双六岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳・水晶岳
- GPS
- 32:08
- 距離
- 52.9km
- 登り
- 3,786m
- 下り
- 3,689m
コースタイム
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 13:02
- 山行
- 9:28
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 12:07
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:48
天候 | 8/10晴、8/11晴後曇、8/12晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所、特に無し |
その他周辺情報 | 平湯の森 500円 |
写真
感想
過去お盆休み中は何処の山も激混みなので計画しませんでしたが、昨今の熱帯化に辟易し高みへ避難しようと、以前からの宿題だった裏銀座を計画しました。
8/10(土)
お盆中の駐車場確保は至難の業だろうと案じても仕方ないので、登山開始を3時に予定し、第3駐車場に2時半に到着するものの誘導員から「満車です」と告げられ、結局P11に何とか車を滑り込ませました。
真っ暗な中、新穂高登山指導センターへの下山口を探し当てられずにいると、後ろから来られた単独登山客が親切に教えて下さり、登山開始ポイントに到着。もう既に予定を30分押し。前途多難の幕開けです。
空が白み始め、笠新道登山口に到着する頃にはすっかりと明るくなり、そこから20分程でわさび平小屋に到着。すると、I部員が何となく見覚えがあるという登山客に声を掛けると、果たして昨秋、赤石岳避難小屋でご一緒させて頂いたNさんでした。
遅れて到着したM部員を待ち、全員集合したところで、Nさんとの再会を祝して記念撮影。Nさんたちは双六から槍ヶ岳を目指し、新穂高温泉に戻るルートとのことなのでここでお互いの無事を祈りつつお別れです。
小池新道に入るとやっと登山らしくなりますが、ここから暑さとの闘いです。暑さ対策グッズその1の「マジックタオル」を沢を見つける度にザブンと水に浸し首に巻き付けます。
7時、雪渓がたっぷりと残る秩父沢出合でクールダウンし、ひたすら高度を稼ぎ、9時鏡平山荘に到着。ここでお楽しみのカキ氷。抹茶小豆(700円)+練乳(100円)を奮発します。
カキ氷パワーのお陰で双六小屋に12時着。一週間前に双六小屋で食事をしたA部員からの疑問「小屋に向かって左側で注文したのをどうやって右側の厨房に伝えているか?」 → 何の事はない、「電話で伝えています」との回答でした。
昼食後、少々バテバテのI部員を励ましながら双六岳、丸山を経て三俣蓮華岳山頂に立つと正面から雲の平の歓迎を受けます。
ザレた道を慎重に下り、16時三俣山荘到着。夕食までは睡眠不足解消につとめ、名物ジビエシチューを頂き、明日に備え早目に就寝です。
8/11(日)
3時過ぎ、山荘を出立。明るければ滅入ってしまう急登が見えないので、苦も無く夜明け前に鷲羽岳山頂に立ちます。日の出を待つ間する事も無いので朝食の弁当を半分ほど頂いている間に東の空が明るくなってきます。身体が震える程の寒さに耐えきれず、完全に日が昇る前に水晶岳に向かいます。
水晶小屋からはスティックをザックに納め、三点支持で岩稜を登り詰め、7時過ぎに水晶岳に到達。北方向に目を向けると赤牛岳から読売新道の先にくっきりと剱岳の雄姿を捉えることが出来ます。「富士山が見える」との登山客の声に南方向に目を向けると確かに薄っすらとその姿を確認できました。まさしく360度の眺望が楽しめた山頂でのひと時でした。
下山を開始し、岩稜帯を過ぎた辺りで暑さ対策その2「UV・雨ハイブリッド傘」を取り出します。日傘をさす登山客は一人も見ることがなかった為、少々気おくれしましたが、その威力は抜群で太陽の熱エネルギーを完全にシャットアウトしてくれました。水晶小屋手前ではなんと!日傘登山客ペアと言葉を交わし、お願いすると快く写真撮影に応じて下さいました。
水晶小屋の前で単独で黒部五郎岳に向かうM部員と別れ、ワリモ分岐から鷲羽岳を巻いて三俣山荘に向かいます。途中、暑さに耐えきれず沢を見つけると靴下を脱いで足をクールダウンしながらのんびり下っていくと、折立から新穂高温泉に行くという登山客と一緒になります。当初はどこかの山頂を踏む予定だったそうですが、体力が無くなり、ユルユル山行に切り替えたとのこと。
結局、双六小屋の夕食もご一緒することになり、私たちが松本市から来た事を話すと、その登山客も以前3年ほど松本市に在住した事があり、松本話に花が咲きました。
夕食後、双六小屋テン場にいるというH部員を探そうとしましたが、電波も通じず、満員のテン場のどこにいるかも分からない為、早々に捜索を諦めました。
8/12(月)
最終日、予定ではゆっくりと朝食を食べてから下ろうと思いましたが、I部員から直射日光を浴びない内に高度を下げようと提案を受け、3日目も3時に行動開始。
5時半、鏡池で水面に映る槍の穂先を眺めながら、お弁当を美味しく頂きます。
わさび平から新穂高温泉までの長い林道歩きを耐え、11時発のロープウェイで鍋平に行き、更に20分ほど歩き、やっと車を回収。ロープウェイ乗り場で待っているI部員も忘れずに回収し(^^)、平湯の森へ。
水風呂で3日間駆使した足をアイシングした後はケーキセットでプチ打ち上げ。
急に降り出した夕立ちが止むのを待っていると、黒部五郎岳往復を追加したM部員から「無事下山した」とのメッセージが来ました。ざっくりとその行程を計算すると2時間程早く下りてきたようです。
最後の仕事、下山届も忘れずに処理し、全て完了。
北アルプスのど真ん中で、沢山の登山客と楽しく会話ができ、幸せな時間を過ごせた2019年のお盆休み前半でした。
お盆後半14日からは高校野球の応援で甲子園に向かいますが、大型台風10号が西日本を直撃するという予報。こちらも前途多難です。
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