丹沢/檜洞丸・大室山・加入道山
- GPS
- 09:11
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 2,396m
- 下り
- 2,394m
コースタイム
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:08
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
西丹沢VC前の余地に駐車。既にVC駐車場を含めて30台以上駐車していた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 檜洞丸〜犬越路間は短いが立った岩場・鎖場が幾つかある。滑りやすい環境下では慎重さが必要。 白石沢ではゴーロ歩き、徒渉も強いられる。雨中、雨後には避けた方が良い。 そろそろ丹沢に行くのにも軽アイゼンを装備リストに加えておいた方が良いかも。 ◆登山ポスト 西丹沢自然教室にあり。 |
写真
感想
冬の入口の一日に久しぶりに西丹沢の山々を歩いて来た。檜洞丸は予想以上の人出だったものの犬越路以西はやはり表丹沢とは全く違う静けさが漂う。6年前にも同じ時季に同じルートを歩いたことがあるけれどその時より1時間遅かったのは老化のせいなんでしょう。ともあれ初冬の丹沢を楽しめました。
西丹沢ビジターセンターに7:30過ぎに着くとVCの駐車場はおろか周囲の駐車余地もほぼ満車状態で、ちょっと出遅れた感があった。日の出は6:40頃だからその辺りを目標に来る人が多いのだろう。それにしてもこの時季なのでもっと少ないとは考えていたが。歩き出すとビジターセンターの屋根越しに白煙が見える。何かと思ったら隣接するキャンプ場から立ち上っている炭火の煙だった。この時季丹沢のキャンプ場に来るなんて以前は相当な好き者だけだったけれど一般化と言うか大衆化と言うか改めて大キャンプブームなんだと気付かされた。
とは言えつつじ新道の入口から登山道に入るとそんな喧騒とはお別れだ。ゴーラ沢出合まで緩やかに登り、ゴーラ沢出合からはガツンと登る。たまに後ろを振り返るとどんどんと眺めが良くなり権現山に近づいて行くのが解る。1070mの展望台で一息入れたが少し樹々の枝が伸びて富士山に掛かってしまうようになったのは残念。以前は額縁になってくれていたが。でもひと登りするとグッと良い展望が手に入る。石棚山稜と出合うのは1500mを越えたところだが1400m位から霜が見られるようになった。そう言えば土曜日は平地は冷たい雨の一日だったので積雪があるかとも思ったのだが、雪は見られなかった。富士にしてもそれほどの積雪ではないし、展望台から望めた南アルプスも白黒まだら模様だった。今年もやっぱり雪が少なそうだ。
石棚山稜に出合ってからは傾斜も落ちて木道を歩くことになるので楽になるかと言えばそんな感じでは無いのが不思議。でも10数分で檜洞丸山頂に到着する。頂上では10名以上の登山者が集っていた。この時季としては多い感じだが塔ノ岳に比べればずっと少ないもんだろう。木道を歩く頃からガスが立ち上って来て富士山も展望できなくなっていたが、小休止している間少しだけガスが晴れてまた姿を見せてくれた。檜洞丸から犬越路には熊笹ノ峰、大笄、小笄を越えて行くが鎖場やハシゴもあり難路と言える。が、鎖以上に最初の急降下で木道が半ば凍っているのが危険だった。先ずは時間を気にするよりも安全に降りるのが先決だ。このルートはずっと富士が展望できるが半分雲に隠れたり、雲から出たりとなかなかの変化だった。犬越路に着いて小休止。
犬越路に着く頃にはもう畦ヶ丸まで周回する考えはほぼ棄てて白石峠から下るプランに傾いていたが犬越路から大室山までは記憶よりもずっと遠かった。500m以上下ってほぼ同じ高さまで登り返すのだから当然ではあるが。でも右側を見ると蛭ヶ岳が展望できるようになるのは実に楽しみだ。途中では新しい木道の設置工事に仕掛かっている方々がいた。テントもあるから泊りがけでの作業のようだ。大室山の稜線に至って東に300mで大室山山頂。ここで小休止としたが気温は4℃まで下り寒い。ベンチのある犬越路分岐に戻って一枚シャツを着た。そこから加入道山までは緩やかな山稜と思いきや木道が終わると大きなギャップがある。破風口と言う鞍部を渡ると今度は登る。これが加入道山かと思ったら前大室だった。そう言えばどちらから来てもここで一旦がっかりするんだっけ。そしてまた下って登って加入道山に出る。
僕も途中で右太腿が攣って暫くはぎこちない歩きをしていたがLucky-Jさんも膝が痛み出し下りが辛くなっていた。何しろ山も久しぶりだし無理もない。Aki-CLさんは白石峠で待っていたがそこで取り敢えず持っていたテーピングテープで膝周りを補強してトレッキングポールを突きながら下って行くこととした。渡渉は何回かあるもののそれほど急な下りでは無かったので無事に林道終点まで降りることができた。用木沢出合の先でヤマプラでも線が繋げなくなっていたので気掛かりではあったが行ってみれば確かに橋が崩落して車両は通行できなくなっていたが人が通れるように渡し板が設置してあった。白石オートキャンプ場まではまだ明るさが残っていたが西丹沢ビジターセンターに帰着する頃にはすっかり真っ暗になっていた。正に釣瓶落とし。着替えにはヘッデンが必要だった。
紅葉はほぼ終了し、見所は少ないかもしれないけれど少し冷たい空気の丹沢は良いと再認識した。畦ヶ丸までの周回はまた宿題になってしまったけれどもう少し日が長い時季に挑戦する方が良いでしょう。でもその時季は雪山遊びかな。今年の雪の具合はまた懸念事項ですね。
檜洞丸からの下りなどで犬の遠吠えが聞こえていた。まさかオオカミでは無いだろうからキャンプ場の飼い犬の遠吠えかと思ったが、逃げた猟犬とのことだった。見つかると良いのだが。
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