自分がこの辺りの写真を撮っている間に、自分の隣に停めてあった黒い車の男性が出発していきました。
※この男性とは後々会うことになるので、便宜上「お隣さん」とお呼びすることにします。
西は八海山から、南は巻機山まで尾根が続いているんですねー。
登山口にある小さな鳥居。（何故かボケボケになっちゃいました。）
中ノ岳まで、6.9km。
そのほとんどが急登です。
ここの標高は450mしかなく、中ノ岳の標高は2,085m。
その標高差、何と1,635m！
苦難の登山道の始まりです。
（何故かボケボケになっちゃいました。）
中ノ岳まで、6.9km。
そのほとんどが急登です。
ここの標高は450mしかなく、中ノ岳の標高は2,085m。
その標高差、何と1,635m！
苦難の登山道の始まりです。
しかも無風。
季節が晩秋か冬なら大歓迎なのですが・・・。
あまり急ぐとバテそうなので、ゆっくりと登りました。
風があれば気持ちがいいと思うのですが、無風ですw。
どっしりとした山容ですね。
後ろにあるネコブ山は、この高さでは見えません。
まるで半透明の山同士を重ねたようになっていますね。実際は手前の濃い部分が大割山で、右後ろがイワキ頭、金城山です。
左後ろの双耳峰は無名峰みたいです。
実際は手前の濃い部分が大割山で、右後ろがイワキ頭、金城山です。
左後ろの双耳峰は無名峰みたいです。
脇の岩場から登ります。上にいる男性は、この後各ポイントで一緒になることになります。
今日は中ノ岳避難小屋に泊まり、明日ピストンで下山する予定だそうです。
ここで上から年配の男性が下りてきました。
昨日は小屋泊したそうです。
そして、自分の後ろから別の男性も追いついてきました。
この男性のペースが早いのなんの！
男性お二人は、この後度々登場することになるので、便宜上、以下のようにお呼びすることにします。
・避難小屋泊の男性：小屋泊さん
・追いついてきた男性：健脚さん
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上にいる男性は、この後各ポイントで一緒になることになります。
今日は中ノ岳避難小屋に泊まり、明日ピストンで下山する予定だそうです。
ここで上から年配の男性が下りてきました。
昨日は小屋泊したそうです。
そして、自分の後ろから別の男性も追いついてきました。
この男性のペースが早いのなんの！
男性お二人は、この後度々登場することになるので、便宜上、以下のようにお呼びすることにします。
・避難小屋泊の男性：小屋泊さん
・追いついてきた男性：健脚さん
この時はまだ、霞んでいる程度でガスは出ていなかったのですが・・・。
小屋泊さん、重装備なのにしっかりとした足取りです。
先行していた健脚さんと小屋泊さんが休憩中でした。
追いついて休憩がてら、しばし山談義。
ちょっと赤みが薄いですけど、タマゴタケの成菌ですね。
う〜ん、名前があってもよさそうな山容の山ですけど。
左の一際高いピークが牛ヶ岳、右が割引岳。
肝心の巻機山は牛ヶ岳に隠れて、ここからでは見えません。
とりあえず仕留めて、束の間の平穏。
急ぐとバテるし、難しいところです。
ここでも先行していた健脚さんと小屋泊さんが休憩中だったので、しばし山談義しました。
右の巻機山方面はガスに包まれてしまいました。
左奥の下津川山と小沢岳もガスで見えませんね。
「十二大神」と刻まれたブナの木がありました。その右には「昭和三五．九．二」と彫られていました。
それにしても、59年前に刻まれたものが、まだ残っているとは・・・。
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その右には「昭和三五．九．二」と彫られていました。
それにしても、59年前に刻まれたものが、まだ残っているとは・・・。
触り心地はまるでスポンジケーキでした。
大きいでしょ？
ということは、四合目に着いたのかな？
ここでも三度、健脚さんと小屋泊さんと山談義。
お二人とは、すっかり仲良くなりました。
できるだけ彼らに付いていこうと思い、頑張って登ってみます。とにかく健脚さんのペースが速い！
この三人の中では、一番の年長者なのですが。
とにかく健脚さんのペースが速い！
この三人の中では、一番の年長者なのですが。
凄いなー。
左にステップがあったので、そこから登りました。
またアブを仕留めました。コイツらはとにかくしつこい上、すばしこくて仕留めるチャンスがあまりありません。
顔だけに群がるタイプであれば、虫除けネットを被って無視するのですが、コイツらはデカいし、全身のどこにでも止まって刺そうとしてくるので厄介です。
コイツらはとにかくしつこい上、すばしこくて仕留めるチャンスがあまりありません。
顔だけに群がるタイプであれば、虫除けネットを被って無視するのですが、コイツらはデカいし、全身のどこにでも止まって刺そうとしてくるので厄介です。
こまめに水分を取らないと、脱水症状を起こしそうです。
このすぐ後に五合目に着きました。そこで休憩していたお隣さんと合流し、みんなで山談義。
ちょうど中間点とあって、皆さんここで行動食を食べ、大休憩でした。
そこで休憩していたお隣さんと合流し、みんなで山談義。
ちょうど中間点とあって、皆さんここで行動食を食べ、大休憩でした。
これが見られただけでも、登ってきた甲斐がありました。
九合目まで続く、登山道がくっきりと見えました。ここから見ても、物凄い急登であることがわかります。
これからあれを登らないといけません。
気合が入ります。
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ここから見ても、物凄い急登であることがわかります。
これからあれを登らないといけません。
気合が入ります。
五合目の上にある、雨量計測所。あちらから下りてくる男性に会いました。
二合目手前の岩場で会った男性と同じく、昨夜は小屋泊して今日下りてきたそうです。
あちらから下りてくる男性に会いました。
二合目手前の岩場で会った男性と同じく、昨夜は小屋泊して今日下りてきたそうです。
ここは五合目であると同時に、日向山の山頂でもあります。この道標にある、「千本松原」とは二合目のことで、「池ノ段」とは九合目のことです。
※これは皆さんが出発した後に撮りました。
この道標にある、「千本松原」とは二合目のことで、「池ノ段」とは九合目のことです。
※これは皆さんが出発した後に撮りました。
左脇を歩いて避けます。
少し先にもっと大きな雪渓が見えます。
雪が解けてできたものかな？
水はあまり綺麗ではありませんでした。
お願いだから、このままガスらないでねー。
たぶん、今Tシャツを脱いで絞ったら、小さなコップ1杯分くらいの汗が採取できるんではないかな（笑）。
近くには行けないので、望遠で。
この前の鋸岳で温度計を壊してしまって、今日は持ってないんだよねー。
体感では、30℃以上ある気がします。
こちらは八海山。左にある阿寺山へと稜線が続いています。
あの稜線を歩くのも気持ちが良さそう。（登山道があります。）
雪は谷筋にちょいちょい残るのみですね。
左にある阿寺山へと稜線が続いています。
あの稜線を歩くのも気持ちが良さそう。（登山道があります。）
雪は谷筋にちょいちょい残るのみですね。
上がどんどんガスに覆われていきます。
晴れていればなぁ・・・。
ほんとに変わりやすい天気です。
ここにきて、やっと間近で見ることができました。
ということは、ここを登りきれば山頂で間違いない！
登山口から6時間、やっと着きました！お隣さんが寝っ転がって休憩中でしたが、思わず歓声をあげちゃいました。
お隣さんと少しだけ山談義。
（その後、お隣さんは避難小屋には向かわず、下山していきました。）
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お隣さんが寝っ転がって休憩中でしたが、思わず歓声をあげちゃいました。
お隣さんと少しだけ山談義。
（その後、お隣さんは避難小屋には向かわず、下山していきました。）
中ノ岳に登頂です！標高は2,085.1m、越後三山の最高峰にして、日本二百名山の1座です。
山頂標は三角点のようにコンパクト。
天面に「中ノ岳」、横面に「山頂」の文字が刻まれた珍しいものでした。
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標高は2,085.1m、越後三山の最高峰にして、日本二百名山の1座です。
山頂標は三角点のようにコンパクト。
天面に「中ノ岳」、横面に「山頂」の文字が刻まれた珍しいものでした。
晴れていれば、至仏山や燧ヶ岳、日光白根山などの尾瀬の山々、先週登った平ヶ岳も見えるはずですが、今日はこの通り。隣りの小兎岳すら見えません。
隣りの小兎岳すら見えません。
避難小屋は同じくらいの高さにあるので、平坦な稜線を歩けばいいかと思いきや、
こちらの斜面にも雪渓が残っています。
耳を澄ますと、羽の音が聞こえるくらいです。
中には、途中で一緒に登った健脚さんと小屋泊さんがいるはず。
お邪魔しま〜す。
避難小屋の中にて。小屋の中は涼しくて快適。
左は、寝っ転がっている小屋泊さんの足（笑）。
向かいにあるのは健脚さんのザックです。
健脚さんは、現在はトイレ中。
※避難小屋は2階建てなのですが、2階は見るのを忘れました。
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小屋の中は涼しくて快適。
左は、寝っ転がっている小屋泊さんの足（笑）。
向かいにあるのは健脚さんのザックです。
健脚さんは、現在はトイレ中。
※避難小屋は2階建てなのですが、2階は見るのを忘れました。
最後の記帳は7月13日、中ノ岳救助隊のものでした。
隣りのガス缶は空でしたが。
ガス缶さえあれば、大量に飲み水を作れそうです。
ポリタンクに水があり、あのガスコンロが使えればですけど。
小屋の外にあった天水を貯めるポリタンク。満タンで50人分の水を賄えるみたいです。
ただ、そのまま飲むことはできず、煮沸が必要になります。
満タンで50人分の水を賄えるみたいです。
ただ、そのまま飲むことはできず、煮沸が必要になります。
この蛇口を回すと水が出ます。見た目は普通の水でした。
ぬるいかと思いきや、結構ひんやりしていてビックリ。
濡れタオルを冷やし直すのに使わせていただきました。
見た目は普通の水でした。
ぬるいかと思いきや、結構ひんやりしていてビックリ。
濡れタオルを冷やし直すのに使わせていただきました。
ここからの八海山や越駒も見たかったなぁ。
少し下に、コバイケイソウの群落が見えます。
次のピークである小兎岳まで、標準CTで1時間50分です。
こちらはガスだらけ。まあ、これはこれで全然OKです。
日差しカンカン照りはキツいですからね。
何なら、もっと激しくガスってくれてもいいくらい。
まあ、これはこれで全然OKです。
日差しカンカン照りはキツいですからね。
何なら、もっと激しくガスってくれてもいいくらい。
あれを越えれば、あとは下り一辺倒です。
濡れタオルを浸して、冷たさを回復。
壁にアキアカネがたくさんとまっていました。
これは日向山の三角点ですね。
奇跡的にアブも寄ってこず、平穏に過ごせました。
いつの間にか、広範囲のガス（というか雨雲？）にすっぽりと包まれていました。
あちらは雨が降っているかも・・・。
右下は、さっき上を歩いたミニ雪渓。
ただし、ずっと急坂ですけど。
汗が止まりません。
そろそろ水も底を尽きそう。
下手に触ると強烈にベッタリします。
実は登りで触ってしまいました（笑）。
車は自分のを入れて、まだ7台駐車されていました。
はぁ〜〜〜、疲れた・・・。
もっと体力を付けて、紅葉の季節になったら周回にチャレンジしに来るよ！
またまたやってきました。石打ユングパルナス。新潟に来たときの行きつけと化してますね。
今は長岡大花火大会開催期間なので、24時間営業中でした。
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新潟に来たときの行きつけと化してますね。
今は長岡大花火大会開催期間なので、24時間営業中でした。
装備
| MYアイテム |
MonsieurKudo
重量：8.66kg
|
|---|---|
| 個人装備 |
半袖Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
帽子
サングラス
靴
ゲイター
ザック
飲料
地図（地形図）
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
熊鈴
日焼け止め
虫除けネット
常備薬
保険証
携帯
時計
カメラ
三脚
|
感想
今回も新潟遠征。
とは言え、もう新潟までの車の運転も、大して苦ではなくなりました。
慣れって怖いですね（笑）。
越後三山で唯一登れていなかった中ノ岳。
（八海山も八ッ峰を二峰だけしか登っていなくて、最高峰の入道岳にも登れていないので、正確には登頂したとは言えないかもしれませんが）
越駒、八海山、荒沢岳から縦走する登山道はありますが、直接登るには十字峡から急登を登るしかありません。
登山口の標高は450mしかなく、2,085mの中ノ岳まで、実に標高差1,635mも登る必要がある、険しい道のりです。
5時前に駐車場に到着すると、既に登山口前の駐車場は半分以上埋まっていました。
中ノ岳は山頂近くに避難小屋があるため、昨日登って小屋に泊まり、今日下りてくる方の車も含まれているのでしょう。
自分の車の隣に停めていた方が出発していくのを見送り、自分も準備をして山行を開始しました。
（この方とは後ほど、度々会うことになるので、便宜上「お隣さん」とお呼びすることにします。）
今回は最初の林道歩きはなく、初っ端から急登が始まるため、軽く準備運動してからのスタートです。
もう、とにかく急登に次ぐ急登。
たまに傾斜が緩んでも、すぐにまた急登が再開します。
もしこれが単調な樹林帯の中の登りだったら、心が折れそうになるかもしれませんが、展望の良い場所がたくさんあり、池塘や岩場もあったりして、なかなか変化に富んだ登山道なので飽きませんでした。
また、途中に「○合」と刻まれた石柱があるので、そこに着いたら長めの休憩をとってよいという自分ルールを設けることで、モチベーションを保ちつつ、頑張って登ることができました。
（まあ、最後のほうはキツくて、ルール違反もしましたけどw。）
一合目を過ぎた辺りで、男性が1人追いついてきました。
「いや〜、暑いですね〜。」なんて言いながら、しばし山談義。
男性は、今日は避難小屋に泊まり、明日ピストンで下山するとのこと。
二合目手前の岩場でも、後ろから男性がやって来ました。
自分よりひとまわりくらい年齢が上に見えましたが、しっかりとした足取りで、ペースも早かったです。
お二方とも、度々一緒になったので、それぞれ「小屋泊さん」、「健脚さん」とお呼びすることにします。
二合目から五合目までは、健脚さん、小屋泊さん、自分という順番で到着し、三人で休憩しながら山談義、お二人が出発するタイミングで自分も最後尾で歩き出すというのを繰り返しました。
五合目に着くと、靴と靴下を脱いで大休憩している、お隣さんに再会。
自分たちも大休憩することにし、行動食を食べながら、4人で山談義しました。
五合目からは中ノ岳の雄大な山容が見え、テンションが上がります。
と同時に、尾根に刻まれた延々と続く登山道も見え、まだまだ遠いという事実を突き付けられます。
皆さんが出発した後、自分も山行を再開しました。
(この後は、花も多くなってきて、写真を撮るために立ち止まることが多かったので、○合目のポイントで皆さんに会うことはなくなりました。）
上はガスったり晴れたりの繰り返し。
自分たちが山頂に着く頃には晴れていてねと祈りながら、歩を進めます。
五合目から六合目までは、ルートで唯一、比較的平坦な区間だったので、足休めができましたが、六合目から九合目までは、ほとんど緩むことがない急登！
もう、ヒーヒー言いながら登りました（笑）。
ただ、景色は素晴らしかったです。
特に、七合目から見た中ノ岳には感動しました。
八合目を過ぎたあたりで、お隣さんに再会。
重いメインザックをデポし、アタックザックで山頂まで行くことにしたそうです。
ひとまず、先に行かせていただきましたが、身軽になったお隣さんのペースに付いていけるはずもなく、少し上で道をお譲りしました（笑）。
しばらくの間、周りは広範囲にガスってしまっていましたが、九号目に着く頃には再び青空が見え始めました。
と同時に、灼熱の太陽も顔を出したので、物凄い暑さです・・・。
九合目から山頂までは、ニセピークがいくつもあり、登山あるある発動（笑）。
?「これを登りきれば山頂だ〜」
↓
?登りきると先にピークがある
↓
?「今度こそ山頂だ〜〜」
↓
?登りきると先にまたピークがある
↓
?へ
（地図を見れば一目瞭然ですが、こういう時って、何故か地図を見たくないんですよね〜。）
そんなことを4、5回繰り返すと、やっと前方に避難小屋が見えました。
その手前が山頂ということを確信し、一安心。
やっと山頂に近づくと、寝っ転がって休憩しているお隣さんが見えました。
ほどなく山頂に到着。
思わず、「やったーーーっ！！ 着いたーーっ！！」と歓声を上げてしまいました。
お隣さんはかなりお疲れのご様子でしたが、笑顔で迎えてくれました。
お隣さんとお話しながら、写真を撮りました。
北〜西方面はガスっていて真っ白、八海山や越駒は残念ながら見えませんでした。
東側もガスが多めでしたが、一応、下のほうは晴れていて、斜面に残る雪渓が見えました。
お隣さんは、避難小屋には寄らず、このまま下山するというので、それを見送った後、自分は避難小屋へ向かいました。
小屋のある場所は、山頂と同じくらいの高さに見えたので平坦な道で行けるかと思いきや、一旦下って登り返す必要がありました。
中ノ岳避難小屋に着いて中に入ると、健脚さんと小屋泊さんが休憩中でした。
二人とも靴と靴下を脱いで裸足になり、リラックスされている様子。
自分もザックを下ろし、靴と靴下を脱いで裸足に。
・・・ん！？ なんか足が匂うぞw。
大量の汗で蒸れ蒸れだったせいでしょうか？
自分の足から今までに嗅いだことがないような香ばしい匂いがしました（笑）。
お二人に勘付かれないように、ウェットティッシュで必死に足を拭きましたw。
小屋泊さんは横になってお休み中だったので、健脚さんと山談義。
健脚さんは神奈川から来られたそうで、昨夜は関越道の塩沢石打SAで車中泊したとのこと。（SAの駐車場は気温が30℃あり、暑くてあまり寝られなかったそうです。）
健脚さんはヤマレコをご存知だったので、ヤマレコ名刺をお渡ししました。
「明日はどうしよう（どこに登ろう）かな？」なんておっしゃっていたので、そのバイタリティに脱帽でした。
30分くらい経ったところで、健脚さんは先に下山していきました。
その後は、残った小屋泊さんと山談義。
小屋泊さんは地元の方で、お住まいは南魚沼市だそうです。
今日は小屋に泊まり、明日は縦走や周回はせず、十字峡に下山するとのこと。
地元の方ということで、主に新潟の山の話で盛り上がりました。
楽しい時間はあっと言う間。
気が付いたら、話し出してから1時間近くが経過していたので、名残惜しいですが、自分もそろそろ下山することにしました。
小屋泊さんに別れの挨拶をして、小屋を後にしました。
小屋の外に出ると日差しはカンカン照りで、やはり風はなく、周りはガスったままでした。
中ノ岳の山頂まで戻ると、男性が一人、休憩中でした。
軽く挨拶して、山頂を通り過ぎました。
水の残量は既に500mlを切っていたので、以下のような自分ルールを設けて、モチベーションを上げることにしました。
・水は、「〇合目」の石柱に着いたら、飲んでよし。
・どうしても我慢できない場合、氷なら舐めてよし。（氷は1本目の水筒から移したものも合わせて、結構な量が入っていました。）
ガスっているので涼しいかと思いきや、風が吹かないせいで暑さはあまり変わらず、逆に蒸し蒸し指数はアップ・・・。
ずっと急坂なので、足に掛かる負担は大きく、トレッキングポールを持ってこなかったことをちょっとだけ後悔しました。
ただし、先週登った平ヶ岳のように、途中に停滞する区間はほとんどなく、歩いたら歩いた分だけ、ぐんぐん標高を下げることができたのは良かったと思います。
やがて一合目を過ぎた辺りで水が尽きました。
水筒の中にはまだ氷が残っていたので、それを口の中に放り込んで舐めながら下りました。
（この時期に水2リットルでは足りませんねー。せめて3リットルは必要だと思いました。最初、こんな水の量で周回ルートを歩こうと思っていたなんて、無謀もいいところです。）
登山口への最後の階段に差し掛かったところで、前方を歩くお隣さんが見えました。
自分も最後の力を振り絞り、駐車場に到着。
ザックを投げ出し、車の後ろの草地へ倒れ込んで、仰向けになりました。
お隣さんも同じ状態w。
二人して寝っ転がり、「はーーっ、キツかった〜！」なんて言いながら、荒い息を整えました。
息が整うと、車に積んであった車載用冷蔵庫に入れてあった飲み物を、1リットルくらい一気飲みして生き返りました。
びっちょびちょになったTシャツ、ズボン、靴下、パンツ（笑）をオールチェンジし、エンジンを掛けた車の中で、クーラーに当たりながらしばし休憩。
お隣さんは先に車を発進させたので、お互いに手を挙げて挨拶しました。
十分に休憩した後、自分も十字峡を後にしたのでした。
・
・
・
中ノ岳は越後三山の最高峰ではありますが、人気や知名度では他の2座に及ばず、どちらかというとマイナーな山に甘んじています。
ですが、長くキツい急登を登りきって山頂に着いた時の達成感と充実感は、他の2座とは比べ物にならないくらい大きなものでした。
もし周回ルートを歩き通せたとしたら、どれほどの達成感と充実感を味わうことができるのでしょうね。
ただ、山頂までのピストンでこの状態なので、今の自分の体力では周回ルートの日帰りなんて無理だと思いました。
周回ルートは、もう少し体力を付けてから、もっと涼しくなった秋の紅葉の時期にチャレンジしてみようと思います。
（まあ、ぶっちゃけ今の体力でも、小屋で一泊すれば周回できそうではありますけど。）
中ノ岳。越後三山の盟主にふさわしい、素晴らしい山でした！
こっそり拍手
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MonsieurKudoさん、こんばんは。
42・43枚目の写真のキノコは、タマゴタケですよ〜。私の山行記録にも、同じような写真があったかと思います。
山行お疲れ様でした。それではまた😊
fgacktyさん、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。
やっぱりですか。
赤みが薄いけど、そうじゃないかと思ってました。
根本を見て、殻があるか確認すればよかったですね。
MonsieurKudoさん
がんばってますね。すばらしい！
越後の山良く分かりませんが、お花が奇麗ですね！
（お花も良く分かりません 笑）
この暑さで私は夏バテ気味で山への気力が湧いてきませんhi
でも週末3連休「山の日」は何とか山行したいですが・・・大渋滞？？？
sakakibaraeさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そういえば、今週末は山の日ですね。
行く山を間違えると、とんでもない混雑に巻き込まれそう（笑）。
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