【頸城山塊】火打山 2019年夏「山の日」

2019年08月11日(日) [日帰り]

• GPS: 08:57
• 距離: 18.8km
• 登り: 1,420m
• 下り: 1,411m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:39
• 休憩: 1:11
• 合計: 8:50

7:17 笹ヶ峰登山口
7:55 7:56 黒沢橋
8:50 8:50 富士見平分岐
9:20 9:28 高谷池ヒュッテ
9:44 9:48 天狗の庭
10:18 10:21 ライチョウ平
10:49 11:33 火打山
12:12 12:14 ライチョウ平
13:02 13:02 天狗の庭
13:17 13:18 高谷池ヒュッテ
13:38 13:39 茶臼山
14:01 14:01 黒沢池ヒュッテ
14:28 14:34 黒沢丸太橋
14:46 14:46 富士見平分岐
15:36 15:37 黒沢橋
16:07 笹ヶ峰登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●上信越自動車道・妙高高原ICから杉野沢経由で笹ヶ峰登山口まで17km。車でおよそ35分。
●登山口駐車場は約40台。道路を挟んだ反対側の笹ヶ峰キャンプ場駐車場は80台。
●笹ヶ峰キャンプ場駐車場に、水洗トイレ＆水道あり。

コース状況／危険箇所等

●入山の際に、自然環境保全に係る協力金500円が必要。
●コース上、特別な危険箇所なし。

写真

●＊「天狗の庭」にて撮影

●●＊焼山・影火打

●●●＊湿原奥に火打山

●●●●＊雷鳥平 周辺

8/11 6:06

6時03分、上信越自動車道・妙高高原ICを降り、県道17号「池の平妙高温泉線」を西へ走行。正面に妙高山が見えてきます。

8/11 6:18

【いもり池遊歩道】
笹ヶ峰へ向かう途中、「いもり池」に立ち寄り遊歩道を散策。「静かです…」

8/11 6:12

【いもり池と妙高山】
いもり池を挟み、奥にはズドーンと「妙高山」が聳えます。ここから眺めるその山容は見事です。

8/11 6:14

点々と蓮の花が咲く水面には、美しい「逆さ妙高」がユラユラとその姿を揺らしていました。

【笹ヶ峰牧場・高妻山】
「いもり池」を後にして火打山登山口へ向かいます。車窓からは、笹ヶ峰牧場の奥に「高妻山」が見えてきます。

【笹ヶ峰駐車場・満車】
7時05分、笹ヶ峰の駐車場に到着。周辺約120台の駐車スペースは満車。迷惑にならないよう路駐しました。

8/11 7:21

【笹ヶ峰登山口・入山料】
7時21分、支度を整えて笹ヶ峰登山口へ。協力金500円を納めて登山開始です。「おはようございます…」

8/11 7:24

最初は単調な木道歩き。ほの暗い陽光が差すブナやシラカバの林の中、コツコツと足音だけが響きます。

8/11 7:27

小さな橋で3つの小沢を通過します。「十二曲り」までは、ゆるやかな斜面を地味に歩き続けます。

8/11 7:59

【休憩ポイント・黒沢】
7時59分、最初の休憩ポイント「黒沢」に到着。沢に架かる立派な橋を渡ります。

8/11 7:58

橋の上より黒沢の上流を撮影。水場にもなっているこの場所では、何人もの登山者が涼をとっていました。

8/11 8:08

【十二曲り・急登開始】
8時08分、「十二曲り」始点を通過。いよいよ電光形による急登が始まります。「ココから汗の出番…」

8/11 8:20

【十二曲り・終点】
8時20分、巨岩の間を縫うようにして登り、「十二曲り」終点を通過。尾根に上がります。

8/11 8:23

【ホントの難所・急斜面】
「十二曲り」から先、実はココからがホントの難所。段差の大きい大岩、沢状の急斜面を進みます。「キツいね…」

【北アルプスの展望】
「富士見平」手前にて標高2000mを超えます。左手の奥には「白馬岳」「鹿島槍ヶ岳」などの名峰が見えてきました。

8/11 8:53

【富士見平を通過】
8時53分、「富士見平」分岐を通過。休憩ポイント。ここで登山道を左に折れ、黒沢岳西斜面の巻き道へ進みます。

8/11 8:55

富士見平にて樹林帯を抜け、強い日差しをモロに浴びる。右奥の黒沢岳を横目に、高谷池ヒュッテへ向かう。

【火打山が見えてきた】
山腹の巻道をトラバースしていると、左手にいよいよ「火打山」が見えてきました。「おぉ！焼山も見える…」

8/11 9:23

三角屋根が特徴の高谷池ヒュッテが現れました。現在工事中のため、足場が組まれています。

8/11 9:24

【高谷池ヒュッテを通過】
9時24分、「高谷池ヒュッテ」を通過。外国人を含む多くの登山者たちが休憩していました。「賑やかですね…」

8/11 9:25

ヒュッテのそばにあるテント場を撮影。もう満員でいっぱいの様子。右奥には焼山も望める好ロケーション。

8/11 9:33

9時33分、高谷池ヒュッテを後にして、「天狗の庭」に向かいます。分岐を通過して木道を歩きます。

8/11 9:37

大石がゴロゴロした斜面を登って振り返ると、眼下に高谷池の池塘群が広がっています。「ウワァー、きれい…」

8/11 9:38

【高谷池湿原と池塘群】
高谷池湿原を見下ろします。大小さまざまな池塘が点在し、見事な景観を作り出します。「夕景が見たい…」

【妙高山と外輪山】
高谷池のさらに奥には、妙高山とそれを取り囲む外輪山が見えます。多くの登山者が足を止めていました。

8/11 9:40

【ロックガーデンを歩く】
木道が敷かれたロックガーデンを歩きます。ゆるい斜面を登るにつれて、奥の火打山が徐々にせり上がってきます。

8/11 9:41

花の最盛期は過ぎていたものの、木道脇にはオトギリソウ、イワイチョウ、トリアシショウマなどの花たちが咲いていました♪

8/11 9:48

【天狗の庭を通過】
9時48分、「天狗の庭」を通過。火打山をバックにした高層湿原が広がる、人気スポットです。

8/11 9:50

少し下り、湿原外縁を回り込むように敷かれた木道を歩きます。点在する池塘が徐々に現れます。

8/11 12:56

【ハクサンコザクラ終了】
残念ながら池塘脇のハクサンコザクラは終わり。代わりにワタスゲが咲き、フワフワとそよ風に揺れています。

8/11 9:55

【池塘に映る火打山】
そして本コース定番のショット。池塘の水面には、火打山と青空が映り込みます(^^)/

8/11 9:55

スッキリとした青空、水面でユラユラと微かに揺れる火打山。このあと1時間であっという間にガスってくるとは、想像だにしませんでした。

8/22 14:14

●＊「天狗の庭」にて撮影

8/22 14:14

●●＊池塘に映る火打山

8/22 14:15

●●●＊雷鳥平・雷菱

8/11 9:56

●●●●＊進行方向の木道

8/11 10:03

10時03分、「天狗の庭」を後にして、火打山山頂へ向かいます。手前が雷鳥平、左奥が「火打山」になります。

8/11 10:06

【雷菱・鬼ヶ城の大断崖】
灌木が繁るゆるやかな斜面を登ります。右手の奥から「雷菱」「鬼ヶ城」の大断崖に威圧されます。

8/11 10:14

「雷鳥平」手前、ソバナの群落を眺めながら、ガレ場の階段道を登ります。

8/11 10:23

【雷鳥平を通過】
10時23分、「雷鳥平」を通過。雷鳥はいません。「ほんの数株だけハクサンコザクラが残っていました…」

8/11 10:29

火打山山頂へ最後の登り。つづら折りの急斜面。なかなかキツいのです。「あれ、ガスが出てきました…」

8/11 10:51

【火打山・山頂に到着】
10時51分、火打山山頂に到着。あっという間にガスに囲まれてしまいました。

それでも山頂は大賑わい。山頂標柱では次々に記念撮影が行われていました。「大人気ですね…」

8/11 11:02

【火打山にてランチ♪】
ガスのせいで北アルプスどころか隣の「焼山」さえも見えません。がっかりしつつも、ランチを楽しみました。

【下山開始・マクロ撮影】
11時30分、マクロ撮影を楽しみながら、下山開始。

8/11 11:26

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち1
アキノキリンソウ

8/11 11:43

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち2
アザミ

8/11 11:27

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち3
ハクサンボウフウ

8/11 11:30

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち4
トリアシショウマ

8/11 12:19

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち5
トリカブト

8/11 11:42

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち6
マルバダケブキ

8/11 12:10

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち7
ヤマハハコ

8/11 11:39

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち8
ミヤマキンポウゲ

8/11 11:50

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち9
エゾシオガマ

8/11 12:47

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち10
クルマユリ

8/11 12:49

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち11
カラマツソウ

8/11 11:52

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち12
ヨツバシオガマ

8/11 12:29

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち13
サラシナショウマ

8/11 12:24

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち14
ソバナ

8/11 12:52

雷鳥平・天狗の庭 周辺
出会った花たち15
イワイチョウ

8/11 12:35

雷鳥平付近・アサギマダラ
写真1

8/11 12:37

雷鳥平付近・アサギマダラ
写真2

8/11 12:39

雷鳥平付近・アサギマダラ
写真3

8/11 12:36

雷鳥平付近・アサギマダラ
写真4

8/11 13:02

13時02分、下山「天狗の庭」を通過。火打山はガスの中。「いや〜、すっかり撮影に夢中になってしまった…」

8/11 13:12

妙高山を正面にして、ロックガーデンを歩きます。高谷池ヒュッテに向かいます。

8/11 13:21

13時21分、下山・高谷池ヒュッテを通過。分岐点よりコースを変えて、黒沢池ヒュッテ方面へ。「時間に余裕がありますから…」

【下山・茶臼山方面へ】
下山路は赤ライン。茶臼山から黒沢池を回り、富士見平へと合流します。

8/11 13:27

奥に黒沢岳を見ながら、木道を歩きます。これまでとは打って変わり、人は誰もいません。「茶臼山はどこかな？」

8/11 13:41

【下山・茶臼山を通過】
展望が利かない地味な登山道を登り、何となく「茶臼山」を通過。そのまま歩き続けます。

茶臼山ピークからわずかに進と、パーっと視界が一気に開けました。妙高山と三田原山、眼下にはこれから向かう黒沢池が広がります。

8/11 13:43

つづら折りの登山道にて、黒沢池に向けてどんどん下ります。左奥には、黒沢池ヒュッテも確認できます。「気持ちいい下りです…」

斜面を下りきると、黒沢池ヒュッテと大倉山がもう目前。右下の池塘脇には雪渓が残っていました。「声が聞こえてきますね…」

8/11 14:05

【黒沢池ヒュッテを通過】
14時05分、黒沢池ヒュッテを通過。10人ほどの登山者が、ベンチに座って談笑していました。

8/11 14:12

14時12分、黒沢池ヒュッテから少し登って黒沢池を歩きます。左奥には「黒沢岳」が見えます。

8/11 14:16

黒沢池に人影はありません。イワショウブが多く咲いていました。「あぁ、もうまもなく秋がやって来ます…」

8/11 14:19

黒沢池の外縁を歩きます。湿原とは言え、池塘は遠くにありほとんど近づけません。やや朽ちた木道が続きます。

8/11 14:21

【黒沢池・ワタスゲの群落】
見渡す限りワタスゲの群落が広がる。向こうには、夏らしい雲が浮かんでいました。

8/11 14:34

この日で唯一、ハクサンフウロに出会いました。小沢のほとりにわずか数株だけ咲いていました。

8/11 14:36

14時36分、黒沢池から流れ出る小沢を小さな橋で渡ります。ここで黒沢池湿原とお別れです。

8/11 14:50

【下山・富士見平を通過】
14時50分、ダケカンバやナナカマドが繁る山腹の道を登り、「富士見平」を通過。本来のコースに合流。

8/11 15:11

その後は真夏の暑さの中、「十二曲り」周辺の落差のある急斜面を、粘り強く下り続けます。

8/11 16:11

【火打山・下山終了】
16時11分、長い木道を歩いて笹ヶ峰登山口に到着。無事に下山終了。まだ車は結構残っていました。

8/11 9:55

【バックショット】
「山の日」のフィーバーを感じたくて、あえて人気コースを訪れてみましたが、想像を超えた人出でした。それでは、また(^^)/

撮影機器：

EOS M10 ボディ CANON

装備

個人装備

短パン Tシャツ 靴下 防寒着 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ GPS ガイド地図（ブック） 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

Forest21

今年は6月から7月にかけての2ヶ月間、週末になると決まって天気が崩れていました。
そのため、登山には行くものの大した写真も撮れず、レコのアップを控えていました。
ずっとウズウズしていました。

8月11日の「山の日」、あえて人気のある『火打山』に行ってみました。
このところのキャンプブームもあるせいか、駐車場は大混雑。
NHKドラマ『山女日記』の影響も大きかったのかも知れません。

ある情報では、この日の火打山登山者は300人を超えていたそうです。
フィーバーぶりを肌で感じた1日でした。

＊2019年8月26日(月) 公開



【参考文献・その他】
・ブルーガイドハイカー『妙高・戸隠と越後の山々』　実業之日本社
・分県登山ガイド『新潟県の山』　山と渓谷社
・『新版 新潟100名山』　新潟県山岳協会監修　新潟日報事業社
・カシミール3D