間ノ岳・北岳〜お花畑観賞〜


- GPS
- 30:04
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,295m
- 下り
- 2,290m
コースタイム
05時30分 奈良田(バス)雨のため広河原にてしばらく待機。
07時49分 広河原スタート
10時16分 大樺沢二股
13時04分 八本歯のコル
13時43分 トラバース分岐点(北岳山荘方向)
14時35分 北岳山荘
8月15日
05時20分 北岳山荘
06時51分 間ノ岳(10分ほど休憩)
07時45分 中白根山
08時04分 北岳山荘着
08時27分 北岳山荘発
09時20分 吊尾根分岐点
09時48分 北岳山頂着
10時11分 北岳山頂発
10時28分 両俣分岐点
10時38分 北岳肩ノ小屋
10時46分 北岳肩ノ小屋発
11時06分 小太郎分岐点
12時17分 白根御池小屋
13時50分 広河原山荘
13時53分 広河原インフォメーション
14時00分 広河原インフォメーション発(バス)
14時54分 奈良田着
天候 | 1日目 雨時々曇り 2日目 霧雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
天気は2日間とも雨や霧雨となった。
大樺沢の雪渓は合羽を着ていたがそれでも寒く感じられた。
天気に恵まれ、あわよくば2日間で白峰三山縦走をと企ててもいたが、
私の体力では2日間は厳しいだろうと思い、
二山の縦走に切り替えた。
しかし、農鳥岳まで行かなかった分、
北岳トラバースルートや、下山時には草スベリ等も通ることができ、
見事なお花畑に見とれてしまったのであった。
しかも北アルプスではみたことのないような植物も目立つ。
感動もひとしおであった。
ただし、下山時の広河原から奈良田に向かうバスが14時発を逃すと、
次のバスが16時40分になり、遅れれば遅れても良いのだが、
何だか間に合いたい気持ちになり、
下山ルートは少し急ぎ過ぎてしまった。
下山時に足に負荷がかかることはわかっていたがやむを得ない。
白根御池小屋にてバス時刻を確かめ、
のんびり昼食も食べていられないことがはっきりして、
食べながら歩こうとそこでパンを購入。
しかし、食べながら歩くのは無理とわかる。
途中で2分ほどの時間を割いてパンを1個食べる。
広河原インフォメーションに到着したのは、
バス発車7分前。
さて、北岳山荘から北岳登頂までの約1時間である。
看板には転落注意と書かれている。
急勾配のハシゴがある場所で、60歳を超えていると思われる男性2人が、ハシゴを降りてきた。
ハシゴを降りてもまだ2mほどの急勾配がある。
そこでハプニングが起きた。
後ろ(上)を歩いていた男性が足を踏み外したのか転倒する。
前(下)を歩いていた男性が、上の男性に押されるようにして転げる。
転げる先の方向は細い登山道を挟んで絶壁だ。
ちょうどそこに出くわした私はあわててその男性の服を摑まえる。
何とか停まってくれた。
男性に「大丈夫ですか?」と声をかけた。
返事が返ってきた。
それからすぐに上の男性を助ける。
頭を下にして仰向けに倒れていた。
股間に直径30センチ大の石ころを抱えていて動けないという。
まずその石ころを退けてあげ抱き上げる。
同じく「大丈夫ですか?」と尋ねると、大丈夫だという。
何とか歩けそうなので、その場を去った。
下にいた男性は歯が欠けたと見せていた。
八本歯のコルからはずいぶん放れている・・・ってシャレにもならない!!
転げた男性はショックだったのだろう。声も出なかった。
おそらく体力の過信とかがあったのだろう。
私もそうだ。その頃は歩いて2日目だ。
足が揚がっているようであがってないのだ。
下りでも躓いて転ぶことがある。
大事故になりかねない。
この光景を見てとても他人ごとには思えなかった。
2日間で農鳥縦走など私には無理な話だ。
実施しなくてよかった。
次回は3日間用意して三山を縦走しよう。
月末に3日間かけて幕営にて縦走チャレンジ予定です.温度差や危険なところもあるようで、有難く参考にさせてもらいました。
malmalさん はじめまして shtと申します。
私は14日に北岳から下山しましたが、CTを拝見し、二俣の少し下ですれ違っているようですね。
malmalさんが広河原から登り始められた少し前の時間帯に、北岳山荘へと向かう「八本歯のコルへの分岐」で、私達は撤退を決めましたが、稜線上で一番風雨の強かった頃でした。
まさにその地点で、malmalさんは事故を救助されたようで、大事故にも繋がりかねない場面、本当にお疲れ様でした。
天気次第では素晴らしい「3千m峰天空稜線」ですが、あの条件では難行苦行になるところでした。私もターゲットの農鳥岳には至れませんでしたが、山は逃げませんからまたの機会に期待ですね!
ご覧頂きありがとーございます。
私も幕営のつもりでしたが、悪天候のため奈良田にてテントは車に置いて向かいました。
年々体力の衰えを感じています。
自信過剰な登山は極力させたいと思っています。
お気を付けてお出かけください。
また記録を楽しみに待っています
初めまして。
まるまると申します。
コメントありがとーございます。
すれ違ったそうで、何かの縁を感じますね。
こっそりと、当日のお姿の写真をお見せいただけませんか?
14日は、トラバースルートから山荘までが、
思いのほか強風でした。
翌日に間ノ岳や北岳へ向かうために、
稜線を歩かなければならないのに非常に気が重かったです。
山は逃げないから、いずれまた挑戦するという気持ちがとても大切ですね。
時間をかけさえすれば、けっこうどんな山にも登れますね。
そう自分に言い聞かせています。
こんばんわ。先日塩見から北岳を見るにつけて
登りたい気持ちが強くなりました。いろいろ調べると
malmalさんのコースを考えてますが、間ノ岳もと欲張りたいところですが、塩見の二日目、足を上げてるつもりが引きずっていたんでしょうね・・・知らず知らずのうちに浮石を拾っていました。私も無理のないプランを
考えて安全に山を楽しみたいと思ってます。
コメントありがとうございます。
塩見岳の記録見ましたよ。
良かったですね。
私も北アルプス登山が最も多く、南アルプスは経験が少ないため、
新鮮に感じてとても良かったです。
私も今後は、無理のない行程で歩きますわ。
これまでにも何度も下山で躓いて転んでますから。
上でビール飲むからいけないんだ!
と怒られますが、飲まなくても転ぶんだもん
北部に住んでいるからか
南アは怖いイメージがあって
まるさんのレコみたら
なおさらおっかなくなった!
一緒に団子みたいになって
3人で転げ落ちなくて良かったです
1日の行程時間を自分のペースに合わせて、
ゆとりを持って歩けば問題ないですよ。
サチエさんだったら平気だってば
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