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Yamareco

記録ID: 3458828
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北鎌尾根 日帰り(中房温泉から)

2009年08月28日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
32.9km
登り
3,974m
下り
3,974m

コースタイム

日帰り
山行
19:44
休憩
1:00
合計
20:44
1:00
119
2:59
3:04
38
3:42
3:42
74
4:56
5:11
13
5:24
5:24
65
6:29
6:29
22
天井沢出合
6:51
6:58
91
8:29
8:35
38
9:13
9:13
58
天狗の腰掛
10:11
10:12
89
独標付近の稜線
11:41
11:43
41
北鎌平
12:24
12:25
10
12:35
12:54
25
13:19
13:19
46
14:05
14:07
49
14:56
14:56
102
16:38
16:38
162
19:20
19:22
41
20:03
20:03
101
合戦小屋
21:44
中房温泉登山口
天候 晴れのち雨
過去天気図(気象庁) 2009年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中房登山口。貧乏沢の夜間下降は危険なので、夜明け後に通過するよう1時にスタート
2009年08月28日 01:00撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 1:00
中房登山口。貧乏沢の夜間下降は危険なので、夜明け後に通過するよう1時にスタート
燕山荘前の広場にて休憩
2009年08月28日 02:59撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 2:59
燕山荘前の広場にて休憩
満天の星の下を快調に進む
2009年08月28日 03:42撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 3:42
満天の星の下を快調に進む
大天井ヒュッテに到着。ロビーのテーブルを借りて朝食休憩をさせてもらう
2009年08月28日 04:56撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 4:56
大天井ヒュッテに到着。ロビーのテーブルを借りて朝食休憩をさせてもらう
再スタート。夜が明けた!
2009年08月28日 05:11撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 5:11
再スタート。夜が明けた!
貧乏沢下降点の標識。ここから→北鎌沢出合→北鎌コルの「標高差800mのV字回復!」が辛抱のしどころだ
2009年08月28日 05:24撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 5:24
貧乏沢下降点の標識。ここから→北鎌沢出合→北鎌コルの「標高差800mのV字回復!」が辛抱のしどころだ
天井沢出合
2009年08月28日 06:29撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 6:29
天井沢出合
20分ほどで北鎌沢出合に到着。左の数本のダケカンバが目印
2009年08月28日 06:51撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 6:51
20分ほどで北鎌沢出合に到着。左の数本のダケカンバが目印
北鎌のコル。テント2張りのスペースあり
2009年08月28日 08:29撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 8:29
北鎌のコル。テント2張りのスペースあり
始めはこんな感じでゆるい
2009年08月28日 08:50撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 8:50
始めはこんな感じでゆるい
天狗の腰掛より独標を望む
2009年08月28日 09:13撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 9:13
天狗の腰掛より独標を望む
独標を過ぎたあたりで槍方面はガス。ここからが北鎌の本番で面白い。ルート読みと技術が試される
2009年08月28日 10:11撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 10:11
独標を過ぎたあたりで槍方面はガス。ここからが北鎌の本番で面白い。ルート読みと技術が試される
白い岩峰のP16は中央の溝部分を登る。浮石が多いので後続者がある時は要注意
2009年08月28日 10:38撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 10:38
白い岩峰のP16は中央の溝部分を登る。浮石が多いので後続者がある時は要注意
北鎌平。テン泊スペースあり
2009年08月28日 11:41撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 11:41
北鎌平。テン泊スペースあり
大槍の基部にある「穂先は近い 気を抜かず頑張れ」のプレート
2009年08月28日 12:04撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 12:04
大槍の基部にある「穂先は近い 気を抜かず頑張れ」のプレート
下のチムニー
2009年08月28日 12:14撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 12:14
下のチムニー
上のチムニー。両チムニーとも岩は安定している
2009年08月28日 12:17撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 12:17
上のチムニー。両チムニーとも岩は安定している
槍ヶ岳頂上は雲の中。数人しかいなかったでガス!😊
2009年08月28日 12:24撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 12:24
槍ヶ岳頂上は雲の中。数人しかいなかったでガス!😊
槍ヶ岳山荘。土間の一角を借りて昼食。本日は貸し切りです
2009年08月28日 12:35撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 12:35
槍ヶ岳山荘。土間の一角を借りて昼食。本日は貸し切りです
いざ出発。夏山も終盤とはいえ登山者少なく、サビシー
2009年08月28日 12:54撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 12:54
いざ出発。夏山も終盤とはいえ登山者少なく、サビシー
ヒュッテ大槍。通過
2009年08月28日 13:19撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 13:19
ヒュッテ大槍。通過
水俣乗越
2009年08月28日 14:05撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 14:05
水俣乗越
大天井ヒュッテも通過。朝はお世話になりました
2009年08月28日 16:38撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 16:38
大天井ヒュッテも通過。朝はお世話になりました
燕山荘。大天井ヒュッテをすぎて降雨となった。雨と霧でカッパが暑い
2009年08月28日 19:20撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 19:20
燕山荘。大天井ヒュッテをすぎて降雨となった。雨と霧でカッパが暑い
中房登山口。槍ヶ岳山荘から一人も会わなかった。表銀座なのにサビシー
2009年08月28日 21:44撮影 by  Caplio R7 , RICOH
8/28 21:44
中房登山口。槍ヶ岳山荘から一人も会わなかった。表銀座なのにサビシー
撮影機器:

感想

 今回で4年連続4回目の北鎌尾根だ。初めて登った2006年夏は中房温泉から入山して大天井ヒュッテに宿泊し、2日目に貧乏沢〜北鎌尾根〜槍ヶ岳を経由して13時間半でヒュッテまで周回することができた。その際、ヒュッテ支配人の小池さんから「1日で戻ってきたのは自分以外ではあなたが初めてです」と言われ、気分よく下山した。あれから3年、今回は中房温泉からの日帰りにチャレンジした。

 中房温泉の駐車場に夕方到着して仮眠後、午前1時に合戦尾根に取り付いた。燕山荘を過ぎて大天井ヒュッテまでの稜線は、月もなく満天の星の下の天空のトレイルで、気持ちよく快調に歩を進めることができた。高校生まで天文少年だった自分にとっては至福の時間だった。

 予定通り大天井ヒュッテで朝を迎え貧乏沢へ入る。いきなり樹林帯の急下降で、踏み跡を探しながら左岸沿いを下って行く。年によって違いはあるものの、8月上旬までは上部には雪渓が多く残っているので雪渓上と樹林帯を縫うように下るが、この時期には雪渓は小さくなっている。中間部以降は灌木帯の中にルートがついている。踏み跡が薄くて分かりづらい場所もあるが、仮に見失しなっても左岸の灌木の中に必ずルートがあるので落ち着いて捜せば見つけられる。

 約1時間半で天井沢出合へ着いた。左手から合流する天井沢沿いに遡行するが、沢は渡渉せずインコース側を左折して天井沢右岸につけられた踏み跡を辿る。しばらく行くと沢は伏流となり、やがて踏み跡は石がゴロゴロした河原へ降りていて、はっきりしなくなるが適当に進んで行くと右手の展望が開けてくる。その奥に写真でよく見る北鎌の稜線が見えてきて、左岸にダケカンバの白い幹が数本生えているところが北鎌沢出合だ。この辺りでテン泊するパーティもあるので河原にその跡がいくつかある。

 北鎌沢を少し遡行し水量の多い左俣を見送り、直進に近い右俣を進む。右俣の水量は少なく上部では水が枯れるため、中間部より手前でハイドレーションバックに水を確保した。
 北鎌のコルが近づくと、踏み跡が二股になっている地点がいくつかある。普通は右を選択するのが正解だが、1か所だけ右に入ってはいけないルンゼがある。そこはV字の狭いルンゼで右側は北鎌沢の壁になっていて、そのまま進むと行き詰まってしまう。おそらく「クライマーズホイホイ」と言われる場所だと思われ、自分も2年前にエライ目にあったので要注意だ。
(2007年8月10日、エライ目の記録)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3495199.html

 北鎌のコルに上がれば急登から解放されヤレヤレだ。ここからは稜線上の踏み跡をたどる。ルートの詳細はほかでも紹介されているので割愛しますが、私がいつも目を通していたのは、大天井ヒュッテの小池支配人による「山小屋だよりの北鎌尾根情報」です。小池さんは2002年から2010年まで毎年、ヒュッテ周辺の登山道整備のみならず、北鎌登山者の安全のために貧乏沢や北鎌尾根のルート補修やゴミ回収をしながら、ルートの状況を小屋のブログで紹介されていて大変参考になりました。

※ヒュッテの小池さんとしては、このような形態の登山を是としていないことは想像に難くないと思います。

※小池支配人時代の「山小屋だより」です。下段の北鎌尾根情報は大天井ヒュッテの周辺情報より抜粋してまとめられたものです。
(大天井ヒュッテの周辺情報)https://www.mcci.or.jp/www/otenjyo/aruji.htm
(北鎌尾根情報)http://www.mcci.or.jp/www/otenjyo/kitakamaone.htm

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3/5
体力レベル
5/5
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
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