蓮華岳−針ノ木岳からの周回 ガスとの追いかけっこ

2021年08月02日(月) [日帰り]

• GPS: 09:00
• 距離: 22.6km
• 登り: 2,470m
• 下り: 2,475m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:25
• 休憩: 0:35
• 合計: 9:00

5:55 扇沢駅
6:34 6:35 大沢小屋
8:14 8:15 針ノ木小屋
8:54 8:56 蓮華岳
9:25 9:26 針ノ木小屋
10:04 10:16 針ノ木岳
10:36 10:36 小スバリ岳
10:44 10:45 スバリ岳
11:36 11:43 赤沢岳
12:08 12:08 鳴沢岳
12:27 12:27 新越山荘
12:57 12:58 岩小屋沢岳
13:35 13:42 種池山荘
13:53 13:53 富士見坂
14:02 14:02 水平岬
14:18 14:19 駅見岬
14:22 14:23 ケルン（柏原新道）
14:45 14:45 柏原新道登山口
14:55 扇沢駅

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行：さわやか信州号　白馬線　扇沢駅下車
帰：路線バス　扇沢線　→　信濃大町駅　→　JR

コース状況／危険箇所等

扇沢-大沢小屋：丁度良いウォーミングアップ
大沢小屋-針ノ木峠：雪渓最高！但し、雪渓区間は思ったより短い
針ノ木峠ー蓮華岳：序盤急だが後半は優美な山道。
　　　　　　　　　偽ピークに騙される。
　　　　　　　　　礫地ではなくガレ地にコマクサ多数。
針ノ木峠ー針ノ木岳：あまり記憶にない。普通の岩稜帯の登山道。
針ノ木岳ースバリ岳：このコースの核心部。
　　　　　　　　　　針ノ木岳からの下りが非常に急なガレ場。
　　　　　　　　　　転倒・落石に十分な注意が必要
スバリ岳ー鳴沢岳：非常に長いアップダウンを繰り返す。
　　　　　　　　　足元も歩きにくい道が続くため、
　　　　　　　　　想定以上体力を持っていかれる。
鳴沢岳-岩小屋沢岳：小屋の前後以外は引き続き歩きづらい道。
　　　　　　　　　とはいえここまでよりは大分まし。
岩小屋沢岳以降：一気に歩きやすくなる。
　　　　　　　　ただし柏原新道自体はガレの多い登山道。
　　　　　　　　疲れていると躓きやすいので注意して。
柏原新道登山口ー扇沢駅：頑張って登ろう。
　　　　　　　　　　　　個人的にこの区間が精神的に来る。
　　　　　　　　　

写真

8/2 5:42

さわやか信州号白馬線復活。
今年から3列シートになりより快適に。
（その分価格が上がったが。）

8/2 5:50

山頂は雲の中。

8/2 5:52

扇沢駅を離れ

8/2 5:53

私はこちらから。遭対協の方がチェックされてました。周回しますと言ったら心配されてしまった。オーラが足りない。

8/2 6:05

しばらく林道と交差しながら進みます。

8/2 6:06

登山口到着。雪渓見えてる。

8/2 6:13

さっそくお花畑。

8/2 6:13

あちこちに涸沢？崩落跡？

8/2 6:21

なるほど、おいしい水の元ですね。

8/2 6:26

水が出ている沢を渡ると

8/2 6:30

大沢小屋、今年はお休みされてます。（アイゼンレンタルどうなってるんだろ？）

8/2 6:30

レリーフ

8/2 6:40

小屋を過ぎると雪渓が見えてきます。それと同時に気温が一気に下がってくる。涼しい！

8/2 6:42

登山道にはお花がいっぱい。オオバギさん

8/2 6:47

クルマユリ　この辺りのものはすごく立派な花が咲いてました。

8/2 6:49

雪渓取り付き点到着！！涼しい！　アイゼンを付けます。思ったより融雪が進んでいるようです。

8/2 6:58

写真撮り忘れましたが、オクトスの10本爪を使用。ちょっと重いですが、ガッチリ雪をつかんでくれるので安心して歩を進められました。

8/2 7:21

雪渓はかなり融雪が進んでいます。

8/2 7:21

涼しくて気持ちいい！雪もまだそれなりに締まっていてアイゼンがよく効きます。久しぶりの感覚で楽しい♪

8/2 7:27

あっという間に雪渓区間終了。いやーもうちょっと早く来るべきだったか。もう少し雪渓を楽しみたかった。

8/2 7:56

しばらく進むとレコでよく見るつづら折り区間。結構消耗してきた。

8/2 8:07

小屋直下。チングルマが咲いていました。とても好きな花。割と大きめの花がまとまって咲くの見ごたえがあります。

8/2 8:09

針ノ木小屋に到着！小屋泊まりの方は下山準備をされていました。私は蓮華岳へ

8/2 8:16

振り返って、針ノ木もカッコいい。

8/2 8:21

稜線に出ると、ガレの間からコマクサが。これまで見てきたのは礫地ばかりだったので、また違った印象を受けます。

8/2 8:35

何とか間に合ったか

8/2 8:35

そして偽ピークに騙される・・・・。思ったより遠かった蓮華岳。

8/2 8:49

ちらっと富士山も見えた。→は北岳かな？

8/2 8:49

到着！！薬師と赤牛かな？

8/2 8:52

標識は祠からもう少し先に行ったところです。

8/2 8:51

三角点はこちら。

8/2 8:52

北葛岳方面、後で小屋の方に聞いた話だと、ここから100mほど行ったところに白いコマクサあったそうな。さすがに行く余力はなかったがw

8/2 8:55

礫地よりもさらに生命力を感じるのはなんだろう？

8/2 8:55

いつもはかわいい花という印象でしたが、この背景で見るとかっこいいと感じてしまう不思議

8/2 9:22

小屋に戻って、トイレお借りしました。

8/2 9:22

さあ、次は針ノ木だ！

8/2 10:00

で、一気に写真が飛んだw　なんというか、余力がなくなって本当に記憶がないんです・・・。

8/2 10:01

スバリ岳、稜線は雲の中。　いや格好いい山体だな・・・。

8/2 10:02

黒部湖もよく見えます。　すごい地形にあるとよくわかる。

8/2 10:02

ダムも見えてる。近くで見るとあれだけ大きな印象なのに、自然からすると人間なんてちっぽけなんだとよくわかる。

8/2 10:02

水晶岳もちらっと。

8/2 10:03

雄大だ。

8/2 10:03

なんと槍さんもちらっと、穂高は見えませんでした。

8/2 10:12

五色ヶ原も見えた、ダイヤモンドコース。また行きたいな。

8/2 10:12

さて、ガスも巻いてきたので進むとします。

8/2 10:12

ミヤマオダマキ。2輪だけ咲いているのを山頂でお話した方に教えていただきました。

8/2 10:13

ここからはガスとの追いかけっこ。

8/2 10:16

途中の山道にも咲いてた。ちなみに、かなりの傾斜のガレ場。落石起こさないようにかなり神経を使います。

8/2 10:17

イワツメグサ？こんな過酷な環境で咲いている花の生命力に驚かされる。

8/2 10:22

コル部から小スバリを見上げて。いや本当に山体かっこいいな。

8/2 10:23

お船が2隻。

8/2 10:32

立山と一緒に。いいピークだ。

8/2 10:37

やったぜ！！　ちょうど劔もガスも抜けてくれた

8/2 10:37

代わりに針ノ木さんがガス。追いかけっこっすね。

8/2 10:37

8/2 10:37

いやあ、最高の景色！

8/2 10:38

ダム本体もよく見えます。いつもあそこから見上げてるんだなぁ。

8/2 10:38

西側はちょっと厳しいかな

8/2 10:38

優美な稜線

8/2 10:38

最高でした！！

8/2 10:56

そして、ここからガスに捕まる。写真が一気に減りますw

8/2 11:26

もくもくと進んで、意外と距離がある。

8/2 11:33

ガスを抜けて着！

8/2 11:33

黒部湖は何とか

8/2 11:33

残念ながら立山のピークはガスの中。

8/2 11:34

ちなみに旧標識は行き止まり標識として活用中。

8/2 11:34

レストハウスも見えました。
ここからは完全にガスに捕まります。

8/2 12:05

しばらく進んで鳴沢岳。ガスガスなのであきらめ！

8/2 12:15

ところどころ大きな崩壊地が・・・。そのうち通れなくなりそうな・・・。

8/2 12:21

フラットになりお花畑が出てくると。

8/2 12:24

新越小屋着。今回はスルーです。

8/2 12:24

念のため写真にとって連絡の準備

8/2 12:44

しばらく上ると新越岳

8/2 12:45

標識はなく看板だけ。あきらめて進み。

8/2 12:52

本日最後のピーク岩小屋沢岳。心の目で扇沢駅をおもふ。

8/2 12:53

お花だけが癒し。ここからは一気に歩きやすくなります。

8/2 13:03

そしてお花も増える。

8/2 13:19

最後のぼり

8/2 13:21

の前に池塘。雪が残っているので溶けたばかりの模様。ということは？

8/2 13:22

おおー！見事なお花畑！！

8/2 13:22

8/2 13:22

写真では伝わりにくいですが、様々な色の花が咲き乱れており、非常に見ごたえがありました。

8/2 13:32

そして、少し上ればついに小屋到着！！

8/2 13:32

いや、本当にきつかった・・・。

8/2 13:33

小屋直下は見事なコバイケイソウの群落。

8/2 13:38

少し休憩し、花をめでながら降り始めます。

8/2 13:39

稜線は雲の中。仕方なし。

8/2 13:39

いや、しかし見事な群落。あたり年ですね。

8/2 13:48

例の雪渓は後退してトラバースなしです。

8/2 14:13

一気に下って駅見岬。ゴールロックオン！　

8/2 14:19

いや、下りが好きなので集中しちゃうんです・・・。

8/2 14:41

登山口着！

8/2 14:41

最後、扇沢駅まで歩き、ちょうど待っていた信濃大町駅行のバスにのって帰りました。

撮影機器：

α5100 ILCE-5100 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル カメラ 携帯トイレ

感想

tattyan0924

昨年は針ノ木登山道が不通のためいけなかった周回路。
今年は皆さんのご尽力により開通との情報を受け、喜び勇んでいってまいりました。

もともと日曜日に予定していたのですが、天気予報が悪化。
代休消化で月曜日も休みにしていたため、急遽予定を入れ替え実行に移しました。

ガス勝ちだったのは残念でしたが、何より楽しみにしていた、針ノ木、スバリ岳からの立山と黒部ダムの景観を写真に収められ大変満足のいく山行でした。
また、久しぶりの雪上歩行ということで、雪渓歩きを存分に楽しめたのも最高でした。
ただ、スバリ岳以降の素晴らしい稜線歩きはガスにまかれてしまったため、次回以降の宿題としたいと思います。

一方で、体力の低下は深刻。
久しぶりの8時間越えの行動でしたが、スバリ岳以降全く余裕がなくなってしまい、トレーニング不足を痛感しています。
重めのアイゼンを使用したため、足の疲労が大きめだったこともありますが、
根本的に体力の低下を感じているところです。
もう少しトレーニングに励まなければ・・・。
（まあ、ルート自体が体力的に厳しめなルートでもあったのですが。。。）

ようやく、稜線での素敵な景色に恵まれたことですし、
限られた機会の中で、山を満喫できるよう、準備を進めていきたいところです。