硫黄岳〜赤岳縦走(赤岳鉱泉幕営)



- GPS
- 27:29
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,618m
- 下り
- 1,634m
コースタイム
11:11美濃戸口 −12:07美濃戸(北沢コース)ー13:00堰堤広場(林道終点)−
13:55赤岳鉱泉
6日
5:58赤岳鉱泉ー7:02赤岩の頭7:07−7:22硫黄岳、爆裂散策(休憩5分)7:46−8:00硫黄岳山荘ー8:33横岳8:44−9:33地蔵の頭ー9:38赤岳展望荘ー10:12赤岳山頂10:25−11:16行者小屋ー
11:40赤岳鉱泉(テント撤収)12:12−12:57堰堤広場13:05−
13:44美濃戸ー14:40美濃戸口
天候 | 5日 晴れ 6日 晴れのち曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7:00 名古屋(特急しなの、自由席)5670円 8:57着 塩尻 発 9:10 9:37着 JR茅野駅発 10:25(アルピコ交通) 11:00着 美濃戸口 (900円) 6日 15:00 美濃戸口発ーJR茅野駅行き (帰りは友人出迎えのため利用せず) |
コース状況/ 危険箇所等 |
バス終点の美濃戸口に登山ポストあり 美濃戸口から堰堤広場までは林道歩き。美濃戸までは未舗装で、一般車は、ゆっくり走れば問題ない。美濃戸からは、一般車は通れず関係者のみのようだ。 堰堤広場から赤岳鉱泉 ここから北沢沿いでなだらかなハイキングコース 赤岳鉱泉ー赤岩の頭 斜面をジグザグに登り、高度は稼げるが展望はもうひとつ 赤岩の頭ー硫黄岳ー赤岳展望荘 稜線歩きで、風が強いが富士山も眺めながら快適縦走 赤岩展望荘ー赤岳 岩場の急斜面が10分あまり続くが鎖が張ってあるので歩きやすい。 赤岳ー行者小屋 始めは鎖場、中程までは階段で手摺に鎖があるので階段にしてはひざ負担少ない。終盤は緩やか 行者小屋ー赤岳鉱泉 ゆったりハイキングコース |
写真
感想
9月に入っても、残暑が厳しく熱帯夜が続く。毎年夏の恒例アルプス山行で今年は、アルプスではないが友人のAさん同行で南八ヶ岳縦走に決まる。赤岳鉱泉で幕営してのゆったり山行だ。
7時丁度の名古屋発のしなので塩尻で乗り換え茅野駅でアルピコ交通のバスを待つ。バスの発車時刻まで40分以上あり、ここで食糧の買出しと駅中の蕎麦屋で腹を満たす。美濃戸口行きのバスには登山客ばかり10人程乗せて出発。中高年は、われわれ以外1人だけで、若い人達が多い。ファッションも決まっており、さすが八ヶ岳と感じる。
11時に美濃戸口バス停に着き、登山届けを済ませ林道を歩き始める。バスで降りた人達と、抜かれたり抜いたりののんびり歩きだ。今回は赤岳鉱泉に水場があるのでリュックは17kg。美濃戸についた時は、さわやかであったが、歩いているとやはり汗がでるが、流れるほどではない。2時間近く歩くと堰堤広場で、やっと林道が終わり、ここからは北沢沿いの快適なハイキングコースだ。
1時間程で幕営地の赤岳鉱泉に着くと、テントが5張り設営してある。内訳は単独者3人と女性3人組が2張りで空いており、思い思いに時間を過ごしている。我々もすぐに設営して、小屋のテラスで団子とビールで疲れを癒す。ここからは、横岳も見え、明日の登山も思いを馳せる。時間がたっぷりあるので本を読んだり、シンディローパー聴いて寛ぐ。Aさんはテント内で休憩のようだ。
日が陰ると20℃を下回り、急に冷えてきたので上着を羽織る。この日の名古屋の最高気温35.2℃は信じられない。天然クーラーのありがたみを感じる。日が沈む頃には、宴会を終えテントにもぐりこむ。小屋の団体の高校生が、星が云々と賑やかであったが、21時頃には静かになる。その後、空を見たが曇っていて残念。明日に期待して、うとうとする。
5時過ぎに他のテント組とともに活動開始。朝は味噌汁とおにぎりでエネルギー補給。テント内は14℃であり、やや寒かったが温まって出発しようとすると雨が頬にあたる。これくらいなら、大丈夫と思い歩き始めるとすぐに止んでくれた。小屋からは、斜面をジグザグに登り、高度は有効に稼げるが景色はもうひとつ。
1時間余りで赤岩の頭に着くと稜線で、これから行く硫黄岳、横岳、赤岳が一望でき、テンションあがる。硫黄岳は、小岩状の平らで広い山頂である。気温は11℃で風が強く、上着を着ようとすると飛ばされそうである。折角なので爆裂火口の散策コースを歩き先端まで行ってみる。ロープが張ってあるが、その先を想像すると足が竦む。
100m位下ると、稜線上に風をよけるように硫黄岳山荘があり、ここから横岳までは上り返しだ。風も少し弱まり、左には傘雲がかかった富士山が見え快適の稜線歩きだ。
横岳辺りからガスが西側から、ガスが上がってきて見通しが悪くなり赤岳も見えたり見えなかったりである。だが東側の野辺山方面は鮮明で山肌が、大変美しくて集落も見え和ませてくれる。
ガスの中の赤岳展望荘でエネルギー補給して、急な岩場を10分余り喘げば赤岳山頂荘そして目と鼻の先には赤岳である。岩場には鎖が張ってあり安心して登れたが雨や下りでは滑りやすい気がした。赤岳山頂はガスで展望なし。これまで、稜線上で、よく眺められたから良しとする。
山頂からは文三郎道で下る。始めは鎖場が続き、その後は階段で膝にくるが両側に鎖が張ってあり、これを補助として使えたので思ったより早く下れた。中程まで下ると一般道になり、行者小屋が見えてくる。昨日、同じバスの女性2人組が阿弥陀岳から丁度下ってきたところだ。結構歩きなれているようで足取りも軽く小屋の中に入っていった。我々は、幕営地の赤岳鉱泉に向かう。テントは、我々の一張りのみであり、一息入れて撤収する。
堰堤広場を過ぎて、林道になると急に暗くなり雨が降り出す。林道なので合羽は着ずに傘だけで1時間程歩く。途中かなり強く降ったが美濃戸に着くと止んでいた。バス停には、登山客10人程が待っていた。
総括
今回は赤岳鉱泉までのゆったりコース3時間のみ重い荷物であったが、翌日は、軽量で行動できたため、順調に進めた。硫黄岳までは大変歩きやすく、ペースはあがる。横岳辺りからは、岩場でペースダウン。時間配分がしにくかったので、もう少し事前準備をしなくては。最後に雨にたたられたが、前半は天候に恵まれ眺めも良く最高の山行であった。
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