塔ノ岳から蛭ヶ岳南稜を使って小周回(稜線での紅葉始まる)。
- GPS
- 14:16
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,509m
- 下り
- 2,501m
コースタイム
11:14大倉→12:43堀山の家13:06→14:20塔ノ岳(泊)
二日目、
5:52塔ノ岳→6:56尊仏の土平→7:22オカラ沢出会(河原歩き)→7:50熊木沢出会8:10→9:27南稜取付→11:39蛭ヶ岳12:00→14:12塔ノ岳14:41→16:50大倉。
天候 | 一日目、 雨、霧雨。 二日目、 霧雨→曇り、時々晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
以下の三カ所に絞って。 <オカラ沢出会から熊木沢出会>河原歩きですが、こちらの方が安全。 この間の本来のルートは、崩壊林道なのですが、2か所が完全崩壊、現在進行形です。特に写真、その(4)の個所は深刻で、落ちたら怪我では済まない&いつ落石があるかわからない。 春先に続いて今回二度目ですが、安全策で河原歩きとしました。 オカラ沢出会。鍋割北尾根、オカラ沢を下降すると、ここに出ます。写真、その(1)。 その少し、手前から沢に降ります。写真、その(2)。赤テープ設置してあります。 オカラ沢は水量少ない。写真、その(3)。 しかしながら、本流の箒杉沢と合流しますと、靴を脱がないとちょっと無理です。写真(5)。 今回、私たちはウオーターシューズを持参しましたので、熊木沢出会の通称「 落っこち橋」をくぐりました。写真、その(6)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <熊木沢出会から蛭ヶ岳南稜取付>現在、茶線ルート(廃道)です。 最初の堰堤は、左岸(登り方向からは右側)に崩壊林道があります(ピンクテープ&新しい赤杭あり)。写真、蛭ヶ岳南稜取付まで(1)、その(2)。 二つ目の堰堤も左岸から、問題なく登れます。写真、その(3)。 その後は、右岸(登り方向からは左側)に移動します。渡渉がありますが、水量は少ないので問題なし。コンクリート(アスファルトではない)崩壊林道が確認できますので、以後はその林道を。ただし完全に崩壊している所多数です。 一番危険なのは、写真、その(4)、その(5)の個所。下部の地盤は、すでに崩れ落ちてありません。 初見では気が付きにくいので、本当に危険。 私たちは、小さく高巻きしました、写真、その(4)のすぐ山側の小さな沢のコンクリート堰堤をよじ登ると簡単に高巻き出来ます。 写真、その(6)。真っ直ぐ行ってしまうと東沢に。南南東稜(完全なバリルート)方向になると思います。 しかし、林道方向には、「通せんぼ」の大きな倒木。写真、その(7)。 ここを、乗り越えてください。林道は、土石に埋まってますが、突き抜けると、目印の看板、赤いワンボックスの軽自動車の廃車があります。 ここの向うが、蛭ヶ岳南稜の取り付きです。写真、その(8) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <取付から本尾根に乗るまで>現在、茶線ルートです。 取り付きの堰堤、写真、(取付から尾根に乗るまで(1))から、薄い踏み跡をたどり、写真、その(2)、小さな尾根を乗り越えると、左右に小尾根が見渡せる窪地に出ます。写真、その(3)で奥があたりを見渡しているところです。 ここは、落ち葉が堆積したゆるい土壌で、雨でも降れば踏み跡は、消えてしまいます。ここで、登りに向かって左の尾根方向に、写真その(4)です。 途中に赤布を付けましたが、何時まで残ってるか??? ここを、本尾根に乗るまで四つん這いで登ります(ピッケル有効)。写真、その(5)。 本尾根に乗れば、基本尾根通し。 鹿の踏み跡が、トラバース気味に何本か遭遇しますが、尾根通し。 追加、最後の頂上直下のイバラの群落は、左から巻くのがいいと思います。 注意) 蛭ヶ岳南稜ルートは、私の持っている2009年版の昭文社地図では、破線ルートでしたが、2012年版(アイフォン版)では、廃道になり、茶線ルートになっています。 迂闊な、入山は危険かと思料します。 |
写真
感想
むかし、昔。
今から20数年以上前のおはなしでしょうか。
蛭ヶ岳山荘(建て替える前)は、塔ノ岳の山荘が運営を委託されていた時期があったそうです。
現、塔ノ岳の山荘のおやじは、若いころ熊木沢出合から、蛭ヶ岳南稜でボッカしてた、らしい。
それを聞いて、3年前に初めて登りました。
まぁ、行った人なら、このルートでボッカ?
呆れますよね、秦野側からの最短ルート、、、、(車で熊木沢出合までは入れたとはいえ)。
今回、行こうと思ったのは、「丹沢24時間」。
もちろん、私たちは二日間での参加ですが、奥は行ってないし、少しでもチャレンジ精神で、参加しなきゃ。
でも、たどり着けなきゃ困るので、奥を連れてゆきました。
大丈夫、みたい。
稜線に上がると、天気も良くなってきて、紅葉も進んでるな、思ったよりも。
注)3年ぶりなので、取付までは、直近、南南東稜に行かれた、isさんgoeちゃんのレコを参考にしました。
ありがとうございました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=351171
予想どおり、お二人が突破できた個所は、回避しましたぁ。
【6週間ぶりの山行、さすがにハードだった】
なんだかんだ言って、9月はお山を歩きませんでした。
週末のお天気が悪かったりといった外的な要因もありますが、ヘルニアンになって一年。
座骨神経痛の症状はだいぶ改善されたものの、夏の疲れもあったのかここ1ヶ月ほどは足踏み状態。
本音を言えば、6週間も間が空いているので、もうちょっとユルいルートで、、、だったのですが、今月末の「第四回丹沢24」のためには蛭が岳南陵の下見は必須。
しかし、やる気満々には程遠く、かなーり消極的な気持ちでの出発となりました。
当初は1日目に蛭が岳南陵を歩く予定でしたが、土曜の天気予報が終日弱雨となったため、まず大倉尾根で塔まで上がって、2日目に周回することになりました。
10月に入って、そろそろ丹沢に人が戻ってくる時期なわけですが、さすがの大倉尾根も雨では静寂に包まれ、時折強い東風が吹き、強弱を繰り返す雨音の中、やっぱり久しぶりだとキツイなーなどと独り言ちつつ、淡々と登るほかはありませんでした。
翌朝、霧雨が降ったり止んだりを繰り返す中、やはり低いモチベーションのまま出発。
やる気満々の夫との温度差はかなりなものだったわけですが、歩いて行くうちに何となくお互いに歩み寄るというか、着地点が見つかるというのが、やはり夫婦だからでしょうか。
蛭が岳南陵は、尾根に上がってしまえば、一見頼り甲斐のある鹿の踏み跡に引き込まれさえしなければ、体力勝負の急登ですが、それまでは、ほぼ四つん這いでなかなかスリリング。
きちんと足場を決め、迂闊に手がかりを掴まないように慎重に見極め、、、。
前日の雨のせいで滑りやすく、緊張感が続き、やっと尾根に上がって足だけで立てた時はホッとしました。
蛭が岳山頂が近づいてくると、足元は固くなり安定感が増しますが、イバラが行く手を阻むようになります。最後のイバラの群落では、夫は左に巻いたようですが、私は迷わず突っ込みました。(足元が一番安定していたので)
チクチク痛いので、半袖、半ズボン不可。
蛭からは一般道なので、雲が流れ、シロヤシオの紅葉が始まった美しい稜線の散歩を楽しみました。
調子が悪いながらも無事予定のルートを歩き通せたのはよかったですし、今回の山行で「丹沢24」の下見も叶い、
任務完了です。
余談:小屋では当日の天候もあり、皆で昼下がりのヒル談義で盛り上がりました。
自他問わずの被害状況やら、ヒルを寄せ付けない対策方法(もはや都市伝説?)やら、、、。
私に限っては、ヒル無被害記録更新中。理由は不明。
お二人様
相変わらずハードコースお疲れ様でした
センブリ・リンドウ
逢いに行かなきゃですね。
南陵ボッカ
昔々仲間も違法バイトしてました。
ほんと呆れますね
尾瀬のバイトさん
訪問されたそうな、大変喜んでいました。
今回偶然、尾瀬の帰りに一緒になり
車に乗せて帰りました
kazikaさんや、皆さんのご指導もあり、最近は漸く花にも目が行くようになりました。
エッヘン。
次は、お魚でしょうか?
あそこをボッカ、ボックは知らない何があっても、、ですよね(笑)。
尾瀬のバイトさん、尾瀬でひと夏過ごして、元気になったかしら?
あっ、でもひと夏行きたい山に行けずストレスたまったかなぁ〜。
そろそろ、丹沢あたり徘徊するんでしょうけどね。
こんばんは。
以前、kazikaさんから「季節の変わり目は注意」と、アドバイスを頂いてましたが、ホント、その通りでした、、、。
何か方策を考えねばなりません
しかし、南陵でkazikaさんのお友達も、、、、って世の中狭いですね。
今の状況では、重荷を背負ってでは尾根まで上がれないかも。
斜面ごとズルズルズル、、、。
あ、丹沢のレコでkazikaさんからコメント頂けると、ちょっと緊張します。もちろん、嬉しくて、です。
ricalojpさん、こんにちは。ricalonさん、はじめまして!
我が隊のつたないレコを参考にして頂いて、とてもうれしいです
「蛭の南稜」、イイですよね!
ここは一気に急斜面を登るので「山を登ってる!」って感じるところがとても好きです。
「南南東稜」も標高が上がったあたりから一気に景色が良くなるので、是非チャレンジしてみてください
実は昨日、我が隊は寄から尊仏の土平→みやま新道→蛭ヶ岳(12:00前到着予定)→臼ヶ岳南尾根の予定でしたが、ちょっとしたトラブルでコシバ沢手前で、引き返してしまいました。
そのまま行ってたら蛭でお会いしてましたね。
お会いしたかったです
jpさん、lon様、今晩は。
天気が悪かったのにこのバリルートを登ったのですね。ご苦労様でした。ここ、結構取り付きまでが分かり難いですよね。自分は1回目は分からずに敗退。2度目にしてやっと登れました。
しかし久しぶりの登山でここはきついでしょう。lon様のお気持ちはごもっともです。ところでisさんgoeさんの事をこのレコで知って良かったです。
奥様のgoechanさんとの精力的なバリ山行、スゴイですね。
自他共に厳しいisさんからコメント頂きまして、恐縮です。
蛭でのニアミス、残念ですが、梅雨明け以降紅葉シーズンインまでの丹沢は、メインルートでも人は少ないですし、ましてやisさん好みのルートは言わずもがな。
いつかお会いできる日がくるかと思います。
今回のルートは、雪がたっぷりついたら再度這い上がってみたいですね、ふふふ。
南南東陵は、、、、もっと修行を積んでからでしょうか。
私たちはバリ志向ではないので、情報交換としてはisさんにはお役に立てないのが心苦しいですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
コメントありがとうございました。
こんばんは。
詳細なレコをありがとうございます。
渡渉があるんですね…夜だし、困ったなあ。
鹿の足跡もねえ…よくついて行っちゃうんですよね。
いや、でも助かりました。自分の下見があの有様でしたから。
このレコを印刷して本番に臨みます。
ricalojpさん、ricalonさん
ハードコースで小周回お疲れ様でした。
蛭直下のトゲトゲ地帯嫌ですね
稜線の紅葉も徐々にって感じですね
イワシャジン&リンドウの紫コンビを見に
私も今週は丹沢かな
こんばんは。
でも、ま、夫の鬼軍曹っぷりは想定内なので。
「丹沢は24」の計画書によると、夜間にこのルートを歩かれるようなんですが、個人的にはちょっと心配です。
渡渉もありますし、南陵の取り付きまでも写真の説明にもあるとおり、足元から落ちる可能性大の箇所もあるので。
夜間だと地形を視認できないこと、南陵の取り付きはトレランシューズのような柔かい靴だと足場を決めにくいです。
皆さん実力者なのは重々承知なのですが、、、。
可能であれば、明るい時間帯に通過して欲しいです。
lon様、24時間の計画書は南陵の事を言ってないです。でもBBCさんはナイトハイクで登る気かな?
ユーシンからなら色々なルートで蛭に行けるとは書きましたが。。。自分は大倉からのんびり行くつもりです。今の状況だとユーシンからなら、熊木沢出合から弁当沢ノ頭経由で蛭に行くのがナイトハイクでは順当かと。。。
ヘタレた心身に鞭打って。
こんばんは。
先週のBBCさんのレコ、限りなくレッドに近いイエローカードです。
北方稜線や北鎌尾根は入念に下調べするのに、丹沢は、、、なんて、選り好みはいけませんねぇ。
やはり男子たるもの、女子には博愛主義でないと。(意味不明)
予定通り夜間に行かれるならば、
1.せめて南陵の取り付きまでは明るい時間帯に下見する。
渡渉箇所や崩壊具合は刻刻と変わるかと思いますが、時間感覚や、体感は無駄にはならないと思います。
(このレコをプリントアウトしていっても、真っ暗だと無用の長物です)
2.Futaroさん他、同行できるのであれば、そのルートに便乗する。
グループ行動が安全を保証するものではないですが、人数分だけ光量がアップする、危険箇所で助け合える等のメリットはあると思います。
今冬、1年遅れですけど、一緒に南アに行くんですから
頼んます、、、。
トゲトゲ、イヤなんですけど、死ぬことはないので許容範囲です。
でも欲を言えば、山頂直下は、多少刈ってもらいたいかも、、、。 贅沢ですね、スミマセン、、、。
稜線の紅葉は本当にハシリでしたけど、不動の峰の先の笹のカヤトがまだ蒼さが残っていて、この微妙な端境期のカンジがよかったです。
http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-54477.html
CLがFutaroさんだったので、、、。
あ、この後のやり取りは計画書の方がいいですよね。
よろしくお願いします。
あの土日で怖いコースを回られたのですね。
塔から丹に行く間に見下ろすと見える箒杉沢の石がゴロゴロ地帯を歩かれたってことでしょうか?
拙者は、見下ろすものとばかり思っていました
レコで今週末の我が隊と共通事項を見つけました。
奥方が空身だったということです
隊長
一日目の塔ノ岳までは、対抗して「開襟半袖シャツ&なま半パン」で頑張ってみました。
ほとんどの方は、カッパでしたけど(笑)。
少しだけ、箒杉沢、熊木沢は全部、、、。
奥ではない、妙齢の女性の荷物を持ちたいものですね。
半袖隊長、こんばんは。
お名前のyamabeeryu、どう読むのかずっとナゾだったのですが、、、、そういうことだったんですね。
ガッテン、ガッテン。
空身で、、、スミマセン。
でも、逆よりいいと思うのですが、、、。
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