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Yamareco

記録ID: 347323
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

ついに念願の槍ヶ岳! さらに奥へ水晶・鷲羽まで

2013年09月19日(木) 〜 2013年09月22日(日)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
50.0km
登り
4,023m
下り
4,003m

コースタイム

■9/19(木) 
【新穂高温泉→槍ヶ岳山荘】

5:53 駐車場
7:20 穂高平小屋
8:01 白出沢
10:13-33 槍平小屋
12:31 千丈分岐
13:26-36 千丈乗越
14:39 槍ヶ岳山荘


■9/20(金) 
【槍ヶ岳山頂アタック】

5:58 槍ヶ岳山荘
6:22-31 山頂
6:49 槍ヶ岳山荘


【槍ヶ岳山荘→三俣山荘】
8:13 槍ヶ岳山荘
9:03 千丈乗越
11:44 縦沢岳
12:05-23 双六小屋
12:36 分岐点 巻道へ
13:52 三俣峠
14:20 三股山荘



■9/21(土)
【水晶岳・鷲羽岳】アタックザック
4:13 三俣山荘(黒部源流経由)
4:40 黒部源流
5:36 岩苔乗越
6:08 水晶小屋
6:52 水晶岳山頂
7:19 水晶小屋
7:50 ワリモ分岐
8:26 鷲羽岳山頂
9:11 三俣山荘 テント回収

【三股山荘→双六小屋】
9:38 三股山荘 (巻道)
11:55 双六小屋


9/22(日)
【双六小屋→新穂高温泉】
5:33 双六小屋
6:22 弓折分岐
6:49-7:05 鏡平山荘
7:33 シシウドヶ原
7:49 イタドリヶ原
8:49 小池新道入口
9:06-25 わさび平小屋
10:11 新穂高温泉
10:28 駐車場
天候 9/19(木) 大快晴
9/20(金) 大快晴
9/21(土) 快晴
9/22(日) 晴れ→曇り
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
長野道 松本ICからR158→安房峠→新穂高温泉へち進む
新穂高ロープウェイ手前の【深山荘】の無料駐車場 150台可
平日の夜中に到着時で、空きはほとんど無し。
下山時は3連休の真っただ中のため、路駐で溢れかえってました
コース状況/
危険箇所等
■新穂高温泉〜槍ヶ岳山荘
危険箇所特に無し 千丈分岐から千丈乗越経由で進みましたが、飛騨乗越経由の方が、一般的で多少楽だと聞きました。

■槍ヶ岳山頂
混雑時は渋滞で山頂まで1〜2時間掛る様ですが、幸いにも前には3人パーティのみだったので、すんなりと20分ほどで着きました。足場はしっかりしているので、高所恐怖症との闘いだと思います。


■槍ヶ岳山荘〜三俣山荘(西鎌尾根)
全体的にはなだらかで歩き易いですが、とにかく長かった。
クサリ場が数か所ありましたが特に問題無いと思います。


■三俣山荘〜水晶岳〜鷲羽岳
慎重に進めば特に問題なし。
鷲羽岳〜三俣山荘はひたすらガレ場を下るので気を使いました


■三俣山荘〜双六小屋〜新穂高温泉
特に問題なし
予約できる山小屋
槍平小屋
平日なのにスゴイ車の数です
2013年09月19日 05:37撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/19 5:37
平日なのにスゴイ車の数です
長い林道歩き
2013年09月19日 07:11撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 7:11
長い林道歩き
穂高平小屋 ひっそりしてました。営業してるのかな?
2013年09月19日 07:20撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 7:20
穂高平小屋 ひっそりしてました。営業してるのかな?
槍平小屋 ゆっくりとココで一泊してもいいですね
2013年09月19日 10:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 10:13
槍平小屋 ゆっくりとココで一泊してもいいですね
千丈分岐にある救急箱
2013年09月19日 12:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 12:31
千丈分岐にある救急箱
槍を見上げる この後千丈乗越方向へ進み、急登で足がつって死にモノ狂いで這い上がる
2013年09月19日 12:33撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 12:33
槍を見上げる この後千丈乗越方向へ進み、急登で足がつって死にモノ狂いで這い上がる
千丈乗越で、『水+折れかけた心に希望』を分けてくれた方。ありがとうでした。
2013年09月19日 13:36撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 13:36
千丈乗越で、『水+折れかけた心に希望』を分けてくれた方。ありがとうでした。
休息を取ったら大分復活しました
2013年09月19日 14:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/19 14:01
休息を取ったら大分復活しました
振り返ると神々しい景色
2013年09月19日 14:05撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 14:05
振り返ると神々しい景色
なんとか槍ヶ岳山荘に到着
2013年09月19日 14:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 14:39
なんとか槍ヶ岳山荘に到着
槍の穂先アタックは明日の朝だ(もう動けない)
2013年09月22日 19:17撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/22 19:17
槍の穂先アタックは明日の朝だ(もう動けない)
先週はアッチの常念から見たっけな〜
2013年09月19日 15:32撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 15:32
先週はアッチの常念から見たっけな〜
ここのテン場ロケーション最高!
2013年09月19日 15:48撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 15:48
ここのテン場ロケーション最高!
陽が沈むのを眺める 
2013年09月19日 17:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 17:49
陽が沈むのを眺める 
全員釘付けだ
2013年09月19日 17:53撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 17:53
全員釘付けだ
雲海でほとんど沈んだ。残ったのは3000mクラスの乗鞍岳と御嶽くらいか。
2013年09月19日 17:54撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 17:54
雲海でほとんど沈んだ。残ったのは3000mクラスの乗鞍岳と御嶽くらいか。
今日の陽よ〜さよ〜な〜ら〜♪
2013年09月19日 18:00撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 18:00
今日の陽よ〜さよ〜な〜ら〜♪
反対には仲秋の名月です。よくわからんケド今年の名月は特別らしく、次は8年後だそうだ。こんな日に見れるなんて贅沢すぎる。
2013年09月19日 18:00撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 18:00
反対には仲秋の名月です。よくわからんケド今年の名月は特別らしく、次は8年後だそうだ。こんな日に見れるなんて贅沢すぎる。
勿体ないから我が手中に納める。
2013年09月19日 18:04撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 18:04
勿体ないから我が手中に納める。
大絶景に溜息しか出ない
2013年09月19日 18:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 18:12
大絶景に溜息しか出ない
うまく撮れませんでしたが、満月と槍です。
2013年09月19日 18:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 18:29
うまく撮れませんでしたが、満月と槍です。
朝目覚めてテントから顔を出したらジーフーが待っていた
2013年09月20日 05:08撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 5:08
朝目覚めてテントから顔を出したらジーフーが待っていた
日の出前の槍
2013年09月20日 05:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 5:12
日の出前の槍
今日の陽が昇ってきました
2013年09月20日 05:33撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 5:33
今日の陽が昇ってきました
舞台は整った! 念願の穂先へ出発だ
2013年09月20日 05:58撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 5:58
舞台は整った! 念願の穂先へ出発だ
やっぱ怖ェー
2013年09月22日 19:20撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 19:20
やっぱ怖ェー
一歩ずつ確実に!
2013年09月20日 06:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 6:13
一歩ずつ確実に!
最後の直角ハシゴを登る。
なんとも言えない高揚感。ちょうど一年前、初めて北ア、燕岳から見た時はド肝を抜かされたよ。あんなトコは絶対行かないって思ってた。
2013年09月20日 06:20撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 6:20
最後の直角ハシゴを登る。
なんとも言えない高揚感。ちょうど一年前、初めて北ア、燕岳から見た時はド肝を抜かされたよ。あんなトコは絶対行かないって思ってた。
・・・  こんな達成感 どれくらい振りだろか。山頂で撮っていただいた3人組の方、いいショット有難うでした。
2013年09月20日 06:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/20 6:30
・・・  こんな達成感 どれくらい振りだろか。山頂で撮っていただいた3人組の方、いいショット有難うでした。
山頂から山荘を見下ろす
2013年09月20日 06:24撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 6:24
山頂から山荘を見下ろす
山頂からの笠ヶ岳。山に写る影がちゃんとトンがってますね〜
2013年09月20日 06:25撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 6:25
山頂からの笠ヶ岳。山に写る影がちゃんとトンがってますね〜
雄大な穂高連邦
2013年09月20日 06:24撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 6:24
雄大な穂高連邦
穂先からのジーフー
2013年09月20日 06:27撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 6:27
穂先からのジーフー
次来る時は、もっと余裕なキモチで挑ませてもらいます。
2013年09月20日 08:02撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 8:02
次来る時は、もっと余裕なキモチで挑ませてもらいます。
アルプスの中心で愛を叫ぶ。 『アル中』だ。
2013年09月20日 08:21撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 8:21
アルプスの中心で愛を叫ぶ。 『アル中』だ。
だいぶ槍が遠くになった。
2013年09月20日 10:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 10:31
だいぶ槍が遠くになった。
中央らへんに今夜の寝床、三俣山荘が見える
2013年09月20日 10:41撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 10:41
中央らへんに今夜の寝床、三俣山荘が見える
中継地点の双六小屋
2013年09月20日 11:58撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 11:58
中継地点の双六小屋
まだちょこんと槍が存在を主張してます
2013年09月20日 12:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 12:39
まだちょこんと槍が存在を主張してます
明日のターゲット 鷲羽岳。この角度が羽根を広げてる感じなのかな?
2013年09月20日 13:52撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 13:52
明日のターゲット 鷲羽岳。この角度が羽根を広げてる感じなのかな?
三俣山荘が見えて来ました
2013年09月20日 14:09撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 14:09
三俣山荘が見えて来ました
水晶、鷲羽と拝める、いい位置に設営出来た。
2013年09月20日 15:33撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/20 15:33
水晶、鷲羽と拝める、いい位置に設営出来た。
早朝、暗がりの中出発。黒部源流付近は沢の流れが早く、かなり慎重に歩いた。
2013年09月22日 21:17撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/22 21:17
早朝、暗がりの中出発。黒部源流付近は沢の流れが早く、かなり慎重に歩いた。
振り返っって三俣蓮華岳。実物はもっといい景色だったのですが・・・
2013年09月21日 05:19撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 5:19
振り返っって三俣蓮華岳。実物はもっといい景色だったのですが・・・
水晶岳のシルエット
2013年09月21日 05:36撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/21 5:36
水晶岳のシルエット
あのなだらかな台地が有名な雲ノ平か
2013年09月21日 06:18撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/21 6:18
あのなだらかな台地が有名な雲ノ平か
水晶岳山頂
2013年09月21日 06:52撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/21 6:52
水晶岳山頂
鷲羽へ向かう途中、霜が降りてた
2013年09月21日 07:50撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 7:50
鷲羽へ向かう途中、霜が降りてた
鷲羽岳山頂
2013年09月21日 08:26撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/21 8:26
鷲羽岳山頂
鷲羽からの槍・穂高
2013年09月21日 08:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/21 8:30
鷲羽からの槍・穂高
三俣山荘まで一気に下ります
2013年09月21日 08:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/21 8:39
三俣山荘まで一気に下ります
山荘では布団干しの真っ最中
2013年09月21日 09:11撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 9:11
山荘では布団干しの真っ最中
双六小屋
2013年09月21日 11:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/21 11:55
双六小屋
お腹ペッコペコで昼間っからラーメン&ビール。こんな山奥で食べられるなんて・・・
2013年09月21日 13:18撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/21 13:18
お腹ペッコペコで昼間っからラーメン&ビール。こんな山奥で食べられるなんて・・・
ここのテン場も人気ありそうですねー
2013年09月21日 13:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/21 13:33
ここのテン場も人気ありそうですねー
山荘前は大賑わい
2013年09月21日 16:05撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/21 16:05
山荘前は大賑わい
テン場はさらに、夕方ドット混む。
2013年09月21日 16:07撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 16:07
テン場はさらに、夕方ドット混む。
朝焼けのテン場
2013年09月22日 05:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
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9/22 5:33
朝焼けのテン場
鏡平山荘
2013年09月22日 06:51撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/22 6:51
鏡平山荘
天気がイマイチで・・・   コレがせいいっぱいの鏡です
2013年09月22日 07:06撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/22 7:06
天気がイマイチで・・・   コレがせいいっぱいの鏡です
今日は雲多いなー  
2013年09月22日 08:12撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/22 8:12
今日は雲多いなー  
わさび平小屋
2013年09月22日 09:06撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/22 9:06
わさび平小屋
まだ下山途中ですが、シュワシュワの誘惑に勝てんかった。
2013年09月22日 09:13撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
9/22 9:13
まだ下山途中ですが、シュワシュワの誘惑に勝てんかった。
下山後は4日分の汚れを落としに平湯温泉へ
2013年09月22日 12:09撮影 by  iPhone 4S, Apple
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9/22 12:09
下山後は4日分の汚れを落としに平湯温泉へ

感想

永年勤続の長期休暇を利用しての山行。
空いてる平日に行ける、めったにないチャンスなので念入りに計画。

第一弾はあこがれの槍ヶ岳に決めた。せっかくなので、連泊しないと登頂が難しい水晶岳・鷲羽岳も目指すことに。

新穂高温泉から右俣林道を進んで行く。白出沢あたりから本格的な登山道に。
槍平小屋へたどり着くころには汗だく。空は雲ひとつ無い大快晴で絶好の登山日和になった。

槍平小屋からさらに傾斜がキツくなり、汗をぬぐいながら進んでいくと、千丈分岐に着くころにハイドレの中身が空になる。
あとはザック内に予備の500mlのみ。分岐を千丈乗越へと進み、キツい傾斜を踏ん張ると足がつり始めた。ヤバいと思いザックを下ろしてストレッチするもなかなかおさまらない。水もガブ呑み出来ず、チビチビとだましながら這いつくばるように乗越へ。

千丈乗越で男性がひとり休憩中。話かけると槍から双六に向かう途中との事。バテバテで相当心が折れていた自分を、『あともうひと踏ん張りですよ。』と励ましてくれ、恥ずかしいことに水まで少し分けてもらった。
これで気持ちがだいぶ楽になり、休憩を取ったことで完全に復活。男性に心底お礼をして別れる。 
助けてくださった方、たしか雲ノ平へ向かうと行っていました。絶好の天気が続いたので、楽しめているといいですね。

最後の登りをゆっくり進むと、千丈乗越から1時間ほどでようやく槍ヶ岳山荘へ到着。テントを設営して、ビールを呑みながら槍を下から眺める。コレがしたかったんだ〜

このあと、標高3000m 槍の真下での夕焼けショーや仲秋の名月を、お腹いっぱい堪能してからシュラフに潜り込む。

翌朝、今度はご来光を堪能し、一気にテンションを上げたところで、いざ穂先へ!

なるべく下を見ず、遠くの景色を堪能しながら、一歩ずつ確実に足場を確認する。
最後の垂直ハシゴに取り付くと、嬉しさに(?) 少し足が振るえた気がした。

アタック開始から20分、ついに 山を始めて最初にあこがれを抱いた 念願の槍ヶ岳へと登頂する事が出来た。

山頂は雲一つ無い360度の大ビューイング。感動と達成感に好天が重なり、一生忘れない景色になるだろう。

慎重に下山を開始、登って来る人もそんなに居らず、15分ほどで山荘まで戻れた。

テントを撤収し、重たいザックを担いで槍に別れを告げる。
今日は、三俣山荘への移動のみ。
北ア北部の山々を眺めながら、西鎌尾根を延々と歩く。とても長いが景色が良くて飽きない。時々、振り返って槍が小さくなっていくことを確認してニンマリ。

槍ヶ岳からのんびり歩いて4時間、双六小屋へ到着。ここは明日泊まる予定なので、休憩してすぐに出発。

三俣蓮華の巻道を経由して、三俣山荘へ到着。おきまりのビールをゴクリ。
テントからの鷲羽を眺めながら、マッタリと陽が暮れる時間を過ごす。

翌朝 3:30に起床、なるべく静かにテントを撤収してザックに納める。そのザックをテン場の隅っこにデポし、アタックザックで水晶、鷲羽へと出発。

まずは黒部源流を経由して 岩苔乗越へ進み、先に奥の水晶岳へ向かって、帰りに鷲羽岳を経由して三俣山荘へ戻る周回ルートにした。

まだ陽が昇らない黒部源流部、真っ暗な中、ヘッドライトで進む。・・・・怖い
V字に切れ込んだ谷間を進み、徐々に陽が昇ると、後方に三俣蓮華がドッシリとかっこいい。

岩苔乗越、ワリモ分岐から水晶小屋を通過し、2時間とちょっとで水晶岳へ到着。
岩がゴツゴツした狭い山頂、誰もおらずセルフタイマーでの撮影に苦労した。

来た道を戻り、今度はワリモ分岐を鷲羽へ向かう。
鷲羽へ向かう途中で、昨夜テン場で少し喋った、志賀から来た若者とすれ違う。
雲ノ平が本当に”日本最後の秘境”なのかこの目で確かめると言っていた。無事確認出来ただろうか。

鷲羽山頂からの眺めもスバラシイ! 槍、穂高も奇麗に眺めることが出来た。

ガレた斜面を急降下、三俣山荘へ戻って デポしたザックを整理して担ぎ直す。
ひと休憩して、双六小屋まで移動だ。
一瞬、三俣蓮華岳を経由したいな〜と思ったが、重たいザックが気になり、またの機会にしよう と諦め、また巻道を使う。

ちょうどお昼頃に双六小屋に到着。テント設営後、山荘前のテーブルで ビールとラーメンを注文し、ぜいたくな山のランチ。

夕方には広いテン場はいっぱいになった。そうか、今日は3連休の初日か。どうりで人が多いと思った。

やや賑やか過ぎる感もあったが、20時すぎには就寝。明日の下山に備える。

翌朝、5時半に小屋を出発。小池新道で新穂高まで戻る予定だ。朝のうちは晴れ間があったが、下山して行くうちに、段々と雲が多くなってきた。いいタイミングで下山出来ることにも喜びを感じる。

長い道のりをテクテクと歩き、鏡平、わさび平小屋を経て、双六小屋から5時間、駐車場まで戻る。


ずーっと前から楽しみにしていたこの旅、下山までの4日間、見事なまでの好天に恵まれ とてもナイスな山行になりました。出合った人々にも感謝。

自宅帰って洗濯して準備整えたら、次の山に行くゾー!

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
新穂高を起点に奥飛騨を一回り
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳 〜新穂高から双六、西鎌経由〜
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
笠ヶ岳・水晶岳
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
高天原と雲ノ平
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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