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記録ID: 353872
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

紅葉見ごろの北岳に日帰りで挑戦(左俣から右俣へ周回)

2013年10月06日(日) [日帰り]
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GPS
07:49
距離
11.7km
登り
1,886m
下り
1,886m

コースタイム

広河原      6:17
大樺沢二俣    7:36(〜7:44)
八本歯のコル   9:00(〜9:10)
北岳       9:57(〜10:55)
小太郎尾根分岐  11:44  
大樺沢二俣    12:40(〜12:43)
広河原      14:06

(計6時間30分+休憩・撮影等1時間19分)
天候 快晴→晴れ(暖かい)
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
芦安駐車場から乗合タクシーを利用(5:10の始発)
広河原までの料金はバスと同じ片道1100円。
タクシーは9人乗りでした。バスより早く、かつ速く動けるので便利です。

コース状況/
危険箇所等
広河原〜二俣
バス停からわずか北沢峠方面に進んで左に見える吊り橋を渡ります。広河原山荘左手から登山道が延び、しばらくは日の差さない雑木の中の緩い登りです。
指導標が立つ所が白根御池と大樺沢との分岐ですが、ここで間違えて御池方面に進む方が多いようです。結局は二俣で合流しますが大樺沢へ行きたい方はしっかりした道ではないように見える左のほうへ。僅かに進むとしっかりした道が現れます。
この道は始め沢沿いで、橋で沢を渡ると樹林帯の中の登りになります。ここは地味にキツい。
再び橋で左岸に移り、樹林帯を登ると前方が開け、石の転がる河原に降ります。
正面に架設トイレが建っているのが見え、二俣に着きます。

二俣〜八本歯のコル〜北岳(左俣コース)
二俣からは左俣左岸の草地をひたすら登って行きます。この辺りは紅葉黄葉の見頃でした。
石がガラガラした所からはペンキを追って草地を離れ、上部二俣という地点を通過。少し先から丸太のハシゴが連続して現れる急な登りになります。登りきると最低鞍部からわずか上にある八本歯のコル。
コルから丸太のハシゴを越えると八本歯ノ頭の右に富士山が登場し、岩が転がる斜面を登りトラバース道と合流します。山頂へはまっすぐの急登ですが丸太で段が作られているので登りやすかったです。
稜線に出て岩礫の斜面を登り、最後にひと登りすると北岳の山頂に到着。

北岳〜肩の小屋〜二俣(右俣コース)
山頂から北岳北峰の岩峰をまいて下り、肩の小屋を見下ろしながらやや急な尾根を下ってやがて小屋を通過します。小太郎尾根分岐までの道は基本的に緩やかで歩きやすい道です。一部岩っぽい所もありますが全く問題ありません。
小太郎尾根分岐からは右に折れてナナカマドの多い道を下ります。少しで左に草すべりへの道を分け、右俣コースは右のダケカンバ林内を進みます。木が低い所も多くときどき見晴しは利きました。
落ち葉の積もり始めた道をひたすら下って行くと草地になり、トイレが見えてくれば間もなく二俣に着きます。
広河原からスタート
広河原からスタート
朝日を受ける北岳
紅葉に青空。ますます格好いい、、、
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朝日を受ける北岳
紅葉に青空。ますます格好いい、、、
広河原山荘のわきから登山道が始まります
広河原山荘のわきから登山道が始まります
白根御池分岐
大樺沢へは左の方の道へ
白根御池分岐
大樺沢へは左の方の道へ
大樺沢沿いの道
昨日の雨のせいか流れの勢いが強いです。
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大樺沢沿いの道
昨日の雨のせいか流れの勢いが強いです。
二俣に着きました
二俣に着きました
朝ごはんタイム
ここまで何も食わずだったので胃がまだ寝起き、無理やり詰め込みます。ご飯はすごいなあ、すぐにパワーが湧いてきました。
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朝ごはんタイム
ここまで何も食わずだったので胃がまだ寝起き、無理やり詰め込みます。ご飯はすごいなあ、すぐにパワーが湧いてきました。
二俣の周辺はただいま紅葉真っ盛り。そこらじゅう絵になる風景だらけです。
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二俣の周辺はただいま紅葉真っ盛り。そこらじゅう絵になる風景だらけです。
秋晴れの空に映えるなあ〜
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秋晴れの空に映えるなあ〜
草紅葉と北岳バットレス
もう最高(´−`)
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草紅葉と北岳バットレス
もう最高(´−`)
大樺沢の紅葉と高嶺
この眺め、好きです!
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大樺沢の紅葉と高嶺
この眺め、好きです!
ほんと素晴らしいの一言ですよ〜
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ほんと素晴らしいの一言ですよ〜
歩きにくい丸太ハシゴは空に向かって一直線
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歩きにくい丸太ハシゴは空に向かって一直線
北岳バットレス
物凄い迫力だ〜
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北岳バットレス
物凄い迫力だ〜
八本歯のコルに到着
雲海が見えていました
八本歯のコルに到着
雲海が見えていました
間ノ岳も秋の色に
どっしり堂々としたお姿
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間ノ岳も秋の色に
どっしり堂々としたお姿
日本一のご登場〜
何度見てもいいな〜
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日本一のご登場〜
何度見てもいいな〜
主稜線に飛び出す
登山道整備中のようす。後ろに見えるのは中ア。
ここから山頂へはあと僅か
主稜線に飛び出す
登山道整備中のようす。後ろに見えるのは中ア。
ここから山頂へはあと僅か
自分の影を撮ってみる
左足がやけに太い!?そんなことより仙丈ヶ岳を見て下さいませ。
因みにカメラは2台体勢。
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自分の影を撮ってみる
左足がやけに太い!?そんなことより仙丈ヶ岳を見て下さいませ。
因みにカメラは2台体勢。
チシマギキョウ
もう10月だというのに3000mの稜線で1輪だけ咲く姿、健気。
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チシマギキョウ
もう10月だというのに3000mの稜線で1輪だけ咲く姿、健気。
北岳山頂、到着!!
こんないいお天気の中、山頂に立ててしあわせ。
きただけの甲斐がありましたw
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北岳山頂、到着!!
こんないいお天気の中、山頂に立ててしあわせ。
きただけの甲斐がありましたw
この岩の上こそが、日本で2番目に高い山で最も高い3193m地点。山頂南側にあります。
この岩の上こそが、日本で2番目に高い山で最も高い3193m地点。山頂南側にあります。
端正な富士山のお出迎え
今立つここを見下ろせる場所は日本でただひとつあそこだけ。
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端正な富士山のお出迎え
今立つここを見下ろせる場所は日本でただひとつあそこだけ。
言わずと知れた甲斐駒ケ岳
やっぱりどこから見ても三角形。
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言わずと知れた甲斐駒ケ岳
やっぱりどこから見ても三角形。
南アのど真ん中、塩見岳
後ろのポコポコがやけに目に付くが、あれは一体?
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南アのど真ん中、塩見岳
後ろのポコポコがやけに目に付くが、あれは一体?
地蔵岳オベリスク
向こうは一面の雲海。
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地蔵岳オベリスク
向こうは一面の雲海。
北岳肩の小屋
小太郎尾根からの仙丈ヶ岳
中腹に黄色いハラマキ巻いてます。
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小太郎尾根からの仙丈ヶ岳
中腹に黄色いハラマキ巻いてます。
真っ赤なナナカマド
君は今、輝いているよ!!
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真っ赤なナナカマド
君は今、輝いているよ!!
ナナカマドとその向こうに地蔵岳オベリスク
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ナナカマドとその向こうに地蔵岳オベリスク
右俣コースはこんな感じ
上部はナナカマドが多いので紅葉、下の方はダケカンバが多いので黄葉が楽しめます!と言いたい所ですが後者は落ち葉になり始めていました。
右俣コースはこんな感じ
上部はナナカマドが多いので紅葉、下の方はダケカンバが多いので黄葉が楽しめます!と言いたい所ですが後者は落ち葉になり始めていました。
広河原に無事帰ってきました
写真の乗合タクシーで芦安へ向かいます
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広河原に無事帰ってきました
写真の乗合タクシーで芦安へ向かいます

感想

先程まで降っていた雨もいつの間にか上がり、空にはオリオン座が輝いていた。
午前4時40分、芦安駐車場到着。既に多くの車が止まっている。
「5時1分発だから」と急いで準備を澄ませ、始発の乗合タクシーに乗ることが出来た。
聞いた時刻より少し遅く、5時10分に車は動き出す。5時半に夜叉神のゲートが開き、トンネルを抜けると白根三山が朝の光に輝いていた。

と、いうわけで今日は今年初の南ア、北岳に行ってきました。
終バス時刻までというリミットに不安を感じつつのスタートとなります。マイカー規制が敷かれた現在の北岳日帰りではこれはどうしても仕方の無いこと。吊り橋から目指す山頂を眺めて歩き始めました。

樹林帯のややきつい登りを過ぎると正面に巨大な北岳が現れ、紅葉が盛りの二俣で朝ごはんにします。
二俣からさらに登って行くと池山吊尾根から朝日が昇り、今まで日陰になっていた草紅葉の斜面が一気に輝きました。あっという間に全体に日がまわり、紅葉と黄葉の眩しい登り。疲れを知りません。
上部二俣から傾斜がきつくなり、登りにくい丸太ハシゴを越えていくと八本歯のコルに着きました。ここまで3時間弱、良いペースです。

主稜線の吊尾根分岐へは斜面をジグザグに登っていきます。途中一組の夫婦とすれ違い「早いね〜」と言われました。そうですか?(^_^)
分岐からは楽しく短い稜線歩きです。仙丈ヶ岳を眺めながら人の少ない尾根を進み、気づくと北岳山頂に飛び出しました。

山頂には10人程の先客が。広い山頂でもあり、赤岳のような窮屈な感じははまったくありません。
昼食をとりつつ周りの景色眺めて1時間くらいのんびりしました。

名残惜しいけどそろそろ下山の時間、お地蔵様に手を合わせて下り始めます。肩の小屋を過ぎるとガスが上がってきました。
今を盛りとするナナカマドの紅葉、ダケカンバの黄葉を楽しみながら右俣コースを下って行きます。ほんとうに小太郎尾根分岐付近の紅葉は素晴らしいものでした。

、、、そして、ここから二俣まで一人の男性にストーカーされるのです、、、。
登山道の真ん中で休んでいた男性は私が通り過ぎるとともに歩き始め、草すべり分岐で止まってみるとその男性も後ろでストップ。何となく予想はついていましたが、私が右俣コースに入ると男性もこちらへ動きだします。
何か気が散るな、、、
バットレスがよく見える所でデジイチを構えて撮影を始めると、やっぱり男性もすぐ後ろで停止。先行かないのかな〜?としばらく撮っていましたが、その間男性も写真を撮ったりでまるで私を待っているようでした。
私が歩き始めると、もちろん男性もスタート。一緒に行きたいんならひとこと言ってよ〜(-_-)

二俣に着き休憩をすると男性も休憩。いったん進んですぐまたザックを降ろすと男性はやっと抜いていきました。ここまで道に不安があったのかな?まあいいや。再び歩き出します。

しばらく行くと朝に八本歯のコルの上で会った夫婦の方に再会。広河原までご一緒させていただきました。
広河原に着くとバスには間に合いませんでしたが、乗合タクシーがちょうど出る所で助かった〜。

車に揺られて15時には芦安駐車場に到着。今日も無事終了です。
今回は今回は天気のおかげもあって北岳を日帰り出来ましたが、やっぱり時間があれば泊まった方がゆっくり出来ていいと思います。
ただ、日帰りだと少し自信はつくかと。(^_^;)



<今日踏んだ主なピーク>
北岳(2)

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