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Yamareco

記録ID: 254560 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍

冬の西穂高岳から上高地へ(テント泊)

情報量の目安: S
-拍手
日程 1985年12月28日(土) ~ 1985年12月30日(月)
メンバー
天候12/28 晴れ
12/29 晴れ
12/30 曇りのち雨
アクセス
利用交通機関
電車バス、 ケーブルカー等、
(行き)四国(新居浜)−(夜行フェリー)−大阪ー(JR)ー名古屋ー(JR)−高山ー(バス)−新穂高ー(ロープウエー)−穂高口
(帰り)沢渡ー(バス、電車)−松本ー(JR)−名古屋ー(JRでそのまま帰省)
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

12/28 15:30新穂高登山口−16:40西穂山荘(テント泊)
12/29 7:30西穂山荘前発−8:40独標−9:50-10:10西穂高岳山頂−11:20独標−12:00-13:40西穂山荘前−15:30上高地−15:50上高地バスターミナル(テント泊)
12/30 7:20上高地バスターミナル−9:10中の湯−11:20沢渡
コース状況/
危険箇所等
・西穂山荘から西穂高岳まで、雪と、一部岩のミックス。トレースは部分的にあり。風はやや強かった。
・西穂山荘から上高地まで、雪の下山道、トレースあり。
・上高地から沢渡まで車道歩き。中の湯付近まで雪あり。

写真

12/28 新穂高ロープウエー口からみる、真っ白し笠が岳東面
2012年12月09日 15:00撮影 by CanoScan 5600F, Canon
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12/28 新穂高ロープウエー口からみる、真っ白し笠が岳東面
ロープウエーで山上に上がり、登り始める。碧空が広がって雪山がまぶしい。北の方角の山やま
2012年12月09日 15:00撮影 by CanoScan 5600F, Canon
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ロープウエーで山上に上がり、登り始める。碧空が広がって雪山がまぶしい。北の方角の山やま
西穂山荘への登山道から望む、西穂高岳山頂部。ギザギザした雪稜がいかにも雪山らしい。
2012年12月09日 15:00撮影 by CanoScan 5600F, Canon
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西穂山荘への登山道から望む、西穂高岳山頂部。ギザギザした雪稜がいかにも雪山らしい。
テント場から望む夕暮れの霞沢岳。テントは結局10張りほど
2012年12月09日 15:00撮影 by CanoScan 5600F, Canon
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テント場から望む夕暮れの霞沢岳。テントは結局10張りほど
西穂山荘前のテント場より、夕暮れの風景。遠望は白山
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西穂山荘前のテント場より、夕暮れの風景。遠望は白山
テント場前の雪の小山が、夕方の光に美しく染まった
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テント場前の雪の小山が、夕方の光に美しく染まった
12/29 朝。今日も上天気で絶好のアタック日和だ。朝から青空と白い雪稜のコントラストが美しい。正面にとがって見えるのはピラミッドピークか?
2012年12月09日 15:00撮影 by CanoScan 5600F, Canon
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12/29 朝。今日も上天気で絶好のアタック日和だ。朝から青空と白い雪稜のコントラストが美しい。正面にとがって見えるのはピラミッドピークか?
西穂の稜線から南西の方向を望む。はるかかなたまで青空と雪の山々が広がっている
2012年12月09日 15:00撮影 by CanoScan 5600F, Canon
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西穂の稜線から南西の方向を望む。はるかかなたまで青空と雪の山々が広がっている
独標へとまずは登ってゆく。雪の稜線の向こうに、前穂高岳の山頂がちらっと見えてきた
2012年12月09日 15:00撮影 by CanoScan 5600F, Canon
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独標へとまずは登ってゆく。雪の稜線の向こうに、前穂高岳の山頂がちらっと見えてきた
独標手前から振り返る白い乗鞍岳の全景。右手前は焼岳。これも白く雪化粧している
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独標手前から振り返る白い乗鞍岳の全景。右手前は焼岳。これも白く雪化粧している
独標への登りにて、白い雪面と、対照的に黒々とした前穂高岳
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独標への登りにて、白い雪面と、対照的に黒々とした前穂高岳
稜線は冬にしては風は弱いが、時々強い風が吹くと、雪煙が舞いあがった。遠望は八ヶ岳、南アルプス
2012年12月09日 15:01撮影 by CanoScan 5600F, Canon
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稜線は冬にしては風は弱いが、時々強い風が吹くと、雪煙が舞いあがった。遠望は八ヶ岳、南アルプス
独標に近づいてきた。右手前の岩峰が独標、中央の尖峰がピラミッドピーク
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独標に近づいてきた。右手前の岩峰が独標、中央の尖峰がピラミッドピーク
独標に到着。見下ろすと上高地が影に沈み、その向こうには輝く乗鞍岳が見える
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独標に到着。見下ろすと上高地が影に沈み、その向こうには輝く乗鞍岳が見える
独標から望む、奥穂高岳から吊尾根と、前穂高岳。まるでアルプスかと思うような素晴らしい雪山だ
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独標から望む、奥穂高岳から吊尾根と、前穂高岳。まるでアルプスかと思うような素晴らしい雪山だ
独標から次へと進む、ピラミッドピーク(左の尖峰)の向こうにも、次々と尖峰が現れる
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独標から次へと進む、ピラミッドピーク(左の尖峰)の向こうにも、次々と尖峰が現れる
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西穂高岳の山頂に到着。360℃の大展望が広がっており、写真をパチパチと写す。まずは北方、北アルプス中央部の風景。水晶岳や三俣蓮華岳あたりの真っ白い姿。右手の稜線は南岳から槍ヶ岳への稜線。
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西穂高岳の山頂に到着。360℃の大展望が広がっており、写真をパチパチと写す。まずは北方、北アルプス中央部の風景。水晶岳や三俣蓮華岳あたりの真っ白い姿。右手の稜線は南岳から槍ヶ岳への稜線。
西穂高山頂から、さらに奥穂高へと続く稜線を望む。さすがにこの時期、この先にはトレースはなかった。
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西穂高山頂から、さらに奥穂高へと続く稜線を望む。さすがにこの時期、この先にはトレースはなかった。
西穂高山頂から南東方向を望む。松本付近の盆地を隔てて、八ヶ岳(左奥)、南アルプス、富士山(右奥)まで望めた。
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西穂高山頂から南東方向を望む。松本付近の盆地を隔てて、八ヶ岳(左奥)、南アルプス、富士山(右奥)まで望めた。
西穂山頂より歩いてきた稜線を振り返る。ここから見ると結構な高度感のある雪稜だ。
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西穂山頂より歩いてきた稜線を振り返る。ここから見ると結構な高度感のある雪稜だ。
下りの途中、雪の表情を写しながら下る。風で削られて面白い表情をしている
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下りの途中、雪の表情を写しながら下る。風で削られて面白い表情をしている
雪の表情(2)
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雪の表情(2)
雪の表情(3)
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雪の表情(3)
雪の表情(4)
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雪の表情(4)
西穂山荘前のテント場でゆっくりしたのち、上高地側へと下る。大正池あたりがだんだん近づいてきた
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西穂山荘前のテント場でゆっくりしたのち、上高地側へと下る。大正池あたりがだんだん近づいてきた
午後遅く、上高地に到着。木々の影が雪面に長く伸びて、静寂が支配していた
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午後遅く、上高地に到着。木々の影が雪面に長く伸びて、静寂が支配していた
夕方、誰もいない河童橋にて。薄曇りの下で焼岳が白くそびえていた。
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夕方、誰もいない河童橋にて。薄曇りの下で焼岳が白くそびえていた。
同じく、河童橋より望む夕暮れの岳沢方面。早くも天気は下り坂で、稜線も雲がかかり始めてきた
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同じく、河童橋より望む夕暮れの岳沢方面。早くも天気は下り坂で、稜線も雲がかかり始めてきた
12/30 朝焼けの岳沢。稜線は雲に覆われている
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12/30 朝焼けの岳沢。稜線は雲に覆われている
同じく梓川のたもとより、朝焼けに輝く明神岳
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同じく梓川のたもとより、朝焼けに輝く明神岳
一夜の宿、上高地バスターミナルを振り返る。
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一夜の宿、上高地バスターミナルを振り返る。
半分凍りかけた大正池を見ながら下ってゆく
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半分凍りかけた大正池を見ながら下ってゆく
凍った大正池と、暗い穂高の稜線
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凍った大正池と、暗い穂高の稜線
同じく、大正池の湖畔から望む岳沢、穂高連峰の風景。昨日の晴天から一転し、荒れそうな雲行きだ
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同じく、大正池の湖畔から望む岳沢、穂高連峰の風景。昨日の晴天から一転し、荒れそうな雲行きだ
(旧)釜トンネルの、沢渡側出口。斜面からのナダレでデブリが山のようになっていた
2012年12月09日 15:01撮影 by CanoScan 5600F, Canon
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(旧)釜トンネルの、沢渡側出口。斜面からのナダレでデブリが山のようになっていた

感想/記録

【山行No 87】

※ ようやく年末年始の休暇、雪山のシーズンがやってきた。
  今年は、冬の北アルプス入門コースと言われる、西穂高岳に行ってみることにした。
  西穂山荘も営業しているが、上高地側に下山するコースとし、テント泊で行ってみる。

12月28日(土)
 ・前夜、四国(新居浜)発のフェリーに乗り出発。
  朝に神戸港へ着き、大阪へ移動して新幹線に乗る。名古屋からは高山本線のヒダ1号で高山へと向かう。
 ・高山からバスで新穂高へ。今日は冬場とは思えないような快晴の上天気が広がっている。
  明日まで天気が持つと良いが、、、と思いつつ山へと向かう。
14:15-50 新穂高ロープウエー口
 ・昼下がりの時間帯のせいか、登山者の姿も、スキーヤーの姿も少なく、ロープウエーは閑散としていた。
  途中の乗り換え点付近は、スキ―ヤーが結構多い。

15:10-30 新穂高登山口(気温=マイナス5℃)
 ・マイナス5℃ではあるが、標高2000mを越えている割には、風もなく温かい。
  さっそく雪山の装備をして西穂山荘へと向かう。
  トレースは樹林帯の中にしっかりとついていて、ラッセルする必要もなかった。
  アイゼンもいらなかったか、という感じ。
16:40 西穂山荘前
 ・そろそろ日も沈もうか、という時間帯にテント場に到着。
  さっそくテントを張る(3シーズン用)。テント場は思いのほかテントは少なく、5張程度だった。
 ・テントを設営して、テント内に潜り込み、スープと食パン程度の夕食を取ると、すぐに寝袋に潜り込んだ。
 ・夜は思っていたほど寒くはなかったが、さすがに雪の上で寝ているせいか、
  1〜2時間おきに目が覚めた。
  風は弱く、16夜の月が夜通し上空から照らしてくれていた。

12月29日(日)
6:10 起床
 ・予定より遅い起床。外はまだ日は出ていないが、東の空は赤くなっており、
  上空は青空が広がっている。
  西風が少しあるが、視界は良好で、アタック日和だ。
 
7:30 西穂山荘前発(気温=マイナス7℃)
 ・上着は、山シャツ、セーター、ゴアの上着の4枚。下はニッカーボッカにスパッツ。
  頭には高所帽、首にはマフラー、という、割と軽装で出発する。
  アイゼン、ピッケルは当然持ってゆくが、背中の荷物はデイパックのみ。
 ・独標までは、所々西風が強くて耐風姿勢を取るような場所もあったが、
  トレースは明瞭で、登りも平凡でゆったりと登れる。

8:40-50 西穂独標
 ・思いのほかもっさりしたピークだ。祠があった。風は弱い。
  天候次第ではここまででも良いかと考えていたが、天気も良いし、風も思ったほどではないので、
  当初の予定通り、西穂高岳へと向かうことにする。

 ・独標の下りと、その2つ先のピークを巻く場所はもっとも緊張する場所だった。滑落しないように慎重に進む。
  そのあとは平凡な雪道が続き、ピラミッドピークへと道が続いている。
 ・ピラミッドピークに着くと、さらに前方に雪稜が長く続いている。
  小さなピークが次々と続く。だいたいは飛騨側を巻くようにトレースが着いていた。
 ・西穂本峰は岩稜となっており、鎖を頼りに登る。

9:50-10:10 西穂高岳山頂
 ・ようやく念願の、冬の北アルプス山頂の一角に到着。
  自分でもよく登ったな、と思う。
 ・ここからの展望は素晴らしく、冬山とは思えない360度の大展望が広がっている。
  北は北アルプス中央部(水晶岳あたりか)の白い峰々や、
  まじかに間の岳を望み、奥穂高岳が険しくそびえている。その先には前穂高岳が逆光に黒々としている。
  東は眼下に上高地の盆地を望み、その向こう、霞沢岳が険しい。
  南東方向は、松本盆地を隔ててはるかに八ヶ岳や南アルプス、ちょこんと富士山までもが見えた。
  南方は、焼岳から乗鞍岳の白い気品のある姿がま近だ。
  予想していた厳冬の北アルプスとは思えない、素晴らしい展望が広がっていた。感動のひと時は一瞬にして過ぎた。

 ・下りは、まずは西穂山頂直下の鎖場を慎重に下り、あとの小ピークのトラバースも慎重に行く。
  下りの方が怖いかと思っていたが、思っていたほどはなかった。
  雪稜の面白い表情をカメラに収めながら下る。
11:20 独標
 ・独標を過ぎると危険な場所もなく、のんびりとテント場へと向かう。

12:00-13:40 西穂山荘前
 ・テント場に到着。目標を無事達成してほっとした。
  少し風があって雪煙が時おり上がるが、日差しがあるのでテントの中は暖かで、テントのなかでのんびりと昼食とした。

 ・さて、テントを撤収し、重荷を担いで上高地へと下り始める。
  樹林帯の中、雪は結構深いが、トレースは割とはっきりしており、ラッセルするようなことはなかった。
  しかし気温が上がってきたせいで、雪がべとつきだし、アイゼンがダンゴとなる。

  正月を山上で過ごすのだろう、上高地側からも意外なほど多く人が登ってきていた。
  その中でも一人、”足がツッテしまった”と行き悩んでいる人がいたが、
  他人を助ける余裕はないので、声をかけただけで下る。
 ・上高地の林道に着く直前、流水があった。冬山で流水は貴重なので、水筒にいっぱいに汲む。
15:30 上高地(田代橋)
 ・上高地に入ると、人影は少なく、白い雪原に木々の長い影が伸びて、
  なかなか美しい午後の風景が広がっていた。

15:50 上高地(バスターミナル)着(気温=プラス3℃)
 ・このターミナルのコンクリートのバス乗り場の上に、すでに10張りほどテントが張ってある。
  自分もここでテントを張ることにする。
 ・夜まで少し時間があるので、テントを張ってコーヒーで一服した後は、
  河童橋まで散歩してみた。
  すでに山の向こうに陽は陰り、穂高の上空には早くも悪天の兆候の
  灰色の雲が広がってきた。
  梓川の流れの正面には白い焼岳がそびえていて、寒々とした冬の夕暮れだ。
 ・夕食は、カレーうどん+食パン+紅茶など。食糧も少し余裕が残っているので、温かい夕食で満足できた。

 ・夜はシュラフに潜り込むと、標高が下がったせいもあり、
  昨日の稜線のテント泊と比べるとずいぶんと暖かかかく、ぐっすりと眠れた。

12月30日(月)
6:00 起床
 ・寒くはなくてぐっすり眠れたが、隣のテントから騒々しい声がして目が覚めた。
  軽く朝食を取ったのち、テントを撤収する。

7:20上高地発
 ・出発前、ちょうど日の出のころ、西穂高岳の稜線や岳沢あたりがモルゲンロートに赤く燃えた。
  しかし稜線はすっかり雲に覆われており、悪天の傾向のようだ。
 ・車道をたどって淡々と進む。
  大正池付近は、冬枯れたいい風景が広がっていた。
  部分的に凍りついた湖面と、灰色の穂高の稜線がモノトーンの風景を作っている。
 ・釜トンネル付近から、続々と登りの登山者がやってきた。
  これから天気は悪くなるだろうに、ご苦労様、と、つい思ってしまう。 
 ・釜トンネルは、暗い洞窟風かと思っていたが、部分的にライトもあり、思いのほかあっけなく通過できた。
  出口付近だけ、ナダレ跡のデブリがあって、トレーズ沿いに雪の山を乗越す。
9:10-20 中の湯
 ・中の湯から先は、車が通るようで、路面も半分凍って、半分が溶けかけという感じで、かえって歩きにくかった。
  中の湯から先も、単調な道が思いのほか長く続いていた。少々足も疲れてきた。

11:20 沢渡着
 ・ドンヨリした空からぽつぽつと雨が降り出したころ、ようやくバス停のある沢渡に到着し、ほっとした。

 ・あとはバスと電車で松本に出て、JRにてそのまま帰省した。

※ 初めてとも言っていい、本格的な冬山登山を無事達成して、充実感の多きい登山だった。



   
   
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