谷川連峰主脈縦走 施されたら、施し返す、恩返しです！
群馬県
新潟県
クライムジャンキー
体力度について
- GPS
- 14:49
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 2,309m
- 下り
- 2,603m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 13:59
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 14:49
因みに タイトルの「施されたら、施し返す、恩返しです！」は いつも 皆さんのレコを参考にさせて頂いているので、今度は 僕の方から参考になるかどうか分かりませんが、情報を提供し、❝恩返し❞させて頂きます。・・・ということです
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
このコースの危険箇所は 特になし。蛇紋岩は滑るので注意、特に濡れていると要注意です。大障子ノ頭先の岩場脇（万太郎山へ向かう下り込み部分）の登山道が地滑りしていて不明瞭（黄色いペンキのマーク通り）。この岩場も滑りやすく注意が必要。（出来れば ロープか鎖があれば・・・ありませんけど・・・） 登山ポストは平標山登山口駐車場トイレ脇にあります。 |
| その他周辺情報 | 宿場の湯(600円)、街道の湯(600円)がおすすめです。 |
写真
谷川連峰が見えてきました。左から茂倉岳、一ノ倉岳、オキノ耳、トマノ耳、大障子ノ頭、小障子ノ頭、オジカ沢ノ頭、俎�堯弊鄰�ノ頭）。
谷川連峰の中で一番 大好きな場所です。ここから見る、茂倉岳、一ノ倉岳、オキノ耳、トマノ耳、大障子ノ頭、小障子ノ頭、オジカ沢ノ頭は素晴らしい・・・。このアングルが大好きなんです。
1
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー（登山中毒者）でございます。
地上は猛暑が予想されるコンディションの中 2,020年第二回谷川連峰主脈縦走を決行致しました。四年前 nadesikoさんが主脈縦走されているのに遭遇してから始めた主脈縦走 今回で9回目となりました。西黒尾根から東から西へ7回、平標登山口から西から東へ2回。8月に歩くのは初めてです。
天気予報は晴れ時々曇りで地上波30度以上の真夏日から猛暑日かも・・・、仙ノ倉山のてんくらのAM6:00の予報は気温19度で風速2mのA判定でした。暑いのは覚悟をして、絶景を期待して ゆっくり＆まったりと歩きたかったのでAM1:00平標登山口スタートとの予定でしたが、少し遅れてAM1:21スタート、土合駅にPM 5:30までに到着すればいいという計画でした。AM1:00時点の登山口前のR17の温度計は18度を表示していました。
頭上には満天の星空が広がっている中、登山口の「熊出没注意」の看板にちょっとビビって樹林帯に突入。気温は低いんですが湿度が超高い・・・だから汗が出る出る・・・、植物の葉には水滴が沢山・・・だから 刈り払っていない笹の葉とかに触れるとウエアとタイツと靴下とトレッキングシューズが直ぐにビショビショにぬれてしまいました。これは 日が差して温かくなるまで ずーっと続きました。但し 登山道は ほぼ乾いていて泥濘も殆んど無く歩きやすかったです。
平標山先の平仙鞍部のテラスで休憩し、再びスタートしようとしたら、まだ日差しも無く風が少しあり、濡れたウエアのせいで体感気温も下がり、少し寒く感じたので、仕方なくレインウエアの上だけ着て 暫く歩きました。日差しが差し始めたら 今度は暑くなり 直ぐにレインウエアは脱ぎました。四年前の前回の同じコースをほぼ同じ時間で歩いた時仙ノ倉山手前でブロッケン現象が見られたんですが、今回は残念ながら見られませんでした・・・。
平仙鞍部のテラスで休憩後、周りが明るくなり日も差してきたんで、ガスもあり あんまり眺望も良くなかったんですが、ちょっとテンションも上がり、仙ノ倉山に向かいました。エビス大黒ノ頭へ向かう下りは刈り払われた笹等で少し滑る。何とかエビス大黒ノ頭にたどり着き、万太郎山に向かう稜線では刈り払われた笹等で少し滑る・・、そして 今度は日差しが痛い・・・。越地避難小屋で小休憩し攣り止めのP薬とロキソニン錠を飲み、これからの行程に万全を期す。万太郎山に到着しても 相変わらず眺望は悪く 直ぐ近くの山以外は見えません。苗場山ですら見えません・・・。万太郎山から気持ちの良い笹原の稜線を大障子ノ頭〜小障子ノ頭と快適に歩きます。相変わらず日差しは痛いですが・・・、たまにお日様に雲がかかると最高の山歩きとなります。おそらく この日の主脈稜線の気温は20度以下だと思うので、痛い日差しが無ければなぁ・・・。
そして 本日のメーンイベント ラスボスの登場・・・オジカ沢ノ頭への上りがやって来ました・・・。このルートは万太郎山の上りもキツイですが、まだ体力があるから我慢も出来ます・・・。しかし万太郎山を何とか登り・・・大障子ノ頭〜小障子ノ頭間のアップダウンのジャブが効いて来て・・・疲れもピークのこの時に 眼前の❝照ノ富士関❞の様な巨大なオジカ沢ノ頭は チョット目眩がします・・・。でも これを上らなければ 先に進めません・・・。毎回の事ですが、この時点でゾンビの様な・・・廃人の様な・・・生気の無い人の様な・・・感じで歩いています。何とかオジカ沢ノ頭をクリアし肩の小屋へ向かいました。肩の小屋に到着は13:24でしたが、人がいない・・・。小屋の前に一人、トマノ耳からこちらに向って来る人が一人でした。この時点で まあ、平日だし、お盆が終わったばかりだし、時間も少し遅いからかな？って思っていました。しかし 下山して土合駅で登山ポストに貼ってある紙を見て分かりました。❝ロープウェー❞（ここはロープウェイではなくロープウェーなんです）が落雷の為 8/20から運転休止なんだそうです。因みにHPで確認したら8/22も運転休止でした。谷川岳ロープウェーをお使いの方は確認して下さい。
本日は 出発が早かったので主脈縦走路では誰にも会いませんでした。肩の小屋からは6人の方々とスライドしました。た方がベターだと言われ、やはり 当初の予定通り主脈を歩きました。ガスで眺望はほぼゼロでしてが 緑の絨毯(笹原)と草紅葉や紅葉の中を気持ち良く進めました。
予定より早くだけ早く肩の小屋に着いたので トマノ耳とオキノ耳も行こうかな？と思いましたが 体力が消耗しているので直ぐに天神尾根を下りました。（まあ、8/25(火)は2,020年度第三回谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳プチ縦走を予定していますから・・・）前回は西黒尾根を下ったんですが、前半の岩場と鎖場がとても危険（特に 疲れた体では・・・）だったので 今回は使いませんでした・・・。上りで西黒尾根は何十回と上っていますが、特に危険（注意して歩けば・・・）とは思いませんが、下りは お薦めしません。（因みに 僕は 西黒尾根の下りは 前回のこの一回だけですが・・・）
天神尾根から田尻尾根を下り 最後は砂利道の作業用道路を20分位歩いてR291に出て、土合駅に向かいます。そしてPM 4:00過ぎに土合駅に到着。AM1:21平標山登山口出発という強行軍でしたが、満天の星空や久し振りにご来光も見られたし、百花繚乱に咲き乱れている夏の花々も見られ、稜線上からは素晴らしい眺望（遠望はききませんでしたが・・・）を見る事が出来 いつもの様に大満足の山行となりました。
AM1:00過ぎの出発、約15時間のロングトレイルでも 相変わらす また行きたくなるのは ヤマレコの諸先輩方の様に“変態”か“ドM”に近づいているのかな？って ちょっと心配になる今日この頃です。
咲いていた花はエゾアジサイ、ハクサンボウフウ、ハクサンオミナエシ、ハクサンフウロ、オオバギボウシ、コシジシモツケソウ、ハナニガナ、ミネウスユキソウ、ミヤマキンポウゲ、チングルマ(実)、ヨツバヒヨドリ、ジョウシュウオニアザミ、ジョウシュウアズマギク、タカネアオヤギソウ、シラネニンジン、ネバリノギラン、ツリガネニンジン、マルバタケブキ、ゴゼンタチバナ（実）、コバノトンボソウ、ヤマハハコ、ムカゴトラノオ、アカモノ(実)、キンコウカ、イワショウブ、イワオトギリ、ミヤマシシウド、オオカメノキ(実)、ナナカマド(実)、ハンゴンソウ、キオン、イタドリ（雄花＆雌花）、ホソバコゴメグサ、クルマユリ（実）、タテヤマウツボグサ、オヤマボクチ、マイヅルソウ（実）、ウメバチソウ、ヤマトリカブト、ゴマナ、ノリウツギetc が咲き乱れていました。
皆さんに早く日常が戻ります様に・・・。
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