谷川連峰主脈縦走 花束みたいな主脈に恋をした♪
クライムジャンキー
体力度について
- GPS
- 14:43
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,311m
- 下り
- 2,625m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 13:56
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 14:44
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
このコースの危険箇所は 特になし。蛇紋岩は滑るので注意、特に濡れていると要注意です。大障子ノ頭先の岩場脇（万太郎山へ向かう下り込み部分）の登山道が地滑りしていて不明瞭（黄色いペンキのマーク通り）。この岩場も滑りやすく注意が必要。（出来れば ロープか鎖があれば・・・ありませんけど・・・） 登山ポストは 平標山登山口駐車場トイレ脇にあります。 |
| その他周辺情報 | 「宿場の湯」(タオル無しで600円)、「街道の湯」(タオル無しで600円)がおすすめです。 |
写真
東方面。手前には万太郎山〜小出俣山。その後ろには茂倉岳〜一ノ倉岳〜オキノ耳〜トマノ耳〜爼倉山稜川棚ノ頭。その後ろに朝日岳〜笠ヶ岳〜（白毛門）。一番後ろに燧ヶ岳〜至仏山〜日光白根山〜武尊山〜皇海山。
1
北東方面。左から八海山〜巻機山〜中ノ岳〜平ヶ岳〜燧ヶ岳〜至仏山。その手前には朝日岳〜笠ヶ岳〜（白毛門）。そのまた手前には茂倉岳〜一ノ倉岳〜オキノ耳〜トマノ耳。一番手前には万太郎山。
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万太郎山に到着。仙ノ倉山方面にはガスが・・・。ここは「行く（も）地獄、戻るも地獄、万太郎（山）」と読んでいる僕の名作（迷作か？）だと自分では思っている川柳です。万太郎山は どこから登っても時間がかかり、当然先に行っても、戻っても時間がかかります。主脈縦走ですと、丁度中間地点ですが、ここまでの道のりは遠かった・・・みたいな・・・。
2
まだまだ、オゼソウ発見。絶滅危惧II類 (VU)（環境省レッドリスト）で本州では至仏山、谷川岳に特産する。亜高山帯から高山帯の蛇紋岩地帯の湿った草地に生育する。日本特産の1属1種。
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今年初めてのクチバシシオガマ。花色は花筒が白色、くちばしは鮮やかな赤紫色と云う事と、くちばしが長い（10mm程）と云うのが特徴。
ミヤマダイコンソウ。葉は光沢がある。根生葉は長い柄があり、奇数羽状複葉で頂小葉は腎円形で大きく、長さ7-12cm、縁は7-9浅裂し裂片はさらに不揃いの欠刻状の鋸歯があり、基部は心形。側小葉は0-4対あってごく小さく、長さ2-6mmの鱗片状で目立たないので羽状複葉には見えない。茎葉は無柄で3-4個つき、直径1-3.5cmのほぼ円形で小さく、欠刻状の鋸歯があり、基部は茎を抱く。秋にはこの大きな葉が真っ赤に色づき、岩壁に彩りを添える。
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天神尾根上部登山道には約30m位の雪渓があります。ステップが切ってありますので、早朝で硬くなっていなければツボ足でOKです。
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー（登山中毒者）でございます。
本日2,021年度第2回谷川連峰主脈縦走をソロで決行致しました。5年前nadesikoさんが主脈縦走されているのに遭遇してから始めた主脈縦走 今回で通算11回目となりました。西黒尾根から東から西へ8回、平標登山口から西から東へ3回。この時期の主脈稜線はまだまだ百花繚乱状態で、まだまだハクサンイチゲロード・・・そして、今年はコバイケイソウの当たり年なのか・・・沢山咲いています。天国の様な平仙鞍部のお花畑は終焉を迎えていましたが、長〜い主脈にはマイヅルソウ、ツマトリソウ、ハクサンチドリ、ウサギギク、ウラジロヨウラク、ヨツバシオガマ、クチバシシオガマetc特に沢山咲き乱れていました。
天気予報は一日中曇りの予報でしたが、前半戦は予報に反してずーっと晴れていました。そこで遠望はききませんでしたが、眺望もまずまずでした。しかし、後半戦はオジカ沢ノ頭手前辺りからガスが上がって来て、オジカ沢ノ頭に到着時には富岡惣一郎先生の 「白の世界」の様になってしまって、何も見えなくなり風も出て来て、寒くなり薄いウインドブレーカーを着用しました。まだまだ絶景の赤谷川本谷（阿弥陀沢）の斑雪（斑に消え残る雪、雪渓）も少し残っていました。この後は❝修行❞の様な感じで真っ白の世界の中を❝ボロ雑巾❞の様になって・・・❝ゾンビ❞の様になって・・・無事に帰ったら浴びるほどビールを飲む事だけを考えながら、ただただ歩き続け・・・、肩の小屋から久し振りの天神尾根〜田尻尾根を黙々と下って行きました。
当初の予定ではAM1:00スタートで、余裕があったら肩の小屋からトマノ耳〜オキノ耳まで歩く予定でしたが、遅れた時間を途中で縮める事が出来ず、いつもの7ピークハント（松手山〜平標山〜仙ノ倉山〜エビス大黒ノ頭〜万太郎山〜大障子ノ頭〜小障子ノ頭〜オジカ沢ノ頭）となりました。尚、いつも 上りで使っている西黒尾根ですが・・・高所恐怖症の僕には下りでは使えません。『2016年10月10日通算3度目の主脈縦走時に一回だけ西黒尾根を下りましたが、前半の岩場＆鎖場＆ザレ場＆ガレ場は超緊張、ビビりまくりでチビリそうでした。この日も、予定では天神尾根〜田尻尾根を下る予定でしたが、この日は確か日曜日で紅葉のピーク時でもあり大勢の登山者で賑わっていましたので、下りの午後からの天神尾根は激混みで仕方なく西黒尾根を下山した次第です。※因みにこの日僕が肩ノ小屋に到着する頃（お昼過ぎ）、トイレには100人以上の行列が出来ていました。トマノ耳〜オキノ耳にも渋谷のスクランブル交差点か、巣鴨の地蔵通り商店街の様な人出でしたので、そちらに行くのを止めました。尚、【ヤマレコおすすめルート】にも「西黒尾根は下りには不向き」「西黒尾根の鎖場（岩場）は雨になると滑りやすいので滑落に注意すること」と書いてある通り、下りには使わないほうが安全です。』
AM1:51平標登山口スタートと約1時間遅れでスタート。（目覚ましに気付かず寝過ごしました。計画ではAM1:00平標登山口スタートのPM4:00ゴールの15時間のコースタイム）6/17以来のヘッドライトを装着、登山口付近の気温は13度で肌寒かったので、薄いウインドブレーカーを着用しました。しかし樹林帯に入ると蒸し暑い・・・。直ぐに薄いウインドブレーカーを脱ぎました。樹林帯を一瞬抜け一合目で頭上にはお月様と星空が広がっています。暗い中を進み、松手山から一ノ肩に向かいます。一の肩への上りでは風も少しあり、寒くなったので、再び薄いウインドブレーカーを着用。東側が明るくなって来ました。スタートが遅れたので残念ながらご来光は拝めません。平標山〜平仙鞍部のテラスで小休止。仙ノ倉山〜エビス大黒ノ頭で小休止。イイ天気です。毛渡乗越へ激下り・・・その後、万太郎山へダラダラ上り・・・。吾策新道分岐〜大障子ノ頭で小休止。この辺りまでは好天です。小障子ノ頭〜このルートの❝ラスボス的存在❞のオジカ沢ノ頭へ向かうとガスが・・・。オジカ沢ノ頭で休憩とおもいましたが、眺望も無いし風もありましたのでオジカ沢ノ頭避難小屋前で小休止。ヘロヘロになりながら肩の小屋を目指します。何とか肩の小屋に到着するも、休憩しようと思いましたが、風が強いので靴ひもを締め直して、そのまま下山し、天神ザンゲ岩〜天狗の留まり場〜熊穴沢避難小屋で小休止。疲れて来たので❝ロープウェー❞（ここはロープウェイではなく❝ロープウェー❞なんですよ）を使おうかなって、頭をよぎりましたが、時間もあるしビールを浴びるほど飲むためには・・・田尻尾根を下山しなければ・・・・。いつもの様にスリッピーな登山道ですが、最後の力を振り絞り、細心の注意を払い、何とかコケずに下山出来ました。R291までの砂利道が疲れた足には堪えます・・・。そしてアスファルト舗装のR291を土合駅まで歩いて今回のミッションクリア。
今日スライドした人は万太郎山直下のトレラン風の女性1名（疲れていて聞けませんでしたが、恐らく東から西への主脈縦走だと思います）とオジカ沢ノ頭避難小屋手前でお会いした男性1名（吾策新道を下るそうです）でした。その他、見かけた人は肩の小屋の管理人さんと小屋前で食事中の男性2名だけでした。
予定より約1時間の遅れでしたが、特に大きなトラブルも無く 楽しい、そして素晴らしい山歩きが出来ました。
水は4.5ℓ持参の内2.5ℓ消費、アクエリアス1.5ℓ持参も1.0ℓ消費、バナナ小4本、菓子パン3個、おにぎり3個（ツナマヨ、梅干、鮭）、ゼリー飲料1個でしのぐことが出来ました。
AM1:51出発、約15時間のロングトレイルでも 相変わらす また行きたくなるのは ヤマレコの諸先輩方の様に❝変態❞か❝ドM❞か❝怪物❞に近づいているのかな？って ちょっと心配になる今日この頃です。そして 還暦を過ぎて62歳になってもこのルートを元気に歩ける幸せを噛み締めています。あと何年主脈を歩けるかな・・・？希望としては最低でも もう10年位は歩きたいです。
皆さんに早く日常が戻ります様に・・・。
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climbjさん こんばんは。
やりましたね主稜線縦走を日帰りで、まずはねぎらいの言葉でお疲れさまでした。
この時期夜明けが早くなっているとはいえAM１時真っ暗ではありませんか、途中で登山者と会うまでは独りぼっちの山歩き、試練のエビス、万太郎を難なく花を見ながら快適に写真を撮りながらマイペースで進みこれが縦走では大事ですね、肩の小屋に出てからはもう下界のような人混みだったようですね、でも持ち前の脚力で西黒を下山、たしかに登りは良いが降りは怖いですね、ともかく花写真、展望写真をいっぱい撮られて最終便に間に合い無事ゴール…お疲れさまでした。
yasioさん おはよう御座います!
大好きな主脈縦走、超気持ち良い稜線を歩く為なら、ちょっと位真っ暗な登山道を歩いても、全く苦になりません。
今は3時間も歩けば明るくなりますが、紅葉の時期は5時間位歩かなければ明るくなりません。次回は10月の錦繍の主脈を歩く予定です。
因みに、一昨日お会いした人は主脈で二人、肩の小屋の管理人さん、小屋前で食事中の二人の合計5人だけでした。
そして この日は安全に天神尾根〜田尻尾根を下りました。
※肩の小屋前が大混していたのは、2016年10月10日でした。おそらく日曜日。この日は仕方なく西黒尾根を下りました。超恐かったので、もう二度と下りません・・・
ではまた・・・
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