『蝙蝠岳・北俣岳・大籠岳・笹山』〜百高山フィナーレは南ア廃道巡り〜(伝付峠・蝙蝠尾根・白蛇抜尾根・池ノ沢・笹山ダイレクト)

2020年10月31日(土) 〜 2020年11月02日(月)

• GPS: 37:22
• 距離: 62.9km
• 登り: 5,619m
• 下り: 5,308m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:51
• 休憩: 0:49
• 合計: 11:40

4:35 発電所駐車場
6:42 6:43 東京電力管理小屋
7:34 7:55 出合
9:01 9:01 伝付峠水場
9:11 9:13 伝付峠
10:30 10:32 二軒小屋ロッジ
11:09 11:24 蝙蝠岳登山口
12:13 12:21 中部電力施設
16:15 徳右衛門岳

2日目

• 山行: 9:53
• 休憩: 1:02
• 合計: 10:55

4:06 徳右衛門岳
5:32 5:32 四郎作ノ頭
6:14 6:53 蝙蝠岳
8:44 8:44 北俣岳
9:10 9:21 北俣岳分岐
9:50 9:50 雪投沢源頭水場下降点
10:37 10:41 北荒川岳キャンプ場跡地
10:55 11:00 北荒川岳
12:30 12:32 新蛇抜山
14:01 14:02 新蛇抜尾根分岐
15:01 池ノ沢小屋

3日目

• 山行: 13:20
• 休憩: 0:43
• 合計: 14:03

3:49 池ノ沢小屋
7:17 7:39 池ノ沢池
10:35 10:35 大籠岳
11:21 11:29 白河内岳
12:37 12:39 笹山北峰
12:43 12:48 笹山 南峰
13:56 13:58 2256
14:57 14:57 水場入口
15:23 15:23 1344
16:10 16:14 奈良田湖バス停
17:52 ゴール地点

天候

10/31快晴　11/1快晴　11/2くもりのち雨（稜線は強風）

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

往路：自宅（車）奈良田（自転車デポ）田代ダム駐車場
復路：奈良田（自転車）新倉（歩き）田代ダム駐車場（車回収）自宅
※GPS軌跡はスマホバッテリー切れ
本来は田代ダム駐車場周回となります（チャリ区間含む）後日修正予定

その他周辺情報

【温泉】
かじかの湯
https://www.town.fujikawa.yamanashi.jp/kajikanoyu/

写真

10/31 4:29

day1
〜田代発電所〜
明後日から天候悪化…
少しでも前倒しでスタート

10/31 5:08

〜渡渉〜
満月がナイトハイクに味方する

10/31 5:29

センターに見覚えのある形
この頃結構な急斜面上がってます…

10/31 6:11

〜気持ち良い渓谷歩き〜

10/31 6:24

〜渓谷と紅葉〜

10/31 6:42

〜東京電力管理小屋〜
ちょうど朝日を浴びれて気持ちが良い

10/31 7:18

途中電柱のラインが歩き易い
私は少し沢沿いを歩き過ぎたので途中から一段上げました

10/31 7:37

〜目印のドラム缶〜
ここから尾根に乗ります

10/31 8:03

カラマツが綺麗…

10/31 8:22

もみじも…

10/31 8:52

振り返ると富士山も…

10/31 8:56

〜つららと水場〜

10/31 8:57

〜伝付峠の適地と水場〜
懐かしいです…南嶺歩いた以来

10/31 9:05

サルオガセが良い雰囲気

10/31 9:11

〜伝付峠〜

10/31 9:21

富士山も見えます
カラマツ添えたりして

10/31 9:26

初めての二軒小屋へ

10/31 9:41

太陽が更に黄葉させます

10/31 9:46

樹間から「マンノー頭と千枚」ですかね

10/31 9:45

望遠だと悪沢も頭だけ見えてるかな??

10/31 9:46

こちらは赤石
谷は雪がたんまり

10/31 9:47

「聖と冬季尾根」と見た

10/31 10:02

〜正面にマンノー沢の頭〜
下部は崩れてます

10/31 10:20

〜楽しい標識〜
カエデともみじでこんなに種類あるん?!

10/31 10:20

太陽が作るグラデーション

10/31 10:21

なんて居心地が良いのか

10/31 10:29

〜こんな山奥に基地〜
今度は赤が賑やかに

10/31 10:31

トイレも紅葉狩り

10/31 10:35

〜二軒小屋〜
いつか優雅な山行で使用したい
そんな時が来るのだろうか…

10/31 10:41

「シンガポール」
音も凄い！

10/31 10:53

トンネルくぐり

10/31 10:58

崩れてる
大井川の脅威なのか…

10/31 11:00

「大井川西俣・東俣分岐」
今回歩く蝙蝠尾根の付け根を感じる

10/31 11:05

念ため沢水補給

10/31 11:14

旬です

10/31 11:19

蝙蝠尾根へ
左が明日の蝙蝠岳、右が明後日池ノ沢
遠回りするんですが…

10/31 11:54

〜1637独標〜
急坂!!!

10/31 12:15

〜中部電力施設〜
モノレールに乗りたい

10/31 12:21

ここは展望台！
南嶺にも雪

10/31 12:23

黄葉へ飛び込む！

10/31 12:25

〜梯子を上がると遊園地〜
景色も音も凄い

10/31 12:28

縦でも納まらない谷深さ

10/31 12:29

「一面カラマツ」
林道のような切り込みも???

10/31 13:45

〜敵地〜
張ればと囁かれる

10/31 13:55

〜ここも適地〜
また囁かれる…

10/31 14:16

「気持ち良いソファー」
で大休憩「潰してしまい…ゴメンナサイ」

10/31 14:09

とても静か…

10/31 15:42

荒川がバッチリ

10/31 15:44

小河内・大日影・板屋岳辺りですかね
「大小日影にも行きたい！」

10/31 15:49

〜大崩と富岳〜
崩れているのは「長ガレ」ですかね
だとすると奥の尾根は「桐島尾根」かぁ長いなぁ…

10/31 15:50

美しい…
不思議とこちらの富士山は雪ついてない

10/31 15:47

〜水場〜
十分補給できました

10/31 16:17

〜本日の適地〜
もう歩きません！笑

10/31 16:42

「先人に感謝」
今週も2500m付近での幕営
「暖かった」結露なしで荷物が軽い

11/1 3:28

〜day2〜
朝から壊れる…(^_^;)

11/1 4:03

〜徳右衛門岳ピーク〜
久々「ひっちさんの標識」

11/1 4:04

今日もお月さまがもう一つのヘッデン

11/1 5:27

〜四郎作ノ頭〜
ここから一気に開けます
富士山と下界の夜景

11/1 5:27

「好きな時間」荒川岳

11/1 5:28

〜塩見と蝙蝠〜

11/1 5:28

塩見ムーン

11/1 5:30

今日は何処から上がるか

11/1 5:31

ここに張れたら常時荒川にうっとり
「風に強いテントでどうぞ」

11/1 5:38

綺麗だぁ…

11/1 5:46

「まだ高い雲海」右の愛鷹山は頭だけ

11/1 5:49

荒川と笊と蝙蝠尾根

11/1 6:00

蝙蝠尾根と長ガレの頭

11/1 6:05

始まった！

11/1 6:05

〜富士山から笊で南嶺〜
あっという間に色が変化する

11/1 6:07

〜笹山から富士山で南嶺〜

11/1 6:05

荒川の北側尾根が気になる…
歩かれているだろうなぁ

11/1 6:10

〜照らされる蝙蝠尾根〜
百高山フィナーレがどうでも良くなる素晴らしさ

11/1 6:10

荒川の奥に赤石がひょっこり

11/1 6:15

〜念願の蝙蝠岳〜　
困った事に涙ではなく鼻水が滴る

11/1 6:18

〜ダイヤモンドザック〜
「やらせ」過ぎたか…笑

11/1 6:22

〜ほんのり赤く塩見〜
そしてこれから歩く尾根

11/1 6:22

〜仙丈ヶ岳登場〜
白根三山と言いたいとこだか北岳がいない…

11/1 6:23

間ノ岳→農鳥岳→広河内岳と背の順に並ぶ
広河内岳の右に明日登り返す予定の池ノ沢下降点

11/1 6:24

〜少し焼ける白根二山〜

11/1 6:25

もう言う事ないです…

11/1 6:28

遠くに小金沢連嶺と奥秩父？

11/1 6:29

太陽のおかげで「愛鷹山」姿を見せてくれた

11/1 6:30

雲のいたずら

11/1 6:30

蝙蝠尾根の背後の「笊」
稜線のエッジが効いてきた

11/1 6:31

太陽が2つ

11/1 6:34

塩見はこっちは雪少ない

11/1 6:35

塩見・烏帽子・小河内かな

11/1 6:35

後ろ髪を引かれる蝙蝠のピーク俯瞰

11/1 6:56

〜荒川岳にフォーカス〜
奥に赤石岳がこんにちは、どうも北側の尾根が主張する
下部で崩れてるのが「新蛇抜沢？」要調査…

11/1 6:57

これも風紋

11/1 7:01

〜先週歩いた農鳥岳〜
西農鳥の方が存在感あり

11/1 7:01

明日上がってくる池ノ沢上部

11/1 7:06

〜塩見の右奥に仙丈〜
ここは蝙蝠尾根とは呼ばせてもらえないのか…
とても良い尾根に蝙蝠の影がおちる

11/1 7:45

振り返ると「蝙蝠と荒川」となりました

11/1 7:48

〜そして蝙蝠と富岳〜
蝙蝠の方が大きい

11/1 7:59

もはや「水墨画…」

11/1 7:59

望遠で

11/1 8:07

〜蝙蝠と荒川〜
右端の双児峰が気になる

11/1 8:09

望遠で…
気になる…
どなたか教えて下さい

11/1 8:10

透けてしまいそう

11/1 8:22

〜北岳登場で白根三山〜

11/1 8:24

〜望遠〜
少し見慣れない表情

11/1 8:31

〜荒川岳は両脇に双児峰〜
まだ気になってる！笑

11/1 8:38

「北アと仙丈」

11/1 8:38

北ア望遠

11/1 8:37

更に望遠で槍穂

11/1 8:39

蝙蝠と富岳

11/1 8:39

塩見が大きい

11/1 8:44

下るなー

11/1 8:44

「ザ・仙塩尾根」
目で追っても長い…
そのまま地蔵尾も追える！

11/1 8:48

この辺りは少し慎重に
結局アイゼンもピッケルも使用せず…

11/1 8:56

中アの手前は紅葉が棚田みたい

11/1 8:58

北岳の左横になにやら出てきた

11/1 8:58

あなた蓼科ですよね？

11/1 9:02

〜仙丈に白根三山〜
そして「仙塩尾根」とにかく長い!!!

11/1 9:05

「分岐点が見える」
ここのトラバー少し氷ってた

11/1 9:10

あら可愛い

11/1 9:10

お尻むけられた…

11/1 9:12

〜振り返る北俣岳〜

11/1 9:13

標識も蝙蝠岳ではなく北俣岳
先ほどお話した方のデポしたザック

11/1 9:15

〜これから歩く方面〜
見え過ぎ…

11/1 9:41

絵になる

11/1 9:43

塩見から歩けそう

11/1 9:45

中ア

11/1 9:45

〜暫し望遠祭り〜
百間ナギはすぐわかる

11/1 9:45

千畳敷カールはピント合わず…

11/1 9:45

御嶽も

11/1 9:58

中アの更に奥に「白山」

11/1 10:28

「北アも」
槍穂と奥に笠の尾根

11/1 10:28

槍穂に更に望遠
さっきも撮ったな(^_^;)

11/1 9:46

仙丈ヶ岳

11/1 9:46

北岳

11/1 9:46

間ノ岳

11/1 9:46

農鳥岳

11/1 9:46

広河内岳

11/1 9:47

「間ノ岳にまっすぐ伸びる仙塩尾根」
ここからだと間ノ岳が仙丈のように見える

11/1 9:50

雪投げ沢と奥に池ノ沢全貌

11/1 9:55

そして「塩見」
これが一人占めなこの空間
アルプスでこれか…

11/1 10:13

〜北荒川の大崩壊〜
「チリチリ （落石）」鳴ってる

11/1 10:29

ここからの白根二座も良い

11/1 10:39

〜もとキャンプ場〜
独特の雰囲気

11/1 10:44

〜崩落地からの塩見岳〜
またいつか来る日を信じて

11/1 10:44

中ア全部見え

11/1 10:56

〜北荒川岳〜
塩見がとても良い！
標識は百の位を間違えたのか…笑

11/1 10:56

「三角点タッチ」
写真だと横着者みたい

11/1 10:57

間ノ岳の表情が新鮮

11/1 10:58

〜新蛇抜山〜
本日の仙塩尾根はここまで

11/1 11:00

〜望遠で北岳と鋸〜

11/1 12:12

〜大休憩〜
気持ちの良い所…
塩見を振り返ると「さっきまであそこにいたとは…」

11/1 12:24

〜降りる新蛇抜尾根〜

11/1 12:26

大井川西俣が奥に伸びる
「ずっと歩けば二軒小屋」

11/1 12:31

さて新蛇抜尾根へ
「待ち切れず早めのドロップイン」

11/1 12:40

すぐに藪と崖にぶち当たり
「ひよりました」
先週に比べれば楽か…笑

11/1 12:43

抜けると薄くなった！

11/1 12:46

本トレース捕捉

11/1 12:48

「青いペンキ」
もしかして予想外に親切？

11/1 12:58

どおりで巻くわけだ

11/1 13:00

〜適地もあり〜

11/1 13:13

塩見の一部？

11/1 13:58

こんな目印まで

11/1 13:59

「新蛇抜尾根でした」
まだフレッシュな廃道かと
「使う人いないか…」

11/1 14:08

問題は渡渉

11/1 14:41

えぐり取られている

11/1 14:45

〜流されてきた大木〜
こんなに氾濫するの(^_^;)

11/1 14:58

「渡渉成功」
何とか「ドボン」なし

11/1 15:21

〜池ノ沢小屋〜
今夜はここにお世話に

11/1 15:23

内覧

11/1 17:11

day3
暖かく快適でした
そして外はまだ降ってない！

11/2 4:02

早朝から倒木だらけ…

11/2 5:21

ペンキなんかもある

11/2 5:49

ピンクリボンも

11/2 6:00

がちゃがちゃ

11/2 6:18

倒木に惑わされず
「真のルーファイを」

11/2 6:22

藪・倒木に嫌気がさすと沢逃げる…

11/2 6:42

が…すぐに撤退…
スケートリンクは無理！

11/2 6:42

「綺麗…」
なんて言っている場合ではないが

11/2 7:17

〜池ノ沢〜
前から気になっていた場所

11/2 7:24

「とても静か」
時が止まる…

11/2 7:35

近くで見ると透明度に気づく
「水面を触ってしまわないようにしたくなる」

11/2 7:39

標識まである

11/2 7:40

〜水面に映る森〜
落葉がなければ更に綺麗かな

11/2 7:40

ここに張った人は何人ぐらいいるんだろうか…
機会があれば「落葉」なしで

11/2 7:43

沢も穏やかになり

11/2 8:13

「歩き易いぞ」

11/2 8:15

左のゴーロ帯に逃げて楽チン

11/2 8:22

たまに真っ向勝負

11/2 8:24

思ったより薄くて笑顔

11/2 8:25

少し背が高い…
すぐ終わります

11/2 8:31

ちょっと濃い所

11/2 8:54

岩に出れれば「楽」

11/2 9:05

天気がよくもちこたえている

11/2 9:27

ここで広河内方面と分岐

11/2 9:27

目指す稜線はあと上がるだけ

11/2 9:44

「稜線に出た」
久しぶりの南嶺

11/2 10:23

振り返ると広河内岳

11/2 10:36

〜大籠岳〜
風が強い！

11/2 10:36

普段なら塩見を見ながら素敵な稜線歩き
「本日は強風罰ゲーム」

11/2 11:18

〜冬毛の雷鳥登場〜

11/2 11:29

〜白河内岳〜
さすがに雨も降ってきた

11/2 12:35

笹山見えた！
南嶺越えれば平和が訪れる

11/2 12:38

〜笹山北峰〜
本当はここから蝙蝠を見返す予定でしたが…
残念いつかまた

11/2 12:39

あれ？
北峰にも張れるようになってる！

11/2 12:48

〜笹山南峰〜
ここにも張りました「ナツカシイ…」

11/2 14:49

「本日のこの尾根とても紅葉が綺麗」がしかし…
落葉した「濡れ紅葉」はとても滑り「殺意」を感じる

11/2 16:08

もう少し遅かったら車の回収は明日にしてここらで張る算段…

11/2 16:09

長い！

11/2 16:12

〜山の神に感謝〜
ちょっと感極まった…

11/2 16:12

第二ラウンド開始！
新倉までのダウンヒル！
その後の田代ダムまでのヒルクライムが長かった(^_^;)
途中で自転車捨てた…
〜おしまい〜

撮影機器：

Galaxy S9 SC-02K docomo サムスン

感想

RaVieEnRose

【タイトル・テーマ】
『蝙蝠岳・北俣岳・大籠岳・笹山』
〜百高山フィナーレは南ア廃道を巡って〜
(伝付峠・蝙蝠尾根・白蛇抜尾根・池ノ沢・笹山ダイレクト)

―――――――――『最初に』―――――――――
まとまった時間が必要だった事もあり
随分前から機会を何度も失っていた計画
97座位から3年程ほっ散らかしの「百高山」
南アの秘境と言われる「池ノ沢」
いつの間にか2つが合わさり、ややこしくなる
私の場合4日は必要と判断
当初「池ノ沢・雪投げ沢」での計画
休暇取得を待っていたらこんな時期に…
その上天気が安定するのが前半2日間のみ
3日目の天気は下り坂、稜線は雪の可能性…
雪投げ沢を諦め蝙蝠尾根を前半とする
白蛇抜尾根で稜線から逃げ、池ノ沢へ下降
再度南嶺の稜線にのり直す
下降は大門沢か笹山ダイレクトを状況でセレクト
難しい局面も覚悟しながらもトライして歩きます

――――――――――『感想』―――――――――
【day1】
とにかく前半安定している時間を大切にしたく
車で悪路を上がり田代発電所駐車場まで
後の車回収は手間だが前半戦の時間使い方に留意した

この時期に蝙蝠尾根に入るのは少々手間がかかる
南嶺でも低い伝付峠で跨ぎ再度主稜線に蝙蝠尾根を上がる
コースタイムだけを見ると途方にくれる

歩き始めてみると…
伝付峠までは雰囲気の良い渓谷歩き
尾根に上がると紅葉狩り
二軒小屋への下りもまた違った紅葉が楽しい
そして何より主稜線のメンバーが顔を見せ始める
二軒小屋は「観光」と勘違いする程の登山基地
まだ時間があるので蝙蝠尾根も欲張っておく
道は明瞭歩き易いが急登で脚が売り切れ寸前…
冬装備+4日分は老体には激務だったらしい…
その頑張りで翌日の選択肢は多くキープ出来た

稜線には出れない初日
天気が良いのに勿体ないとも思ったが
垣間見る富士山や主稜線の山
旬を迎えている「紅葉」
十分「満足ボタン」を押せる日でした

【day2】
徳右衛門岳直下スタートだったので
蝙蝠で「朝焼け」みたいなんて「欲」がでる
それでも後半戦の廃道に脚を残すので急がない
幸運にも「四郎作ノ頭」で視界は開け
すでに空は明るさを持っている「大好きな時間」
ここからは360パノラマでの稜線歩行
この時期はピークで静止した状態はとても冷える
ある意味とても贅沢な朝焼けの迎え方

雲海の動き…
山の色づき…
幾つもの同定出来る山々…

随分ゆっくり歩いた事でしょう
蝙蝠岳ピーク「百高山達成」の歓喜のはず
それが吹っ飛ぶほど素敵な場所
この時点で今回は塩見はキャンセル「蝙蝠堪能」にシフト
十二分に味わえた「蝙蝠岳」良い時に来れて幸せ
久しぶりに間近でみた「塩見」は懐かしくも新鮮
きっと山は変わりないが「見る自分自身の変化」に少し嬉しくなる

午後の部は「白蛇抜尾根」
最近の記録が確認出来なったのでやや不安
雪投げ沢の代替案で使用、気になる渡渉の模索
沢靴なし・冷水回避…よって「ドボン禁止」
時間はかかるがなんとか渡渉成功で任務完了

明日は天気下り坂…
降雨が早まっても良いように池ノ沢小屋内にテント設置
とても良い日となった…あとは
「家に帰ってパンツ履き替えるまでが山行」

【day3】
朝起きて雪も雨も降っていない
池ノ沢は圧倒的な倒木と暗闇で難易度あがる
予定より時間をかけて「池ノ沢池」
初見では特に感動もない
せっかくなので大休憩…
すると落葉で気付かなかった透明度
沈んだ落ち葉と浮いている落ち葉の距離感がおかしくなる

「水が入ってないみたいだ…」

ここからは沢登り要素がほぼなくなり一安心
ハイマツも大人しめ、ルーファイも比較的親切
あとは南嶺の稜線越えるだけ…
そこに「一難去ってまた一難」
稜線は強風なのが下からもわかる
「暴風対策」してから稜線に
やがて間もなく「雨の追加注文」
笹山手前のハイマツ帯に逃げ込むまで耐え凌ぐ

ハイマツ帯は「部屋のように平和」
久しぶりの南嶺は「印やリボン」の多さに驚く
何も考えなくても歩ける程「親切」
先週歩いた「大門沢ルート」が滑るを嫌ったが
笹山ダイレクト「濡れたもみじの急坂」
〜全面滑走可〜
これはこれで「殺意」を感じる…笑

ここまで来たら急ぐ理由もなく
疲れたらもう一泊すればいい
食料も在庫多、標高下げて寒さもなく快適
淡々と下っていたら16時過ぎには奈良田に到着
一転色気が出て今日中に車回収♪

「第二ラウンド開始！」

ピッケル背負って自転車「がん漕ぎ」
新倉まではややダウンヒル…
田代ダムへはヒルクライム！
「開始2分で敗退…」
自転車を一旦捨てる（早くMTBが欲しい…）
マテリアルも自分も雨で随分やられたが
「車」というエイドステーション
すぐに「人間らしく生き帰った」

―――――――――『最後に』―――――――――
デポした自転車の横に「山の神」があった
感謝し手を合わせると…
思わず感極まった自身に驚いた
また忘れられない山行1つ増えました…

―――――――――接続した赤線――――――――
【過去レコ】白根南嶺（北岳、間ノ岳、農鳥岳、笊ヶ岳、赤石岳、悪沢岳）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-963011.html

―――次回歩いてみたいと思ったルート―――
◇今回キャンセルした塩見
◇蝙蝠岳からガンカク尾根
―――――――軌跡はReliveで―――――――
https://www.relive.cc/view/vrqD4Ekwpwq
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コメント

sunatomo

素晴らしい！
百高山お疲れ様です！しかも蝙蝠とか南アでも最高峰のいい場所でしたね！
池ノ沢いいですねぇ。毎年行こうと思ってるんですが、後回しになっています・・・。
ロングルートおつかれさまでした！

RaVieEnRose

Re: 素晴らしい！→ありがとうございます！
蝙蝠尾根はsunaさんの評判も良かったので楽しみにしてましたが、ホント行って良かったです！Ｔ君は確か厳冬期に行ったって言ってましたよね…
きっと更に「うっとり」しそうですよね
池ノ沢は中々機会に恵まれず無理矢理変な時期に訪問になりましたが、なんか雰囲気のある所で「しっとり」できました
南アは本当にまだまだ楽しめる所が多そうでワクワクしますね♪

mkt1003

お疲れ様でした。
蝙蝠岳から北俣岳方面に下りたコルあたりで少し立ち話をさせてもらった者です。翌日に雨予報だったので大丈夫かなと思っていましたが、無事に下りられたのですね。
百高山を達成されたのですね。私も最近から意識し始めましたが、それを抜きにしても、仙塩尾根や蝙蝠岳あたりは良い所でした。
お疲れ様でした。

RaVieEnRose

Re: お疲れ様でした。→ありがとうございます。
おかげさまで概ね予定どおり歩く事ができました。
お会いした日の蝙蝠・仙塩は本当に素晴らしかったですね！
良い時に歩けてmkt1003さんの行いが良さのおかげかと思います。笑
百高山あともう少しですね富士山をラストにするなんて言うもの面白いかもしれませんね。
それでは良い山行を…

hirok

タフすぎ
RaVieEnRoseさん、こんばんは

２週連続でこんなタフなルートをこなすとは恐れ入りました。
計画するだけでも大変そうですが、事前に計画のストックがあるんですね。
どうやらRaVieEnRoseさんには燃え尽き症候群がないようですね
私ならタフな山行の翌週は軽くていいかなあと考えてしまいます。

新蛇抜山からこんなルートがあるとは初めて知りました。
しかもその先には小屋まであるんですね。
RaVieEnRoseさんの手にかかると行けない場所がないように思えてしまいます。

ラストは自転車でヒルクライム、これだけ歩いたら自転車捨てますよね

RaVieEnRose

Re: タフすぎ→そんな事ないです
hirokさん　
こんばんは、大丈夫です私はすぐ燃え尽きます！
hirokさんのコメントいつも鋭いです。
こちらが見えてるんじゃないかと思ってしまいます。笑

種明かしをすると、この２週連続の山行は「２週で1つのパッケージ」でした。
10月中旬の寒気の積雪状況を先週の大唐松尾根で概略の下見も兼ねれました。

もう高山は厳しくなりますが「日本2500m峰」にも面白い山が指定されてます。
頑張って「得意の丁寧に歩けたら」と何度も計画してはストックしています。

おっしゃる通り、新倉からの最初の坂で自転車もザックも捨てました！
スマホの電源なくなりましたが私の電源はなんとかなったようです。

shin0609

懐かしい(^ ^)
RaVieEnRoseさん、こんにちは😃😃😃
自分の歩いたところ振り返りながら拝読させていただきました(^ ^)僕はこの山域は主稜線しか知らなくようやくバリに踏み込んだ感じなんですが。奥深くて良いですよね(^^)
大唐松参考にいつか行ってみたいなぁ。参考にさせていただきます(^ ^)
あと、ガンカクと荒川北尾根も行きたいなぁと。RaVieEnRoseさんみたいに経験積んでからですけどね(^ ^)
おつかれさまでした！

RaVieEnRose

Re: 懐かしい(^ ^)
shin0609さん、初めましてこんにちは。
記録の少ない場所で shin0609さんの記録とても参考にさせて頂きました。
この場を借りて「ありがとうございました。」

ommのレコを拝見していて、コメントの返信を忘れそうになる程読み入ってしまいました(^^;)10位入賞なんて凄いです！

蝙蝠にいると「ガンカクと荒川北尾根」は気になりますね。
私こそshin0609さんのレコをまた参考にさせて頂く事になると思います。
よろしくお願い致します。

コメントありがとうございました。

RaVie