赤岳鉱泉のテン場を拠点に赤岳〜横岳〜硫黄岳縦走
- GPS
- 30:49
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,840m
- 下り
- 1,828m
コースタイム
- 山行
- 2:46
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 2:59
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 3:19
- 合計
- 10:34
天候 | 1日目:ガス 2日目:曇りたまに晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されていますが気象条件などにより大きく難易度は変わると思います。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉もみの湯に下山後よりました。諏訪南インター近くにコンビニとセルフガソリンスタンドあり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
ストック
カメラ
携帯トイレ
ロングスパッツ
魔法瓶(山専ボトル)
テント一式
火器一式
シュラフ(+シュラフカバー)
ゴミ袋等
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感想
kawai3126さんから八ヶ岳へ
のお誘いを受けて急遽前夜発
で26日から一泊で登ることに
なった。まだ八ヶ岳は行った
ことはなく赤岳には登りたい
とのことなので赤岳鉱泉にテ
ント泊をして赤岳〜横岳〜硫
黄岳縦走をすることにした。
25日の夜、福山の私の職場に
kawai3126さんが来られたが
天気予報はよくない。別の山
にしようかとヘルメットを置
いていくも少し進んだところ
でやっぱり八ヶ岳にしよう。
後悔するかも。出発して3分で
引き返してヘルメットを取り
に帰って私の車で18時50分に
出発した。
福山西インターから山陽道へ。
中央道駒ヶ根SAで買い物をした。
諏訪SAで仮眠をとって諏訪南イ
ンターでおりて八ケ岳山荘に着い
た。車が結構停まっているけ
れどもこんな天気だからかま
だまだ空きはある。八ケ岳山
荘はすでにあいていたので駐
車料金500円×2の1000円を支
払った。トイレは100円だ。
準備を済ませて6時55分に出
発した。「←登山道・美濃戸
・硫黄岳・赤岳」との道標通
りに左の未舗装林道へ。ポッ
シェットの温度計は25度。時
々車道を迂回して7時55分に
やまのこ村・赤岳山荘に着い
た。赤岳山荘の入口に「マス
ク着用でないと入店できませ
ん」とあり椅子にマスクをつ
けたマーモットの象のぬいぐ
るみが置いてある。
こちらの駐車場は空いている
ところはまだあるがだいぶん
埋まっていた。木橋を渡って
さらに未舗装林道を登ってい
く。ここの流れはいつも美し
い。すぐ先の美濃戸山荘前で
ちょっと休憩し朝食を食べる。
苔むした森がとても良い雰
囲気だ。時々ショートカット
ルートを使って進む。林道に
復帰し進む。一部コンクリ道
がある。この先、少し開けた
ところがあるが山々は雲に覆
われている。8時50分、右手
に水力発電の小屋がでてきた。
ならもうすぐ林道終点だ。
8時55分、林道終点に着いた。
休まずこのまま進む。ここ
で橋を渡って砂防ダムの向こ
うへと登山道を歩いていく。
ほんの一部だけれどきれいに
紅葉した木がある。9時35分、
温泉の湯に含まれている鉄
分で赤くなった流れがある。
トリカブトがたくさん咲いて
いる。9時55分、たくさんの
テントが見えていた。その向
こうに赤岳鉱泉がある。こん
な天気なのでたくさんとはい
えまだまだ余裕がある。
良さげなところにテントを張
る。今回もマーモットイオス
IPだ。古いし基本夏場用なので
稜線ならやめておくがここなら
問題ないだろう。
今日は天気が良くない。明日は
天気が回復するらしい。
kawai3126さんと話し合って
今日はテントでのんびり過ごし
て翌朝3時に出発して赤岳で
ご来光を拝んで硫黄岳へと縦
走することにした。11時から
テント泊受付が始まるので申
し込んだ。16時から温泉に入
れるのでもちろん利用。すご
く気持ちが良い。おかげで昼
に続いて夜もぐっすり。担ぎ
上げた発泡酒2缶とも飲んで
夜はぐっすり寝ることができ
た。
翌日2時頃には醒めたのでと
っても早い朝食を食べて3時
に出発した。真っ暗だけれど
も時々星が見えている。ポッ
シェットの温度計は11度だ。
意外にそこまで冷えてはいな
い。3時15分、ヘリポートの
横を通った。3時25分、左手
にロープが張ってある。入り
込む人がいるのだろう。この
先で登山道が右へ曲がった。
木の階段がありマーモットの
象のマークが付けてある。3
時35分、中山展望台との分岐
にでてきた。ここから下って
ゆく。3時40分、「地蔵尾根
・赤岳・横岳」の看板がでて
きた。
3時50分、行者小屋に着いた。
今季は新型コロナの影響で
小屋は閉まっているがテン
ト場はあけてくれている。
「赤岳・阿弥陀だ岳・文三
郎道・中岳道」の看板の方向
へと登っていく。4時05分、
南沢・阿弥陀岳・赤岳文三郎
尾根の分岐に着いた。「ここ
は阿弥陀岳分岐」とも看板に
ある。ここは左の「赤岳・文
三郎尾根」の方向へ。しばら
く歩くと階段道が続く。左に
5つほどの明かりが見えてい
る。団体さんが歩いているの
だろうかとも思ったが動いて
おらず赤岳展望荘の明かりだ
った。そういえば誰も登って
こない。みんな硫黄岳経由で
登っているのか?。
4時20分、ハイマツがでてき
た。高山に来たなあと実感さ
せてくれる。4時35分、両側
にチェーンがある。4時50分
、赤岳と阿弥陀岳の鞍部に着
いた。ここが文三郎尾根分岐
だ。暑いので上着を脱いだ。
少し空が明るくなってきた。
険しい赤岳がシルエットにな
って見えている。階段から鎖
や岩場が主役になった。濡れ
ているもののガバが多いので
安心だ。
5時10分、キレット分岐に着
いた。まっすぐ進むとキレッ
ト・権現岳だ。ここで左へ「
赤岳山頂」の道標のさす方向
へ。すぐ先に「落石注意」の
看板がある。積雪期は怖いだ
ろうが面白い。向こう側には
雲海が広がっている。5時20
分、分岐道標が見えてきた。
鎖場を登ると上の「キレット
・権現岳」との分岐が出てきた。
前回も記憶がある。この
分岐を少し登るとkawai3126
さんが富士山が見えているよと。
ひと登りするときれいに雲
上に富士山が見えている。冬
型になるので諦めていたので
とてもうれしい。まだ雪は積
もっている様子はない。これ
からだろう。山頂までひと登
り。ハシゴを登って岩場を登
っていくと「頂上山荘あと2
分」看板がでてきた。
すぐに山頂に着いた。5時半
だ。なんと山頂は二人で独占
状態でびっくり。素晴らしい
展望を二人じめ。ガスの中だ
ろうと半分諦めかけていたが
ばっちり展望あり。周りは雲
海だ。下には行者小屋が見え
る。瑞垣山・金峰山方向の平
野には低い雲海が広がりとて
も美しい。ポッシェットの温
度計は3度だ。
5時45分、閉鎖している山頂
の小屋前へ。県界尾根との分
岐を過ぎて横岳へと向かう。
左に御嶽山・乗鞍岳が見える。
雲海がとても美しい。大同
心・小同心の左奥に硫黄岳が
見えている。日の出の時間だ
けれども雲が多くて見えない。
ただ雲がとても美しい。写
真ではなかなか表現できない
美しさだ。
6時に再出発して横岳を目指す。
前方に左が切れ落ちた稜線があり
ピークになっている。岩場やガレ
場を下っていく。6時25分、振り
返ると赤岳山頂分が大きくそ
びえている。稜線の先には赤
岳展望荘が見える。阿弥陀岳
の山頂部に雲がかかってしま
ったが山腹の黄葉がとても美
しい。下には行者小屋と赤岳
鉱泉が並んで良く見えている。
6時25分、赤岳展望荘に着い
た。こちらは営業中だ。この
先に左から険しい尾根が稜線
に合流している。これが地蔵
尾根だ。雪がないときも結構
険しく見える。石に書き込ま
れているが何と書いているの
かわからない。
6時35分、お地蔵さんのとこ
ろに着いた。尾根が合流した
ピークを下っていく。シラタ
マの実がある。前方には荒々
しい岩峰群がガスの中に見え
ている。最初の岩峰にはハシ
ゴがつけられている。ここを
過ぎるとガレ場を経て岩場を
登って鉄梯子。振り返ると中
央アルプスが良く見える。あ
ちらは日が射しているようだ。
阿弥陀岳の山頂が再び見え
てきた。前方に尖った岩峰が
ある。岩峰の東側を巻いて次
の岩峰との鞍部を稜線上へと
岩場を上がっていく。kawai3
126さんも楽しんでおられこ
こで若者の団体と一緒になる。
振り返ると流れる雲と赤岳
が美しい。というか美しいと
ころだらけ。次の岩峰は少し
ガレ場のような感じだ。ここ
を登りきると7時10分、道標
があるが肝心の文字が消えて
いる。草黄葉がとても美しい
。次の岩場は西側を迂回する
。先の方で二人組が写真を撮
っている。かなりの高度感が
ありそう。私たちも撮ろうと
する下にガスが湧いてきてそ
れほどの迫力が出なかったの
は残念。若者グループも写真
を撮っている。
次の岩峰をアスレチックのよ
うにして右から登っていく。
温度計は6度。山頂よりずっ
と高い。前方にきれいな尖っ
た三角錐のピークがある。前
方の岩場を西側から巻いて東
側へと回り込み鉄ハシゴ(登
り用と下り用があるようだ)
を登ると土の地面が久しぶり
に出てきてそこの先のピーク
に東側から回り込むとその上
に出てきた。写真で撮ると迫
力が出そうな岩場があって撮
り合いっこする。右下に小同
心だろうか見えている。南に
はガスがとれた赤岳と阿弥陀
岳が見えている。きれいに黄
葉している。しばらく大きな
岩場はなし。稜線沿いに歩い
ていく。7時45分、前方の大
きなピークへと登っていく。
7時50分、ピークの上に着い
たが何も看板がない。さらに
南にすぐのところにもピーク
がある。あちらの方が険しく
高い。
ハシゴを登って7時55分、そ
のピークの上に着いた。横岳
との看板がある。ここが横岳
山頂だ。前方に硫黄岳が見え
るがガスが西から東へと流れ
ている。横岳からは最後だろ
うか岩場だ。赤岳鉱泉でみか
けた西洋の方々の団体さんが
登ってきておられる。大人数
なのでここ稜線のすぐ西には
面白そうな鎖場があるが通る
のはやめて東に付けられた登
山道を下っていく。大同心の
上のあたりのようだ。8時05
分、岩場は終わり。面白くて
あっという間に終わってしま
った。再び富士山がみえてい
る。少し山頂の上に傘雲の小
さいのがかかっている。これ
までの岩峰とは打って変わっ
てなだらかなお椀を伏せたよ
うな山容の硫黄岳が前方に大
きく見える。8時半にこの前
泊った硫黄岳山荘の前を通っ
て硫黄岳へと登っていく。途
中、鳥がいるので撮ってみる
が難しい。
すでに足にかなり来ていてヘ
ロヘロ。サブザックなので軽
いが・・。9時に山頂に着い
た。記念写真を撮る。すっか
り山にかかっていた雲がとれ
た。9時25分下山を開始する。
岩の頭山頂を経て樹林帯の
中を下っていくと大同心沢の
分岐がある。もちろんそちら
へは行かない。10時半、赤岳
鉱泉に着いた。雨が降らぬう
ちにとテントをすぐに撤収し
てシチューセットを食べて満
足満足。気温は14度。
12時20分、砂防ダムのところ、
林道終点に着いた。ここか
ら林道を下りて行き13時に赤
岳山荘へ。13時40分、八ケ岳
山荘に着いた。とてもとても
楽しい山行であった。さてこ
れから温泉へ。もみの湯で汗
を流して諏訪南インターすぐ
のところのセルフスタンドで
ガソリンを入れて諏訪南イン
ターで高速道路に乗って小規
模の渋滞に遭いつつも名神へ。
養老SAで夕食を食べて山陽
道福山東インターで下りて23
時前に職場に到着しここで解
散。自宅には0時に着いた。
赤岳〜横岳はアスレチックの
ようで楽しい岩場が続いて面
白かった。初めてのkawai312
6さんも楽しんでおられた様
子でとても良かった。
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