記録ID: 2026462
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
赤牛岳周回(七倉ダム→船窪小屋→針ノ木谷→奥黒部ヒュッテ→読売新道→赤牛岳→水晶岳→野口五郎岳→烏帽子小屋→ブナ立尾根→高瀬ダム→七倉ダム)
2019年09月14日(土) 〜
2019年09月15日(日)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 23:58
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 4,775m
- 下り
- 3,321m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:26
距離 17.6km
登り 2,583m
下り 2,158m
2日目
- 山行
- 13:44
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 14:27
距離 20.7km
登り 2,222m
下り 1,176m
スマホの電池切れで、3日目のGPSログは無し。
3日目は、4:30烏帽子小屋スタート、三角点に5:20到着(夜明け前でほぼコースタイム通り)、ここから明るくなってきたのでペースを上げ、7:20に七倉ダム到着(コースタイムのほぼ50%)。
3日目は、4:30烏帽子小屋スタート、三角点に5:20到着(夜明け前でほぼコースタイム通り)、ここから明るくなってきたのでペースを上げ、7:20に七倉ダム到着(コースタイムのほぼ50%)。
天候 | 晴れ(3日目はガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
9/14の朝7時頃着で駐車場はいっぱいで、路肩に止めました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【七倉ダム→船窪小屋】 ・七倉山荘奥に許可車のみ通れるゲートがあり、それをくぐり、橋を渡ると左手に七倉登山口があります。 ・天狗の庭までは樹林帯で、非常に整備された登山道です。たまに休憩適地があります。 ・天狗の庭からは素晴らしい景色が広がります。 ・天狗の庭から標高を上げて行くと、船窪小屋に着きます。 【船窪小屋→針ノ木谷出合】 ・船窪小屋からテント場まで下り基調で20〜30分程度かかります。 ・船窪小屋のテント場は広々してて良さそうな所。泊まる人も少なそうなので、穴場のように思います。ただ、水場が危険です。急な下りを下って最後は崩落地を進みます。ここ核心部です。テント場から往復15分くらい。水は冷たくて美味しいです。 ・テント場から船窪乗越まで下り、そこから針ノ木谷出合は若干、踏み跡が薄くなりますが特に問題無しです。 【針ノ木谷→平の渡し舟】 ・初日の核心部、針ノ木谷の沢沿いルート。事前にいろんな方のレコを参考にさせてもらいました。 ・基本的には印が多く、道迷いは無いと思います。 ・10回くらいの渡渉があり、自分はトレランシューズで行きましたので、乾きやすいため、バシャバシャ沢に入りました(替えの靴下も持参しています)。 ・ただ、濡れている岩は滑りやすいです。何度か転びそうになりました。また、流れが早い所があり、ストックでバランスをとりながら慎重に行きました。 ・中盤に、上流から下流を見て、右側の山沿いを歩きます。ここがけっこうしんどかったです。 ・最後のしっかりとした橋を渡ると渡渉は終わり。そこから平の渡し舟の乗り場までは平坦で走りやすい区間です(ここら辺はビバーク適地が多く、沢沿いで水も簡単に手に入りますので、良いかなと思いました)。 【平の渡し舟→奥黒部ヒュッテ】 ・この区間は色々な人がレコしているように、ハシゴが連続するアスレチック区間です。良く整備されているなと感心しました。但し、ハシゴが1つでも壊れていると通過が難しくなるので、山小屋にルートの確認が必要です。 ・ハシゴで沢を何度か通過するため、水は適宜補充できます。 ・この区間はペースが上がらないです。自分は1日目の最後という事もあって、ほぼコースタイムで歩きました。 【奥黒部ヒュッテ】 ・この日はテント10張ほどでゆったりと過ごせました。詰めれば20張以上は張れると思います。 ・黒部川沿いという事もあり、水が豊富です。 ・テント場は、大きめの石があり、ツェルトが張りやすかったです。 ・ここはトイレが奇麗な事もグッドです。 【奥黒部ヒュッテ→赤牛岳(読売新道)】 ・長い尾根道です。 ・序盤は、太い木の根が露出したり、大きい岩を越えたりと難儀しました。ロープやステップがあり、登るのには問題無いですが疲れます。細かいアップダウンもあります。 ・中盤からは森林限界が近づき自分としては歩きやすくなりました。ただ、とても長い尾根でここで消耗して、後工程のペースが落ちました。 ・他の方のレコに書かれているように3/8から4/8の間が長く感じます(実際に距離も長いのかも)。 【赤牛岳→水晶小屋】 ・すれ違ったトレイルランナーの方も言っていましたが、この区間は時間短縮が難しかったです。赤牛岳直下は走れるのですが、読売新道の登りの疲れからか、アップダウンでペースが上がらず、温泉沢の頭までコースタイム通り、温泉沢の頭から水晶岳まではコースタイムを僅かに超えました。 ・だいぶ高山病(軽い頭痛)も出てきました。まぁ夜中の2時30分から行動していればそうなるかもしれませんが。 【水晶小屋→烏帽子小屋】 ・水晶小屋から真砂岳分岐までは急な下りあり、大きい岩ありと、少し注意する必要があります。 ・他の区間はさすが裏銀座縦走路という感じで歩きやすいです。私は頭痛があり、ほとんどペース上がらなかったですが。 ・烏帽子小屋手前の下りでガスが晴れてきてブロッケン現象を初めて見ました! ・ここら辺の小屋(水晶小屋、野口五郎小屋、烏帽子小屋)は、水が有料です。 ・烏帽子小屋はテント張れますが、石が少なく、ツェルト張るのに苦労しました。 【烏帽子小屋→七倉ダム(ブナ立尾根)】 ・北アルプス三大急登と言われていますが、良く整備され、下りやすかったです。読売新道の方がキツイです。 ・三角点より下は、走って下れます。登山口付近の鉄の階段は過保護だと思うくらい整備されてますね。さすが裏銀座縦走路の始点です。 ・登山口からはほぼ平地。走りました。高瀬ダムから七倉ダムまでは4つのトンネルを通りますが、夜だと怖いですね。 |
その他周辺情報 | 駐車場にある七倉山荘の日帰り入浴を利用しました。 http://www.webmarunaka.com/nanakura/index.html 夏季は6:00~19:30までやっており有り難いです。この日は一番風呂でした。源泉かけ流しです。露天風呂は熱くて入れなかった。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ポール
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
去年敗退した赤牛岳に1年越のリベンジしてきました!赤牛岳の山頂に立った時は感無量。
七倉ダムからの裏銀座縦走路の登山は始めてでしたが、登山道も整備されており、車でのアクセスも良く、また来たいと思いました。
朝早くからやっている七倉山荘の温泉もいいですね。
また、針ノ木谷の渡渉もなかなかバリエーションに富んでいて面白かった。奥黒部ヒュッテ手前のアスレチック区間、水が豊富な奥黒部ヒュッテ、テント場も良かった。
読売新道はもういかなくてもいいかなと今は思っていますが、3日間の予定で入れば、登り応えがあって良い登山道だと思います。
赤牛岳に登ってからは富士山から後立山連峰まで見える360度のパノラマ。今年の夏は雨でなかなか良い天気ではなかったけど、それが帳消しになる天気でした。
この景色を見ると山は辞められませんね。次は七倉ダムから船窪小屋経由、不動岳を経由してブナ立尾根から下るルートで周回したいなと思います。
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