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Yamareco

記録ID: 340757
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

立山ー黒部五郎岳ー笠ヶ岳

2013年08月09日(金) 〜 2013年08月13日(火)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
104:00
距離
53.7km
登り
4,055m
下り
5,370m

コースタイム

8月8日 夜行バス(東京・竹橋)
8月9日 (1日目) 7:30 室堂〜12:15 五色ヶ原山荘〜14:40 越中沢岳〜17:20 スゴ乗越小屋(テン泊)
8月10日(2日目)4:00 スゴ乗越小屋〜8:10 薬師岳〜10:00 薬師峠キャンプ場 (テン泊)
8月11日(3日目)4:00 薬師峠キャンプ場〜10:45 黒部五郎岳〜12:55 黒部五郎小屋 (テン泊)
8月12日(4日目)4:30黒部五郎小屋〜6:15 三俣蓮華岳〜8:10 双六小屋〜 14:05 笠ヶ岳小屋(テン泊)
8月13日(5日目)4:00 笠ヶ岳山頂〜7:00 杓子平〜9:45 新穂高温泉登山ゲート
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
室堂〜スゴ乗越小屋 (1日目):全般に非常に良く整備された道で、迷うことはまずないと思う。室堂から浄土山に上がると、展望が開けて素晴らしい眺め。五色ヶ原は本当にすばらしい。スゴ乗越小屋のテント場は小さいけど、地面が砂地で柔らかで寝やすい。

スゴ乗越小屋〜薬師峠キャンプ場(2日目):立山からの薬師岳の道と薬師岳から薬師小屋までの道は全く異なる。前者は岩場で後者は砂道。薬師峠キャンプ場に降りる沢は、短いが急登(下りで良かった)。薬師峠キャンプ場のテント場は非常に混んでいる。トイレは綺麗!!。水が美味しい。

薬師峠キャンプ場〜黒部五郎小屋(3日目):このルートは本当にすばらしい。黒部五郎小屋のテント場も砂地で張りやく、広い。水が美味しい。

黒部五郎小屋〜笠ヶ岳小屋(4日目):このルートも素晴らしい。双六を越え、弓折乗越から笠ヶ岳の稜線に出るまでが結構きつい。道は綺麗で歩きやすいけど。笠ヶ岳小屋のテント場は小屋から離れている。しかも300mの岩場の下。トイレが大変。テント場の景色は最高、槍―穂高の稜線がすばらしい。

笠ヶ岳小屋〜新穂高温泉登山ゲート(5日目):笠新道の岩場の急登はすごい。ここからは登りたくないな〜、少なくともテント縦走の装備(18kg)
を持っては。
予約できる山小屋
立山室堂山荘
単独行だといつも感じる、不安と期待の中、ガスをお供に出発です。
2013年08月09日 07:18撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 7:18
単独行だといつも感じる、不安と期待の中、ガスをお供に出発です。
浄土山です。ときどきガスが抜けます。
2013年08月09日 08:36撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:36
浄土山です。ときどきガスが抜けます。
立山連峰が顔を出して、これからの山行を見送ってくれました。
2013年08月09日 08:45撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:45
立山連峰が顔を出して、これからの山行を見送ってくれました。
すでに遠方になった立山連峰
2013年08月09日 09:45撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:45
すでに遠方になった立山連峰
五色ヶ原です。夢のような景色です。
2013年08月09日 11:40撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 11:40
五色ヶ原です。夢のような景色です。
同じく五色ヶ原。すばらしいの一言。
2013年08月09日 12:00撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 12:00
同じく五色ヶ原。すばらしいの一言。
越中沢岳 山頂。振り返ると立山ー剣、先月登った鹿島槍、五竜も見える絶景。
2013年08月09日 14:31撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 14:31
越中沢岳 山頂。振り返ると立山ー剣、先月登った鹿島槍、五竜も見える絶景。
足下にもすばらいい自然が。ニッコウキスゲ
2013年08月09日 16:39撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 16:39
足下にもすばらいい自然が。ニッコウキスゲ
2日目:ガスの中、薬師岳に向かいます。幻想的な稜線。
2013年08月10日 04:55撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 4:55
2日目:ガスの中、薬師岳に向かいます。幻想的な稜線。
薬師岳山頂。ガスと冷たい風、心細くなりますね。しかし天気図を信じて、不安を取り払います。
2013年08月10日 08:03撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 8:03
薬師岳山頂。ガスと冷たい風、心細くなりますね。しかし天気図を信じて、不安を取り払います。
太郎平小屋にて、午後の雷雲の情報を。どうも怪しいので、近くの薬師峠キャンプ場で、今日は泊まることに。
2013年08月10日 10:14撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 10:14
太郎平小屋にて、午後の雷雲の情報を。どうも怪しいので、近くの薬師峠キャンプ場で、今日は泊まることに。
ラーメン絶品。もちろん、ビールも。
2013年08月10日 10:18撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 10:18
ラーメン絶品。もちろん、ビールも。
3日目、いよいよ黒部五郎岳へ。快晴。
2013年08月19日 15:07撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 15:07
3日目、いよいよ黒部五郎岳へ。快晴。
黒部五郎岳を捉えた。
2013年08月11日 07:33撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 7:33
黒部五郎岳を捉えた。
振り返ると、薬師岳。昨日はガスで見えなかった雄姿をみることができ、大満足。
2013年08月11日 08:29撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:29
振り返ると、薬師岳。昨日はガスで見えなかった雄姿をみることができ、大満足。
坂の上の雲。
2013年08月19日 15:09撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 15:09
坂の上の雲。
黒部五郎岳山頂まで、あと一歩だけど、振り返ったら、あまりにもすばらしい景色だったので、ちょっと休憩。
2013年08月11日 10:20撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 10:20
黒部五郎岳山頂まで、あと一歩だけど、振り返ったら、あまりにもすばらしい景色だったので、ちょっと休憩。
やりました。去年、雲の平から眺めて、目標にしていた黒部五郎岳。
2013年08月11日 10:40撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 10:40
やりました。去年、雲の平から眺めて、目標にしていた黒部五郎岳。
黒部五郎小舎に向かうカールを行く途中。去年の雲の平小屋周辺が見渡せました。去年は雲の平のテント場まではよかったけど、次の2日間は大雨で、泣きました。
2013年08月11日 11:53撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 11:53
黒部五郎小舎に向かうカールを行く途中。去年の雲の平小屋周辺が見渡せました。去年は雲の平のテント場まではよかったけど、次の2日間は大雨で、泣きました。
黒部五郎小舎
2013年08月11日 12:44撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 12:44
黒部五郎小舎
4日目:朝焼けの黒部五郎岳。
2013年08月12日 05:24撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 5:24
4日目:朝焼けの黒部五郎岳。
三俣蓮華山頂。ここからは槍が岳がお供です。
2013年08月12日 06:08撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 6:08
三俣蓮華山頂。ここからは槍が岳がお供です。
双六に向かう道。すばらしい天空の道。
2013年08月12日 06:09撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 6:09
双六に向かう道。すばらしい天空の道。
日本一の水。
2013年08月12日 07:41撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 7:41
日本一の水。
弓折乗越からの槍ー穂高連峰。すばらしい。
2013年08月12日 09:21撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/12 9:21
弓折乗越からの槍ー穂高連峰。すばらしい。
笠ヶ岳への稜線。これもすばらしい。
2013年08月12日 12:26撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 12:26
笠ヶ岳への稜線。これもすばらしい。
笠ヶ岳小屋のテント場。
2013年08月12日 14:21撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 14:21
笠ヶ岳小屋のテント場。
笠ヶ岳小屋のおでん。すばらしく美味いし、安い。
2013年08月12日 14:52撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 14:52
笠ヶ岳小屋のおでん。すばらしく美味いし、安い。
5日目:笠ヶ岳から槍が岳の後ろから上がるご来光を待って。
2013年08月13日 04:27撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 4:27
5日目:笠ヶ岳から槍が岳の後ろから上がるご来光を待って。
来た〜〜と思ったら、その後雲の中へ。でも、その後快晴に。
2013年08月13日 04:40撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 4:40
来た〜〜と思ったら、その後雲の中へ。でも、その後快晴に。
笠新道のくだり。本当に急登。
2013年08月13日 07:08撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:08
笠新道のくだり。本当に急登。
お疲れさま。
2013年08月13日 10:04撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 10:04
お疲れさま。
撮影機器:

感想

【1日目】いつも、夜行バスではトイレ休憩の度に起こされてしまって、ほとんど眠れずにいるのですが、今回は違いました。隣のハイカーが忍者のように、息を潜めて巧みに小生を避けて出入りしてくれたのです。3回はあった休憩だけど、1回しか起きませんでした。そうです、その時に薄目の中、その技を拝見したのです。本当に感謝しています。窓側が取れればいいのですが、いつも通路側なのです。
 というわけで、睡眠十分で立山から出発です、ガスの中。浄土山からお鉢巡りのルートでは多くのハイカーがいましたが、それを外れると一気に少なくなりました。獅子岳を越えたあたりからガスが完全に晴れて、五色ヶ原ではすばらしい景色に恵まれました。ここからスゴノ頭までは振り返ると、立山連峰、剣岳が見え、先月登った鹿島槍・五竜の姿も見え、すばらしい稜線あるきでした。スゴ乗越小屋のテント場は砂地で快適に過ごせましたが、ここでトラブル発見、ワイン用プラティパスからワインが漏れていました。被害はかなり限定的だったので、今日の飲む分だけついで、あとは厳重にビニール袋に入れ、明日からのワイン生活に希望を繋ぎました。
【2日目】2時半に起きて、4時には出発しました。というのも、状況によってはこの日、CTで12時間歩いて黒部五郎小屋まで行こうと考えていたからです。しかし、これは挫折しましたが。ということで暗いガスの中、出発です。明るくなってからも、ガスは抜けず、薬師岳にむけて歩いていきました。そして薬師岳山頂。ここまで北側の谷から風もあり、少々寒さを感じるほどでした。山頂で、とあるハイカーから今日は午後から雷雨の予報があって、午後の行動は危ない、、、とのこと。まずは黒部五郎小屋で情報を得て、判断しようということに。薬師小屋あたりからガスが晴れ、そして黒部五郎小屋。ラーメンを頼んでいる間に、小屋で気象情報を聞き、雷雨の可能性はありますよ、とのこと。今日は薬師峠キャンプ場で泊まることを決定しました。おそるおそるワインを取り出すと、やはり漏れている、、、。残っているワインをちびちび飲み干し、あと3日間のアルコール計画の大きな狂いに頭を悩ませながら、寝ました。しかし、間もなく、あちこちで大きな声が聞こえ起こされ、それが結構遅くまで話ししているのです。しばらくすると静かになるものの、今度は寝付かれず、満点の星を眺めていました。
【3日目】まだ星空の中、出発です。黒部五郎岳までのルートは言葉にできないほど、素晴らしいものでした。Namako的ナンバー1ルートです。途中振り返ると、ガスの中登った、薬師岳の雄姿も見え、思い残すことも吹き飛びました。そして黒部五郎岳をへて、そのカールの下を歩き小屋へ向かう時、去年歩いた雲の平小屋がはるか遠くに見えて、そういえば去年、黒部五郎岳を見ながら、来年はあそこにいくぞ〜、と誓ったのを思い出しました。見るもよし、登るもよし。テント場も申し分なくすばらししく、夜も静かでした。。
【4日目】またまた星空の中出発です。稜線に出る前の急登を過ぎると、振り返ると朝日を受けた黒部五郎岳の雄姿、その右には三俣蓮華山とすばらしい日の始まりを迎えました。三俣蓮華山頂ではいよいよ槍ヶ岳が姿を現し、今後半の山行の友として、迎えてくれたようです。双六山頂はスキップして、中道を行くと途中に双六山荘の水源があり、非常に非常に美味しい水を頂きました。そして双六山荘へ。今回で3回目です。ウヰスキーを入手して笠ヶ岳にむけて出発です。弓折乗越までは慣れたルートで、そこから右に、笠ヶ岳へ。笠ヶ岳に通じる稜線までは結構きつく、しかし上がってみると、これまたすばらしい。ときどき岩ツバメが接近し、背中を押してくれました。そしてテント場に。テントを張り、受付のため、小屋まで岩の登っていき、そこでおでんとビールを。テント場は槍―穂高連峰は一望できるすばらいい場所でした。
【5日目】4時、笠ヶ岳山頂に。槍の後ろから上がってくるお日様を見てから、下山開始です。笠新道は地図で見た通りの急登、これには閉口しました。そして無事新穂高温泉登山ゲートに。実に充実した5日間でした。

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