北岳〜白根三山〜



- GPS
- 51:40
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 3,037m
- 下り
- 3,044m
コースタイム
07:00 広河原
09:45 御池小屋
13:00 肩の小屋
13:55 北岳
15:10 北岳山荘
2012.07.17
06:00 北岳山荘
07:30 間ノ岳
08:30 農鳥小屋
09:55 農鳥岳
11:15 農鳥小屋
12:24 間ノ岳
14:10 北岳山荘
2012.07.18
05:40 北岳山荘
06:57 八本歯のコル
10:40 広河原
天候 | 2012.07.16 晴れ時々曇り 2012.07.17 曇りのち晴れ 2012.07.18 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原→北岳 夏道。問題なし。 北岳→北岳山荘 夏道。ガレ場に注意。 北岳→間ノ岳 道が何本かあるが、行きつく先は同じ。 間ノ岳→農鳥岳 夏道。西農鳥⇔農鳥はガレ場注意。 北岳山荘→八本歯のコル 鎖あり、トラバース道。 八本歯のコル→広河原 途中から雪渓の降り。そこそこの傾斜。軽アイゼン+ストックを強く勧めする。 慣れた人ならグリセードにもってこいのルート。 |
写真
感想
高天原温泉が敗退となり急遽決まった北岳。
4日後も別のパーティーと北岳の予定だが、下見も兼ねてと気楽な気持ちだった。
2012.07.16
07:00 広河原出発。インフォメーションセンターは登山客で賑わっており、トイレ待ちが長かった。
07:30 最初の分岐。御池小屋方面へ向かうことにする。さすがに疲れが見えており、歩みは遅い。しかし、ゆっくりでも確実に高度を上げる。
09:45 御池小屋到着。人が多く、賑やかだ。おいしい水を補給し、小休止する。テン場も結構な数が張られており、人気なのがうかがえる。北岳山頂も姿を現し、やる気が出てきた。しかし、その後の急登はえらく時間がかかった。何度も立ち止まり、息を整えながら上がる。
やがて森林限界を越えると一面の花畑に出て驚いた。写真を撮りながら進む。尾根に出てからは俄然元気になって甲斐駒ケ岳の圧倒的な姿に惚れ込み、さくさく進む。やっぱり尾根歩きが好きなんだなと改めて思った。
13:00 肩ノ小屋。この時間ならまだ北岳山荘を目指せる。連れと相談して先に進むことに。
ここから先は俺のレッドゾーンである3000mに突入する。高度障害に備えてカーボショッツ(カフェイン入り)の準備をする。が、結果的には問題なかった。前々日に2550mの双六小屋テン場で一泊したのが効いたのかな。とにかく快適に登頂できた。
13:55 北岳山頂はガスっており、眺望はゼロ。記念撮影だけ済ませて先に進む。山頂から
の降りはそれなりにガレており、結構気を使った。
15:10 北岳山荘に到着。綺麗な山荘だ。風を警戒して石垣の部分にテントを設営。端の長椅子に座り、眼前に広がる景色を眺めながら担ぎあげたビールで乾杯。人参一本をかじっていると、隣の人が声をかけてきた。どうやら魚肉ソーセージかなにかと思ったらしく、人参なのを見てびっくりしていた。人参一本は食べ応えあったな。きゅうりはあっという間なんだが。
この日の夕飯はまたペミカン豚汁。やはり美味いな。4日程度では腐らないところもいい。
夜はそれなりの強風が吹いており、ガスの中で星空は見えず。次の朝も強風+ガスの中で目覚めるのであった。
2012.07.17
04:10 起床。俺としたことが携帯をマナーモードにし忘れて目覚ましを鳴らしてしまった。初めての失敗に自己嫌悪。
06:00 まずは間ノ岳へ向けて出発。強風+ガスで視界は20m程度。
07:27 ほぼCT通りに間ノ岳山頂。何も見えない。さっさと先へ進む。
08:00 農鳥小屋への降り中に空が見えてきて、急速にガスが切れ始めた。これは晴れるんじゃないか?期待通り、富士山が姿を現し、農鳥方面も見えてきた。夢中でシャッターを切りながらゆっくりと降りた。
08:30 農鳥小屋で小休止していよいよ西農鳥岳への急登をゆっくりと進んだ。
09:55 途中の景色や花にカメラを向け、偽ピークに騙されながらようやく農鳥岳山頂。しばし景色に心奪われる。
11:16 農鳥小屋まで降りると西のほうから嫌な感じの雲が近づいてくるのが見えた。黒っぽく、文字通り雲行きが怪しい。多少疲労しても早く間ノ岳山頂までは進みたかった。
・一歩一歩、ペースを崩さずに進むこと。
・息が上がりそうになったら20秒ほど歩みを止めて水を一口。
今までの経験から、これが一番早く歩くコツだと信じている。この2点を忠実に守りながら歩くこと1時間ちょい。
12:20 あっという間に間ノ岳山頂に着いた。付いてきた連れも相当なもんだ。山頂には先客が数人おり、山の話で盛り上がる。
さっきまでが嘘のように晴れ渡ったので、ここでお昼タイムにする。ほげーっと景色を眺めながら紅茶をすする。連れは飯のあとに少し昼寝をしたようだ。
しかし、山荘へ降る途中、左ひざに違和感が。やばいな、ランナーズ・ニーだ。昼休憩のとき体勢をミスったか。仕方ないんでゆっくりと山荘まで歩いた。
14:30 山荘到着。またビールを片手に景色を楽しむ。今日は夕陽も拝めそうじゃないか。期待に胸が膨らむ。
16:00 連れがキタダケソウを見に行ってしばらくするとあ青とオレンジのヘリが上がってきて、北岳を何度も周回し始めた。あの飛び方は捜索じゃないかな。テン場の登山者と見上げながら話した。
やがて、連れも戻ってきた頃、肩の小屋から北岳へ向かった登山者が戻ってこないとの話を聞く。まさか自分がこんなふうに捜索活動を目にするとは思わなかった。
間ノ岳山頂で会ったおじさんも山荘宿泊らしく、しばらく山の話で盛り上がった。
18:45 いよいよ日の入り時間だ。続々と宿泊客が出てくる。中にはすでに酔っ払っている人も。日が沈み、空が染まり終わるまでの30分間。良い時間を過ごせた。
19:00 この日の夕飯はまたペミカンカレーだ。5日間程度の縦走ならペミカン(カレーか豚汁)にご飯で十分だな。ビールの残りを飲み干し、就寝。
途中何度か起きだして空を見上げたが、なんとも素晴らしい星空を堪能できた。天の川もばっちり。
2012.07.18
05:50 山荘出発。八本歯のコルから大樺沢を降る。
08:00 途中からの雪渓は素晴らしく、連れに雪渓歩きを教えながら俺はグリセードしながら遊んでた。今度来るときはタイムアタックやってみたいな^^;
10:40 膝の痛みをごまかしながらなんとか広河原到着。芦安の温泉に浸かって帰路についた。
今回一緒に歩いた山仲間はかなり歩ける人だったんで、心配もなく楽しい歩きを満喫できた。またどっか一緒に歩きたいもんだ。
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