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Yamareco

記録ID: 212806
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

[中央アルプス]木曽駒高原〜茶臼山〜将棊頭山〜木曽駒ヶ岳〜福島B

2012年08月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:18
距離
18.5km
登り
1,877m
下り
1,879m

コースタイム

4:25木曽駒高原ヒルトップ駐車場-4:55正沢川吊り橋渡過-5:22四合目-5:40五合目-7:23展望地(2412m地点)-8:10茶臼山山頂

8:35茶臼山山頂-8:40行者岩-9:00桂木場分岐-9:30西駒山荘(トイレ・給水)9:45-10:00将棊頭山-11:50木曽駒ヶ岳山頂

12:20木曽駒ヶ岳山頂-12:35玉乃窪山荘-13:15雪渓横断-13:30八合目水場(給水)13:40-14:21七合目避難小屋-15:15五合目(尾根を離れる)-15:35四号目半水場-16:10幸ノ川渡渉-16:45木曽駒高原ヒルトップ駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
塩尻ICを下りて、国道19号線を木曽福島方面へ約40km
道の駅日義木曽駒高原を過ぎて程なく原野の信号を左折(角にGS)
別荘地を抜けて約7km
木曽駒高原スキー場の案内看板が目印(スキー場は現在閉鎖)
コンビニは、道の駅日義木曽駒高原の手前に7-11その手前にサークルKあり
日中なら、両コンビニの間にドラッグストアがあるので薬関係はそちらで
周辺には他に店らしい店がないので、塩尻市街地で物資調達が安心
塩尻市街国道19号線沿いに西友・牛丼店など有り(ともに24時間営業)
コース状況/
危険箇所等
●トイレ・水場
麓には公衆トイレ、天然水の充填所がある
茶臼山四合目に行者水と呼ばれる水場(水量豊富)
西駒山荘にトイレ、大山水という水場(水量豊富)
福島Bコース八合目直下に水場(水量豊富)
福島Bコース四合半に力水という水場(水量に力無し)

●コース状況・危険箇所
[〜茶臼山五合目]
正沢川の吊り橋は慎重に渡過すれば問題なし。ただ、最後板が急になっており、濡れている場合は、注意が必要。
また、雨上がりなどて正沢川が増水している場合は、入山自体不可能
登山道は見失いそうな箇所には目印がしっかりとあり、ロストすることは無い。しかし、岩場を何度も往復するように登山道が作られており、歩きにくい。

[茶臼山五合目〜茶臼山山頂]
特に問題なし
人の往来が少ない割にはよく整備されている。
途中、倒木で登山道が塞がれている箇所が何箇所かあった

[茶臼山〜木曽駒ヶ岳]
特に問題なし
快適な稜線歩き。
駒ケ岳に近づくにつれて岩場の箇所が増える。

[木曽駒ヶ岳〜福島B五合目]
ガレ場続きで、非常に歩きにくい。特に下りは慎重を余儀なくされる。

[福島B五合目〜]
尾根を離れ、幸ノ川までつずら折れで一気に下る急坂。
足場も悪い。登り返したくないし、下り返したくもなくなるような登山道
幸ノ川以降は林道歩き
予約できる山小屋
西駒山荘
明けの明星

満天の星たちの中出発
明けの明星

満天の星たちの中出発
コルに沈もうとしている月
鏡台山っぽい
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コルに沈もうとしている月
鏡台山っぽい
茶臼山、福島Bコース分岐
登山ポストあり
茶臼山、福島Bコース分岐
登山ポストあり
しっかり提出
今回はヤマレコの山行計画で作成したものを投函
結構沢山の登山届が入っていた。
しっかり提出
今回はヤマレコの山行計画で作成したものを投函
結構沢山の登山届が入っていた。
林道終点
ヘッデン使用
林道終点
ヘッデン使用
車は通れません。
車は通れません。
正沢川の吊り橋
見るからに危なそう
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正沢川の吊り橋
見るからに危なそう
慎重に進めば、問題なし
最後の板は、縦に斜めになっており難儀した
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慎重に進めば、問題なし
最後の板は、縦に斜めになっており難儀した
茶臼五合目、足元の悪い道をひたすら登り、稜線に出たところ
茶臼五合目、足元の悪い道をひたすら登り、稜線に出たところ
ポイントポイントに、休憩でいるベンチなどがあった
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ポイントポイントに、休憩でいるベンチなどがあった
七合目
やっとと言う感じ
七合目
やっとと言う感じ
木々の間から覗く木曽駒ヶ岳
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木々の間から覗く木曽駒ヶ岳
2412m地点で、やっと展望が開ける
御嶽山
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2412m地点で、やっと展望が開ける
御嶽山
木曽前&麦草
九合目
まだか、という感じ
九合目
まだか、という感じ
いつまで頑張れば・・・
いつまで頑張れば・・・
ようやく山頂
360度の大展望
一旦下って、行者岩
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一旦下って、行者岩
岩の大きさにビックリ浮かし餅
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岩の大きさにビックリ浮かし餅
将棊頭山への稜線
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将棊頭山への稜線
桂木場分岐案内
分水嶺より行者岩を振り返る。
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分水嶺より行者岩を振り返る。
分水嶺にあった西駒山荘の案内板
距離ではなく、高度(笑)
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分水嶺にあった西駒山荘の案内板
距離ではなく、高度(笑)
西駒山荘に到着
西駒山荘直下の水場
冷たい
気持ちがいい
美味しい
三拍子揃っている
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西駒山荘直下の水場
冷たい
気持ちがいい
美味しい
三拍子揃っている
看板は倒れてしまっているが、貴重な水場である
看板は倒れてしまっているが、貴重な水場である
将棊頭山への途中に天水岩(てんすいがん)
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将棊頭山への途中に天水岩(てんすいがん)
どんなに日照りが続いても、枯れることがないと言われている。
確かに水はあった。
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どんなに日照りが続いても、枯れることがないと言われている。
確かに水はあった。
天気も良好
景色も良好
富士山が微かに見えた
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景色も良好
富士山が微かに見えた
西駒版イルカ岩
這い松の間を抜ける、気持ちのいい稜線歩き
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這い松の間を抜ける、気持ちのいい稜線歩き
来た道程を振り返る
雲がかかっているのが、茶臼山
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来た道程を振り返る
雲がかかっているのが、茶臼山
濃ヶ池
雪渓の状態になっている?
人が乗っているのが見える
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濃ヶ池
雪渓の状態になっている?
人が乗っているのが見える
木曽駒三角点
山頂は多くの人で賑わっていた
木曽駒三角点
山頂は多くの人で賑わっていた
丁度、昼の時間帯という事もある。
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丁度、昼の時間帯という事もある。
木曽駒より宝剣岳
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木曽駒より宝剣岳
山頂の売店も混雑
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山頂の売店も混雑
これまでの無事を感謝し、これからの無事を祈願した。
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これまでの無事を感謝し、これからの無事を祈願した。
山頂の売店で購入
300円とは言え、山頂では貴重な水である。
山頂の売店で購入
300円とは言え、山頂では貴重な水である。
木曽前に麦草岳
コマクサも時期は過ぎたようだ
コマクサも時期は過ぎたようだ
玉乃窪山荘
こちら方面に下る人は、一人もいなかった。
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玉乃窪山荘
こちら方面に下る人は、一人もいなかった。
再び、宝剣
玉乃窪山荘より、木曽前岳
すぐ近くだが、立ち寄る体力なし
玉乃窪山荘より、木曽前岳
すぐ近くだが、立ち寄る体力なし
玉乃窪山荘から福島Bコースへの案内標識
分りにくい
玉乃窪山荘から福島Bコースへの案内標識
分りにくい
急斜面のガレ場を下る
急斜面のガレ場を下る
道も分りにくい
雪渓横断
緩んでいるので、普通に通過できた。
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雪渓横断
緩んでいるので、普通に通過できた。
大きな岩に八合目と目印
水の音が聞こえる。
大きな岩に八合目と目印
水の音が聞こえる。
登山道から下に外れたところに水場があった。
この水も冷たい
ペットボトルに水を汲んだが、素手では持てないくらい冷たかった。
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登山道から下に外れたところに水場があった。
この水も冷たい
ペットボトルに水を汲んだが、素手では持てないくらい冷たかった。
行者岩と茶臼山とその稜線
よくあんなとこ登ってきたなと我ながら感心
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行者岩と茶臼山とその稜線
よくあんなとこ登ってきたなと我ながら感心
木が朽ち始めている箇所もあった。
木が朽ち始めている箇所もあった。
二度目の雪渓横断
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二度目の雪渓横断
避難小屋のある七合目分岐
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避難小屋のある七合目分岐
地形図には載っていない麦草岳直登ルートもあり。
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地形図には載っていない麦草岳直登ルートもあり。
避難小屋トイレ
八合目から水を引っ張っている
避難小屋トイレ
八合目から水を引っ張っている
避難小屋
中を覗いたが、なかなか快適そうであった
避難小屋
中を覗いたが、なかなか快適そうであった
五合目からの下り
これは一番歩きやすい状態の道
五合目からの下り
これは一番歩きやすい状態の道
登山道を振り返る
岩や木の根が露出していて、まこと歩きにくい
登山道を振り返る
岩や木の根が露出していて、まこと歩きにくい
力水と書いてあるが、水量はわずか
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力水と書いてあるが、水量はわずか
橋などはなく、渡渉する。
橋などはなく、渡渉する。
残りは林道歩き
木曽駒方面を振り返る
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木曽駒方面を振り返る
ヒルトップ駐車場まで戻ってきた。
ヒルトップ駐車場まで戻ってきた。

感想

地元にも、茶臼山と呼ばれる山があり、前回の茅野茶臼山に引き続き、木曽茶臼山の山行を計画。

せっかくなので、他の方のレコを参考に、木曽駒ヶ岳まで足をのばす事にした。
今回は行程も長く、不測の事態も十分に想定されたため、事前に情報を収集し、綿密な?計画を立て、ヤマレコの素晴らしい機能の一つである、山行計画にて計画書を作成し、登山ポストに投函した。紙媒体だけでなく、メールでもステークホルダーに簡単に送れるため、非常に便利なので、今後も活用したい。

茶臼山は、正沢川を渡過してから、尾根筋に乗るまでの九十九折の登山道からハードであった。
尾根筋の五合目以降、多少楽になるかと思いきや、急登時々緩斜面の連続で、登り始めから延々3時間余り、大した眺望も無く延々と登り詰める行程は、ガイドブックに書いてあるとおり、熟達者向けと言える。

その分、山頂からの眺望は素晴らしく、双眼鏡で確認した木曽駒山頂の賑わいとは正反対で、360度の眺望を独り占めできた。

これだけ良い天気にもかかわらず、行者岩を過ぎるまで、誰とも行き会うことはなかった。

最初にあったのは、前日、西駒山荘泊まったという方で、行者岩を過ぎたあたりだった。「こんなとこ歩く人もいるんだ」と少々驚いたご様子。もちろんいます。ここに。

西駒山荘以降は、何人かの方とすれ違い、情報交換やら色々な話を伺えた。
木曽駒に近づくにつれて、人は多くなり、山頂は大賑わいであった。
ほとんどが、千畳敷方面から来るようで、そちらの方面を見ると、列をなしていた。
山頂でゆっくりしたかったが、、人が多くて落ち着かず、また、ガスが上がってきたので、そそくさと下山開始。
玉乃窪山荘まで下ると、先ほどの賑わいが嘘のようであった。

下山には、福島Bルートを選び、計画では、3時間を見込んでいた。
ここまでで、約1時間のアドバンスがあったが、結果的には、ほぼオンタイムとなる。福島Bルートを下るのに思いのほか難儀したからであった。

苦手とするガレ場が延々と続き、急峻な下りは、膝に負担がかかり、距離が稼げず、時間が奪われていく。
下山した頃には、膝が笑ってられない位であった。そもそも計画に無理があったことは反省材料である。
しかし、そんなBルートであるが、登って来る方やパーティ何組かとすれ違い、その都度情報交換をさせていた。
木曽駒は人気の山らしいが、千畳敷からのメインルート以外は、閑散とした印象で、静かな山行を楽しみたい方は、福島Bルートはおすすめである。

また、今回改めて大切だと思ったことは、水の確保である。計画では、1.5Lの常用飲料と0.5Lの非常用水を容易した。ザックのスペース的にも重量的にもこれが限界。しかし、用意した1.5Lは茶臼山に到達するまでに消費、西駒山荘の水場、木曽駒山頂、福島Bルートの八合目水場のお陰で何とか乗り切れた。長行程では、水調達の計画も必要不可欠だと痛感した。

改めて、自分の浅はかさを反省するとともに、自然の恵みに感謝である。
今回の山行は、多少無理な計画であったが、得られる部分は多く、非常に有意義であった。

追記として、今回1/25,00の地形図+コンパス以外に、iPhoneのアプリにあるDIY GPSを初めて使ってみた。
カシミールがあれば、必要部分を切り取り、iPhoneにメールで転送し、添付ファイルをアプリで開くと登録完了。座標の入力も不要。コスパを考えても眉唾ものだと思っていたが、これが中々良い仕事をしてくれた。今回は天気も良かったので、このDIY GPSをメインに使った。手軽にGPSをと言う御人にはおすすめである。

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