北鎌尾根目指すも悪天候で断念、エスケープで大天井、常念、蝶を歩く

2020年08月06日(木) 〜 2020年08月09日(日)

• GPS: 80:00
• 距離: 37.1km
• 登り: 2,822m
• 下り: 2,691m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:10

7:50 上高地バスターミナル
8:00 8:00 河童橋
9:00 9:10 明神館
9:40 9:40 徳沢公衆トイレ
10:00 10:00 新村橋
11:00 11:10 横尾
12:20 12:30 一ノ俣
13:00 槍沢ロッヂ

2日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 1:00
• 合計: 9:20

4:40 槍沢ロッヂ
5:20 5:30 赤沢岩小屋
6:10 6:20 槍沢大曲り
7:40 7:50 水俣乗越
9:30 9:30 ヒュッテ西岳
9:40 9:50 西岳
10:00 10:10 ヒュッテ西岳
13:00 13:10 大天井ヒュッテ
14:00 大天荘

3日目

• 山行: 8:40
• 休憩: 0:40
• 合計: 9:20

6:00 大天荘
6:10 6:20 大天井岳
6:30 6:30 大天荘
8:50 9:00 常念小屋
10:10 10:20 常念岳
14:10 14:20 蝶槍
15:20 蝶ヶ岳ヒュッテ

4日目

• 山行: 3:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:10

5:40 蝶ヶ岳ヒュッテ
6:00 6:00 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
8:50 横尾

天候

初日のみ晴れ　あとは風雨　降りたら晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

沢渡にてシャトルバスに乗りかえ上高地へ

その他周辺情報

コロナの影響か、風雨の影響か、水俣乗越から大天井岳までの表銀座は人が少なく、４パーティほどしか出会わず。

写真

8/6 6:39

沢渡では晴れ

8/6 7:51

上高地に着いても晴れ

8/6 7:53

川霧が立って美しい

8/6 7:58

夏の最盛期にこんなに人のいない河童橋は珍しい。コロナ禍の影響か。

8/6 8:00

焼岳もすっきり見えています。

8/6 8:58

明神岳、横尾までのロードとにかく暑い！

8/6 9:58

徳澤到着

8/6 9:58

テントもこんなに少なかった。

8/6 10:27

前穂が見えます。

8/6 10:55

横尾到着。昼ご飯を当てにしていましたが、食堂は中止しており、仕方なしにジャムパンを買って食べました。

8/6 11:58

一の股への道。初めて穂先が見えるポイント。

8/6 12:27

一の股通過。

8/6 16:09

今日の宿泊地。槍沢ロッジ

8/6 16:02

なんとこんなところでオコジョ発見。初めて生オコジョ見ました。

8/6 16:09

すばしっこいので撮るのに一苦労。めっちゃカワイイ。

8/7 5:37

翌日ババ平。天気は下り坂。

8/7 6:14

大曲。水俣乗越への分岐。雨が降り出してきました。

8/7 6:15

ここを登っていきます。

8/7 8:18

急登をのぼりつめて水俣乗越ですが、明日の天気も悪そうなので北鎌尾根は断念。西岳方面に向かいます。

8/7 9:25

ヒュッテに西岳到着。こう見えて風が強いです。

8/7 9:46

一応ピークハント。西岳制覇！

8/7 9:47

たまにガスが薄くなることもありますが、雨です。下に見えるのがヒュッテ西岳。

8/7 13:01

まさかの大天井ヒュッテの休業。北鎌沢に行く予定だったので、水を汲んできてませんでした。大天荘が開いていなかったらピンチ！

8/7 13:34

大天井岳を巻いて大天荘へ向かっています。後ろを振り返りパチリ

8/7 18:37

大天井の天場。

8/7 18:37

大天荘は開いてました。よかった！ついでに飛び込みで頼み込み宿泊させてもらいました。

8/8 6:14

翌日、大天井岳。やはり今日も天気は✖

8/8 8:28

常念乗越が見えてきました。

8/8 8:45

常念乗越から下ってきた方向を見る。

8/8 8:46

常念小屋

8/8 10:40

常念岳登頂。この山で晴れたことないな。

8/8 11:02

蝶への縦走路。

8/8 11:09

常念岳を振り返る。

8/8 11:41

結構険しい。歩きにくい。

8/8 13:03

おおー槍が見えた！蝶槍ね。

8/8 14:18

蝶槍到着。

8/10 8:07

この夜、暴風でテントが破壊されました。ポールひん曲がり

8/10 8:07

そしてポール折れ。

8/10 6:23

次の日、横尾に下山。下は曇り時々晴れ。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough オリンパス

感想

hikojya

昨年に続き、旧友のM氏と年寄りの夏山合宿を行いました。歳にもかかわらず北鎌尾根を歩こうとなり、計画では、上高地から槍沢、水俣乗越を超え、北鎌沢右俣を遡行し、北鎌尾根へ。槍ヶ岳登頂後は天狗原でゆっくり槍を眺め、横尾でくつろぐというものでした。
宿泊は軽量化を図るため北鎌のコルでのテント泊以外山小屋を利用することとしました。ただ、今年はコロナ禍の影響で完全予約制となっており、予定がずれた場合はキャンセルはできるとしても飛び込み宿泊は難しい状況です。
問題は天気でした。梅雨明けしたものの、今年は梅雨明け10日とはいかず、ちょうど核心部に至る辺りが雨予想でした。天気予報が外れることを祈りながら入山します。
初日こそ快晴で、そのままもってくれればいいものを、二日目からは天気予報どおりの荒れ具合に。水俣乗越に着いた時には雨は本降りで、出会った登山者の情報だと、今朝未明から風も強く、西岳キャンプサイトでは小屋に避難した人もいたとのこと。
そこでM氏と相談です。
初めてのコースでルーファイはどうか⇒✖
雨で岩が濡れて安全性は⇒✖
年齢・体力⇒✖か△
風⇒✖
天候の回復は見込めるか⇒限りなく✖に近い
景色を楽しめる？⇒✖
この天気で大キレットや西穂−奥穂を歩くか⇒多分✖
気力・自信のみ⇒〇
こんな状況で万が一遭難事故を起こした場合、何を言われるかわからないことも考え、今回は断念することに決定。山は逃げないので来年に持ち越すことにしました。
ただ、来た道を引き返すのはあまりに残念過ぎるのでお互い通ったことのない常念ー蝶を歩いて帰ることに計画を変更しました。
結果、天気は回復せず、蝶ヶ岳のキャンプサイトでは暴風でテントが破壊され、一睡もできずにテントの中で過ごすという最悪の一夜となりました。北鎌にいかなくてよかったと二人で慰めあったのは言うまでもありません。
ただこんな山行でしたが、槍沢ロッジの軒先でチョロチョロしていた1っ匹のオコジョを見られたのは今回の最大の収穫でした。
ちなみに、大天荘は飛び込みで泊めてもらえましたが、蝶ヶ岳ヒュッテは軽く断られました。今年はコロナ禍の影響で仕方ないのでしょうが、そのせいか、キャンプ場のテントは40張り以上がひしめき合っていました。地図では20張りほどと記載されていますが、その倍ですのでテントの張り綱やペグを固定する石すら不足する始末でした。