六甲山全山縦走(1泊2日)
- GPS
- 17:23
- 距離
- 42.5km
- 登り
- 2,987m
- 下り
- 2,954m
コースタイム
- 山行
- 17:30
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 19:31
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 10:13
天候 | 8/30:猛暑ー夕方 雷雨を伴った豪雨(60分間程)、 8/31: 猛暑 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
着替え
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
食材
行動食
飲料
レジャーシート
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
保険証
携帯
モバイルバッテリー
時計
タオル
ツェルト
タープ
ガスコンロ
コッヘル
ストック
シュラーフカバー
蚊取り線香
他
|
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感想
今回数十年前の冬場以来の2回目の全山縦走。以下、備忘録につき長々・だらだらした文章が続きます。先ずは経過順に。
1) 月2回の山行を目標にしていたこともあり、猛暑が続く中近場の六甲山系全山縦走を行った。水2.5Lとシャリバテ防止のため食材約2kgを含めた11kgの荷を担いでの出発。7:52。
2) 既に全身汗でビッショリの状態。出発して1時間程経った高倉台・スーパー迄の自販機で早くもポカリ購入して癒す。かってこのようなことは無く、先々苦戦が予想される事態。9:05
3) 更に、高取山への登り(標高差約280m)に備え自販機でコーラを給水。11:04
4) 高取山を過ぎた所にある月見茶屋・休憩所に倒れるようにして休む。ポカリとカキ氷を注文。一段落後はコンビニ・お握り1個を水で流し込むようにして食べる。12:00から45分間の休憩で疲れを癒す。縦走終えて想う事はこの茶屋が利用できなかったならば全山縦走完走できなかったのではと。
5) おばあちゃん一人で切り盛りしている茶屋で、昼過ぎには閉めるとのことであるが、ビールとおでん・餃子などを食べて降りる馴染みの人も少なくない様子。言葉を交わした人は20年は続けているとのこと。
6) 休憩所に猫6~7匹が食べ物をねだったり、日陰で寝転んだりと気儘に過ごしている。聞くところによると、全てノラでこの付近を縄張りにしていて、この下には別のノラ群の縄張りもあるとか。
7) 菊水山への登り(標高差約300m)に備え、鵯越公園で残りのコンビニ・お握りを流し込む。今日の目的地・市ケ原迄は自販機もなく、水を残り少なくなっており、この登りと先の鍋蓋山(標高差 約200m)の二つの登りを越えさえすれば、と力を振り絞って出発。又、時々通り雨が過ぎたり、雷も遠くではあるが聞こえるようになってきた。13:45。
8) 石井ダム下付近では子たぬきに先行されながら進み、鵯越公園からの2.7 km程を予想より早く75分で菊水山頂上到達(459m)。同時に頂上東屋にバターン休。30分間の大休憩。一面に神戸港を見渡せる景色なのに浸る余裕なし。日曜のせいかトレラン10人程で賑わっていた。15:00-15:30
9) 一旦天王橋迄 標高差約180mを降り、今日最後の登り鍋蓋山486mへ進む。菊水山から60分間で頂上到達、上々の速さ。ここで最後の休憩を15分程取る。問題は徐々に雲行きが怪しくなり始めていること。
10) 大竜寺山門前駐車場で、偶然にも自販機が目につき、コーラをゲット。雨が降り出したが構わずゆっくり給水。17:05。
11) 市ケ原迄は降雨のなか、傘をさして進む。川べりの木陰17:35着。雨も徐々に強くなりまさに豪雨の状態、凄まじい音響の雷とともに。 木陰の石に腰掛け傘をさしてやり過ごすことにしたが、傘も用をなさず、靴もろともずぶ濡れ。堪らず、川向こうのトイレ棟に移るが1時間以上続く。
12) 小雨になったところで、先の木陰に移りタープを張って降雨を凌ぎ、その下に虫除けを兼ねツエルトを張る。簡単な夕食を終え着替えをしてシュラーフカバーに潜れたのは21時。
13) 2日目。4:30起床し、シャリバテ用に準備したラーメン餅にキャベツとタマネギ、生卵、ソーセージを加えて作ったものの半分食べるがやっと。自販機で水500cc2個購入し6:30出発。給水は自販機に頼ることにし、出発時のザック重さは2kg近く軽くなっているはず。
14) 朝方だったこともあり、やや快調に高度を稼げ、75分程で標高差500mの摩耶山頂に到着。しかしこれが限界で掬星台・東屋で35分間の大休憩。併せて自販機で水とコーラ購入。次の休憩地・藤原商店(栄養補給)迄の約4.0km先を目指す。
15) 10:30頃に栄養補給地・藤原商店に到着、約30分間の大休憩。前頁写真の通りの「スイカ、アイスクリーム、ジャムパン、ジュース」で腹ごしらえ。
16) 途中、木陰の岩で身体を休めている蛇を眺めたり、トイレ休憩を入れたりしながら六甲山頂上に12:45分着。トレラン姿の若者10人程が占領していたため、頂上標識だけを写真に収め、早々に下る。
17) 一軒小屋の「営業中と氷」の案内が目に入り、やや習慣になった感じで食欲が湧いていないにも関わらず「カレーライスとかき氷」を注文してしまう。時間をかけ何とか平らげ、出発したのは40分間経過後。宝塚駅には、約3時間経過後の16:40。
18) 今回の山行を通じ、虫対策を要すると分かっていても容易でなく、特に初日、Tシャツやタイツの上から虻・蚊に散々やられました。身体の正面だったら払い除け可能だが、背中・肩周辺や脹脛周辺にその痕を10カ所以上見つけ、2日経過した今でも痒みが無くならない。尚、テントを張る時に降雨中だったこともあり凌げ、ツエルトでは蚊取り線香を充満させて過ごしていたので皆無(帰ったらザック・衣類等が香取線香臭いと云われています)。
19) 猛暑の中の全山縦走(テント泊)を振り返り、シャリバテ防止と軽量化は相反することと知りつつ、シャリバテ対策に重きをおいてしまう。しかし疲労で食欲が湧かず食べ残しをしてしまい、結局は荷の重さに喘ぐ、このことの繰り返しをしている。もっとシンプルに割り切ったことができないか?、と後でいつも考えてしまう。最初から自販機活用とか現地栄養補給を前提にするとか、又もっと楽な行程にするとか・・。それがこの年になっても出来ないのはなぜか? と。
20) 今回の給水量(ポカリ、コーラ、ジュース含む)
初日 3.5L、 2日目 2.8L
21) 加齢のせいか回復も遅く、普通の食事が喉を通るようになったのは、翌日の夕食からでした。
sanseki1949さん、初めまして。
あの酷暑の中、テントを担いで、2日間に渡っての縦走は、さぞかし過酷だったと思います。まずはお疲れ様でした。
30日の神戸、この夏一番の高気温だった日です。
その猛暑の中、私もナイトハイクから六甲縦走を遂行しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2539900.html
メマトイやアブ、凄まじかったですね。
虫除けにハッカ油を用いていますが、アブには全く効果なく、咬まれまくりました。
藤原商店のスイカ、私も頂きました。
冷たくて美味しく、弱った胃腸にも関わらず完食しました。
スイカのお陰で熱中症から回復でき、宝塚に辿り着くことが出来ました。
sanseki1949さんが、何故、あの記録的な猛暑の中で、六甲縦走を遂行されたのか、気になります。70歳という年齢を考えると超人的です。私もまだまだ頑張れる気がしてきました。ありがとうございます。
Kumainkobe ฅʕ·ᴥ·ʔฅ
Kumainkobe様、メッセージ有難うございます。37回目の全山縦走とは驚きです。凄い方がいらっしゃるのですね!。さて、お問い合わせの件ですが、多様な山岳・自然の変容に触れることができ、且つ浸れるのは縦走登山、しかもテント泊による連泊が、との想いがあり拘った山行を続けています。新型コロナの影響で近場に限定せざるをえませんが、加齢と共に体力がついていけないのが悩ましい課題を抱えながらも、計画だけは自粛おり盛り沢山たてています。8月2日からの高島トレイル縦走撤退は、猛暑の中での低山縦走の過酷さを味わいました。今回はその挽回に向けた第一歩として位置付けた山行でした。
sanseki1949様、
なるほど良く判りました。
高島トレイル縦走撤退の記事も読ませて頂きました。
失敗に学び、すぐさま挽回。感服しました。
大いに刺激になりました。
ありがとうございます。
Kumainkobe ฅʕ·ᴥ·ʔฅ
8月はじめののトレイル挽回その1が六甲縦走とは予想外でした。ナイトハイクのkさんも凄いがテント泊も凄い。
歳なんて関係ない、やりたいことをやる!気持ちが一番だと思った。
inobaba様: メッセージ有難うございます。励みになっています。
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