甲斐駒ヶ岳〜小仙丈ヶ岳[縦走]
- GPS
- 38:42
- 距離
- 47.8km
- 登り
- 4,965m
- 下り
- 3,884m
コースタイム
01:00 日野春駅発
04:00 尾白川渓谷
04:15 竹宇駒ヶ岳神社入り口
06:00 笹の平分岐
07:40 刃渡り
08:00 刀利天狗
09:00 五合目小屋跡
10:05 七丈小屋
12:45 八合目御来迎場
14:10 甲斐駒ヶ岳
15:00 駒津峰
16:30 仙水峠
17:00 仙水小屋着
【6/11】
05:50 仙水小屋発
06:20 北沢長衛小屋
07:25 仙丈ヶ岳二合目登山口
08:55 薮沢大滝ノ頭
10:30 小仙丈ヶ岳
11:40 薮沢大滝ノ頭
13:10 北沢峠
13:35 大平山荘
15:25 丹渓新道登山口
15:45 歌宿バス停着
天候 | 6/10(日):曇り 6/11(月):晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
電車:JR中央線・日野春駅 【帰り】 バス:南アルプス林道バス・歌宿バス停 バス:市街地循環バス・仙流荘バス停 バス:ジェイアールバス関東・高遠バス停 電車:JR飯田線・伊那市駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【甲斐駒ヶ岳】 七丈小屋、水場がまだ雪で使えませんが、ペットボトル飲料水は販売していました。 七丈第二小屋より直線距離160m程度の場所に、長さ200m程度の腐れ雪斜面が残っています。 八合目御来迎場より頂上直下まで、何箇所かまとまった残雪あり。 いずれもトレースがちゃんとありますが、かなり雪質が緩くなっています。 山頂より駒津峰まで、残雪は殆どなく、傾斜の割にはかなり歩き易い。 仙水小屋電話予約の方に依れば、 6/10現在、駒津峰の巻道コースはコンディションが良くないので、直登コースを通った方が良いとの事。 (※どういうコンディションなのかは聞き漏らしました) 駒津峰より仙水峠まで、石が濡れて非常に滑り易くなっていました。 【小仙丈ヶ岳】 薮沢大滝ノ頭から森林限界へ出るまでの大半が残雪あり。 山道での深さは30cm前後。雪質は緩い。 (※参考:バス運転手さんの話によれば、6/6頃少し雪が降ったそうです。) 薮沢大滝ノ頭から馬の背方面、(薮沢大滝ノ頭から見える限りでは)トレースなし。 山頂直下の比較的急な斜面に、長さ80m程度の残雪あり。 トレースは曖昧ですが、良く見れば融けて消えそうな足跡が見えます。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
【ひたすら徒歩】
地元から始発で行っても時間的に間に合わないので、終電で日野春駅まで行き、
コンビニを経由して、登山口の竹宇駒ヶ岳神社まで約12Kmを歩いて行きました。
途中、タクシー会社の傍を通った時、タクシー乗ろうかな…とも思いましたが、
今乗っても、登山口到着時点では真っ暗だし、どうせならこのまま歩いて行っちゃえと決心(笑)。
コンビニ寄りつつ登山口に着いた時点で、タイミング良く空がちょっと明るくなっていました。
ちなみに帰り道も、北沢峠までバスが来ないシーズンのため、歌宿バス停まで歩いて行きました。
今回はとにかく歩いたなあ…。
【甲斐駒ヶ岳・七丈小屋まで】
五合目小屋跡付近から、何名かの方が登頂を断念して下りてきていました。
ちょっとお話を聞くと、徐々にガスが濃くなってきたのと、少し先に残雪があって、
進行が困難という理由もあるとか。
私はアイゼン・ピッケル持っているし、まだ大丈夫かなと登山継続。
五合目小屋跡付近から、私と同じペースで登って来られた方も、
このコンディションでは無理と、七丈小屋付近でついに引き返しを決定されていました。
【甲斐駒ヶ岳・七丈小屋以降】
七丈小屋過ぎより所々にあった残雪で体力を使い、次第にバテ気味に。
ちょっと進んでは休み、またちょっと進んでは休みの繰り返しになりました。
ペースが落ちた事もあり、トレランの方をはじめ、数名の方に後方から抜かれました。
残雪の張り付いた急な傾斜でヒイヒイ言いながら登っていたら、
「トレランの人も登れたから大丈夫」と、他の方に励まされました(笑)。
実際、トレランの方は残雪をどう登っているんだろう…。不思議なので一度見てみたい…。
それはともかく、更に進むと、ガスが一段と濃くなって来て天候も怪しい状態に。
私を追い抜いた方々が、次第に上から戻ってきていました。
ちょっとお話を聞くと、登頂して降りて来たとの事。
要するに私は既に周回遅れ状態なんですが、(もう頂上は近いんだな!)と奮起しつつ、
何とか登頂する事ができました。
【仙丈ヶ岳】
本当は、1日目:甲斐駒ヶ岳、2日目:仙丈ヶ岳の予定でしたが、
手前の小仙丈ヶ岳へ登頂した時点で、ガスが結構多くなっていたため、今回は見送りました。
更に、小仙丈ヶ岳山頂から見た感じでは残雪も多く、
仙丈ヶ岳と往復する時間を考慮すると、歌宿バス停のバス時刻に厳しそうだし、
私の登山経験では不安があると感じたのも見送り要因でした。
悔しいですが、やむを得ません。
南アルプスの女王には、また今度再見しようと思います!
【滑落】
小仙丈ヶ岳山頂直下にあった、長さ約80m・傾斜40度近くの残雪箇所ですが、
登りはアイゼンでさほど労せず行けました。
雪質もズブズブに近かったため、下りはつぼ足で降りようと、ストック片手に降り始めましたが…。
10mほど降りた時点で、姿勢の重心が思ったより後方になってしまい、
そのまま足の方から一気に斜面を滑り降りてしまいました。
(滑落停止…!うお!ピッケルはザックに固定してあった…。)と後悔しましたが、
今更取り出せるわけもなく。
手に持ったT字ストックの取っ手を、斜面へ全力で押し付けて強引にシリセード状態へ(泣)
幸い、危険な速度には達しないまま、60mほど滑落した時点で傾斜が緩やかになり、
残雪の末端あたりで停止することができました。
極短い距離で大事には至らなかったですが、初めての滑落。
もし途中に岩があれば皮膚をざっくり切っていた可能性もありましたが、幸運にも今回は無し。
今後は、油断せずにピッケルを持って下ろう…と心に決めました。
【仙水小屋】
山に入ってからずっと乾燥食だったので、美味しい晩ご飯が出て来て、実に感激でした。
おまけに、ご主人の出身県が私の出身県の隣。
ちょっと同郷意識で嬉しかったです。
震災大変だったよねえ…から始まり、やっぱり東北出身だから暑いのは苦手とか…
あと、登山口まで徒歩で…と伝えたら、最近あまり見掛けないタイプと驚かれました(笑)。
当日、客は私一人(正確には、ご主人のお知り合いの方が立ち寄っていましたが)で、
終始ゆったりくつろぐ事ができました。
またいつか利用したいと思います。
コメント
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夏にテントを担いででほぼ同じ日程で同じコースを歩きました。一日歩いた後半に甲斐駒から北沢峠に下るとき20キロのザックが重りにしか感じなかったのを思い出しましたw
無雪期でしたので仙丈も存分に楽しめました。
バス待ってたりタクシー使うより歩いた方が楽しいと思い韮崎の駅から登山口まで歩きましたがそれが思いの外キツかったですw
matagiさん、はじめまして。
shadow1100と申します。
コースタイムを拝見しますと、途中ですれ違っているようです。
小仙丈岳まで行かれたんですね。お疲れ様でした。
小仙丈ケ岳直下の滑落は、大事に至らなくてよかったですね。
また、何処かでお会いした時は、宜しくお願い致します。
mamepyonさん、初めまして。
テント装備の重量で韮崎から徒歩ですか…!
しかも、暑い夏に…!
そこまでいくと、私にはさすがにキツいですわ
お疲れ様でございました。
仙丈ヶ岳には、また近い内に再挑戦しようと思います。
小仙丈ヶ岳から2時間で往復出来る程度の距離、本音はかなり悔しかったですけどね
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