南八ヶ岳(赤岳)日帰り山行【過去ログ】


- GPS
- --:--
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,710m
- 下り
- 1,697m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
日焼け止め
保険証
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
太平洋上にある2つの台風の影響が気になる9月下旬,夜行直行バス「毎日アルペン号」を利用して日帰りで南八ヶ岳の赤岳を登ることにしました。スタート地点となる美濃戸口の標高が高く,最高地点までは1500m登ればよいだけなので,体力的には問題ないはずです。
ルートは「美濃戸口(1480m)〜硫黄岳(2760m)〜横岳(2829m)〜赤岳(2899m)〜中岳(2700m)〜行者小屋(2354m)〜美濃戸口」という全長約20kmです。ガイドブックによると,普通の登山のペースならば10時間以上かかる1泊2日のコースですが,帰りは午後3時のバスの便を予約してあるので,スタートから9時間くらいで登山口まで帰ってこなければなりません。
登山口に直行するバスは,東京竹橋から10時半に出発します。このバスは終点の美濃戸口にある「八ヶ岳山荘」前に午前5時頃に到着します。簡単に身支度を整え,山荘の少し先から林道に入ります。あたりはまだ薄暗いものの,用意してきたヘッドランプを使うほどではなく,すぐに空が明るくなってきます。比較的ゆるやかな登りが続いた後,美濃戸山荘のすぐ先でルートは「北沢」と「南沢」に分岐します。ここは「硫黄岳」に通じる「北沢」ルートを選び,沢沿いに登っていきます。この時間,登山道には直射日光が届かないので,じっとしていると体が冷えてきます。
やがて数棟の建物とテントが見えたら,そこが「赤岳鉱泉」のキャンプ場です。ここではトイレ休憩だけで,建物の裏手から「硫黄岳」へのルートに入ります。ほぼ当初の予定どおりの時間での通過ですが,この先からいよいよ本格的な登りが始まります。ふと木々の間から横を見ると,雲が自分よりも下を流れているのがわかります。途中で先行していたいくつかの登山グループを追い抜き,視界が開けると「赤岩ノ頭」が前方に見えてきます。
「赤岩ノ頭」に着くと,これから向かう山々はもちろん,遠く北アルプスと思われる山並みも望めます。ちょっとしたガレ場を過ぎて「硫黄岳」に到着すると,頂上は意外にも石が敷き詰められた広い平坦な場所でした。目の前には「硫黄岳」の爆裂火口の絶壁が広がっています。次のピークの「横岳」へ向かう途中にある「硫黄岳山荘」までは下り基調です。「硫黄岳山荘」は,ちょうど8時半に通過。ここから先は,しばらく登りが続きます。
「横岳」へ向かう途中で,雲海の上に浮かぶ富士山が目に入ってきます。ルート上には岩場が多くなり,片側が断崖のクサリ場もあります。そして9時過ぎに「横岳」の頂上に到着。それほど広くない場所に,大勢のハイカーが休憩中です。ここからもまだ富士山が見えます。南には,これから登る八ヶ岳連峰の最高峰「赤岳」と「中岳」,そしてその先の「阿弥陀岳」が連なる姿があります。ここから「赤岳」へのルートは,いったん下ってからの急登になります。また,クサリ場,岩場も多くなります。
「赤岳」登山ルートの1つ「地蔵尾根」のあたりからはハイカーの数が増え,逆方向からやってくるハイカーともすれ違うようになります。ここから見える「赤岳」の頂上には,「頂上小屋」も見えます。そして眼下には,下山時に通過する予定の「行者小屋」のキャンプ場も確認できます。歩いている尾根は長野県と山梨県の境目にあるため「県界尾根」と呼ばれます。頂上には10時半に頂上に立ちます。
下山では「中岳」を通過したあと,時間の制約のため「阿弥陀岳」には登らず,その手前の鞍部から北に伸びる下山道で「行者小屋」に向かいます。そして30分ほどで,ハイカーで賑わう「行者小屋」に到着します。ここで水を補給して先を急ぎます。出発地点に戻るルートは,往路とは異なる「南沢」を使います。道は下り基調ながら,沢沿いなので石が多く浮いています。午後1時半に,この日の早朝に通り過ぎた「美濃戸山荘」にたどり着きます。
そして美濃戸口には午後2時ちょうどに到着。時間の余裕ができたので,「八ヶ岳山荘」の無料入浴券(直行バスの往復予約者の特典)を使って汗を流します。バスは予定どおり3時に出発しましたが,やはり好天に恵まれた休日とあって中央高速は大渋滞。運転手の判断で一般道(国道20号線)に下りても,あまり改善はしません。このままでは都内に着くのは午後10時過ぎになってしまいそうです。そこで,一部の乗客の希望もあって高尾でバスを降り,何人かは電車で帰ることに。結局,家に帰り着いたときは,出発から6時間後の9時近くになっていました。
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