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Yamareco

記録ID: 2038173
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳周回(涸沢の紅葉はこれから)

2019年09月23日(月) 〜 2019年09月27日(金)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
27:16
距離
37.2km
登り
2,540m
下り
2,548m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
0:13
休憩
0:00
合計
0:13
2日目
山行
5:39
休憩
0:40
合計
6:19
7:33
7:38
4
7:42
7:43
37
8:20
8:20
6
8:26
8:39
12
9:35
9:54
21
10:15
10:15
46
11:01
11:01
90
12:31
12:32
44
3日目
山行
8:27
休憩
1:47
合計
10:14
5:30
3
5:33
5:33
6
5:39
5:41
148
8:09
8:11
29
8:40
8:40
2
8:42
8:42
3
8:45
8:50
126
10:56
11:15
11
11:26
11:47
40
12:27
12:59
43
13:42
13:54
47
14:41
14:42
14
14:56
14:57
29
15:26
15:37
4
15:41
15:42
2
4日目
山行
5:23
休憩
1:51
合計
7:14
7:46
80
9:06
9:17
26
9:43
11:11
21
11:32
11:43
120
13:43
13:43
50
14:33
14:33
12
14:45
14:45
10
14:55
14:56
4
15:00
5日目
山行
1:59
休憩
0:13
合計
2:12
7:28
3
7:31
7:31
38
8:13
8:23
42
9:28
9:30
2
9:32
9:33
7
天候 9/23(月)曇り 
9/24(火)曇り〜雨
9/25(水)晴れ
9/26(木)晴れ
9/27(金)晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沢渡第1駐車場利用 1日600円
沢渡Pから上高地BTまでバス往復2050円
コース状況/
危険箇所等
・上高地〜横尾
 無舗装の林道レベル。多少のアップダウンはあるが危険個所なし。

・横尾〜涸沢
 一般登山道。良く整備されているが石・砂利道もあって、特に下りは
 スリップ注意。

・涸沢〜北穂穂高岳
 岩稜の急坂。鎖・梯子あり。落石にも注意。以降、ヘルメット着用。
 
・北穂高岳〜涸沢岳
 今回の周回ルートで最も危険度が高い場所。鎖・梯子多数。確実な3点
 支持などある程度の岩登り経験が必要。足を滑らせたらただでは済まな
 い箇所多数。

・涸沢岳〜奥穂高岳
 梯子・鎖場のある岩稜帯。3点支持など初級岩登りの経験必要。
 滑落事故が多数発生している場所なので通行注意。

・穂高岳山荘〜涸沢(ザイテングラード)
 岩稜の急坂。鎖場は一ヶ所。落石が多い場所なので注意。

・涸沢〜屏風の耳〜徳沢(パノラマコース)
 前半はロープ、鎖場があり、道が細く滑落危険個所多数。悪天時は避け
 た方が賢明。(横尾コースより時間がかかる)
 好天時の屏風の耳からの展望は圧巻。
 後半の下りは危険個所少ないが、とにかく長い。
その他周辺情報 ・入浴は小梨平(600円)と徳沢ロッジ(800円)を利用。
 どちらもボディソープとシャンプー有り。(温泉ではありません)
・徳沢、横尾、涸沢に水場あり(無料)。
1日目。朝、妙高高原(前日は妙高山登山)から移動して午後に上高地入り。今回も小梨平でテント泊。
2019年09月23日 13:52撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/23 13:52
1日目。朝、妙高高原(前日は妙高山登山)から移動して午後に上高地入り。今回も小梨平でテント泊。
2日目。涸沢への移動日。風は強いが天気は上々。明神岳が綺麗。
2019年09月24日 07:25撮影 by  Canon IXY 650, Canon
4
9/24 7:25
2日目。涸沢への移動日。風は強いが天気は上々。明神岳が綺麗。
徳沢園でお決まりのソフトクリームを頂く。
2019年09月24日 08:28撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
9/24 8:28
徳沢園でお決まりのソフトクリームを頂く。
横尾から涸沢へ。3週間前は、ここから槍に向かっていた。
2019年09月24日 09:58撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/24 9:58
横尾から涸沢へ。3週間前は、ここから槍に向かっていた。
涸沢ヒュッテ到着も小雨模様で、なかなかテント張れず。
2019年09月24日 13:16撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/24 13:16
涸沢ヒュッテ到着も小雨模様で、なかなかテント張れず。
ようやく別荘設立し一休み。テントの中からの景色。雨は夜まで続く。寒くてビールあきらめ、自炊して就寝。
2019年09月24日 16:48撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/24 16:48
ようやく別荘設立し一休み。テントの中からの景色。雨は夜まで続く。寒くてビールあきらめ、自炊して就寝。
3日目。穂高登山の日。天気は良いが綺麗なモルゲンロートは現れず。
2019年09月25日 05:29撮影 by  Canon IXY 650, Canon
5
9/25 5:29
3日目。穂高登山の日。天気は良いが綺麗なモルゲンロートは現れず。
北穂に向かって登山開始。良い天気。
2019年09月25日 07:19撮影 by  Canon IXY 650, Canon
4
9/25 7:19
北穂に向かって登山開始。良い天気。
登りは続くが、展望良いので立ち止まってばかり。
2019年09月25日 07:30撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/25 7:30
登りは続くが、展望良いので立ち止まってばかり。
北穂のテント場はかなり下にあります。山頂まであと少し。
2019年09月25日 08:09撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/25 8:09
北穂のテント場はかなり下にあります。山頂まであと少し。
北穂の山頂。後ろは3週間前に登った槍ヶ岳。
2019年09月25日 08:35撮影 by  iPhone XR, Apple
4
9/25 8:35
北穂の山頂。後ろは3週間前に登った槍ヶ岳。
8年ぶり、3回目の登頂。何故か、ここはいつも晴れ。
2019年09月25日 08:39撮影 by  Canon IXY 650, Canon
11
9/25 8:39
8年ぶり、3回目の登頂。何故か、ここはいつも晴れ。
北穂小屋のテラスから。ゆっくりしたいが、先を急ぎます。
2019年09月25日 08:42撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
9/25 8:42
北穂小屋のテラスから。ゆっくりしたいが、先を急ぎます。
北穂から大キレットを覗く。
2019年09月25日 08:43撮影 by  Canon IXY 650, Canon
6
9/25 8:43
北穂から大キレットを覗く。
さあ、涸沢岳に向かって行きます。
2019年09月25日 08:58撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/25 8:58
さあ、涸沢岳に向かって行きます。
北穂から涸沢岳の間は、かなり危険な箇所多数。晴れた日以外は行きません。
2019年09月25日 09:06撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/25 9:06
北穂から涸沢岳の間は、かなり危険な箇所多数。晴れた日以外は行きません。
嫌な感じの岩場もあります。慎重に通過。
2019年09月25日 09:14撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/25 9:14
嫌な感じの岩場もあります。慎重に通過。
マークは多数で道間違いは無い。
2019年09月25日 09:33撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/25 9:33
マークは多数で道間違いは無い。
登って、下って岩遊び。10人ほどとすれ違い。
2019年09月25日 09:39撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/25 9:39
登って、下って岩遊び。10人ほどとすれ違い。
後半も辛い登りが待っている。
2019年09月25日 10:03撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/25 10:03
後半も辛い登りが待っている。
最低鞍部まで来ました。
2019年09月25日 10:11撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/25 10:11
最低鞍部まで来ました。
ここからも、気が抜けない。
2019年09月25日 10:40撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/25 10:40
ここからも、気が抜けない。
ここを登ると、いよいよ涸沢岳山頂。
2019年09月25日 10:50撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/25 10:50
ここを登ると、いよいよ涸沢岳山頂。
奥穂とジャンダルムが見えてきた。左下は穂高岳山荘。
2019年09月25日 11:04撮影 by  Canon IXY 650, Canon
5
9/25 11:04
奥穂とジャンダルムが見えてきた。左下は穂高岳山荘。
涸沢岳到着。こちらも3回目。
2019年09月25日 11:06撮影 by  Canon IXY 650, Canon
9
9/25 11:06
涸沢岳到着。こちらも3回目。
穂高岳山荘で一休み後、奥穂へ向かう。
2019年09月25日 11:28撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/25 11:28
穂高岳山荘で一休み後、奥穂へ向かう。
途中省略して、奥穂山頂に到着。こちらは一年ぶり、5回目。
2019年09月25日 12:32撮影 by  Canon IXY 650, Canon
9
9/25 12:32
途中省略して、奥穂山頂に到着。こちらは一年ぶり、5回目。
奥穂山頂から降りて、少し西に向かいます。
2019年09月25日 12:35撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/25 12:35
奥穂山頂から降りて、少し西に向かいます。
ジャンダルムが大きく見える場所で記念撮影。
西穂から縦走して来たご夫婦に滑落事故があった事を聞きました。ヘリコプターが何度も旋回し、その後無事救助されたそうです。
2019年09月25日 12:54撮影 by  Canon IXY 650, Canon
4
9/25 12:54
ジャンダルムが大きく見える場所で記念撮影。
西穂から縦走して来たご夫婦に滑落事故があった事を聞きました。ヘリコプターが何度も旋回し、その後無事救助されたそうです。
穂高岳山荘に戻って昼食休憩。
2019年09月25日 13:50撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
9/25 13:50
穂高岳山荘に戻って昼食休憩。
そしてザイテングラードを降りて行きます。
2019年09月25日 13:54撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/25 13:54
そしてザイテングラードを降りて行きます。
このころにはガスが上がって来て、下がはっきり見えず。
2019年09月25日 14:15撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/25 14:15
このころにはガスが上がって来て、下がはっきり見えず。
涸沢の紅葉はまだまだ。(ヒュッテ情報では2割程度)
今年は紅葉が遅いです。
2019年09月25日 15:07撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/25 15:07
涸沢の紅葉はまだまだ。(ヒュッテ情報では2割程度)
今年は紅葉が遅いです。
テント場に戻る前に、初めての涸沢小屋のほうでビールとおでん。やっぱり美味い。
2019年09月25日 15:18撮影 by  Canon IXY 650, Canon
4
9/25 15:18
テント場に戻る前に、初めての涸沢小屋のほうでビールとおでん。やっぱり美味い。
テントに戻ります。
2019年09月25日 15:38撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/25 15:38
テントに戻ります。
涸沢ヒュッテのテラスでは、テレビ局?の撮影中でした。
2019年09月25日 16:59撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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9/25 16:59
涸沢ヒュッテのテラスでは、テレビ局?の撮影中でした。
涸沢からの夕暮れ。正面は屏風岩。(明日登ります)
2019年09月26日 05:29撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/26 5:29
涸沢からの夕暮れ。正面は屏風岩。(明日登ります)
4日目。涸沢下山日。モルゲンロートに見入る人々。
2019年09月26日 05:38撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/26 5:38
4日目。涸沢下山日。モルゲンロートに見入る人々。
本日も良い天気に感謝。
2019年09月26日 07:31撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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9/26 7:31
本日も良い天気に感謝。
下りはパノラマコースから。2度目。
2019年09月26日 07:49撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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9/26 7:49
下りはパノラマコースから。2度目。
岩場は少ないですが、道が狭い所が多い。
2019年09月26日 08:39撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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9/26 8:39
岩場は少ないですが、道が狭い所が多い。
ロープはありますが、足を外すと大変な事に。ここも天気の良い時だけ通る道。
2019年09月26日 08:40撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/26 8:40
ロープはありますが、足を外すと大変な事に。ここも天気の良い時だけ通る道。
尾根に出ると屏風の耳が見えてきます。この先でザックをデポして行って来ます。
2019年09月26日 08:55撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/26 8:55
尾根に出ると屏風の耳が見えてきます。この先でザックをデポして行って来ます。
標高上げると、見えてきました穂高連峰。
2019年09月26日 09:28撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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9/26 9:28
標高上げると、見えてきました穂高連峰。
この辺りは少し紅葉進んでいます。
2019年09月26日 09:38撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/26 9:38
この辺りは少し紅葉進んでいます。
30分ほどの登りで屏風の耳に到着。三角点(点名:屏風岩)にタッチ・
2019年09月26日 09:48撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
9/26 9:48
30分ほどの登りで屏風の耳に到着。三角点(点名:屏風岩)にタッチ・
良い眺めです。これを見るために登って来ました。
左から、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳。
2019年09月26日 10:00撮影 by  Canon IXY 650, Canon
10
9/26 10:00
良い眺めです。これを見るために登って来ました。
左から、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳。
こちらは、左から北穂高岳、大キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳の3000m峰がズラリ。
2019年09月26日 10:05撮影 by  Canon IXY 650, Canon
6
9/26 10:05
こちらは、左から北穂高岳、大キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳の3000m峰がズラリ。
手前の右が屏風の耳の片割れ、左が屏風の頭。人が居ます。右奥の山が常念岳。
2019年09月26日 10:07撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
9/26 10:07
手前の右が屏風の耳の片割れ、左が屏風の頭。人が居ます。右奥の山が常念岳。
タップリ1時間以上も展望を楽しんで、下ります。
2019年09月26日 11:43撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/26 11:43
タップリ1時間以上も展望を楽しんで、下ります。
長い道のりでようやく新村橋。
2019年09月26日 14:33撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/26 14:33
長い道のりでようやく新村橋。
徳沢で再びソフトクリームを食します。美味し。
2019年09月26日 15:05撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
9/26 15:05
徳沢で再びソフトクリームを食します。美味し。
本日は徳沢でテント泊。急いで帰る事はしません。
2019年09月26日 15:52撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/26 15:52
本日は徳沢でテント泊。急いで帰る事はしません。
前回と同じく、岩魚焼き定食(1600円)と生ビール(750円)。相席となった大阪から来たご夫婦と話が弾みました。
2019年09月26日 18:03撮影 by  Canon IXY 650, Canon
7
9/26 18:03
前回と同じく、岩魚焼き定食(1600円)と生ビール(750円)。相席となった大阪から来たご夫婦と話が弾みました。
5日目。徳沢を後に、上高地へ向かいます。
2019年09月27日 07:25撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
9/27 7:25
5日目。徳沢を後に、上高地へ向かいます。
今日も良い天気。左が明神岳。そして右端にあるのが、昨日登った屏風岩です。
2019年09月27日 07:37撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
9/27 7:37
今日も良い天気。左が明神岳。そして右端にあるのが、昨日登った屏風岩です。
上高地の定番写真。ここまで来たら、ただの観光客。
2019年09月27日 09:19撮影 by  Canon IXY 650, Canon
6
9/27 9:19
上高地の定番写真。ここまで来たら、ただの観光客。
焼岳もクッキリ。
2019年09月27日 09:23撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
9/27 9:23
焼岳もクッキリ。
名残惜しいですが、この後は奈良まで7時間の運転が待っています。車でゆっくり帰ります。
2019年09月27日 09:31撮影 by  Canon IXY 650, Canon
6
9/27 9:31
名残惜しいですが、この後は奈良まで7時間の運転が待っています。車でゆっくり帰ります。

感想

 9/21(土)に奈良県の自宅を車で出発して新潟県の妙高高原笹ヶ峰へ。
別荘ライフを楽しんだ後、9/22(日)心配された台風の余波にも会わず天候に恵まれて妙高山に登頂。
詳しくは下記参照。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2031777.html

 そして、9/23(月)に妙高高原から上高地へ移動。前回と同じく小梨平キャンプ場にテント泊。ここは便利な場所で風呂・食堂・売店完備。終始曇り空で一時小雨もあったが、一人静かな夜を過ごす。

 翌9/24(火)は晴れたり曇ったり。テントをたたんで涸沢に向け出発。3週間前にも歩いた道をドンドン進む。横尾から涸沢への登山道へ。本谷橋から本格的な登りとなり、暑さもあって重荷がこたえる。涸沢が近づいても紅葉はなく、まだまだ緑の葉が一杯。
 やがて一年ぶりの涸沢ヒュッテに到着。生ビールと思ったが、小雨が降ってきて寒い。テントもなかなか張れず、しばしヒュッテで待機。結局ラーメンを食べて温まる。雨が止んだすきをとらえてテント張り。なんとか濡れずに済んだ。寒いのでビールは諦め、温かい食事を作って食べ、早々に就寝。

 9/25(水)は穂高へ登る日。モルゲンロートははっきりと見れなかったが、天気は上々で登山日和。
 まずは、北穂目指して急坂を登る。青空が広がり穂高の展望が見事。天気が良いので登山者も多い。3時間近くかけて北穂山頂へ。遠くは雲海が広がっているが、槍ヶ岳をはじめ北アの山々が遠くまで見えている。富士山、八ヶ岳も雲の上に顔を出していた。
 北穂小屋に立ち寄った後は、涸沢岳経由で奥穂を目指す。縦走路に入ると登山者はぐっと減少。前後に数人しか見えない。
 涸沢岳までは大きなアップダウンが数度。鎖も梯子もあり気が抜けないコース。誰かがコメントしていたが大キレットと遜色ないコースと。私も同感。
 北穂から2時間掛けて涸沢岳到着。奥穂からジャンダルム、西穂方面が綺麗に見えている。穂高岳山荘に降りたあとは奥穂へ。だんだん雲が広がってくるが、何とか晴れている間に奥穂山頂へ到着できた。記念撮影をした後は、ジャンダルム見物へ。懐かしのジャンダルムを背景に、ここでも記念撮影。しかし、西穂から縦走してきたご夫婦から滑落事故の話を聞く。既に救助要請済みで、本人は元気との事だが早い救助を願った。奥穂に戻り下山開始してもヘリコプターが何度も飛び回っていた。無事救助されたそうだが、救出までには相当時間が掛かったとの事だった。
 穂高岳山荘で少し遅い昼食を取ったあと、ザイテングラードを下って涸沢に降りた。せっかくなので初めての涸沢小屋へ立ち寄りおでんと生ビールで無事到着を祝った。
 夜は満点の星だったそうだが、爆睡して見れず。残念。

 9/26(木)朝は零度近くまで冷えてテントは夜露でびしょ濡れ。乾かしている時間は無いのでポリ袋に突っ込んで収納。天気が良いので下山は予定通りパノラマコースから。このコースは屏風岩までの登り道が狭く、ザレや木の根・岩の乗越が多く、油断出来ない。途中の屏風岩の大展望が大きな目的なので、晴れた時しか通らない事にしている。
 テント場で一緒だった同年代の男性(九州から来ていた)と一緒に進む。話が弾む中、大展望の屏風の耳に到着。穂高・槍の素晴らしい景色がなにより。先を急ぐ男性を見送って、1時間以上山頂で展望を楽しんだ。
 その後、長い下りをゆっくり降りて、予定通り徳沢でテント泊。ロッジで入浴してさっぱりした後は、徳沢園で夕食。風呂上がりの生ビールが旨かった。
 この夜は途中で目が覚めたので、トイレへ行く道中で満天の星空を楽しむ事ができた。

 9/27(金)朝から快晴。青空に山々が映えて素晴らしい景観。7時に徳沢を出発し上高地からの景色を楽しんだ後、バスで沢渡へ。11時前に沢渡を出発し、途中休憩もたっぷり取って7時間掛けて奈良の自宅へ無事帰着した。

 昨年と同時期に涸沢の紅葉を目指したが、今年は残暑が長く紅葉は大幅に遅れていた。昨年は26日でピークを迎えたが、今年は2〜3割との事。最盛期は10月に入ってからになるそうだ。また、次の機会に涸沢の紅葉を楽しみたい。
 今回は穂高周回と屏風岩での展望が好天に恵まれた事に感謝したい。お楽しみはまだまだ続く。

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コメント

去年、涸沢で声をかけていただいた九州男児です
去年の9月、涸沢とパノラマコースでいろいろとお世話になった者です。
トレーニングはしてきたものの、40年振りの穂高で若干緊張気味でしたが、abek3さんからお声をかけて頂き緊張が解れました。
また、帰りのルートも強引にご一緒させてもらい申し訳ありませんでした。
天気に恵まれ、涸沢も北穂もパノラマコースも私にとって忘れられない思い出になりました。
abek3さんは、今年も幅広く活動されているようで、すごく励みになります。

私の方は6月からブログを始めており、あの時の事もupしています。
Googleで「TANEの独り言」で検索してもらうと出てきます。よろしければお暇な時に覗いてみてください。
突然の訪問、お許しください。
2020/11/10 20:28
Re: 去年、涸沢で声をかけていただいた九州男児です
11cosumo(TANE)さん、お久しぶりです。
昨年9月の涸沢からパノラマコースは、好天に恵まれ素晴らしい体験でした。
ブログも拝見しました。あの時の情景が思い浮かびます。遠くからの遠征、お疲れさま。こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。
今年も涸沢訪問の予定でしたが、コロナ禍で断念。来年は行きたいですね。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。ブログ楽しんで下さい。
2020/11/11 9:48
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4/5
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技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
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利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
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5/5
体力レベル
4/5

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