奥秩父縦走テント2泊3日(瑞牆山-金峰山-国師ヶ岳-甲武信ヶ岳-西沢渓谷)


- GPS
- 23:23
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 3,187m
- 下り
- 3,585m
コースタイム
10:20みずがき山荘
10:55富士見平小屋(ここでテント等不要なものをデポ)
11:10富士見平小屋
12:40瑞牆山(休憩20分)
13:00瑞牆山
14:20富士見平小屋(デポしてあった荷物を再度パッキング)
14:35富士見平小屋
15:30大日小屋
2日目
6:30大日小屋
7:00大日岩
8:00砂払ノ頭(撮影、休憩10分)
8:10砂払ノ頭
8:55五丈岩(五丈岩に登る)
9:15五丈岩
9:25金峰山
10:40朝日岳
11:30大弛峠(休憩35分)
12:05大弛峠
12:50国師岳
15:05東梓
15:50両門ノ頭
17:40甲武信ヶ岳
17:55甲武信小屋
3日目
7:20甲武信小屋
7:40木賊山
9:00徳ちゃん、近丸新道分岐(徳ちゃん新道を選択)
10:20西沢山荘(ザックをデポ)
10:30西沢山荘(写真を撮りながらゆっくり歩く)
11:35七ッ釜五段の滝(空身なのでペース速め)
13:05西沢山荘(デポしたザックをピックアップ)
13:40西沢渓谷入り口バス停
天候 | 1日目:曇り 2日目:午前曇り午後から雨 3日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 西沢渓谷入り口から山梨市行きのバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
みずがき山荘〜瑞牆山 大きな岩がゴロゴロしている。それほど危険箇所はないが、岩と岩の間が狭かったり、かがんだり、両手両足を使って登るような箇所が多いので、テント泊などの装備を背負っているとかなり登りにくいと思う。 富士見平小屋などにデポすると楽。 富士見平小屋〜大日小屋 歩きやすい。特に危険箇所なし。 大日小屋の水場は沢なので煮沸などが必要かも。少し不純物が浮いていた。 大日小屋〜金峰山 危険箇所特になし。 砂払ノ頭から金峰山の少し先までは気持ちのいい稜線。山梨側は切れ落ちた崖なので少し高度感は味わえる。 五丈岩 山と高原地図に「北面から岩の上に登れる」と書いてあったので簡単に登れると思っていたが、意外と難しかった。誰でも登れると言うわけではなさそう。それとも自分の登り方が間違っていたのか。 金峰山〜大弛峠 樹林帯に入っていく。所々残雪や凍結箇所あり。注意して歩けばアイゼンは必要なし。 大弛峠〜前国師岳 木の階段多い。特に危険箇所なし。 前国師岳〜甲武信小屋 残雪、凍結箇所多し。軽アイゼンはあった方が良い。自分は持っていなかったのでかなり苦労した。 倒木が多く道を見失いやすいので注意。 甲武信小屋〜木賊山 ところどころ残雪、凍結あり。注意して進めば軽アイゼンは必要なし。 戸沢尾根・徳ちゃん新道 上のほうはところどころ残雪、凍結箇所あり。注意して進めば軽アイゼンは必要なし。 前日雨のためぬかるみで滑りやすい箇所が多い。シャクナゲなど背の低い木が多く、大きな荷物や帽子など引っかかりやすい。 西沢渓谷 観光地だが、往路の滝を見るコースは岩場など多くぬれれていて危険なところもあるので、甘く見ないほうが良い。 復路の道は歩きやすい遊歩道。 帰りの温泉 笛吹きの湯。西沢渓谷-山梨市駅の途中にある。 いったん下りて温泉にはいり、次の最終バスで駅へ。 ネット割引をプリントアウトできる。500円が400円に。 (僕はそばを食べた西沢渓谷入り口バス停のところにある食堂のおばちゃんにもらった。) |
写真
感想
以前からやりたかった。奥秩父縦走。全部は日程的にも体力的にも厳しいと思ったので、みずがき山荘から、瑞牆山、金峰山、甲武信ヶ岳を経て西沢渓谷へ下りてくるコースにした。
日程は3泊4日。大日小屋、大弛小屋、甲武信小屋のテント場にそれぞれ一泊の予定。
だだ、頑張れば2泊でもなんとかいけそうなので、そのときに状況によって二泊か三泊かきめることにして、ザックには3泊分の食料を詰めた。
今回は前回の大菩薩嶺の山行の反省を生かして装備を新調&+αした。
ザックは55+10リットル
軽量コンパクトな椅子
サンダル
テントのグランドシート
クッカーは一人用(ケトルは持っていかなかった)
折り畳み傘
ラジオ
文庫本は二冊(今読んでるのがちょうど読み終わりそうだったので)
あとは前回とほぼ同じ。
重量は15キロ強
基本的に公共の交通機関を使うので、登山開始はどう頑張っても10時を過ぎてしまう。
というわけで、一日目は瑞牆山をピストンして大日小屋まで行くことに。
富士見平、瑞牆山間は往復なので荷物は富士見平小屋のテント場にデポさせてもらうことに。サブザックは持ってきていなかったので、テント類、寝具、食材等をザックから取り出し、グランドシートでくるみ雨が降っても大丈夫な状態にしておいた。
富士見平小屋は荷揚げのためと言うことで不在だった。
デポしたのは正解だった。登山道は大きな岩や、狭いところや、段差が高いところなどが多く、両手両足を使うところが多い。体を大きく前傾したり、横に傾けると大きくて重い荷物を背負っていたら、体が振られたり荷物が傾いたりしてかなり大変だ。軽くしておいて良かった。
曇って景色が見えなかったこともあるが、それほど楽しい道ではなかった。アスレッチック的な要素もないではないが、楽しい!と言うよりも大変と言う感じ。
スリルのある鎖場があったりとか、そういう感じではない。
有名な岩はやっぱり写真で見るよりも断然迫力があった。
山頂は高度感たっぷり。霧で見えなかったのでよけいに怖い。
景色が見えたら最高だったのに。
やはり人気の山で平日なのに登山者はあった人だけで10人以上はいた。
下山して、富士見平小屋で荷物をつめ直し、大日小屋行く。この間は歩きやすい道だ。さっきまでと違いかなりずっしりくるが問題なく歩けた。
ここでも10人ほどの団体さんとすれ違った。皆さん大荷物を背負って歩いている僕を励ましてくれた(笑)
途中荷物をおいて鷹見岩へよりたいと思ったが、今にも降りだしそうな天気だったのでまたの機会に。
大日小屋に到着。登山道を挟んで下が小屋、上がテン場になってる。最初わからなくて小屋の周りをぐるぐるまわってしまった。
小屋のすぐ脇に水場がある。沢の水だ。汲んでみたら少し不純物も浮いていたので煮沸した。
テント場には一張先約の方がいた。
雨が降らないうちに、急いでテントを張る。今回はグランドシートを持ってきた。グランドシートはただのナイロンの布だが、工夫しだいではいろいろなことに使える。
問題なく張り終わり、テント内で荷物を整理し、この前買ったライターサイズラジオを聴いてみる。やはり入る周波数は限られていて、NHK第二は入らなかった。FMフジが比較的よく入ったので、聞いていると番組に切れ間に天気予報も流れた。
明日は午後から降水確率70%、肌寒い一日になるとのこと。残念。
そのままうとうとしてしまい、時計を見ると18時前。
暗くなる前に食事の支度をする。
今日は早ゆでパスタと、レトルトのミートソース、たまごスープにフランスパン。
今回装備に加えた椅子も役に立った。
食べ終わって読書をして就寝。
天気が良くない中の山行は精神的にきついので、明日はがんばって甲武信小屋まであるこうとほぼ決めた。と言うことで、朝の支度の遅い僕は、腕時計のアラームを3:30に設定、5:00には出発できる予定。
なかなか寝付けなかったが10時には寝ていたと思う。途中何度か目がさめ、起きた時間はなんと5:00。一時間以上も寝坊した。耳栓をしてるとアラームは聞こえないらしい。
雨は降っていないが今にも降りそうな天気。朝食は簡単に済ませ、撤収。
結局出発したのは6:30。
まあしょうがない最悪、大弛で一泊しよう。
展望に期待をもてず登っていると、すれ違った方から、頂上からは富士山も見えるとの情報を。俄然やる気に。
急登を登りきり、大砂払についた。
目の前は・・・
白い・・・また霧か・・・
と思って見渡すと・・・
真っ白い雲海!!その先には多分南アルプス!!空は雲に覆われていて青空は見えないが、眼下に雲海が広がっている。雲にはさまれている感じだ。
やっと来てよかったと思えた。
写真を撮りまくって、そこから稜線を進むと、見たことのある景色が・・・。
右側が切り立った崖、左は這い松の急斜面。そして遠くに五丈岩が・・・。
金峰山をする写真に良く使われる風景だ。
やっぱり実物はキレイだ。感動してしまった。
ここからは岩がごろころした稜線。
大きな岩の上をポンポンと渡っていく。
海辺の岩場を歩いてるような感じ。
右側は切り立ったが崖だが大きな岩が右側にある中を進むのでそれほど恐怖感はないが、岩がなくなると遮るものなく断崖なので少し足がすくむ。
断崖にばかり目が行きそうだが、左側の斜面も美しい。雲が波のように這い松の斜面に打ち寄せてとでも幻想的な景色だ。
いよいよ五丈岩が近づいてきた。見る間に霧に包まれ、展望はなくなってしまった。
五丈岩の上から景色を見たかったのに・・・。
今回この五丈岩に登るのが目的の一つだ。
まじかで見るとやっぱりでかい。誰もいない霧の中に佇む岩は、圧倒的な威圧感でちょっと怖い。風も強くなってきた。
よし登るぞ!!
誰もいないので登ったところを撮ってもらうのはあきらめた。さすがにセルフタイマーの12秒じゃ登れない。
取り付いてみて、あれ・・・??どうやって登るんだ?山と高原地図には「北面から岩の上に登れる」と書いてある。北面は言ってみれば正面。鳥居のある面だ。
もっと簡単に登れると思っていた。登り方を探してしばし岩の上をうろうろ。
風も強くなり、歩くのをやめたせいで寒い。手もかじかんできた。誰一人いないのでさみしい。
正面から見て左側からてっぺん直下の、幅40cmくらいの段に上がれる。今度は右に移動。段の幅は靴一足分は余裕であるが、少し傾斜していて、ちょっとすべりやすいので慎重に。
突き当たりを攀じ登るとてっぺんだ。
登った満足感はあるが・・・
風強い。寒い。景色見えない。誰もいない。
もう少し岩の上を堪能したかったが寒すぎるので写真を撮って退散。
やっぱり下りるのは少し怖い。
しかし、登るときに気づかなかった人工的な溝が。これに指をかけて体をずりおろす。段に下りこんどは左へ。ここをどう下りたらいいか迷った挙句、飛び降りた。ここは岩に隙間があって南側が見えて怖い。着地した後、そちら側にだけはよろけないように気をつけた。
後はもう安心。だだ気を抜いて落ちないように気をつける。
無事に戻ってきたがとにかく寒い。
レインウエアと手袋をつけてすぐ先の金峰山山頂へ。ガスで景色は見えず。
そそくさと先へ。
途中、ふと右見ると富士山が・・・!少ししてもう一度見ると見えなくなっていた。
八ヶ岳も見え隠れしていた。
少し、歩くとまた樹林帯へ。残念ながら景色とはおさらば。
朝日岳を経て、大弛峠へ到着。少し雨がぱらついてきた。この時点で12時前。
大弛小屋も不在。雨が少し降ってきたので中で少し中で休憩させてもらう。
そこへ二人組みの男性が。車で大弛峠まで来て周りを散策してたらしい。
人と話して元気が出たので、甲武信小屋まで行くことに決定。
雨も降ったり弱まったりの繰り返し。天気予報では雷もなさそうだし、到着目標は18時、遅くとも暗くなる一時間前には到着したい。
水は500mのナルゲンボトルにに3分の1。かなり迷ったが急ぐので重くなる水は補給しないことに。あと水分はゼリー飲料が一本。何とかなるだろう。しかしこれは間違いだった。
水を汲まなかったことに後ろ髪を引かれつつ、進んでいると、きれいそうな沢が・・・。この水を汲んでいくことにしよう。今入っている、スポーツドリンクを飲み干し、沢の水をナルゲンボトルに満タンにしたが・・・黄色い・・・。透明ではあるがかなり黄色い。ここも迷ったが捨ててしまった。
これで飲み水はゼロ。戻ることも考えたが20分ほど急な階段をのぼってきてしまったので、時間もないし引き返すことはやめ、6時間の行程を水なしで行くことに。
今飲んだばかりだし何とかなるなるだろう。ゼリー飲料もあるし。半分行くまではゼリーは我慢して飲まないことにした。
とはいったものの前国師のを上りきっただけで喉が渇く。まだ行程の10分の1だ。
不安になるがいまさら戻る気にはなれない。
ここから先予想以上に残雪と凍結箇所が多かった。よけて歩けない場所もあった。
道もわかりづらい。ピンクの目印がぎりぎり見つけられる間隔であるのでそれを頼りに進む。
下りの凍結はかなり危険だ。なるべくザラメの残雪選んで踵を蹴りこんで進む。ストックもバスケットを持って来なかったので雪に刺さってしまい用をなさない。
凍結箇所に泥がかかっているとパッと見、土に見えるのでそこに足を置いた瞬間滑って後ろ転倒。登山で始めて転倒した。びっくりしたが、外傷はない。しかし、ストックが両方ともグニャリとまがってしまったので、グニャリと元に戻した。元通り。
長い凍結箇所の上に倒木が斜面に沿って倒れていた。少し急だったが、その上を歩けば凍結踏まずにいける。先ほどの転倒でビビっていたので、迷わず倒木へ・・・足をかけた瞬間ツルン。今度は木の上に倒れる。またストックが曲がった。また元に戻す。
時間無いのに!!
こけることは無かったが何度もすべりながらなんとか乗り越えた。
国師岳を下り少し進むと、今度はやたらと倒木が多い。大きなザックだと倒木は非常に面倒だ。荷物が引っかかって通れなかったりする。
また、道もわかりづらくなる。
国師岳から東梓まで、道標のようなもはほとんど無い。
体が動かなくなってきた。のぼりでしばしば足が止まる。かなりゆっくりなペース。喉が渇いた。
あるピークで喉の渇きが限界にきたので、ゼリー飲料を半分飲む。
精神的なものかもしれないが、体が動くようになった。
ここが東梓だとするとあと3時間。やっと半分だ。行程より少し早く到着しそうだ。
このあと30分で両門ノ頭の大岩壁の予定だが、なかなか現れない。
30分はたったが・・・。それにしても喉が渇いた。
しばらくして急登を上りきると道標が「東梓」。
・・・やっぱり。さっきのピークはもっと手前の名も無いピークだったようだ。
喉が渇いてゆっくりしか進めないわりには早いと思っていたが・・・。
と言うことは、予定より少し遅れている。ここでやっと半分。ゼリーの残りも半分。
しかもここからは登りが多くなるはずだ。今飲んだらあとで後悔する。
喉の渇きはもう少し我慢する。それにしても体が動かない。喉が渇いた。
雨が強くなってきたので上を向いて口をあけてみる。
びっくりするほどまったく口に入らない。
低い木の葉に水滴がついている。葉を振って口の中に水滴お落とす。
これも口は潤うが喉の渇きは潤わない。
黄色い水でも捨てなきゃ良かった。
体がゆっくりしか動かない。
水分が無いので、行動食も喉を通らない。
東梓から30分も歩いていないが、残りのゼリーを飲み干す。一緒に行動食も。
これで水分はゼロ。不安だ。
でも体は動くようになる。
止まっていたせいで、かなり寒い。
さあ、遅れている分を取り戻さなくては。暗くなるまでには着きたい。
やっと両門ノ頭。展望は雲でなし。さっさと通り過ぎる。
登りだが、凍結や、倒木に比べたら歩きやすくなってきた。
寒い、喉が渇いた。また体が動かなくなってくる。
そういえば、ビニールの水筒に少し残ってるかも・・・。
寒いので風の当たらないところを探し、ビニールの水筒を取り出す、期待したほど残っていなかった。二滴くらい。これじゃ木の葉っぱについた水滴と変わらない。
止まっていると寒い。あきらめて動き出す。
富士見へ到着。残りあと2時間。
夢中で歩く。限界だと思っていたが体はなんとか動く。
あと何分とか、頭で計算するのはやめた。
とにかく道を間違えずに歩けば着く。
展望も無いので甲武信ヶ岳がどれだけ近づいているかわからない。
ただとにかく休まず歩く。喉が渇いたと考えるのをやめる。
甲武信小屋のことを考える。水を汲んでお湯を沸かして飲むことを考える。
そうすると歩く元気が沸いてくる。
分岐が見えた。甲武信ヶ岳まであと30分。
もうそんなに来たのか。意外と早かったな。
もう一頑張り。ここからはきっと急登だ。
でもあと30分。
何も考えずに登る。なんとなくもうすぐ頂上の空気。
間違えない頂上が見えてきた。
なんだ、まだまだ力がるじゃないか。
山頂到着。展望はなし。
少し休憩。飲みきったゼリー飲料を思いっきり吸うと少しだけ出てきた。
寒い。時計を見ると17:40。思ったよりかなり早い。
山小屋まで25分。
山頂の写真だけとって、急いで下る。また雪が・・・。
でも避けてとおれるくらいだった。
10分ほどしか、下っていないが、山小屋っぽいにおいがした気がした。気のせいかとおもったが、もう少しくだると確実に山小屋の匂いがする・・・と思っているうちに屋根が見えた。
到着!!
ほっとした。
山小屋には人の気配が声を掛けると、中から人が。
夕食の準備中だったらしい。
どこから来たの?聞かれ、大日小屋からと答えると、
それはかんばったねぇと言ってくれた。
小屋はあたたかった。夕食のいいにおいもした。
心から小屋に泊まりたいと思ったが、あいにくお金の持ち合わせが無かったので、テント泊の手続きをする。
寒そうにしていたのが、お茶でも飲む?と言ってくれた。
ほんとうにありがたかった。
温かいお茶で体も温まり喉も潤った。こんなにありがたいお茶ははじめてだ。
少し暖炉であたたまっていきなとも言ってくれた。
お言葉にあまえて、温まりながら乾いた服に着替える。
小屋の方々、親切にしてくれてありがとうございました。
これから、雨の中テントを張らなくては・・・。
雨のテント設営はなかなか大変だった。
荷物を外の屋根のあるところに置かせてもらって、テントだけ持っていって設営し、あとから荷物をテント内へ運んだ。
雨は次第に強くなり、テントに入るともう出たくなくなった。レインウェアやスパッツなど濡れたものの処理には困ったが、レインウェアはテントの中の隅の方に置きスパッツは前室に置いた。
小屋の方に頼んで小屋の中で乾かさしてもらおうとも思ったがあまり迷惑をかけたくないとおもいやめた。
夕食のしたくも前室で行ったが問題なかった。
メニューは昨日とほぼ同じ、パスタとレトルトのナポリタン、玉子スープ、今日はレトルトの砂肝の焼き鳥も。
あと一食分、フリーズドライの親子丼とアルファ米も用意していたが重たいほうを使うことにした。
ご飯をたべおわって20:00時前。
今日はぐっすり。耳栓なしで寝てしまった。11時ごろ目がさめ、トイレに行く。
ここのトイレはびっくりするくらいキレイだった。普通の家みたい。
このときには雨は霧雨に変わっていた。
喉の調子が悪いのでお湯を沸かして飲む。残りはナルゲンボトルに入れて湯たんぽに。これはなかなか良かった。朝まで温かかった。
結局起きたのは、4時。7時に出ればいいとおっもっていたのでのんびりする。
そとを覗くとなんと快晴!!
濡れたものを乾かしつつ準備をすると結局7時過ぎてしまった。
今日は木賊山を経て、戸沢尾根を下り西沢渓谷へ下る。せっかくなので西沢渓谷も見ていこう。
木賊山山頂手前にひらけた急登りがある。振り返ると甲武信ヶ岳が。
この先もところどころ凍結と残雪がある。気をつけて進めば問題ない。
戸沢峠、徳ちゃん新道と一気に下っていく。さっきまで晴れていたのがいつの間にか雲の中。
けっこう急なくだりが続くのでひざにくる。昨日の雨でぬかるんですべるところが多く、慎重に下る。
シャクナゲが多かったが上のほうは蕾下に行くにつれて咲き始めて、下のほうはちっていた。
シャクナゲのトンネルを過ぎると背の高い木が増え始め、新緑が美しくなってくる。
だんだん滝のような音が近づいてきた。もう少しで西沢渓谷だ。
西沢山荘の屋根の下にザックをおろして、水、地図、貴重品、カメラだけもって西沢渓谷へ。一周3時間ほど。けっこう歩きでがある。
時間もあったので、滝と新緑をたっぷり堪能できた。
バスの時間までかなり時間があったので、バス停近くのお店でそばを食べた。
このお店のおかあさんがいいひとで、バスの時間まで一時間以上あったが待たせてもらうことに。
ありがとうございました。
バスに乗り笛吹きの湯へ。次の最終バスまで一時間と15分。
三日分の汚れと疲れを洗い流す。露天風呂はかなりぬるめ。これなら何時間でも入っていられる。夏はいいだろうな。
ぎりぎりで最終バスに乗り込んだ。
つぎのはどこに行こうかなとか、片付け大変だな。とか考えながら家路へ。
反省点
自分の体力には荷物が重すぎたようだ。少し疲労するとかなり重く感じてしまった。15キロ以下におさえたい。もしくはもっと体力をつける。
水は重くなるのでなるべく余分に持たないようにしているが、まったくなしで歩くのは無謀だった。
テントの撤収に時間がかかりすぎる。フライの内側が結露でびしょびしょになるがこれは当たり前のことなのか、それとも何かミスっているのか。
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