立山ー黒部五郎岳ー笠ヶ岳


- GPS
- 104:00
- 距離
- 53.7km
- 登り
- 4,055m
- 下り
- 5,370m
コースタイム
8月9日 (1日目) 7:30 室堂〜12:15 五色ヶ原山荘〜14:40 越中沢岳〜17:20 スゴ乗越小屋(テン泊)
8月10日(2日目)4:00 スゴ乗越小屋〜8:10 薬師岳〜10:00 薬師峠キャンプ場 (テン泊)
8月11日(3日目)4:00 薬師峠キャンプ場〜10:45 黒部五郎岳〜12:55 黒部五郎小屋 (テン泊)
8月12日(4日目)4:30黒部五郎小屋〜6:15 三俣蓮華岳〜8:10 双六小屋〜 14:05 笠ヶ岳小屋(テン泊)
8月13日(5日目)4:00 笠ヶ岳山頂〜7:00 杓子平〜9:45 新穂高温泉登山ゲート
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
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アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂〜スゴ乗越小屋 (1日目):全般に非常に良く整備された道で、迷うことはまずないと思う。室堂から浄土山に上がると、展望が開けて素晴らしい眺め。五色ヶ原は本当にすばらしい。スゴ乗越小屋のテント場は小さいけど、地面が砂地で柔らかで寝やすい。 スゴ乗越小屋〜薬師峠キャンプ場(2日目):立山からの薬師岳の道と薬師岳から薬師小屋までの道は全く異なる。前者は岩場で後者は砂道。薬師峠キャンプ場に降りる沢は、短いが急登(下りで良かった)。薬師峠キャンプ場のテント場は非常に混んでいる。トイレは綺麗!!。水が美味しい。 薬師峠キャンプ場〜黒部五郎小屋(3日目):このルートは本当にすばらしい。黒部五郎小屋のテント場も砂地で張りやく、広い。水が美味しい。 黒部五郎小屋〜笠ヶ岳小屋(4日目):このルートも素晴らしい。双六を越え、弓折乗越から笠ヶ岳の稜線に出るまでが結構きつい。道は綺麗で歩きやすいけど。笠ヶ岳小屋のテント場は小屋から離れている。しかも300mの岩場の下。トイレが大変。テント場の景色は最高、槍―穂高の稜線がすばらしい。 笠ヶ岳小屋〜新穂高温泉登山ゲート(5日目):笠新道の岩場の急登はすごい。ここからは登りたくないな〜、少なくともテント縦走の装備(18kg) を持っては。 |
予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
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写真
感想
【1日目】いつも、夜行バスではトイレ休憩の度に起こされてしまって、ほとんど眠れずにいるのですが、今回は違いました。隣のハイカーが忍者のように、息を潜めて巧みに小生を避けて出入りしてくれたのです。3回はあった休憩だけど、1回しか起きませんでした。そうです、その時に薄目の中、その技を拝見したのです。本当に感謝しています。窓側が取れればいいのですが、いつも通路側なのです。
というわけで、睡眠十分で立山から出発です、ガスの中。浄土山からお鉢巡りのルートでは多くのハイカーがいましたが、それを外れると一気に少なくなりました。獅子岳を越えたあたりからガスが完全に晴れて、五色ヶ原ではすばらしい景色に恵まれました。ここからスゴノ頭までは振り返ると、立山連峰、剣岳が見え、先月登った鹿島槍・五竜の姿も見え、すばらしい稜線あるきでした。スゴ乗越小屋のテント場は砂地で快適に過ごせましたが、ここでトラブル発見、ワイン用プラティパスからワインが漏れていました。被害はかなり限定的だったので、今日の飲む分だけついで、あとは厳重にビニール袋に入れ、明日からのワイン生活に希望を繋ぎました。
【2日目】2時半に起きて、4時には出発しました。というのも、状況によってはこの日、CTで12時間歩いて黒部五郎小屋まで行こうと考えていたからです。しかし、これは挫折しましたが。ということで暗いガスの中、出発です。明るくなってからも、ガスは抜けず、薬師岳にむけて歩いていきました。そして薬師岳山頂。ここまで北側の谷から風もあり、少々寒さを感じるほどでした。山頂で、とあるハイカーから今日は午後から雷雨の予報があって、午後の行動は危ない、、、とのこと。まずは黒部五郎小屋で情報を得て、判断しようということに。薬師小屋あたりからガスが晴れ、そして黒部五郎小屋。ラーメンを頼んでいる間に、小屋で気象情報を聞き、雷雨の可能性はありますよ、とのこと。今日は薬師峠キャンプ場で泊まることを決定しました。おそるおそるワインを取り出すと、やはり漏れている、、、。残っているワインをちびちび飲み干し、あと3日間のアルコール計画の大きな狂いに頭を悩ませながら、寝ました。しかし、間もなく、あちこちで大きな声が聞こえ起こされ、それが結構遅くまで話ししているのです。しばらくすると静かになるものの、今度は寝付かれず、満点の星を眺めていました。
【3日目】まだ星空の中、出発です。黒部五郎岳までのルートは言葉にできないほど、素晴らしいものでした。Namako的ナンバー1ルートです。途中振り返ると、ガスの中登った、薬師岳の雄姿も見え、思い残すことも吹き飛びました。そして黒部五郎岳をへて、そのカールの下を歩き小屋へ向かう時、去年歩いた雲の平小屋がはるか遠くに見えて、そういえば去年、黒部五郎岳を見ながら、来年はあそこにいくぞ〜、と誓ったのを思い出しました。見るもよし、登るもよし。テント場も申し分なくすばらししく、夜も静かでした。。
【4日目】またまた星空の中出発です。稜線に出る前の急登を過ぎると、振り返ると朝日を受けた黒部五郎岳の雄姿、その右には三俣蓮華山とすばらしい日の始まりを迎えました。三俣蓮華山頂ではいよいよ槍ヶ岳が姿を現し、今後半の山行の友として、迎えてくれたようです。双六山頂はスキップして、中道を行くと途中に双六山荘の水源があり、非常に非常に美味しい水を頂きました。そして双六山荘へ。今回で3回目です。ウヰスキーを入手して笠ヶ岳にむけて出発です。弓折乗越までは慣れたルートで、そこから右に、笠ヶ岳へ。笠ヶ岳に通じる稜線までは結構きつく、しかし上がってみると、これまたすばらしい。ときどき岩ツバメが接近し、背中を押してくれました。そしてテント場に。テントを張り、受付のため、小屋まで岩の登っていき、そこでおでんとビールを。テント場は槍―穂高連峰は一望できるすばらいい場所でした。
【5日目】4時、笠ヶ岳山頂に。槍の後ろから上がってくるお日様を見てから、下山開始です。笠新道は地図で見た通りの急登、これには閉口しました。そして無事新穂高温泉登山ゲートに。実に充実した5日間でした。
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