不帰ノ嶮から帰ってきました(白馬三山〜唐松岳へ)


- GPS
- 18:35
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 3,323m
- 下り
- 2,717m
コースタイム
11:22 頂上宿舎 11:50
12:24 白馬岳 12:44
13:58 杓子岳 14:13
15:12 頂上宿舎
4:30 頂上宿舎
6:00 白馬槍ヶ岳 6:16
7:03 天狗の頭
7:58 最低コル
9:14 二峰北峰
10:24 唐松岳 13:05
14:19 八方池
15:19 八方池山荘
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
バスと同じ900円です。 帰りは唐松岳で合流した友人の車で、黒菱から猿倉まで下りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
不帰ノ嶮は鎖場も多く難所と言われています。 初心者はソロでの通過は止されたほうが無難でしょう。 高所恐怖症の方も、同様です。 マーキングや鎖はしっかり付いていますので、落ち着いて行けば危険な場所は少ないです。(個人比) ヘルメット装着推奨ルートです。 |
写真
感想
山仲間4名が29日に唐松岳に日帰り登山をすると言うので、それに併せて白馬三山から唐松岳を目指し、山頂で合流するのも面白いんじゃないか・・と思って計画した山行でした。
(ちなみに、五竜岳から唐松岳を目指して合流する友人もいました)
28日土曜日。八方第2駐車場から7時10分発のバスに乗るために、白馬村へ。
快晴です。五竜岳も白馬岳も良く見えています。
タクシーの運転手さんが、乗り合わせで猿倉に行きませんか?と尋ねてきたので、お願いしました。
バスと同じ900円です。
猿倉に着いたのは、7時20分頃。登山届けを出して今日の宿泊先、村営頂上宿舎に向かいます。
白馬尻小屋を過ぎると、灰色になってところどころ崩落している雪渓が見えてきました。
巻道を歩きます。気分的に涼しい感じ。
先に猿倉を出発した山ガールさんに、雪渓を横切るあたりで追いつきました。
テン泊装備なのに、健脚です。(@_@)
トレラン風?日帰りの男性二人組と、抜きつ抜かれつで避難小屋へ。
ここからがまだまだ長いですね。
頂上宿舎が見えてからの木の階段が結構きつかったです。
宿泊受付前に、カレーと生ビールで昼食。
プファー。幸せでございます。(^^)
モンベル会員は500円引きとのこととで、宿泊代は8500円でした。
部屋は16人部屋の「八ヶ岳」
何人泊まるんだろう?とドキドキしましたが、結局一人だけでした。(笑)
そうそう、夕食バイキングも美味しかったし、お弁当も豪勢で美味しい!
前回は別の場所に泊まりましたが、次回からはこちらにお世話になります。
まだ正午。時間が山ほどあるので、とりあえず白馬岳山頂を目指します。
逗子から来られたという好青年と一緒にテクテクと、日本海を左手に見ながら登ります。
山頂からの眺めは、最高でした。快晴の上風も無く、能登半島から富士山までくっきり。
暫く景色を楽しみました。
まだまだ時間があるので、杓子岳に向かいます。
明日は巻道を歩くので、今日のうちに山頂まで行こうと思ったのです。
途中で先ほどの山ガールさんとすれ違いました。
彼女もヤマレコをやっているそうなので、良かったらコメントして下さい。(笑)
コースタイムは頂上宿舎から1時間なのですが、ほろ酔い加減の体にはちょっときつめのアップダウン。
結局、1時間5分かけて山頂へ。
山頂直下ですれ違った女性は、白馬山荘から45分だそうで・・。恐れ入りました。
杓子岳の山頂からの眺めは、なかなか素敵でした。
白馬岳や小蓮華山はもちろんのこと、白馬鑓が目の前にドーンと立ち、その横からは明日歩く不帰ノ嶮、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳まで見えました。(^^)
ゆっくり戻って、1時間ほどで夕食タイム。
この頃はガスっていたのですが、夕食が終わると同時に晴れてきました。
外を見ると、ちょうど空が染まり始めています。
慌てて外に出て、写真撮影。
薄着&風があったので寒かったですが、とても綺麗でした。(^^)
アルコールが回って、6時には就寝。(^_^;)
3時に起きると、満天の星空!今日も快晴です♪
美味しいお弁当を食べてから、パッキングをし直します。
ヘルメットは一番上に置いて・・と。
4時半に宿舎を出て暫く歩くと、そろそろ東の空が染まってきます。
御来光をどの場所で見られるかな?杓子岳の巻道を歩いている時だけは勘弁してもらたい。(笑)
結局、白馬鑓ヶ岳に登る途中で綺麗な御来光を見ることができました。\(^_^)/
キツイ登りを一歩一歩。白馬鑓ヶ岳山頂に到着です。
その絶景に言葉を失います。
ここは素晴らしい展望台ですね。
白馬鑓の影が、日本海を差していました。
ここからは気持ちの良い稜線歩きが続きます。
右手に剱岳を見ながらのトレイルに、思わず頬が弛みます。(^_^)
天狗山荘の手前で、昨夜テン泊された方とすれ違いました。
小屋の営業が終わってることもあり、テントは3張りだったそうです。
山荘を過ぎて、天狗の頭へ。ここも絶景。
暫く歩くと、「ここより天狗の大下り」の看板。
今日の核心部が始まります。
見下ろすとかなりの高度感。あそこまで下るんだ・・。
その向こうには不帰ノ嶮。
気持ちが昂ぶります。
鎖を利用しながら下る場所もありますが、それほど難しい場所はありません。
途中でトレランの方と唐松でテン泊された方とすれ違いました。
暫く下ると、なにやら動くものが・・。
おっ、ライチョウです。
こんなに天気が良いのに、姿を見せてくれました。
尾羽が白くなりかけています。冬の準備を始めているのですね。
鞍部に降りてから見上げると、結構な斜面です、
登るのは大変そうだ。(^_^;)
さて、これからが不帰ノ嶮。
気持ちを引き締めますが、気が付けば一峰の頭でした。
難所はこれからですね、きっと。
友人たちが歩いているであろう八方池や天狗の大下り、これから向かう二峰・三峰などを眺めていると、ヘルメット姿のお二人が登ってきました。
少し言葉を交わし、入れ替わるように出発します。
暫く下ると、屏風のような岸壁が目の前に。
どこ登るんだろう?(笑)
滑落注意の看板を横目に、鎖に取り付きます。
どんどん高度を稼ぎます。確かに高度感はありますが、慎重に行けば問題ありません。
名物の空中梯子を過ぎて暫く登ると、二峰北峰に到着です。
絶景を暫し楽しんで、南峰へ。
見晴らしの良い南峰から今歩いてきた岩山を眺めます。
うん、結構楽しかった。(^o^)
ここからは唐松岳まで、危険な場所はありません。
まだ数人しかいない唐松岳山頂に着いたのは、10時半でした。
頂上宿舎からは、6時間。時間調整のために写真を撮ったり休んだりしてきたのですが、かなり早く着いてしまいました。
待ち合わせの12時まで、どうやって時間を潰そうか・・。(汗)
そうは言っても絶景の展望台です。
昨夜五竜山荘でテン泊した友人が歩いてくる稜線を眺めたり、迫力ある五竜岳や立山・剱を眺めたり、今歩いてきた不帰ノ嶮や日本海の景色を楽しんでいると、待ち合わせ時間よりも早く八方組と五竜組の5名が到着。
こんな仲間との山行も楽しいですね。(^_^)
唐松山荘前で昼食を食べ、1時に下山。
八方池周辺では色付き始めた木々もあり、目を楽しませてくれました。
休憩した八方池から、今日歩いてきた不帰ノ嶮を眺めます。
良くあんなところを歩いてきたよな。(笑)
天気に恵まれ、とても楽しい思い出に残る二日間でした。
土曜日のドラマチックな雲も
日曜のスッキリした青空も
夕焼け朝焼けもパーフェクト
そして日本海まで〜!!
本当によい日に行かれましたね
16人部屋を貸し切りとはすばらしい・・・
んん?もう一つのレコが同じ日曜日?
これは、金・土のレコですか???
あっわかりました!わかりました!北アに疎いのにも程がありますね
nyagiさん、いつもコメントをありがとうございます。
天気に恵まれて、最高の二日間でした♪
それにしても、山が空いていて驚きました。
多少の混み具合は覚悟して行ったのに、貸し切りとは!
個室料金を払わなくちゃ・・ですね。
泊まりの山行は年に一度くらいなのですが、こんなのを経験すると、もっと泊まりたくなりますね。
海無し県に住んでいるので、山から海が見えるだけで舞い上がっていまうtrekker_でした。
trekkerさん、はじめまして。
翌日、同じルートをあるいたnadesikoです。
食事は、バイキングだったんですね。
翌日は、大したことなかったですよ〜
お弁当もパンとゼリーとジュースとスナックのセットみたいなのでやめちゃいました
写真もきれいで、明るく、楽しそう
雷鳥さんまで現れて、とってもラッキーで素敵な時間を楽しまれましたね。
見習っていきたいです!
nadesikoさん、コメントをありがとうございます。
一日違うだけなのに、かなり雰囲気が違う山行になりましたね。
でも、不帰キレットから唐松岳まではかなり楽しまれた様子。
いい思い出になったのではないでしょうか?
かなりのご健脚とお見受けしました。
毎週のように山に行かれているようで、こちらこそ見習わないと行けません!
そのうち、どこかの山でお会いできるかもしれませんね。
お疲れ様でした。
trekkerさん☆
こんばんは(^^♪
大雪渓&頂上までの稜線でお会いしました!!
tamagooと申します
ほんとにあの日はお天気最高で
それにしてもtrekkerさんのお写真、とてもキレイ
私が見ていない景色もたくさんで、羨ましいです
白馬岳だけでなく、三山縦走がしたくなりました゜+.(・∀・).+゜すごい良さそうですね(●´艸`)
そして
びっくりだったのが、夕焼け(゜-゜)
あんなに綺麗だったんですね
ガスがきれたとは〜〜!!
私、もう寝てました(T_T)
日没もご来光も寝てて見逃すとは。。どれだけ寝れば気が済むんだ自分!て感じです笑
不帰キレットを越えて、唐松岳まで!長旅お疲れ様でした(@^^)/~~~
tamagooさん、コメントをありがとうございます。
猿倉を10分遅れくらいで歩きはじめたのですが、どこまで行っても追いつかず、鑓温泉に行ったのかな?と思いました。(笑)
天気に恵まれた二日間で良かったですね。
白馬大池の写真を見たら、私も行きたくなりました。
レポを拝見したら、いろいろな山に行かれているのですね。
またヤマレコバッジを付けたザックを見かけたら、声かけて下さい。
お疲れ様でした。
最高のお天気と青空で良かったですネ
白馬岳から不帰ノ嶮経由で唐松岳、お疲れ様でした。
不帰ノ嶮のスリル、また思い出してしまいました〜
自分は、唐松岳から歩いて空中はしごから、“屏風のような岸壁”を
下る、あの辺りで一番冷や汗かきました
trekker_ さんは、軽やかに不帰ノ嶮を越されましたね!
それにしても、険しい岩場歩きの縦走中に、ずっと眺められる、
剱岳・立山の雄姿、本当に素晴らしいですよね
slowlifeさん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。
slowlifeさんのような大縦走ではないので、余裕があったのだと思います。
不帰ノ嶮は、唐松側から下るほうが大変そうですね。
登りで使うと、気が付けばピーク・・といった感じでした。
仰る通り、険しい岩場歩きの間、ずっと剱・立山を眺めながら・・というのは
素晴らしいですよね。
思い出すだけでも、にやにやしてしまいます。
いい思い出になりました。
この夏、白馬岳に行こうと思いまして、今更ですが、レコを見させていただきました。
写真が本当にキレイ!ああ〜。
私には不帰ノ嶮は無理なので、栂池方面に下るコースを考えていますが、本当に楽しみになってきました!ありがとうございました。
tottokoto さん、コメントを頂きありがとうございます。
白馬岳、いい山ですよ。
栂池から往復したこともありますが、そちらのルートも素敵です。
今月最後の週にも行きたいな、と思っているところです。
お花畑を見たいんですよ。
素敵な山行になりますように。
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